理想郷ゲーム

ヒロ

文字の大きさ
上 下
1 / 5

1話 星と戦車

しおりを挟む
世の中には、異世界と言う物がある。
それは、簡単に言えば、誰もが夢に見る理想郷。

誰もがこの理想郷に来たいと思っている。
だが、逆に理想郷にに参加した人達が全員が異能力を持った上で参加した場合は、それは果たして皆が望む理想郷となるのだろうか?

37564、天井にそう書かれていたかれた部屋に5人の男女が寝ていた。学生 医師 アイドル ヤンキ 警官
主人公は、この中の5人の中のだれかな?

「ここは、どこだ?」

「やぁ、起きたか?氷堂葵(ひょどうあおい)、早起きだね」

そこにいたのは、執事服を中年男性だった。
もちろん彼もゲームの司会者の仲間それ以上でもそれ以下でもない彼はただの人間の形をした者だった

氷堂葵(ひょうどうあおい)17歳 高校2年生、学生でありながら優等生であり運動能力も高く全てのスポーツをさせて右に出る者はいない。
父は弁護士 母は国際人道支援 氷堂葵を両親を尊敬している彼の性格は一言でまとめると 非常に正義感が強く。どこまでも完璧にこだわる。

「僕は誘拐されているのか?目的は何だ!四人も気絶しているのか?明らかに誘拐ですね?」

そう言いながら氷堂葵はベットから出て執事服の中年男性に近づいてきた。
その瞬間、もう一人誘拐されていた金髪の男が目を覚ました。
これで、二人目

「チッ!頭痛いなぁ、誰だお前ら?!」

今起きた男の名前は、鬼瓦連(おにがわられん)18歳 高校1年生 鬼瓦連を簡単に言えば、氷堂葵とは真逆 高校を留年し、喧嘩をすれば右に出る者はいない。
父親は不明 母親は寝たきり 弟は一人ずつ 妹も一人
性格は、マイペースであり、喧嘩っ早い

「お前らか、俺はこんな意味わかんねん真っ白な部屋に置い行ったやつは?」

「ハハハハハハハハハハハハハ!」

鬼瓦が起きた時に執事服の中年男性は笑い始めた。
初めに近づいていた氷堂も、あまりの恐怖から男性から距離を取った

「これは、申し訳ございませんでした。私の名前はⅣと言います。」

Ⅳは氷堂と鬼瓦に名を言った。
口につけていたヒゲを取り、今から行われることの説明を始めた。

「これから皆さまにやってもらうことは、たった一つのつまらないゲームをクリアしてもらいます。もしそのゲームで負けてしまった場合は、鬼瓦様と氷堂様ここで死んでもらいます。
もちろん未だに起きていない3人も死んでもらいます。」

氷堂は鬼瓦の方向を見ていた。
Ⅳは、ゲームの説明を始めた

「三日間この部屋から出ないこれがゲームです。私は一切、協力もしません私は司会者でもありあなたがたを監視するように言われているだけです。ここの会場の大きさは約150坪、大体小学校の体育館ぐらいの大きさです。冷蔵庫には10日ぶんの食料があります、もちろんトイレもあります、冷蔵庫があるのですからキッチンもあります。氷堂様、鬼瓦様この状況で三日間この部屋から出ないようにしてください。」

そう言ってⅣは自動販売機の明かりのところまで行きそこで姿が消えた

「おい、てめぇ、まさかあいつグルじゃねえよな」

鬼瓦は氷堂の制服の胸ぐらを掴んだ

「僕は氷堂葵(ひょうどうあおい)、僕もついさっき目を覚ましたばかりだから、ここがどこかもわからないけど、僕は鬼瓦さん」

「すまねぇ、よく見ればお前、同じ制服だな春橋(はるばし)か?」
「はい、鬼瓦さんも春橋(はるばし)ですよね?」
「そうだ」

二人はお互いに気絶させられる前の行動を話した

「僕はテスト勉強をやっていました。鬼瓦さんは?」
「鬼瓦でいいよ、俺はバイトして家に帰ったのがだいたい夜中の2時に帰って風呂入って寝たら気づいたらここにいた」
「僕もテスト勉強が終わって、起きたらここにいましたここにいました」

二人は、気絶している3人を起こそうとして近づいた

「ピピピピピピピ!!!!」

氷堂は鬼瓦の動きを止めた

「待ってください、鬼瓦さん!首元をよく見てください」
「なんだ?氷堂、首元おいおい、何だ?この機械?」

残りの気絶ている3人の首元にはドラマであるような爆弾の機械が3人の首元に設置されていた
時間は動いてはいないが、氷堂はこの爆弾の危険性を知っていた
氷堂は冷や汗を流しながら後ろへ少しずつ下がっていた。
それに気付いた鬼瓦は氷堂に爆弾のことを聞いた

「おい!まて氷堂、この爆弾は一体何なんだ?俺も見たことあるけど、ドラマやアニメでしか見たことがねぇ」
「これは、もし我々が変に動かして、これが起動した場合、今気絶している。彼ら彼女たちは僕たちと一緒に死にます。それにいつ起動するかもわからない。」

