幽霊だけど付き合った

蒼冴久

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プロローグ

死にました…?

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朝起きたら鳥が鳴いて
めざまし時計が騒がしくなる
カーテンから射し込む光が眩しい
二度寝しようとすると
母が起こしに来る
そんな平凡な毎日が楽しかった
まさかこんな事になるなんて…
それは一瞬だった
そう、僕は学校に向かう途中で
車に轢かれて死んだらしい
事故だった
僕以外にも轢かれた奴はいたらしいが
僕は運が悪かったのか即死だったらしい
ぶつかった時は一瞬時が止まったかと思った、後から鈍く痛みが走った
気がついたら僕は立っていた
体が妙に軽い
本当に轢かれたのだろうか?
空が飛べそうな気分だった
はっ!と思い出したように学校へ向かう
遅刻だ!
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