シャドウ

饂飩(柚子風味)

文字の大きさ
1 / 1

エピローグ

しおりを挟む
「お兄さん、あーそぼ?」
少女は若い男に話しかける
「いいよ。何して遊ぶ?」
「そんなの…殺し合いに決まってるでしょ?」
そう言って少女は落ちている鉄パイプを拾った。
「お嬢ちゃん?君みたいな子と戦ったらおじさん殺しちゃうよ?」
男は少女を見下すような目で見ている。
「どちらかが死ぬから殺しあいでしょ?」
少女は男を不思議そうに見た。
「そうじゃなくて、おじさんが勝っちゃうよって事。」
「じゃぁ、ハンデつけてよ」
「いいよ。何がいい?」
少女は考えるふりをした。
(もう答えは決まっているんだけどな~時間稼ぎ面倒、早く殺したいんだけど)
そんなことを考えていると、仲間の気配がした。
(やっちゃっていいってことか)
「じゃぁおじさんは素手で戦って?」
少女はニコリと微笑みながら言った。
「ふむ。それ位ならいいか。さぁかかっておいで。レディファーストだ。」
「分かった。」
少女は最後に笑みを浮かべると走り出した。
「⁉」
その速度に男は反応出来なかった。
(やべ、うずうずしてて、速度ミスった笑)
そんなことを考えながらも速度を落とさず背後に回り込んで、首筋に鉄パイプ…いや、手を当てた。
「⁉何をした⁉」
「え?血液を動けなくなるまでもらっだけだよ?」
男は恐怖で顔を歪めた。
「て、鉄パイプは…」
少女の手には鉄パイプがなかった。
「幻覚だけど?あんな簡単な幻覚も見抜けないなんて、この組織まとめてる意味あんの?」
「…」
「警察呼んどいたから~あとは頑張って~」
「リン~?終わった~?」
物陰から五人がぞろぞろと出てきた。
「一部始終見てたくせに」
「えへへ~ばれちゃったか~」
「みんな、帰ろ」
「おけー」
男は呆然とたたずんでいた。
「なんやあいつら…」
しおりを挟む
感想 0

この作品の感想を投稿する

あなたにおすすめの小説

サレ妻の娘なので、母の敵にざまぁします

二階堂まりい
大衆娯楽
大衆娯楽部門最高記録1位! ※この物語はフィクションです 流行のサレ妻ものを眺めていて、私ならどうする? と思ったので、短編でしたためてみました。 当方未婚なので、妻目線ではなく娘目線で失礼します。

わたしの下着 母の私をBBA~と呼ぶことのある息子がまさか...

MisakiNonagase
青春
39才の母・真知子は息子が私の下着を持ち出していることに気づいた。 ネットで同様の事象がないか調べると、案外多いようだ。 さて、真知子は息子を問い詰める? それとも気づかないふりを続けてあげるか?

性別交換ノート

廣瀬純七
ファンタジー
性別を交換できるノートを手に入れた高校生の山本渚の物語

冤罪で辺境に幽閉された第4王子

satomi
ファンタジー
主人公・アンドリュート=ラルラは冤罪で辺境に幽閉されることになったわけだが…。 「辺境に幽閉とは、辺境で生きている人間を何だと思っているんだ!辺境は不要な人間を送る場所じゃない!」と、辺境伯は怒っているし当然のことだろう。元から辺境で暮している方々は決して不要な方ではないし、‘辺境に幽閉’というのはなんとも辺境に暮らしている方々にしてみれば、喧嘩売ってんの?となる。 辺境伯の娘さんと婚約という話だから辺境伯の主人公へのあたりも結構なものだけど、娘さんは美人だから万事OK。

とある令嬢の断罪劇

古堂 素央
ファンタジー
本当に裁かれるべきだったのは誰? 時を超え、役どころを変え、それぞれの因果は巡りゆく。 とある令嬢の断罪にまつわる、嘘と真実の物語。

愛された側妃と、愛されなかった正妃

編端みどり
恋愛
隣国から嫁いだ正妃は、夫に全く相手にされない。 夫が愛しているのは、美人で妖艶な側妃だけ。 連れて来た使用人はいつの間にか入れ替えられ、味方がいなくなり、全てを諦めていた正妃は、ある日側妃に子が産まれたと知った。自分の子として育てろと無茶振りをした国王と違い、産まれたばかりの赤ん坊は可愛らしかった。 正妃は、子育てを通じて強く逞しくなり、夫を切り捨てると決めた。 ※カクヨムさんにも掲載中 ※ 『※』があるところは、血の流れるシーンがあります ※センシティブな表現があります。血縁を重視している世界観のためです。このような考え方を肯定するものではありません。不快な表現があればご指摘下さい。

夫婦交換

山田森湖
恋愛
好奇心から始まった一週間の“夫婦交換”。そこで出会った新鮮なときめき

悪意のパーティー《完結》

アーエル
ファンタジー
私が目を覚ましたのは王城で行われたパーティーで毒を盛られてから1年になろうかという時期でした。 ある意味でダークな内容です ‪☆他社でも公開

処理中です...