7 / 13
7
しおりを挟む
「無礼ねぇ?嫌々、トレンダム辺境伯夫人になってもらっては困ると、婚姻前に告げた筈だが?」
「トレンダム辺境伯夫人になるのが嫌なんて言ってませんわ!話の通じない方ね!これだから辺境の野獣と言われるのですわよ!こんな野獣を夫として扱えだなんて!もうっ、もうっ!ああっ!本当にイライラしますわ!」
椅子から立ち上がって、キィーーー!と叫びながら、地団駄を踏むシルビナ。
人が地団駄を踏むところを初めて見た。
幼児の床に寝転んでの手足バタバタは、見たことがあるが。
キィーーー!と、本当に叫ぶ人間も初めてだ。
珍しいものを見た。
珍獣を見る目で、一同の視線がシルビナに注がれる。
「我がトレンダム辺境伯家としては、シルビナ様は辺境伯夫人失格ですわよ。これだから“王都の外のお花畑の蝶々”は使えませんわね」
“王都の外のお花畑の蝶々”とは、都会に憧れ、ふわふわ飛んでいる馬鹿な娘という意味の侮辱語である。
“王都の外のお花畑の蝶々”を見つめるクラーラの目が超絶冷たくなっている。
「辺境の子供のくせに偉そうに!」
「よくもまあ、そこまで見下している家に、嫁いだものですわね」
「辺境伯夫人とあなた方を一緒にするなんて不敬ですわよ!良いですか?前辺境伯夫人は、公爵令嬢です。リーダール公爵家のご令嬢が、辺境伯夫人であらせられたのです。お怪我で引退された公爵令嬢である辺境伯夫人の跡を、侯爵令嬢である私が引き継ぐのは自然なことです。辺境の子供でしかない貴女はどこかその辺に嫁に行く立場だから、理解できないと思いますけどね」
いつの間にか、この国の爵位が、公爵家令嬢=辺境伯夫人=侯爵令嬢に、変更されているような気がする。
トレンダム辺境伯家のゴッドマザー、クリスティーナは、この国に4家しかない公爵家の令嬢で、高貴な姫様であるが、この晩餐のテーブルについているもの達が、その姫様の子供であることはシルビナ様の記憶にないようだ。
我ら辺境伯家の兄弟は、これでも、高位貴族なのだが。
シルビナの中では、辺境の、蔑むべき平民と変わらないという扱いな様だが、それを本気で信じているからというより、貶めてやりたいという、嫉妬と悪意が感じられる。
辺境伯夫人になれば、公爵家の令嬢だった母と同じ立場になれる。そう強く信じていても、母のかつての評判を聞いていれば、どうしても、気になってしまうのが己の容姿だろう。
母本人とは、寝室に出向き、挨拶をした様だが、人に会う準備どころか、まだろくに会話ができない母と、嫁とはいえ初対面の人間が、ジロジロ見られる距離に通す侍女たちではない。離れたところから声掛けして、終わりだ。
だから、容姿のことは、目の前にクラーラがいなければ気にならなかっただろうが、実際にいるのだから、気になるだろう。辺境伯夫人にはなれ、これで母と同じだと言い張ってはいても、“麗しの銀の姫”と呼ばれた公爵家の美姫と同じとは言えない。まあ、母もそんな恥ずかしい二つ名を口に出したりはしないが。
クラーラは母によく似ている。そして、こんなことは言いたくなかったが、失礼ながら、シルビナは、平凡だ。だから、自分より下であるべきと決めつけたいクラーラが、とびきりの美少女なのが気に食わないのだろう。
自分で自分に喧嘩を売って、勝手に負けている気がしないでもない。別に平凡でもいいと思うのだが。
どこかその辺に嫁に行く?クラーラには、王家や公爵家、近隣国の公爵家などからの婚約の打診があるのだが、その辺というには遠いな。トレンダム辺境伯家は国の防衛のトップなので、他国への嫁入りなどは許可できないし、王家や公爵家からの話は、母の実家のリーダール公爵家と我が家とで、止めている。
