最初から最強ぼっちの俺は英雄になります

総長ヒューガ

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メモワール

四百七十五話 囚われない過去

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レン&クオーナvsシステム・ゼロ

第2ラウンド開始

『███2名██████』

「もはや、何言ってるか分かんね。クオーナは何言ってるか分かるか?」

「あはっ、私も何言ってるか分からないよ。あはっ、ずっとノイズ入ってるから………分からないね」

喋っていると、ずっとノイズが入っていて分からなかった

誰も聞き取れないほどにノイズが入っているみたいだ、ノイズが入っている声はめっちゃ聞きずらくて、ずっと耳に響くくらいだ

ノイズの声は本当にやめて欲しいくらいだが、これは仕方ないんだろうか。あまり聞き取れなくてもいいだろう、いい内容では無い

だから聞かなくて良さそうだ、こういうのは無視をしといた方がいいだろう。聞いても、デカブツが何を喋っているかが分からないからだ

「カタルシス、コアみたいなのは無いのか?」

ーーんー、あ、ある!コアあるよ!でも結構奥にある!

「あはっ、取りずらい所にあるんだね。あはっ、これは面倒な事になったね」

ダイヤモンドシステム・ゼロの心臓の奥の方にコアがある

  これはかなり面倒なことになっていた、結構奥にあるとなると、壊すまでにかなり時間がかかるだろう。今でも結構な時間を掛けて戦ってはいるが、中々に強い相手ではあるから倒しずらかった。ダイヤモンド系は皮膚が硬いからか、中々刃が通らないようだ。だからなんも効いていない、傷すら付いていないから、逆に不安になる。コアは奥深い場所にあるしで本当に面倒な相手のようだ、ダイヤモンドでもあれだけ苦戦していたのに、ダイヤモンドで出来ているシステム・ゼロには敵わない
  どうやったら倒せるのかももちろん、分からない。ダイヤモンドであれだけ苦戦して来たというのに、いきなり攻略出来るわけが無い。いきなり攻略出来ないバトルはワクワクして来るはずなんだが、でも2度目となるとあんまりワクワクしなくなる。だがクオーナはワクワクしているようだ、流石はアンリデットと似ている所がある、だからワクワクが勝ってしまうのだろう。こんな時にワクワクするのはやめて欲しいものだ

「さぁて、どっからやるか…………どこにも攻撃が当たらない…………」

「あはっ、頑張って壊してみるとか?あはっ、それなら楽しそう!」

「楽しむな!?嫌だわぁ…………頑張って壊すとか嫌だわぁ…………」

ダイヤモンドを頑張って壊す方が面倒にはなる

だからあまりやりたくないやり方は避けたいのだが、クオーナが楽しそうとか言っている。これを楽しいと思ったことが無いだろう

というかこれを楽しいと思えるのはクオーナくらいだ、後、アンリデットもきっと楽しいと言っているはずだ、中々にイカれた2人だ

だがそんな気持ちを持っているからこそ、こちらもテンション上げだ

~回想~

「レン副ボス、今日も歩かないっすか?面白い魔法店見つけたんすよ」

「お、マジ?行こうかな、どこにある?」

「案内するっす!任せてくれっす、こっちっすよ、レン副ボス」

インタクトが言っていた、面白い魔法店へと向かっていた

  どんな面白い魔法が売っているのだろうか、本に載っている感じだから魔法の本がだらーーーっと並んでいる。魔法には興味があるから、一度でも魔法が載っている本に目を通したかった。そこには雷切の進化もあるかもしれない、だからそこに行く必要がある。零式・白雷切までは進化しているのだが、それ以上の進化が出来なかった。だから調べる必要があるんだが、中々見付からずに居た。ずっと探しているのだが、見つかっていないらしい。インタクトが紹介してくれる店なら見付かる
  そう期待しているが、見つからない可能性も充分にあるわけだ。見付からなかったら、また別の店で探せばいいだけだ。それかコンピューターで調べるしか無さそうだ、でももしあったら、それを参考にして進化させるしかない。零式・白雷切を進化させないと、これからの戦いには活躍出来なくなるだろう。そう思っているからこそ、進化をしないと行けない。これ以上の進化は有り得るんだろうか、あまり見た事ない

