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13.プレゼント
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「……楓、一緒に居れて嬉しいわ。」
やっと言葉にしたとき、彼の指先がそっと顎のラインを艶めかしくなぞった。
そのまま、ゆっくりと楓が顔を近づけてきて、私は目を瞑りゆったりとしたキスをした。
唇を重ね、なんども角度を変えて、離れては再び彼から惜しいと言う様に、再び唇を重ねた。
そのキスは優しくて、先程までの悲しみを塗り重ねて良い記憶に変えて行くみたいなキスだった。
彼は私に対して、元々パーソナルスペースという概念が薄い。
人より何倍も……
それが彼らしさだと分かっているけれど。
「……ちょっと、そろそろ離れてくれる?」
私は困って小声でそう言うと、楓は何故か楓が困ったように眉を下げた。
「えー、せっかくいい雰囲気なのに……」
「雰囲気とかじゃなくて……」
「小春から離れるの、嫌なんだけどな。」
そんな言い方をされると罪悪感がわく。
私の方が、なんかすごい悪い事をしている様で離れづらくなるじゃないの。
「もう……」
ため息をつきながらも、私は結局彼のペースに巻き込まれてしまう。
そんな事を言っていれば、押し倒されていたのに、気づけばいつのまにか彼によって抱っこされて彼の膝の上だ。
ため息をついた私は、お尻にあたる硬い感触にもぞりと動く。
楓が、満足げそうにふふっと笑うのを背後から聞こえた。
「そういえばさ……」
「ん?」
「プレゼントがあるんだ、小春の為にね。」
楓はソファーの足元に手を伸ばして、そこに置いてあった段ボール箱に手を伸ばして蓋を開けてゴソゴソと取り出した。
中から、丁寧にラッピングされた包みを取り出して、私の手に渡してくる。
「開けてみて。」
彼の膝の間に座ったまま、ランドセルぐらきの包みをそっと開いた。
しゅるしゅるとリボンの音がやけに大きく聞こえた。
息をすると彼の匂いがして、安堵した。
包みを開けると、中から出てきたのは白熊のぬいぐるみだった。
ふわふわの毛並み。
愛嬌のある顔。
スタンプやキーホルダーとして持ち歩いていたキャラクターと同じ、ローグ君だ。
でも、少し胸の奥が一瞬ぎゅっと痛む。
それに私は眉を顰めた。
あの時の、あの出来事がよぎって、指先が止まった。
「……これ、どうして今?」
「ローグ君、小春ずっと好きだっただろ?」
「うん。でも、もう……あれから色々あって……少し大きめの奴は少し苦手なの。」
「だからこそ、克服できるようにって思ったからだよ。」
私は思い出してしまい、振り切る様に彼に問いかける。
お腹に楓の手が回されて、ぎゅっと抱きしめられる。
彼がわかってて贈ってくれたのかと、悩ましげに私は天井を見上げた。
「"怖い記憶"よりも、俺との思い出で小春を上書きしようと思ったからさ。俺達の楽しい思い出で埋め尽くしたい。」
楓から微かに、嫉妬と独占欲を感じた。
「嫌な奴の記憶なんて、全部消しさりたい。」
「楓……ありがとう。」
「その代わり、思い出すのは俺だけを思い出して、俺だけを思って。」
楓は優しいのに、逃げ道を塞ぐような言葉を言われて、少しだけその強い独占欲にきゅんと胸が締めつけて良いなと思ってしまった。
でも同時に、ローグ君をまた好きになれるから少し苦手から変わって良かった。
「……断れない。」
「だろ?」
楓は楽しそうに笑いながら、私の髪を指ですくってくるくると巻つきて遊んでいた。
彼の思惑が透けて見える。
私の“怖い記憶”が他人から与えられた物。
そこに彼自身が私に刻みつけたい。
でもそれに気づいても、私は白熊のぬいぐるみを、愛おしく思った。
楓の声は優しくて、真っ直ぐすぎた。悪気なんて一つもなく、私の怖くて恐れていたトラウマまで消し去って、自分の色に変えてくれる。
それが、ほんの少しゾクっと怖くて、でも私を見ている事に心が温かくなる。
「……ほんとにこういうの、ずるい。」
「ずるいか?」
「わかってるくせに。」
私は少しだけ目を細めて、人形を眺めた。
「だったら……そんな俺を嫌いか?」