ちなみに両親は恋愛結婚だ。大熊な叔父とは種類が違うが、やはり野獣系の大きく人相の悪い獅子だとか、魔王だとか言われている。父と並べば、もしかすると叔父たちも、叔母の言うように可愛い熊ちゃんに見えるかもしれない。
そんな魔王のような父と麗しの銀の姫はお互いに一目惚れ。一目あったその時から、ラブラブだ。並んだ姿は案外お似合いだ。両親は、クラーラにもそんな相手を見つけて欲しいと、婚約者を決めていない。
俺にも……候補は沢山いたが、婚約者は決めていなかった。出来れば高位貴族令嬢と恋愛結婚を、と言われていた。相談も報告できないまま、急ぎ結婚し、失敗したと知られれば……叱られそうだ。
そういえば、リーダール公爵家の爺様も、何か言ってたな……ま、まあ、今考えるべきことではないな。それより、今の問題は、シルビナのことだ。
「シルビナ、トレンダム辺境伯夫人として、王都に向かい、社交をすることは認めないぞ」
「もう、なんて話の通じない人たちなのかしら!もう!イライラしますわ!」
「トレンダム辺境伯として、命じる。トレンダム辺境伯夫人として、王都に向かうことも、社交も禁じる!当主である夫の命令が聞けないのならば、婚姻は解消する!まあ、どの道、離縁は確定だ。ルマルド侯爵家の娘としてなら好きにすれば良い」
「うるさい!うるさい!うるさいですわ!私に指示しないでちょうだい!私は王都に行くの!トレンダム辺境伯夫人として!そこの侍女、早く準備してちょうだい!これは命令よ!ルマルド侯爵家の娘で、トレンダム辺境伯夫人な私の!」
「ああ、聞かなくて良いぞ。これは、トレンダム辺境伯命令だ」
被害者になりかけた侍女が心得たと頷く。シルビナの方は見ないようにしているようだ。
「この人、頭大丈夫かなぁ」
「大丈夫な訳ないでしょ」
「うるさい、うるさい、子猿どもめ!お前達なんていつでも追い出せるんだから!前辺境伯夫人に言いつけるわよ!私への無礼は許さないに違いないわ!」
「すごいね、初日と別人みたいだ。猫が500匹ぐらいどこかに行っちゃったのかな?」
「1000匹かもね。育ちの悪い野良猫が増えて困っちゃうわね」
興奮しすぎて、意味不明な言葉で怒鳴りつけるシルビナには、確かに猫が残っていない。
母親と妹は、1万匹飼ってるそうだが。
「黙りなさい!とにかく、私は王都に行くから!あなた達のことは、よ~~く皆様に伝えておいてあげるわ!それじゃあ私は支度がありますので、失礼しますわ!」
「ああ、そうだ。トレンダム辺境伯家の王都にある屋敷は、行っても使えないぞ。離縁した人間に使う許可など出すわけがない。自分の実家の王都にある屋敷にでも行け。ルマルド侯爵家には連絡を入れておいてやる」
「どうして、王都にある屋敷を使えないの?私は辺境伯夫人なのよ、私の屋敷なのよ!妻を虐げるなんて、酷いですわ!そして、ルマルド侯爵家への連絡はいらないわ。余計なお世話よ!常識がないわね、本当に!」
「トレンダム辺境伯夫人になるのが嫌なんて言ってませんわ!話の通じない方ね!これだから辺境の野獣と言われるのですわよ!こんな野獣を夫として扱えだなんて!もうっ、もうっ!ああっ!本当にイライラしますわ!」
椅子から立ち上がって、キィーーー!と叫びながら、地団駄を踏むシルビナ。
人が地団駄を踏むところを初めて見た。
幼児の床に寝転んでの手足バタバタは、見たことがあるが。
キィーーー!と、本当に叫ぶ人間も初めてだ。
珍しいものを見た。
珍獣を見る目で、一同の視線がシルビナに注がれる。
「我がトレンダム辺境伯家としては、シルビナ様は辺境伯夫人失格ですわよ。これだから“王都の外のお花畑の蝶々”は使えませんわね」
