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第4章 魔術学園奮闘編
第230話 トーマを観ろ。
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作業に熱中していたので時間を忘れていたが、訓練場を出たのが昼過ぎであった。
丁度良いのでステファノは食堂に立ち寄って昼食を取った。
残りの作業が気になって、つい食事を口に運ぶ手が早まる。最後の一口を飲み込んだ時、目の前の席にトーマが腰を下ろした。
「よう、元気かい?」
一瞬文句を言われるかと警戒したステファノだったが、トーマには屈託がなかった。
「可もなく不可もなし、かな。おかげさまで」
ステファノは当たり障りのない挨拶を返した。無茶なことを言われさえしなければ、トーマに対して含むところはない。自分にはない気さくな性格は、羨ましいとさえ思っていた。
「ふうん。結構だな。ところで、魔力操作の件なんだが……」
またその話かと、ステファノはうんざりしかけた。
「お前の言う通りだったぜ」
「えっ?」
トーマのセリフはステファノの意表を突いた。デマジオと喧嘩沙汰を起して試射場からは遠ざかっていたのではないのか?
「あれから毎日試射場に通ったんだ。そしたらどうだ? 3日めの昨日になってようやくわかったぜ」
「わかったって何のこと?」
トーマの声は弾んでいた。どうやらステファノに礼を言いたかったようだ。
「甘いんだよ。味がするんだよ! 口の中が甘くなるんだよ!」
「どういうことだい?」
「お前が言っただろう? 目で見ているんじゃないかもってな。他の感覚を試してみろって言っただろう?」
そんなことを言ったかもしれない。ドリーさんの例が頭にあったからだ。
「君の感覚って味覚だったのか?」
「そうなんだよ! 『整ってる奴』の時は口の中が甘く感じる。反対にダメなやつの時は苦くなるんだ」
トーマの話を聞いてみると、「整っている」と表現しているのはどうやらイドの状態らしい。イドに乱れがなく、きめ細かく、密度が濃い程、甘い味として感じるようだ。
「ステファノは特に甘い。お前が何か変わったことをやる時は、口の中がねっとりするほど甘いんだ」
「そんなことが起きているなら、今までも気づいたろうに」
もしステファノの身にそんなことが起こったなら、「味覚異常」を疑って青ざめたことであろう。「よくあることだから」と気にしなかったトーマの方が異常だと、ステファノは考えた。
「それが普通だと思ってたんだよ。別に害はないしな」
とにかく「気づいたこと」が重要だったと、トーマは言った。
「昨日からは、『口の中を甘くするように』瞑想している。変な話に聞こえるかもしれんが、そうすると本当に気が練れるんだ」
「別に変じゃないと思うよ。自分の感覚を利用して集中度を高めているんだろう?」
「そうなのか? とにかく今まで感じたことがない濃さで、自分の魔力を感じたんだ」
魔力操作初級の授業では、ちらりと閃くほどの魔力しか練れていなかった。「味覚」という感覚をフィードバックすることで、つかみどころのない「魔力」という現象に支配力を及ぼし始めたのだろう。
「良かったじゃないか。それなら魔術発動も近いだろう」
「そうなんだ! ドリーさんに頭を下げて相談したら、『見せてみろ』って言われた。で、魔力を練ったら、『撃ってみろ』って」
「できたのか?」
「できた!」
標的には届かなかったが、小さな火球が確かに飛んだ。
トーマにとって生まれて初めての魔術発動であった。
「そうか。それはおめでとう」
「お、おう! ありがとうよ。お前がヒントをくれたお陰だぜ」