揶揄う様に、彼が私の耳元で甘く囁いた。
「……嫌いじゃないわ。」
ぬいぐるみを抱きしめる指先が、わずかにキュッと力を入れて震えた。
楓の優しさと執着。
ローグ君を前よりか、少し苦手になっていた私を見抜いている。
私を見て知っていると、言っている様だ。
全部がごちゃ混ぜになって、私の心は彼でいっぱいだ。
それさえも彼の狙い通りなのか、定かではないが嫌いではない。
寧ろ、好きだ。
顔が赤くなっているのは簡単に彼にバレているだろう。
「……どうして、顔を赤くしてんだ?」
「ばか……でもこれ高かったでしょ?」
「うーん、普通のぬいぐるみよりかかな。そこの箱に入っている物よりかは高くないな。」
「……比べる対象が違いすぎるの。」
赤くなった顔を冷ます様に別の考えで頭をいっぱいにする。
あのリビングの端っこにあるビロードの箱には彼が、ずっと前から"私に"贈る為に買っていたと言っていた。
アクセサリー達。
それを初めて、コレ使ってとまるでペットボトルを渡す様に簡単に言うのでなにかな?と思ってたが、開けたら驚いた。
指輪とかはサイズ合わないと思っていたが、人差し指にはめるとピッタリだったりして、驚いた。
どうしてサイズが合うのか。
その時は平均的なサイズだったこかな?とぼんやりと思っていた。
……私は楓をみくびっていた。
私が箱から取り出して、引き出しに下着をしまっていた。
その中で、長年の使用でワイヤーが変形して生地から出ていたり、フィット感がないなと思った古いブラを処分の為に寝室で切っていた。
そこに楓が何気なく現れて、昼メシを食べに行こうと誘ってくれた。
下着類だったので、少し見られたのが着古した物だったのが更に恥ずかしい。
その後、何気なく彼が私がよく好んでいるブランド店舗に入った。
その時、女性御用達の店舗だったので、え???と混乱していたが、彼がこれとこれ、小春に合うね、他にも欲しいのある?とよく好んでつけていた珍しいフロントフックのブラを手に取った。
中々、フロントフックのブラは店舗では手に入り難いが、このブランドだと売っている事が多くよく着けていた。
手に渡されたのが、ぴったしなサイズで……
ぐ、偶然かな?と私はまさか……とら思っていたが、ついでにショーツもサイズぴったしで顔に熱があがり、店舗に置いてあった鏡に映る私の顔は真っ赤だった。
切って処分していた時に、彼が近くにきていたのでサイズのタグを見られたのかな……と思いたい。
寝室には鍵はない。
元々、この彼が選んだ物件には"内鍵"がない物が多かった。
なぜかはわからない。
私が出かけてる間や、寝てる時はわからないが、彼が私の自室に来ている可能性はあるにはある……
でもなんのため?と思うので、ただの自意識過剰なだけと思いたい。
そうであってくれ……
そうじゃなかったら、私は彼と目が合わせられない。
……恥ずかし過ぎる。
「ローグ君、色々あったけど、これが手触り小春好きそうだったから、選んだ。」
「そうね、その通りよ。私この感触好き。」
このぬいぐるみは、USB充電式おしゃべりぬいぐるみだ。決められている単語を順次に繰り返し喋るタイプの様だ。
そこそこ大きいタイプで、最近ローグ君シリーズを追えてなかったなと今頃になって、ふと気がついた。
調べようともしたくなかったのかと、ほんのり苦手ぐらいだったが、思ったよりも重症だった。
ぬいぐるみを抱えながらおしゃべりローグ君を起動させようとして、お腹を触る。
聞こえてきた、『もう、ねんねぇ?』と懐かしい声に小さく息をのんだ。
懐かしいけど、頭の隅にコレのもう一回り小さいverのあのストーカーから贈られた物を思い出した。
「小春、思い出を作るのを楽しもうか。」
白熊のぬいぐるみの頭を指先でつつきながら楓は笑った。
「せっかくだし、もっと“良い記憶”を作ろう。前の嫌な思い出なんて、全部消えるぐらい、強烈なのが良い。」
また……
「ほんと?」
「あぁ、本気だよ。」
本当に反則だと思う。
彼といると心が温かくて、気楽だ。趣味も合うし、私の求めている他人に言いにくい事も。
でも、遠回しにこうして何かを仕掛けてくる。
「……そういう事、簡単に言わないで。」
