最初から最強ぼっちの俺は英雄になります

総長ヒューガ

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雷帝・第2王国

百九十話 限界が来る英雄

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クエストをクリアしたレンは莉乃香と抱き締めあって、帰ろうとしたその時、何者かが斬り掛かってきた

そいつは元仲間のイザンであった

「ここへ何しに来た?」

「久しぶりに仲間と会話しようと思っただけでござるよ」

「裏切ったあんたが何言ってるのよ!ふざけないで!」

「裏切った?騙された君達が悪いでござるよ」

「なっ!はぁぁぁ!?」

煽られた莉乃香はブチ切れた、レン達は騙されていた側だ。スパイされていた側だ、何も言い返せない。ただただレン達を見るだけのために英雄ギルドに加入して、観察していた
   だがやっていい事と悪いことがある、英雄ギルドを裏切って、今更現れて、会話しようだなんて度が過ぎている。観察するために、レン達を餌としか見ていなかった

餌としか見ていないから、れなんかちょっと悪寒を感じていたのかもしれない

「ま、感謝してるかもな、お前に」

「ん………?どういう事でござるか?」

「ようやく吐きまくれる。イザン、俺の餌になってくれてありがとうな、裏切り者には始末を、これに気付けたからな」

「せ、拙者を殺す気でござるか!?」

「ああ、仲間に戻る気、無いんだろ?イカれた脳と、正義の脳を使ってこれからを戦い抜くよ」

武器を取り出す

段々とイザンに近付いていく、本気でイザンを殺すつもりなレン。裏切り者には始末、ここで使うのはイカれた脳、イカれた脳を使ってイザンを殺すことにした
   イカれた脳を手にしたからには使わないと勿体ない、イカれた脳はいつゲットしたか、それはイザンが居なくなってからだ。イザンが居なくなってからイカれた脳を手に入れた、もう相棒は信用しないということから始まった

イカれた脳と正義の脳は特殊能力ではない、ただの飾りだ

「離れてて、莉乃香、くれあ、リンジェ。これは俺とこいつとの戦いだから」

「分かったわ、無理はしないで」

「ああ」

「レン殿がそのつもりでござるなら、拙者も戦うでござる。英雄ギルドじゃなく、ブラックナイトとして」

イザンも武器を取り出した

もう仲間じゃない、今度は裏切り者、裏切り者として戦うことに。短かったが、イザンがレンにかけていた言葉はかなり響いただろう。イザンには感謝でしかない
   だが裏切ったからには正々堂々と戦い、ブラックナイトのスパイ役を仕留めなければならない。別れの戦いであり、嘘でも自分を支えてくれたことに感謝をするレン

今はブラックナイトとして、敵として見るしかない。仲間として見ちゃいけない、ブラックナイトだから

「イザン、俺は苦しいよ。お前と戦うのは………」

「拙者も苦しいでござるよ、レン殿と過ごした時間は悪くなかったでござる。けど、スパイ役とバレた以上、戦うしかないでござる」

「ああ、俺だってブラックナイトと分かった以上、見過ごす訳にはいかない」

斬り掛かる

キンッとぶつかり合う

「だが、イザンのお陰で驚くほどに強くなった。それは裏切ったという事でもあるが、お前が居てくれたから、イザンとリノアが居てくれたから越えられた。お前がッ!裏切らなかったら!もうちょっと楽しい旅が出来た!」

「拙者もレン殿と旅がしたかった!けどッ!拙者はブラックナイトのスパイ役でござる!役目を果たさなければ死ぬ!レン殿達を裏切らなければいけなかった!」

押し返す

両者、辛い思いをしている。今までに目を覚まさせられるくらいの言葉をかけられてきたが、あんなに真っ直ぐに真剣に、強く、言われたのは初めてであった
   裏切ったことを知った時は衝撃を受けた、現実から離れたかった、否定したかった。だが本人が言った、ブラックナイトと、ブラックナイトのスパイ役だって。レンはまた裏切られてしまった、仲間になった人は直ぐに裏切るんだと思ってしまった

