【※R-18】イケメンとエッチなことしたいだけ

aika

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咬み傷

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「真美様、最近あまりよく眠れていないようですね。」

ハクトが、私の脈を診ながら言う。

昼間からベッドの上でゴロゴロしている私を心配して、彼が訪ねてきてくれた。


「うん。最近夢ばかり見て、熟睡出来ないの。」

どうしてか、私は最近毎晩のように見る夢の内容を、皆に話すことが出来なかった。
宵闇の者たちと私が接触しているなんてことが知れたら、みんながどんな反応をするか大体察しがついていたから。


みんなを裏切るようなことはもちろんしたくないけれど、私は闇の宮殿で暮らす彼らのことが気になって仕方なかった。
夢の中での出来事は、私の頭の中でのみ起きていることだ。

夢の先にある、闇の世界との繋がり。
あの夢には、ザインが使ったようなまじないの不思議な力が働いているのだろうか?

ハーシムと名乗った、あの男。
紫色の瞳が、私を犯すように見つめていた。
彼の目を思い出すと、ゾクリと身体が震えるような快感が走る。

狂おしいほどの快楽。
私は彼に、懇願したのだ。

蛇に噛まれる痛みと、毒が体内を巡る苦しさ。
その後に与えられる、気が触れるほどの快楽に、私は魅入られていた。



「今夜、一緒に寝てくれる?」

お香の甘い香りが漂う、ハクトの胸元へ顔を埋める。
彼は驚いたように、一瞬目を大きく見開いた。


「もちろんです。」

昼間から、いやらしい気持ちになる。
私の心は、激しく乱されていた。


ハクトに・・・?
それとも・・・あのハーシムという男に、だろうか・・??


私を散々痛ぶった後に、優しく髪を撫でたあの男。
私に命を捧げると、そう告げた彼の深い瞳の色。

私は悪いまじないにかかっているのかも知れない。


正体の知れない、ザインやハーシム。
彼らのことが、気になって頭から片時も離れなかった。

ここにいるみんなと同じ。
彼らは、私を深く愛している。

(ザイン・・ハーシム・・・・忘れられるわけないよ・・・・また会いたい・・・・)


ハクトに口付けながら、ふとそんなことを考えていた。



♢♢♢


陽が落ちると、風が肌に冷たくあたる。
最近は急激に肌寒くなって、一人で眠る夜が耐え難いほどだった。


「ハクト・・早く、抱いて・・・。」

早急な私の求愛に、彼は一瞬戸惑ったような表情を見せる。


(知的な男の戸惑う表情・・・たまらなくそそるわ・・・)

彼をもっと困らせたい。
そんなことを考えている私は、やはり正気じゃないのかもしれなかった。



『お前の全てが、欲しい・・・』

ザインの声が、聞こえた気がする。
彼と言い、ハーシムと言い、印象的な彼らの瞳の色は、まぶたの裏側に残像のように焼き付いて離れない。


「めちゃくちゃにして欲しいの・・・・」

ただ優しく愛されるだけでは、足りない。
激しくみだらに、時にはひどく痛めつけるようにして、私の身体に刻みつけて欲しかった。


「仰せのままに。」

彼は、いつだって私に従順だ。



はずかしめるように、両脚を開かせる。
彼は、太ももの内側を優しく愛撫するように口付けた。

大きく開かれた私の太ももを見て、ハクトは息を飲む。


「この傷は・・・・」

ハクトは、指先で太ももの付け根を撫でた。


「あぁ・・・ッ・・・」

触れられただけで、気が狂いそうだった。

ゾクゾクと背筋を通り抜ける、病的なまでの欲求。



ぼんやりとした視界で自分の太ももを見る。


そこにはくっきりと、蛇に噛まれた傷跡が刻み込まれていた。




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