ジト目で彼の方へ視線を向けて見上げると、彼は笑いながらも私の耳に囁いた。
絶対、ろくでもない事だと私は良く知っている。
やっと言葉にしたとき、彼の指先がそっと顎のラインを艶めかしくなぞった。
そのまま、ゆっくりと楓が顔を近づけてきて、私は目を瞑りゆったりとしたキスをした。
唇を重ね、なんども角度を変えて、離れては再び彼から惜しいと言う様に、再び唇を重ねた。
そのキスは優しくて、先程までの悲しみを塗り重ねて良い記憶に変えて行くみたいなキスだった。
彼は私に対して、元々パーソナルスペースという概念が薄い。
人より何倍も……
それが彼らしさだと分かっているけれど。
「……ちょっと、そろそろ離れてくれる?」
私は困って小声でそう言うと、楓は何故か楓が困ったように眉を下げた。
「えー、せっかくいい雰囲気なのに……」
「雰囲気とかじゃなくて……」
「小春から離れるの、嫌なんだけどな。」
そんな言い方をされると罪悪感がわく。
私の方が、なんかすごい悪い事をしている様で離れづらくなるじゃないの。
「もう……」
ため息をつきながらも、私は結局彼のペースに巻き込まれてしまう。
そんな事を言っていれば、押し倒されていたのに、気づけばいつのまにか彼によって抱っこされて彼の膝の上だ。
ため息をついた私は、お尻にあたる硬い感触にもぞりと動く。
楓が、満足げそうにふふっと笑うのを背後から聞こえた。
「そういえばさ……」
「ん?」
「プレゼントがあるんだ、小春の為にね。」
楓はソファーの足元に手を伸ばして、そこに置いてあった段ボール箱に手を伸ばして蓋を開けてゴソゴソと取り出した。
中から、丁寧にラッピングされた包みを取り出して、私の手に渡してくる。
「開けてみて。」
彼の膝の間に座ったまま、ランドセルぐらきの包みをそっと開いた。
しゅるしゅるとリボンの音がやけに大きく聞こえた。
息をすると彼の匂いがして、安堵した。
包みを開けると、中から出てきたのは白熊のぬいぐるみだった。
ふわふわの毛並み。
愛嬌のある顔。
スタンプやキーホルダーとして持ち歩いていたキャラクターと同じ、ローグ君だ。
でも、少し胸の奥が一瞬ぎゅっと痛む。
それに私は眉を顰めた。
あの時の、あの出来事がよぎって、指先が止まった。
「……これ、どうして今?」
「ローグ君、小春ずっと好きだっただろ?」
「うん。でも、もう……あれから色々あって……少し大きめの奴は少し苦手なの。」
「だからこそ、克服できるようにって思ったからだよ。」
私は思い出してしまい、振り切る様に彼に問いかける。
お腹に楓の手が回されて、ぎゅっと抱きしめられる。
彼がわかってて贈ってくれたのかと、悩ましげに私は天井を見上げた。
「"怖い記憶"よりも、俺との思い出で小春を上書きしようと思ったからさ。俺達の楽しい思い出で埋め尽くしたい。」
楓から微かに、嫉妬と独占欲を感じた。
「嫌な奴の記憶なんて、全部消しさりたい。」
「楓……ありがとう。」
「その代わり、思い出すのは俺だけを思い出して、俺だけを思って。」
楓は優しいのに、逃げ道を塞ぐような言葉を言われて、少しだけその強い独占欲にきゅんと胸が締めつけて良いなと思ってしまった。
でも同時に、ローグ君をまた好きになれるから少し苦手から変わって良かった。
「……断れない。」
「だろ?」
楓は楽しそうに笑いながら、私の髪を指ですくってくるくると巻つきて遊んでいた。
彼の思惑が透けて見える。
私の“怖い記憶”が他人から与えられた物。
そこに彼自身が私に刻みつけたい。
でもそれに気づいても、私は白熊のぬいぐるみを、愛おしく思った。
楓の声は優しくて、真っ直ぐすぎた。悪気なんて一つもなく、私の怖くて恐れていたトラウマまで消し去って、自分の色に変えてくれる。
それが、ほんの少しゾクっと怖くて、でも私を見ている事に心が温かくなる。
「……ほんとにこういうの、ずるい。」
「ずるいか?」
「わかってるくせに。」
私は少しだけ目を細めて、人形を眺めた。
「だったら……そんな俺を嫌いか?」
揶揄う様に、彼が私の耳元で甘く囁いた。
「……嫌いじゃないわ。」
ぬいぐるみを抱きしめる指先が、わずかにキュッと力を入れて震えた。
楓の優しさと執着。