「これ以上の進化が本当に有り得るんだとしたら…………ちゃんと調べた方が良さそうだな」

「それは零式・白雷切以上の魔法という事っすか?ならば、俺も一緒に探すっす。大事な親友が困ってるっすからね」

「はは、サンキュ」

大事な親友が困っていたら助ける、それは当たり前な事だ

2人には信頼があるからこそ、当たり前なことをしている。お互いを助け合ってお互いに幸せになっている、だから信頼をしている

インタクトも探してくれるという事なので、一緒に探すことにした。2人は零式・白雷切の進化は無いかと探しまくっている

だがそんな本はどこにも無かった、探しても無かった

「んー、やっぱり無いな…………捨てられたか?」

「可能性はあるっすね、でも無いという方が確率は高いっすよ。有名な魔法でも無いものは無いっすから」

「それもそうだな…………諦めるか」

レンとインタクトは諦めて、魔法書店を出た

  あれだけ探しても無いという事は本当に無いんだろう、無かったら、探すのはもうやめておいた方が良さそうだ。雷切は有名な魔法なはずなんだが、何故無いんだろうか。本当に無いんだろうか、コンピューターの時みたいに情報を隠しているの可能性はある。だがそこまで疑う必要は無い、あんまり疑いたくはなかった。でも情報が遮断されている限りはこちらでは情報を調べられない、もちろん、インタクトもそれは無理だと言っていた。これはインタクトでも手を付けられないようだ
  ということは調べようがないという事だ、調べられないのは確かに残念なのかもしれないが、それは仕方ない事だから。情報を遮断されている可能性があるかどうかはもう気にする必要は無い、それにこの前からクレアとカレーラが行方不明になっている。ちなみに悪の組織はみんな、2人が死んだことを知っていない。だから行方不明判定になって、ずっと探している。どこに居るかをずっと探しているのだが、居ない

「そういや、クレアとカレーラが心配だな、アイツら…………どこにいんだろうな」

「そうっすね、あれからずっと見掛けてないっす。めっちゃ心配っす」

「だなぁ…………」

2人を心配していた、あれからずっと居ないからだ

そう思っているだけで2人が死んだことをまだ知らない、それを知らないのが一番辛いという事だ。なんも知らないのは何よりも辛い

2人が死んだことをいつ知るのかは分からないが、知ったら、どんな反応をするのだろうか。聞いたら、悲しい反応はするはずだろう

だって大切な友達が死んでしまったと聞いたら、それはそうなる

「行方不明の2人………いつかは見つかるといいな」

「そうっすね、2人はいつか見付かるっすよ。行方不明なだけっす」

「あの二人なら、大丈夫だよな。そうだよな………大丈夫だよな………」

2人が心配だった、だが、あの二人なら大丈夫だと思っている

  まだなんも分かっていないレンを見ていると、心苦しくなってしまうのは分かる。でも真実を受け止めないと行けない時が来るのかもしれない、2人が死んだということを知る時はいずれか来るのだから。ちゃんと現実は受け止めないと行けない、クレアとカレーラが死んだということを分からなくてはならない。でも知りたくないことはあるはずだろう、だから知らない方がいいのかもしれない。レンがもし、知ってしまったら、どれだけ悲しむことか、それは誰よりも分かっているはずだ
  そして自分のせいにしてしまうかもしれない、誰かがやらかしてしまったら、レンはよく自分のせいにする。それがあまり良くなくてみんなからは心配されていた、悪の組織のみんなにはやめるよう言われていたが、責任を背負ってしまうのはレンの悪い癖になっている。自分でもやめたいのかもしれないが、中々に直らない。その癖を直したいのは山々だった、それがもしかしたら、起こってしまうのかもしれない

「もし………もし、死んでたら…………俺のせいだ、助けられなかったって。俺のせいにすると思う」

「またそれっすか?レン副ボスはそればっかりっすね」

「まぁ………すぐに背負っちゃうからな。一人で………」

一人で背負っちゃうことが多かった、誰にも頼りたくないからだ。仲間に頼るのは当たり前みたいなのが、レンは嫌だったらしい

心配させたくないから、一人で背負っちゃうようだ。それすらも心配されてしまうから、どうにもならない。心配されることをしている

だから心配されるんだろう、一人で背負わなきゃ、そんな事にはならないはずだ。あまり一人で背負わない方が良さそうだ

いつもツンツンしてるフィナーレナにも心配されたくらいだから

「うし、明るく行こうか。あまり心配かけるのもなんだしな」

「そういう事っす、大丈夫っすから…………必ず2人は生きてるっす」

「ああ、俺もそれを信じてる。だから信じて歩み続ける」

レンとインタクトはグータッチをした

  必ず2人は生きていると信じてしまっている、真実はいつ知るかなんて分からないが、でもいずれかは知る時が来るんだろう。知らなくてはならないことだってあるから、目を背けては行けない。例えどんなことだろうと目を背けては行けない、でもクレアとカレーラが死んでいることはゼルベラウスとフィナーレナは知っている。ただレンに教えたくなかったからだ、レンにもし教えたとしたら、どんなに悲しく反応するかが分かっていたから言わなかった。絶対に背負うのを知っているからこそだった
  背負わせないように話さなかった、今でも隠しているようだ。レンを傷付けなかったから、大事な親友を3人も失う必要は無い。レンが必ずすることは分かっているから、離さないでいる。でもそれをレンとインタクトは知らない、なんも知らなかった。ずっと行方不明という感じにしている。それを信じたいのはあるかもしれないが、いずれは知る時が来る。今は知らない方がいいだろう、知らない方が得をする