僕と鬼瓦さん首元には爆弾はないですが、これが起動して爆発したら最悪なことになります。
どうにかして今寝ている人達からこの爆弾さえ取れれば良い。
この爆弾を外にやるか、もしくは僕たちの被害にならない場所に置くかこの二つ
ですがⅣが言った、僕たちを殺す手段がまさか爆弾とは

「おい!氷堂!取り敢えず。三日間この部屋で俺らは生活しねぇといけねぇ。それで誘拐した犯人が、もしかしたら残り3人で爆弾を解除してくれるかもしれねぇ」
「はい、わかりました、、、、、」

これはゲーム、理不尽なゲーム誰もが世界を望む者が誰もその願いを叶えてくれない
亡くなったものは二度と蘇らない。
氷堂と鬼瓦たちはそこで二日間経った

「氷堂、明日で終わりたなぁ」
「はい、そうですね鬼瓦さん明日、Ⅳが来たら気絶している。3人の首元にある爆弾を解除してもらいましょう
もしこれがデスゲームなら、僕も君も気絶している3人も死にます。」
「さすがにそんなことはねぇだろ、考えすぎだ氷堂」

そして約束の3日後
氷堂と鬼瓦が起きたらⅣが部屋の真ん中に立っていた
Ⅳの衣装は、赤いマントを着ていた

「まずは鬼瓦様あなた様は合格点です。そして氷堂様あなた様も合格点です。残りの3人は落第点です。
落第点の人達は全員死んでもらいます」
「何を言っている?Ⅳ」

そう言って鬼瓦はⅣを殴った
鬼瓦、自身は初めから決めていた「こんなふざけたゲームをやったやつを必ず一発は殴ると」
氷堂もⅣが気絶しているみんなを殺すと聞いて鬼瓦と同じ思いとなった

「これはこれは、痛いですね鬼瓦さん」
「ざまあみやがれ」

だか、なんだコイツ、殴った感触が全然ねぇ
まるで空気を殴ってるような感覚だ

「私、少し強いですよ。」

Ⅳが、そう言った瞬間には鬼瓦の右腕は切られていた
鬼瓦には切られた感触がなかった

「鬼瓦、、、、、、鬼瓦さん!大丈夫ですか?!」
「あぁ、大丈夫だ腕切られてくるなら全然大丈夫へっちゃらだ」


Ⅳの両手にはトランプが握られていた
血がついたキングのカード

「私はフェアという言葉が好きです。なので私の能力の説明をいたします」

Ⅳは自分が持っていたトランプを鬼瓦と氷堂に見せつけながら能力の説明をした

「私の能力は、「触れた物の大きさを自由に決められる」けど自分よりを大きくすることは不可能です。私の身長は180CM、もちろん大きくなるだけで殺傷力とかはありません。じゃぁ何故、鬼瓦様の右腕を切れたかは別のお話です。」

Ⅳが自分の能力について説明している時には鬼瓦の右腕から
大量の血液が流れ落ちていた。
鬼瓦自身もここで自分が死ぬと理解していた。

「氷堂、俺が前に出てⅣの気をそらす。その瞬間にお前は隠し持っている包丁であいつを殺せ。どっちにしても俺は死ぬ」
「わかりました。」
「作戦会議は終わりましたか?鬼瓦様、氷堂様?では死んでいただきます」
「うおおおおおおお!!!!」

鬼瓦は叫びながらⅣに向かって行った

「ナイト、私を守りなさい」

Ⅳの目の前に馬に乗った槍を持った男が現れた
Ⅳの本当の能力は「トランプの絵を現実世界に出せる能力」

「おいおい、まじかよ、さっき言ったの能力と全く違うじゃねかよ、あれは嘘か
氷堂も驚いているな、まぁ無理もない」

包丁ごときであいつに勝てる気がしない
俺の右腕を切ったのも、あのデカい槍を持ったトランプのナイトかよ
このまま突進していったら多分、俺死んじまうなあの槍に刺されて
死にたくない「生きてんだよ!!」

鬼瓦の無くなった右腕が再生した右手には赤い剣が握られていた

「ウオオオォ!!!」

鬼瓦はⅣが出したトランプのナイトを切った

「キング、鬼瓦連を崩壊させろ!」

Ⅳはトランプのキングを右手に持ち
鬼瓦の体中をバラバラにした。

「鬼瓦さん!!!なんで僕たちを殺すんだ?Ⅳ?」
「それがルールですから、人間世界にはルールというものは必ずあります。鬼瓦様は、そのルールを無視し私を殺そうとした。人間世界では私がやった行為は正当防衛になるはずです。」
「こんなものが正当防衛ふざけている。」


Ⅳは、キングを氷堂に向けて「崩壊」と告げた

「この世界がもし誰かが決めたルールの世界ならば僕はそれを壊したい」

そう言って氷堂は亡くなった。

ヤンキー君 異世界への移動決定、決定理由 能力が決定
学生君 異世界への移動決定、決定理由 分析力
アイドル君 再度確認
医者君 再度確認
警官君 再度確認

合格人数2名
鬼瓦連(おにがわられん)
氷堂葵(ひょうどうあおい)

鬼瓦連の能力 ???
氷堂葵の能力 ???
鬼瓦連のステータス ???
氷堂葵のステータス ???

この2名を第1級 Bランクに任命
所持金0円
鬼瓦連 氷堂葵この二人の学年1年E組
移動場所 東京都西多摩郡
しおりを挟む

処理中です...