“王都の外のお花畑の蝶々”とは、都会に憧れ、ふわふわ飛んでいる馬鹿な娘という意味の侮辱語である。
“王都の外のお花畑の蝶々”を見つめるクラーラの目が超絶冷たくなっている。
「辺境の子供のくせに偉そうに!」
「よくもまあ、そこまで見下している家に、嫁いだものですわね」
「辺境伯夫人とあなた方を一緒にするなんて不敬ですわよ!良いですか?前辺境伯夫人は、公爵令嬢です。リーダール公爵家のご令嬢が、辺境伯夫人であらせられたのです。お怪我で引退された公爵令嬢である辺境伯夫人の跡を、侯爵令嬢である私が引き継ぐのは自然なことです。辺境の子供でしかない貴女はどこかその辺に嫁に行く立場だから、理解できないと思いますけどね」
いつの間にか、この国の爵位が、公爵家令嬢=辺境伯夫人=侯爵令嬢に、変更されているような気がする。
トレンダム辺境伯家のゴッドマザー、クリスティーナは、この国に4家しかない公爵家の令嬢で、高貴な姫様であるが、この晩餐のテーブルについているもの達が、その姫様の子供であることはシルビナ様の記憶にないようだ。
我ら辺境伯家の兄弟は、これでも、高位貴族なのだが。
シルビナの中では、辺境の、蔑むべき平民と変わらないという扱いな様だが、それを本気で信じているからというより、貶めてやりたいという、嫉妬と悪意が感じられる。
辺境伯夫人になれば、公爵家の令嬢だった母と同じ立場になれる。そう強く信じていても、母のかつての評判を聞いていれば、どうしても、気になってしまうのが己の容姿だろう。
母本人とは、寝室に出向き、挨拶をした様だが、人に会う準備どころか、まだろくに会話ができない母と、嫁とはいえ初対面の人間が、ジロジロ見られる距離に通す侍女たちではない。離れたところから声掛けして、終わりだ。
だから、容姿のことは、目の前にクラーラがいなければ気にならなかっただろうが、実際にいるのだから、気になるだろう。辺境伯夫人にはなれ、これで母と同じだと言い張ってはいても、“麗しの銀の姫”と呼ばれた公爵家の美姫と同じとは言えない。まあ、母もそんな恥ずかしい二つ名を口に出したりはしないが。
クラーラは母によく似ている。そして、こんなことは言いたくなかったが、失礼ながら、シルビナは、平凡だ。だから、自分より下であるべきと決めつけたいクラーラが、とびきりの美少女なのが気に食わないのだろう。
自分で自分に喧嘩を売って、勝手に負けている気がしないでもない。別に平凡でもいいと思うのだが。
どこかその辺に嫁に行く?クラーラには、王家や公爵家、近隣国の公爵家などからの婚約の打診があるのだが、その辺というには遠いな。トレンダム辺境伯家は国の防衛のトップなので、他国への嫁入りなどは許可できないし、王家や公爵家からの話は、母の実家のリーダール公爵家と我が家とで、止めている。
ちなみに両親は恋愛結婚だ。大熊な叔父とは種類が違うが、やはり野獣系の大きく人相の悪い獅子だとか、魔王だとか言われている。父と並べば、もしかすると叔父たちも、叔母の言うように可愛い熊ちゃんに見えるかもしれない。
そんな魔王のような父と麗しの銀の姫はお互いに一目惚れ。一目あったその時から、ラブラブだ。並んだ姿は案外お似合いだ。両親は、クラーラにもそんな相手を見つけて欲しいと、婚約者を決めていない。
俺にも……候補は沢山いたが、婚約者は決めていなかった。出来れば高位貴族令嬢と恋愛結婚を、と言われていた。相談も報告できないまま、急ぎ結婚し、失敗したと知られれば……叱られそうだ。
そういえば、リーダール公爵家の爺様も、何か言ってたな……ま、まあ、今考えるべきことではないな。それより、今の問題は、シルビナのことだ。