改めてトーマの全身を眺める。目ではなく、イドの眼で観た。
(トーマのいう通りだ。3日前とは見違えるくらいイドの密度が濃くなっている)
「お前には感謝してる。俺にできることがあったら、何でも言ってくれ!」
トーマはそう言って満面の笑みを浮かべた。
魔術師への道は今始まったばかりだ。上手く行くとは限らない。それでも今この瞬間、トーマの感謝には嘘がないとステファノは感じた。
「だったら、サントス先輩に会ってくれないか」
「うん? あのもじゃもじゃ頭の人か? いいぞ。会ってどうする?」
「会うだけでいい。会ってくれれば何かが起こると思う」
「ふうん。面白そうだな。よし、今から行こう!」
2人は連れ立って学生寮に戻った。
◆◆◆
「先輩、ちょっといいですか?」
「うん? 誰?」
何かの作業中だったらしいサントスが、ドアを開けてくれた。ステファノはちょっと横にずれて、陰になっていたトーマをサントスに引き合わせた。
「すみません。トーマの奴を観てほしいんです」
「むう?」
言葉に力を籠めたステファノをいぶかるように、サントスは目を細めた。その目は探るように、トーマに注がれる。
「ちっす」
トーマはマイペースで会釈した。
「ふうん……。2人とも入れ」
サントスは体をずらして2人を部屋に招き入れた。
例によってサントスは椅子に腰かけ、ステファノたちはベッドに腰を下ろした。
「トーマを観ろ? 何があった?」
「魔力の練り方を訓練したそうです。例の試射場で」
ステファノがトーマに代わって説明した。
「あそこに顔を出した? 良い根性」
「仕方がなかったんだ。魔力操作初級に落第するようなら、俺はアカデミーにいられない。これだけは譲れないんだ」
トーマは必死になった理由を言い立てた。人の目など気にしていられない事情を。
サントスはその様子を前髪の隙間からじろりと見た。
「責めてない。むしろ感心した」
本当にやりたいことのために必死になる人間を、誰が笑えよう。
笑う奴がいるとしたら、そいつこそが愚か者だ。サントスはそう考えていた。
「観てやる。瞑想とやらをやってみろ」
――――――――――
ここまで読んでいただいてありがとうございます。
◆次回「第231話 知らん。お前の気持ちを聞いている。」
「これが見せたかったことか?」
サントスはトーマの方に目配せをして尋ねた。
「はい。先輩はトーマがバラ色に染まったら情革研に誘うと言っていましたよね?」
「その通り」
「どうですか? トーマは眼鏡にかないましたか?」
サントスはすぐには答えず、トーマに顎を突き出した。
「お前はどう? 俺たちと研究したいのか?」
「俺は、魔力操作を教えてくれたら研究を手伝うと、ステファノに約束したんで……」
「知らん。お前の気持ちを聞いている」
……
◆お楽しみに。
丁度良いのでステファノは食堂に立ち寄って昼食を取った。
残りの作業が気になって、つい食事を口に運ぶ手が早まる。最後の一口を飲み込んだ時、目の前の席にトーマが腰を下ろした。
「よう、元気かい?」
一瞬文句を言われるかと警戒したステファノだったが、トーマには屈託がなかった。
「可もなく不可もなし、かな。おかげさまで」
ステファノは当たり障りのない挨拶を返した。無茶なことを言われさえしなければ、トーマに対して含むところはない。自分にはない気さくな性格は、羨ましいとさえ思っていた。
「ふうん。結構だな。ところで、魔力操作の件なんだが……」
またその話かと、ステファノはうんざりしかけた。
「お前の言う通りだったぜ」
「えっ?」
トーマのセリフはステファノの意表を突いた。デマジオと喧嘩沙汰を起して試射場からは遠ざかっていたのではないのか?
