大好きな悪役令息に転生したけど魔法使い目指します!

雪白 ひな

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第1章 推しに転生したけど帰りたい

シエルは朝に弱い




シャー…カーテンを開ける音がしても顔に光が掛かっても目覚めることはない人物に専属執事レオンは毎朝優しく起こす

「シエル様起きてください朝ですよ?」

出会った頃とは違って敬語で話すようになった彼は今日も一生懸命シエルをお世話する

「シエル様…今日はデビュタントの日ですよ?支度があるので早く起きてください」

「んっ…うぅんーまだッねむいよぉあといちじかんねるぅ」

「ダメです!起きてください」

「んー」

「ほら起きてください」

レオンはシエルの身体を抱っこしてソファに座らせ顔を拭く、それでもボーッとしているシエル、どれだけ朝に弱いんだ

レオンは何も気にせず慣れているのか朝食を持ってきた、もちろんシエルは朝ごはんは食べない派なのでレオンが作ったヨーグルトに似た味の物をフルーツと混ぜてデザートのようにして食べさせた
シエルは朝ごはんはいらないと言っているがレオンが作った物は残さず食べる

レオンはほんとに成長した雇ったばかりの時は礼儀作法しか習わなかったのか勉強が何もわからなかった、だがこの一年半でシエルと同じところまで学んだのだつまりこの世界では天才の分類だ
執事の仕事も含めて最上級のものになり本人は鼻を高くしていた
シエルもレオン以外は部屋に入れなくなり部屋に近づくメイドは廊下を掃除する数名だけになった

そろそろ目が覚めてシエルは自我を持ち始めた

「ねぇレオン…僕デビュタント行きたくないよ、」

「それはいけませんね我慢しなければ」

「んー僕と2人きりだから今は普通に喋ってよ」

「んじゃ遠慮なく、何で行きたくないんだ?」

「だって嫌いな人いるし…それに僕はここ二年間お茶会に誘われるたび断ってきたから友達いないもん!」

「まあ一日の辛抱じゃん頑張れよ、俺も一緒に行くんだから」

「んーわかったよ支度しよ」

「ああ俺が世界で一番可愛くしてやるよ」

「そう?僕は元々可愛いけどね」

「ははっそんな冗談言えるなら大丈夫だな」

「ははっ」

まあこの世界顔面偏差値高いからね悪役令息ってだけでずば抜けていいだけだからみんなとあんまり変わんないけど

支度を始めて三時間後僕はめっちゃかっこよくなっていた!

シエルは元々かっこいいけど着飾るともっとかっこいい!

「ありがとレオン!僕めっちゃかっこよくなったよ!」

「ああてかどちらかと言うとかわiゴホンッいやかっこいいな(なんか可愛いって言ったら怒られそうだからやめとこ)」

コンコン
「坊ちゃん、公爵様がお待ちです」

「ああわかった今から行く」

「行きますよシエル様」

「うん!行く!レオンもかっこいいね!」

「ははっありがとうございます」

玄関ホールに着くとシエルの家族みんなが着飾って集まっていたそういえば家族と会うの2年ぶりだな…いや家族と会うの2年ぶりってなに?!どこかに留学でもしてたのってくらい長い期間だな

「お久しぶりですお父様お母様お兄様たち」

「あっああ…久しぶりだな今回の舞踏会は問題を起こすなよ」

「わかっていますよ」

ほんとに嫌味ったらしいな!言われなくても起こさないし!

「そいつはシエルが連れてきた執事か?」

「はい」

いや…僕一年半前に手紙で連れてきたって言ったのに…読んでないんだな…

「レオン…挨拶」

「はっ…初めましてシエル様の専属執事になりました、レオン・レト・エルネストです、命をかけてシエル様をお守り致しますのでよろしくお願い致します」

「ああ」

「はっこいつもを命をかけて守だと?そんなに価値ねぇよ少し見た目が変わったくらいで調子乗んなよ」

「ちょっと兄様!そんなこと言ったらダメだよ!」

「…言葉を慎めガイル」

「ふん」

なんだこいつ!久しぶりだと言うのにうざいことしか言わないのかよ!

「シエルはこの馬車に乗れ」

…みんな同じ馬車なのに僕だけ違うんだ…へぇーまあいいけどてかその馬車乗らないしそれに僕だけ違う馬車とか何が仕掛けてあるか怖いし

「あっ大丈夫ですよ僕はレオンが用意した馬車に乗るので」

「父上の言うことが聞けねぇのか?お前はこの馬車だって言われただろ?言うこと聞いて乗れよ」

うるさいな…そんなにこの馬車に乗って欲しいの?絶対仕掛けてあるじゃんわかりやす

「いちいちうるさいですね、そんなにこの馬車に乗って欲しいのですか?何か仕掛けてあるんじゃないんですか?」

「ギクッ」

「はぁ…ガイル…馬車に乗れ」

「そんなにわかりやすいと流石の僕も同情しますね」

「うるせぇよ!ちっ」

「じゃあレオン馬車持ってきて!」

「…公爵家たるもの貧相な馬車では恥をかくからな…」

「ああ大丈夫ですよ、僕のレオンは優秀なので最上級の馬車を用意してくれるはずです」

「シエル様!お待たせしました!こちらの馬車にどうぞ!最上級のレッドダイヤモンドが十分に使われています」

「なっ…レッドダイヤモンドだと?!世界に数個しかない物じゃないか…いつそんな大金が必要になる物を買ったのだ?!王家でも買うのが難しいはず…公爵家の金は使ってないはずだ!それにお小遣いで買えるわけがない!」

「まあ僕のレオンは優秀なのでこれくらいお手のもんです!行こ!レオン!」

「かしこまりました、ここからは少し王都まで馬車で一時間掛かるので結界を張っときますね」

「うんよろしく!」



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