「シルビナ、トレンダム辺境伯夫人として、王都に向かい、社交をすることは認めないぞ」
「もう、なんて話の通じない人たちなのかしら!もう!イライラしますわ!」
「トレンダム辺境伯として、命じる。トレンダム辺境伯夫人として、王都に向かうことも、社交も禁じる!当主である夫の命令が聞けないのならば、婚姻は解消する!まあ、どの道、離縁は確定だ。ルマルド侯爵家の娘としてなら好きにすれば良い」
「うるさい!うるさい!うるさいですわ!私に指示しないでちょうだい!私は王都に行くの!トレンダム辺境伯夫人として!そこの侍女、早く準備してちょうだい!これは命令よ!ルマルド侯爵家の娘で、トレンダム辺境伯夫人な私の!」
「ああ、聞かなくて良いぞ。これは、トレンダム辺境伯命令だ」
被害者になりかけた侍女が心得たと頷く。シルビナの方は見ないようにしているようだ。
「この人、頭大丈夫かなぁ」
「大丈夫な訳ないでしょ」
「うるさい、うるさい、子猿どもめ!お前達なんていつでも追い出せるんだから!前辺境伯夫人に言いつけるわよ!私への無礼は許さないに違いないわ!」
「すごいね、初日と別人みたいだ。猫が500匹ぐらいどこかに行っちゃったのかな?」
「1000匹かもね。育ちの悪い野良猫が増えて困っちゃうわね」
興奮しすぎて、意味不明な言葉で怒鳴りつけるシルビナには、確かに猫が残っていない。
母親と妹は、1万匹飼ってるそうだが。
「黙りなさい!とにかく、私は王都に行くから!あなた達のことは、よ~~く皆様に伝えておいてあげるわ!それじゃあ私は支度がありますので、失礼しますわ!」
「ああ、そうだ。トレンダム辺境伯家の王都にある屋敷は、行っても使えないぞ。離縁した人間に使う許可など出すわけがない。自分の実家の王都にある屋敷にでも行け。ルマルド侯爵家には連絡を入れておいてやる」
「どうして、王都にある屋敷を使えないの?私は辺境伯夫人なのよ、私の屋敷なのよ!妻を虐げるなんて、酷いですわ!そして、ルマルド侯爵家への連絡はいらないわ。余計なお世話よ!常識がないわね、本当に!」
115
あなたにおすすめの小説
お前を愛することはないと言われたので、姑をハニトラに引っ掛けて婚家を内側から崩壊させます
碧井 汐桜香
ファンタジー
「お前を愛することはない」
そんな夫と
「そうよ! あなたなんか息子にふさわしくない!」
そんな義母のいる伯爵家に嫁いだケリナ。
嫁を大切にしない?ならば、内部から崩壊させて見せましょう
幽閉王女と指輪の精霊~嫁いだら幽閉された!餓死する前に脱出したい!~
二階堂吉乃
恋愛
同盟国へ嫁いだヴァイオレット姫。夫である王太子は初夜に現れなかった。たった1人幽閉される姫。やがて貧しい食事すら届かなくなる。長い幽閉の末、死にかけた彼女を救ったのは、家宝の指輪だった。
1年後。同盟国を訪れたヴァイオレットの従兄が彼女を発見する。忘れられた牢獄には姫のミイラがあった。激怒した従兄は同盟を破棄してしまう。
一方、下町に代書業で身を立てる美少女がいた。ヴィーと名を偽ったヴァイオレットは指輪の精霊と助けあいながら暮らしていた。そこへ元夫?である王太子が視察に来る。彼は下町を案内してくれたヴィーに恋をしてしまう…。
置き去りにされた転生シンママはご落胤を秘かに育てるも、モトサヤはご容赦のほどを
青の雀
恋愛
シンママから玉の輿婚へ
学生時代から付き合っていた王太子のレオンハルト・バルセロナ殿下に、ある日突然、旅先で置き去りにされてしまう。
お忍び旅行で来ていたので、誰も二人の居場所を知らなく、両親のどちらかが亡くなった時にしか発動しないはずの「血の呪縛」魔法を使われた。