「あれから毎日試射場に通ったんだ。そしたらどうだ? 3日めの昨日になってようやくわかったぜ」
「わかったって何のこと?」
トーマの声は弾んでいた。どうやらステファノに礼を言いたかったようだ。
「甘いんだよ。味がするんだよ! 口の中が甘くなるんだよ!」
「どういうことだい?」
「お前が言っただろう? 目で見ているんじゃないかもってな。他の感覚を試してみろって言っただろう?」
そんなことを言ったかもしれない。ドリーさんの例が頭にあったからだ。
「君の感覚って味覚だったのか?」
「そうなんだよ! 『整ってる奴』の時は口の中が甘く感じる。反対にダメなやつの時は苦くなるんだ」
トーマの話を聞いてみると、「整っている」と表現しているのはどうやらイドの状態らしい。イドに乱れがなく、きめ細かく、密度が濃い程、甘い味として感じるようだ。
「ステファノは特に甘い。お前が何か変わったことをやる時は、口の中がねっとりするほど甘いんだ」
「そんなことが起きているなら、今までも気づいたろうに」
もしステファノの身にそんなことが起こったなら、「味覚異常」を疑って青ざめたことであろう。「よくあることだから」と気にしなかったトーマの方が異常だと、ステファノは考えた。
「それが普通だと思ってたんだよ。別に害はないしな」
とにかく「気づいたこと」が重要だったと、トーマは言った。
「昨日からは、『口の中を甘くするように』瞑想している。変な話に聞こえるかもしれんが、そうすると本当に気が練れるんだ」
「別に変じゃないと思うよ。自分の感覚を利用して集中度を高めているんだろう?」
「そうなのか? とにかく今まで感じたことがない濃さで、自分の魔力を感じたんだ」
魔力操作初級の授業では、ちらりと閃くほどの魔力しか練れていなかった。「味覚」という感覚をフィードバックすることで、つかみどころのない「魔力」という現象に支配力を及ぼし始めたのだろう。
「良かったじゃないか。それなら魔術発動も近いだろう」
「そうなんだ! ドリーさんに頭を下げて相談したら、『見せてみろ』って言われた。で、魔力を練ったら、『撃ってみろ』って」
「できたのか?」
「できた!」
標的には届かなかったが、小さな火球が確かに飛んだ。
トーマにとって生まれて初めての魔術発動であった。
「そうか。それはおめでとう」
「お、おう! ありがとうよ。お前がヒントをくれたお陰だぜ」
改めてトーマの全身を眺める。目ではなく、イドの眼で観た。
(トーマのいう通りだ。3日前とは見違えるくらいイドの密度が濃くなっている)
「お前には感謝してる。俺にできることがあったら、何でも言ってくれ!」
トーマはそう言って満面の笑みを浮かべた。
魔術師への道は今始まったばかりだ。上手く行くとは限らない。それでも今この瞬間、トーマの感謝には嘘がないとステファノは感じた。
「だったら、サントス先輩に会ってくれないか」
「うん? あのもじゃもじゃ頭の人か? いいぞ。会ってどうする?」
「会うだけでいい。会ってくれれば何かが起こると思う」
「ふうん。面白そうだな。よし、今から行こう!」
2人は連れ立って学生寮に戻った。
◆◆◆
「先輩、ちょっといいですか?」
「うん? 誰?」
何かの作業中だったらしいサントスが、ドアを開けてくれた。ステファノはちょっと横にずれて、陰になっていたトーマをサントスに引き合わせた。
「すみません。トーマの奴を観てほしいんです」
「むう?」
言葉に力を籠めたステファノをいぶかるように、サントスは目を細めた。その目は探るように、トーマに注がれる。
「ちっす」
トーマはマイペースで会釈した。
「ふうん……。2人とも入れ」
サントスは体をずらして2人を部屋に招き入れた。
例によってサントスは椅子に腰かけ、ステファノたちはベッドに腰を下ろした。
「トーマを観ろ? 何があった?」
「魔力の練り方を訓練したそうです。例の試射場で」
ステファノがトーマに代わって説明した。
「あそこに顔を出した? 良い根性」
「仕方がなかったんだ。魔力操作初級に落第するようなら、俺はアカデミーにいられない。これだけは譲れないんだ」
トーマは必死になった理由を言い立てた。人の目など気にしていられない事情を。
サントスはその様子を前髪の隙間からじろりと見た。
「責めてない。むしろ感心した」
本当にやりたいことのために必死になる人間を、誰が笑えよう。
笑う奴がいるとしたら、そいつこそが愚か者だ。サントスはそう考えていた。
「観てやる。瞑想とやらをやってみろ」
――――――――――
ここまで読んでいただいてありがとうございます。
◆次回「第231話 知らん。お前の気持ちを聞いている。」
「これが見せたかったことか?」
サントスはトーマの方に目配せをして尋ねた。
「はい。先輩はトーマがバラ色に染まったら情革研に誘うと言っていましたよね?」
「その通り」
「どうですか? トーマは眼鏡にかないましたか?」
サントスはすぐには答えず、トーマに顎を突き出した。
「お前はどう? 俺たちと研究したいのか?」
「俺は、魔力操作を教えてくれたら研究を手伝うと、ステファノに約束したんで……」
「知らん。お前の気持ちを聞いている」
……
◆お楽しみに。
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