「どうする?魔法店にはなんも無かったし、帰るか?」

「そうっすね、今日はもう諦めた方がいいっすよ。また明日探すのに手伝うっす」

「サンキュ、また明日」

レンとインタクトは悪の組織のアジトに戻って行った、なんでなんも情報が無いのかは分からないが、あまり期待しすぎるのは良くない

今日一日中探していたら、キリが無いから、今日はもう探さないでおいた。一日中探していても見つからないから、諦めた

それより、クレアとカレーラが心配らしい。今どこに居るかも分からないから、心配だった。ゼルベラウスもフィナーレナも答えない

答えようとしないから、余計怖くなっていた。2人を疑い出したら終わりなんだが、でも話さないんだとしたら、それしかない

(もしかしたら……2人ならなんか知ってたり…………いや、疑っちゃ、ども知ってる可能性が…………)

「レン副ボス?どうかしたんすか?大丈夫っすか?」

「え?あ、ああ、だ、大丈夫」

もしかしたら、ゼルベラウスとフィナーレナが知っている

  レンはそう思ってゼルベラウスとフィナーレナに聞いてみることにした、レンは勘付いてしまった。なんでゼルベラウスとフィナーレナがなんも話さなかったのか、なんでずっと黙っていたのかを分かってしまったのだろう。もしかしたら、自分を悲しませないためにもずっと黙っていたのかもしれないと、予想していた。ゼルベラウスもフィナーレナも優しいから、気を使おうとするから黙っていた。その可能性が高かったと予想した、悪の組織はだんだんと崩れ始めないようにしていた
  黙っていて2人はレンに申し訳無さそうにしていたが、隠していたのはレンを傷付けさせたいためだったから、仕方無かった。インタクトとレンは悪の組織のアジトへと戻った、分からないことはゼルベラウスとフィナーレナに聞けばいいだろう。嘘無しで聞いたら、多分素直に話してくれるはずだ。クレアとカレーラは行方不明になったのではなくて、死んでしまったんじゃないかと、聞かないと行けないと思った

「2人に聞きたい、クレアとカレーラは本当に行方不明?」

「行方不明は違うよ、すまない、クレアとカレーラは死んでしまった」

「ッ…………行方不明な訳ないよな…………はは…………」

行方不明になったなんて有り得ない、死んだに決まっている

何故それを気づかなかったんだろうか、気付く前にクレアとカレーラを助けていれば未来が変わっていたんだろうか、幸せになっていたのか

幸せならそれで良かったのか、なんであの時に気付くことが出来なかったのか。自分の事ばかり考えていたから、分からなかった

あの時にもし、気付いていたら、クレアとカレーラの事を考えてあげていたら、助けられていたんだろうか。でも抑えられて向かえなかった

「…………………」

「甘い物食べるっすか?甘い物食べた方がいいっすよ」

「食べる…………」

インタクトから貰った、甘い物を食べながら、気持ちを落ち着かせた

  甘い物を食べていると、他のことを考えることが出来る。クレアとカレーラが死んじゃった?とか頭の中がぐちゃぐちゃになっていた、頭ん中ごちゃごちゃになっていて、なんも考えられなかった。とりあえず甘い物を食べる事だけに集中している、2人が死んだんだと、2人は助けられ無かったんだとせめている。それにレンは静かに涙を流している、仲間を失った事に涙を流していた。仲間を失ったことになんも思わないわけが無い、誰に殺されたかは分からないが、復讐したいくらいだ
  でも復讐は出来ない、″ヤツら″も居るかもしれないからだ。そうなったら、全滅もあるかもしれない。だから無闇に復讐はしない方がいいだろう、無闇に復讐しに行ったら死ぬだけだ。悪の組織はアジトで大人しくした方が良さそうだ、今の悪の組織では勝てそうに無いからだ。それに″ヤツら″と手を組んだヤツらがこちらに来られたら、もっと勝てなくなるわけだ。だからあまり構わない方が良さそうだろう

「……………」

「大丈夫かしら?前を向けと言わないわ、ゆっくり休んで」

「……………ああ」

甘い物を完食したレンはフラフラと部屋に戻って行った

大切な友達が2人も死んだと聞いたら、普通にしてる方がおかしい。普通に悲しむのは当たり前の事だ、何故助けられ無かったのか

本当にミスをしたと思っている、助けられると思っていた。だが戦いがあったから、助けられなかった。それは言い訳なんだろうか

でもちゃんと魔法を使えなかったから、倒せなかった。そんなのただの言い訳に過ぎない、本当に言い訳しか出来ないから弱い

魔法はもう使わない

~回想終了~

「まぁ、死ぬよりかはこっちの方がマシか。テンションぶん上げで行こうか、クオーナ」

「あはっ、それを待ってたよ!ぶん上げ上げ、上げまくり!」

ーー私が来るタイミングを教えるね、頑張って

武器を再び構えた

″今から俺は、魔法を解禁する″

レン&クオーナvsシステム・ゼロ

第3ラウンド開始
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