お腹には、殿下との子供を宿しているというのに、政略結婚をするため、バレンシア・セレナーデ公爵令嬢が邪魔になったという理由だけで、あっけなく捨てられてしまったのだ。
レオンハルトは当初、バレンシアを置き去りにする意図はなく、すぐに戻ってくるつもりでいた。
でも、王都に戻ったレオンハルトは、そのまま結婚式を挙げさせられることになる。
お相手は隣国の王女アレキサンドラ。
アレキサンドラとレオンハルトは、形式の上だけの夫婦となるが、レオンハルトには心の妻であるバレンシアがいるので、指1本アレキサンドラに触れることはない。
バレンシアガ置き去りにされて、2年が経った頃、白い結婚に不満をあらわにしたアレキサンドラは、ついに、バレンシアとその王子の存在に気付き、ご落胤である王子を手に入れようと画策するが、どれも失敗に終わってしまう。
バレンシアは、前世、京都の餅菓子屋の一人娘として、シンママをしながら子供を育てた経験があり、今世もパティシエとしての腕を生かし、パンに製菓を売り歩く行商になり、王子を育てていく。
せっかくなので、家庭でできる餅菓子レシピを載せることにしました
魔の森に捨てられた伯爵令嬢は、幸福になって復讐を果たす
三谷朱花
恋愛
ルーナ・メソフィスは、あの冷たく悲しい日のことを忘れはしない。
ルーナの信じてきた世界そのものが否定された日。
伯爵令嬢としての身分も、温かい我が家も奪われた。そして信じていた人たちも、それが幻想だったのだと知った。
そして、告げられた両親の死の真相。
家督を継ぐために父の異母弟である叔父が、両親の死に関わっていた。そして、メソフィス家の財産を独占するために、ルーナの存在を不要とした。
絶望しかなかった。
涙すら出なかった。人間は本当の絶望の前では涙がでないのだとルーナは初めて知った。
雪が積もる冷たい森の中で、この命が果ててしまった方がよほど幸福だとすら感じていた。
そもそも魔の森と呼ばれ恐れられている森だ。誰の助けも期待はできないし、ここに放置した人間たちは、見たこともない魔獣にルーナが食い殺されるのを期待していた。
ルーナは死を待つしか他になかった。
途切れそうになる意識の中で、ルーナは温かい温もりに包まれた夢を見ていた。
そして、ルーナがその温もりを感じた日。
ルーナ・メソフィス伯爵令嬢は亡くなったと公式に発表された。
今度生まれ変わることがあれば・・・全て忘れて幸せになりたい。・・・なんて思うか!!
れもんぴーる
ファンタジー
冤罪をかけられ、家族にも婚約者にも裏切られたリュカ。
父に送り込まれた刺客に殺されてしまうが、なんと自分を陥れた兄と裏切った婚約者の一人息子として生まれ変わってしまう。5歳になり、前世の記憶を取り戻し自暴自棄になるノエルだったが、一人一人に復讐していくことを決めた。
メイドしてはまだまだなメイドちゃんがそんな悲しみを背負ったノエルの心を支えてくれます。
復讐物を書きたかったのですが、生ぬるかったかもしれません。色々突っ込みどころはありますが、おおらかな気持ちで読んでくださると嬉しいです(*´▽`*)
*なろうにも投稿しています
【12月末日公開終了】これは裏切りですか?
たぬきち25番
恋愛
転生してすぐに婚約破棄をされたアリシアは、嫁ぎ先を失い、実家に戻ることになった。
だが、実家戻ると『婚約破棄をされた娘』と噂され、家族の迷惑になっているので出て行く必要がある。
そんな時、母から住み込みの仕事を紹介されたアリシアは……?
ユーザ登録のメリット
- 毎日¥0対象作品が毎日1話無料!
- お気に入り登録で最新話を見逃さない!
- しおり機能で小説の続きが読みやすい!
1~3分で完了!
無料でユーザ登録する
すでにユーザの方はログイン
閉じる