大好きな悪役令息に転生したけど魔法使い目指します!

雪白 ひな

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第1章 推しに転生したけど帰りたい

居場所はここじゃない



僕はあの時のように妹の愛とアニメイトに向かった、だがあの時と同じようにあの場所にベビーカーがあったその中には小さな子供がいて母親と思わしき人は誰かと電話をしている、ベビーカーが置いてあるところは少し坂のようになっていてあの時の状況がどうやって再現されるか予想がついた、だから僕はベビーカーに乗っている子供の親に話しかけた

「あの!」

「ん?なに?君?今忙しいのよ」

「お兄ちゃんどうしたの?」

「いやここにベビーカーを置いていたら危ないですよ!ここ!少し坂のようになっているのでベビーカーのタイヤが動いたら危険です!」

「本当だ、ありがとね、他のところで電話します」

「はい!忙しいところすみません!」

そんな風に注意をしていると周りが急に騒がしくなり振り向いた時にはトラックがお店に突っ込んで行った、あの時僕はそこで死んだのだ、ここで僕は確信したこの世界は夢だけどあの時の状況を見せられているのだ、鳥肌がたった、あの時は40キロぐらい出ていたトラックに轢かれたのでそれは僕にとってトラウマになったのだ

息が苦しい…トラックを見ていると気絶してしまいそうなほど苦しかった、異変に気づいた妹は手を握ってくれた

「お兄ちゃん?大丈夫?怖かったの?ほら?アニメイト行って気分変えよ?」

「うっうん」

アニメイトに着いた僕は本来生きていたら買っていたであろうグッズをたくさん買った、妹の愛は満足したようでいろいろ見て回っていた

「あっお兄ちゃん!こっちにも並んでるよ!それに…見て!新しいストーリーだって!悪役令息の幼少期?だって!お兄ちゃんの推しじゃん!買わないの?!」

「えっあっ買う!」

シエルの幼少期など僕は知らなかったのですぐに買って家に帰ったらぶっ通しでプレイした

生まれた時のシエルは静かで笑うと可愛らしい子で普通の子だったのだ
だがなぜあんなに癇癪を起こし誰彼構わず攻撃していたのかよくわからなかった、シエルが3歳になるとアイラが生まれ全てが変わった、家族みんなシエルを愛して愛情深く接していたがアイラが生まれた後から次第に変わっていった…
シエルがお母様と呼ぶと答えはするがシエルの方を向かなかった、お父様も同じで幼いシエルはアイラを大事にしていたがそれと同時に家族に嫉妬し始めた、
アイラにばかり構う家族が許せなくて自分をアピールするが誰もシエルに目を向けないそんな日々が続いた時、シエルに家庭教師と乳母が付けられ、その家庭教師と乳母は幼いシエルを洗脳しようと薬や呪いを使った、薬の効果は精神が安定しなくなり癇癪を起こしがちになったり誰彼構わず敵と判断するようになる、そして呪いの効果はは幻聴や幻覚などが見えるようになる…
家庭教師はシエルにアイラのせいで家族に嫌われ、王子にも嫌われたのだと毎晩のように言い聞かせられた、何も考えられなくなり、それに加え魔法を学ぶ時期になると魔法を使うシエルを見てシエルが聖者だと確信し魔法を使わないように言いくるめた、そうでないと今までシエルを破滅へと誘導した意味がなくなってしまうから、この家庭教師と乳母の目的は今の僕にはすぐにわかった、深くは語られていないが2人は他のストーリーで何回も出てきたのだ、変装をしていたがある特徴だけはそのままで2人はあることを研究していた、それは魔族に関してで2人はモンスターテンペストを起こした重要人物であった。
聖者であるシエルは2人の邪魔にしかならず身近にいた聖者を2人は殺害しようとしていた、聖者1人が亡くなればこの世界は終わりに近づくだけで、魔族を復活させたい2人には条件が良かった

「うぅ愛ッ僕シエルが可哀想で仕方がないよ」

「うぅ私もだよ、今までアイラを推してたけど私もシエル推しちゃいそッ」

「お兄ちゃんが推してる気持ちがよくわかったよ、でもお兄ちゃん…いいの?長い時間ここにいて…」

「え?なに?どういうこと?」

「……お兄ちゃんの居場所はもうここじゃないよ、もうシエルの幼少期は見終わったでしょ?行って来なよ…」

「えっ…あっ…わかってたんだ…」

「うんお兄ちゃんのことなら大体わかるよ…このゲームが終われば幸せになれる…シエルを幸せにしてあげて?」

「うんッでもッ僕ッ愛とまた離れるのは嫌だよッ」

「もうお兄ちゃん!私は偽物だよ?」

「偽物でも本物でも愛は愛だよ…」

「あはっそっかぁ?嬉しいなぁ」

愛の目から綺麗な水が1滴2滴と流れ落ちた、またお別れなんだ

「僕…愛と一緒にいれて本当に毎日が楽しかったよ、」

「僕の最高の妹だ」

「…ぅん…バカッ早く行きなよッみんな待ってるよ?お兄ちゃんが…シエルが目を覚ますの…」

「うん…そろそろ行くね…あっこれ!これだけ僕の仏壇に置いておいてほしい!」

「わかった…置いとくね」

僕の身体が急に光の粒になり始めた…最後にこんなに素敵な夢が見られるなんて思っても見なかったな、少しでも未来が変えられたら…あの人たちも生きられるのかな?…夢でも…また愛に会えて良かった…


そして僕は最後に愛を抱きしめて眠った…




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