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転生編-2

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神様は目を泳がせながら説明をしている

ちょっとかわいい
そのまま押し倒したい

神様が言うに、なにやら私の事故は想定外だったらしく
本来ならばまだ生きているはずだったらしい

で、もしよければ違う世界とかいってみない??みたいな話になっている

まさにこういうものなのか
本当にあるんだな・・違う世界とか。そっちにびっくりだわ

「ちなみに・・元の世界に行くことは・・」

だめだろうとわかってはいたけども、一応聞いてみた

「あ!はい!それでもいいですよ!!」

神様は目をキラキラさせている

え・・・いいの・・??

ここはそれはダメなんです・・っていうところじゃないの??
そういうのはテンプレじゃないんですね・・

複雑な顔をしている私に神様なんか勘違いしたのかまたオロオロしている
カワイイなオイ

「いや、あの・・また同じ人間になるのは無理なんです。
なので、同じ世界に行くこともできますが、またどこかの家庭の人間として生まれることということしか約束できません・・・」

ああ~なるほど

私が自分の人生に悲観していると思っているのか
ためたお金はもったいなかったけど、別にそこまでしがみつきたい人生でもなかったしな

悲しむ両親がいないことがせめてもの救いかな
いても悲しまなそうな両親だったけども


新しい世界か~
ちょっとそういう人生もいいかな

獣人だけの世界とか??

魔法とかつかえたりするのかな??

そう思うとこれからが楽しみになるな

「ほかにどんな世界があるんですか??」

試しに聞いてみたら神様は意気揚々と説明してくれた

もうそれはそれは多岐にわたっていろいろな世界がある

戦争だらけのところもあれば、貧富の差も激しいところもあり
縄文時代のような生活をしている世界も

人口500人とかの新世界とか・・そういうのは勘弁だわw

「じゃぁ、神様が選んでください。私が幸せになれるところへお願いします。」

どこでもいい幸せになりたい
自分を認めてくれるような
好きでいてくれる人がいるような
充実した生活をしてみたい

ただそれだけ

神様はびっくりしていたけど、にっこり笑って言ってくれた

「もちろん。あなたに幸せを」


「え、ちょっと待って・・・神様!!なんか、特別なスキ・・・」

目の前が歪んでいった


まてまてまてまて!!
これからスキルやら容姿やらの設定とかじゃないの?!

かーみーさーまー・・・・・涙
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