ローグ君を前よりか、少し苦手になっていた私を見抜いている。
私を見て知っていると、言っている様だ。
全部がごちゃ混ぜになって、私の心は彼でいっぱいだ。
それさえも彼の狙い通りなのか、定かではないが嫌いではない。
寧ろ、好きだ。
顔が赤くなっているのは簡単に彼にバレているだろう。
「……どうして、顔を赤くしてんだ?」
「ばか……でもこれ高かったでしょ?」
「うーん、普通のぬいぐるみよりかかな。そこの箱に入っている物よりかは高くないな。」
「……比べる対象が違いすぎるの。」
赤くなった顔を冷ます様に別の考えで頭をいっぱいにする。
あのリビングの端っこにあるビロードの箱には彼が、ずっと前から"私に"贈る為に買っていたと言っていた。
アクセサリー達。
それを初めて、コレ使ってとまるでペットボトルを渡す様に簡単に言うのでなにかな?と思ってたが、開けたら驚いた。
指輪とかはサイズ合わないと思っていたが、人差し指にはめるとピッタリだったりして、驚いた。
どうしてサイズが合うのか。
その時は平均的なサイズだったこかな?とぼんやりと思っていた。
……私は楓をみくびっていた。
私が箱から取り出して、引き出しに下着をしまっていた。
その中で、長年の使用でワイヤーが変形して生地から出ていたり、フィット感がないなと思った古いブラを処分の為に寝室で切っていた。
そこに楓が何気なく現れて、昼メシを食べに行こうと誘ってくれた。
下着類だったので、少し見られたのが着古した物だったのが更に恥ずかしい。
その後、何気なく彼が私がよく好んでいるブランド店舗に入った。
その時、女性御用達の店舗だったので、え???と混乱していたが、彼がこれとこれ、小春に合うね、他にも欲しいのある?とよく好んでつけていた珍しいフロントフックのブラを手に取った。
中々、フロントフックのブラは店舗では手に入り難いが、このブランドだと売っている事が多くよく着けていた。
手に渡されたのが、ぴったしなサイズで……
ぐ、偶然かな?と私はまさか……とら思っていたが、ついでにショーツもサイズぴったしで顔に熱があがり、店舗に置いてあった鏡に映る私の顔は真っ赤だった。
切って処分していた時に、彼が近くにきていたのでサイズのタグを見られたのかな……と思いたい。
寝室には鍵はない。
元々、この彼が選んだ物件には"内鍵"がない物が多かった。
なぜかはわからない。
私が出かけてる間や、寝てる時はわからないが、彼が私の自室に来ている可能性はあるにはある……
でもなんのため?と思うので、ただの自意識過剰なだけと思いたい。
そうであってくれ……
そうじゃなかったら、私は彼と目が合わせられない。
……恥ずかし過ぎる。
「ローグ君、色々あったけど、これが手触り小春好きそうだったから、選んだ。」
「そうね、その通りよ。私この感触好き。」
このぬいぐるみは、USB充電式おしゃべりぬいぐるみだ。決められている単語を順次に繰り返し喋るタイプの様だ。
そこそこ大きいタイプで、最近ローグ君シリーズを追えてなかったなと今頃になって、ふと気がついた。
調べようともしたくなかったのかと、ほんのり苦手ぐらいだったが、思ったよりも重症だった。
ぬいぐるみを抱えながらおしゃべりローグ君を起動させようとして、お腹を触る。
聞こえてきた、『もう、ねんねぇ?』と懐かしい声に小さく息をのんだ。
懐かしいけど、頭の隅にコレのもう一回り小さいverのあのストーカーから贈られた物を思い出した。
「小春、思い出を作るのを楽しもうか。」
白熊のぬいぐるみの頭を指先でつつきながら楓は笑った。
「せっかくだし、もっと“良い記憶”を作ろう。前の嫌な思い出なんて、全部消えるぐらい、強烈なのが良い。」
また……
「ほんと?」
「あぁ、本気だよ。」
本当に反則だと思う。
彼といると心が温かくて、気楽だ。趣味も合うし、私の求めている他人に言いにくい事も。
でも、遠回しにこうして何かを仕掛けてくる。
「……そういう事、簡単に言わないで。」
ジト目で彼の方へ視線を向けて見上げると、彼は笑いながらも私の耳に囁いた。
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