ちょっとは信じてみたかった、けど裏切ったから信用が0になった

苦しい、レンは苦しんでいた、それと同時にイザンも

「それがブラックナイトって訳か、それで俺達を裏切るなよ………寂しいだろうが!俺が!イザンが居なくなってから寂しいよ!」

「拙者だって寂しいでござる!レン殿と!その仲間とワイワイ出来なくて寂しいで………ござる…………でもこれは任務ッ!ブラックナイトとして、レン殿を始末するでござる!」

「そうか………そんなに決着を着けたいんだな………分かった、決着を着けよう」

斬り掛かろうとした、、、その時

誰かが、空から降って戦闘を邪魔してきた。またブラックナイトの奴だ、ブラックナイトの奴が邪魔をしてきた。何故またブラックナイトの奴が現れてくるのだろうか、今はイザンとレンの戦闘だというのに邪魔してきた
   しかもまた顔が分からない状態だ、フードを被っていて良く分からなかった。ブラックナイトは正体を隠すのが当たり前なのだろう、フードを被っているため、誰なのか分からない。

そしてブラックナイトが何しに来たのか、だが無言でいるため、何しに来たのか分からない

「…………」

「もう帰りの時間でござるな、すまない、レン殿。拙者は帰らなければならないでござる」

「待て!イザン!」

手を伸ばすが、謎のゲートで消えてしまう

「消えたわね、イザンって子」

「ああ、ブラックナイトはまだ居るのか。こりゃ、最終決戦も大変なもんだな」

「レンさん!みんなが心配してるから行くよ!」

「そうだな、合流するか」

レン達は仲間と合流した、仲間と離れてから時間は経っているため、めちゃくちゃ心配された。
   3体の滅級モンスター、ウホウホ修羅ゴリラ、二刀流・ミノタウロス、ダブルグリフォンを倒した後はブラックナイトのスパイ役のイザンが斬り掛かってきたり、戦おうと思ったら、他のブラックナイトの仲間に邪魔されたりと、かなりの時間が経っていた

かなりの時間が経っていた、めちゃくちゃ心配された。代わりにご飯を奢ってあげた

部屋

「最終決戦………か、イザン………俺は何回絶望すりゃいいんだ」

『レンはあれだな、少し休んだ方がいい。レンから溢れ出てるオーラが闇だらけだ、これ以上絶望すると、未来が変わってしまうぞ』

「そうだな………そろそろ休まないといけないな、んじゃ、みんなには起こさないでくれと伝えてくれ」

『ああ、伝えておく』

レンは疲れを取るために、一度睡眠を取ることにした。いつ起きるかは分からない、だが睡眠は取った方がいい。睡眠を取らないと絶対にぶっ倒れる、”絶望”を受けすぎたせいでレンの未来が変わってしまうかもしれない
    未来が変わってしまっては”本物”の英雄にはなれない、そんなのはあってはならない。レッドゾーンドラゴンがその事を英雄ギルドのみんなに説明したら、直ぐに理解してくれ、直ぐに部屋から出て行った。王様にもちゃんと説明し、休みを貰った

ここから、一週間くらい眠ろう

そうしよう

莉乃香side

女子部屋

「ちょっとレン君に背負わせすぎじゃない~?レン君の顔、だいぶやつれてたよ~?」

「そうね、これから一週間、私達だけで門外に現れるモンスターを倒すわよ。レンには一週間休んでもらうわ」

「そうですね、私もその意見に賛成します。皆さんはやりますか?やりませんか?」

「もちろんやりますわ!お兄様に負担はかけられませんわよ!」

それに続いて皆も賛成した、レンばかりに負担はかけられないという事でレン以外の仲間が、門外に現れるモンスターを討伐をすることになった。これに関しては誰も否定しなかった
   みんなで協力し合い、みんなでレンの分まで頑張ろうとする。レンは流石に無理をしすぎた、これ以上無理をすると、レッドゾーンドラゴンが言っていた通り、未来が変わってしまう

だから他のメンバーで討伐することに

そして翌日

門外に居る、大群のモンスター討伐へ

クエスト10-6「大群のモンスターを撃破せよ、3日目」
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