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39 勇者の孤独
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本人の予告通り、アリストファムの神殿は、エリザベス王女を承認し、彼女は聖女の称号を獲得した。
彼女は約束を守って、自分がビアトリスの生まれ変わりであることを告白し、転生聖女としてキューネルン王国へ帰国した。
ケニントン侯爵家やその周辺が、アリストファム貴族との縁談を画策したものの、王女はことごとく潰した。
特にケニントンについては、転生前の娘の嫁ぎ先へ行くのは無理、とかなりすげなく断ったらしい。
調べてみると、確かにビアトリスの娘が嫁いだ記録があった。師匠が言ったように、十中八九リチャード=オールコックとの間の子である。
記録上は当然、アーサー=ゴールト伯爵の娘として嫁していた。
ケニントン家は、ミラベル元王妃の生家で、エリザベスの祖母筋に当たる。
ビアトリスがエリザベスに転生したには、肉体的な相性もあったようだ。
オールコックの最期に関して、その後、エリザベスが自説を広めようとした様子もない。
俺は、彼女が聖女として帰国後、アキに真相を打ち明けた。ティヌリエル王女のその後や、俺の出生は伏せたままである。
ヒサエルディスから聞いた、オールコックが死ぬまでの経緯だけを話したのだ。
「うん。知っていた」
優雅にティーカップを持ち上げ、アキは笑みを浮かべた。今日も会談場所は、庭先である。護衛は遠くから見守っている。
「えっ。姫も?」
俺は驚いた。あの時、とてもではないが、そんな風には見えなかった。
「うん。聖女から話を聞いた時には、二人とも知らなかったよ。マディが後から調べて、教えてくれた。代々の王が、私用の記録をつけていてね。ちゃんと、その件についても書いてあったそうだ」
俺は脱力した。公があれば私もある。根っから平民の俺は、そのことに思い至らなかった。
「聖女が何故異説を唱えたのか、意図がわからなかったのと、差し当たり害もないから、様子見していた。ビアトリス王女の生まれ変わりなら、オールコックの名誉を回復したかったのかな。大々的に広めるようなら、エルフ国と揉めかねないし、手を打とうと思っていたけれど、あれから何も言って来ないね」
それは、俺との取引の成果である。だが、俺が牽制しなくとも、彼らは対処できただろう。
俺が魔族の魂を内包した存在であることが、この国の唯一の弱みかもしれない。
「ビアトリス王女もエリザベス王女も、アリストファムに縁があるのに、キューネルンの聖女となってしまったな。阻止できなくて、済まなかった」
「ザカリーは、十分やってくれたよ。聖女の能力が千里眼ではなく、転生であったことを明らかにしてくれただろう? 彼女の中に、ビアトリス王女が存在すると知らしめた功績は、大きい。アリストファムがキューネルンに要求されるままに聖女を承認せず、独自に判断した事実も、今後有利に働く。これ以上の成果は望めなかった」
「いや。俺は特に何もしていなくて」
アキの声は、温かい。異世界から来た彼は、何もかも知っているのではないか、と錯覚させる。髭に埋もれた素肌も、前髪の奥の瞳も、召喚された当初から、さほど変わっていないように見える。
彼のいた世界で、彼は平凡な少年だったそうだ。勇者として魔王を討伐し、女王となった姫の王配として、国を支える姿からは、想像もつかない。
「ザックは控え目というか、透明な壁を通して世界を見ているようなところがある」
悪い意味じゃない、とアキは手を振る代わりに菓子へ手を伸ばす。下手に身振りをすると、何かの合図になってしまうようだ。
「ヒサエルディスの賢者目線とは、また違う。討伐後は、特にそう感じるようになった。ザック、僕は高校生でこの世界に飛ばされて以来、何十年にもわたって色々な経験を積んで、信頼できる仲間も得て、結婚して子供まで作ったけれど、今でも時々、周りに透明な壁が張り巡らされているように思うことがある」
そうだった。アキは異世界から召喚された、この世界でただ一人の存在だった。どれだけ親しい仲となっても、その事実は変わらない。
「ザックの壁と、僕の壁は違うのだろう。でも、勝手に僕は、親近感を抱いてきたんだよ。この先も、こうして話をする機会を作らせてほしい」
「わかった」
俺だけが孤独なのではない。俺には、師匠という根っこがある。仲間とは言えないが、ゾーイという似た存在もいる。アキは、自分の根っこを辿ることができない。
同類の不存在が確定した世界を生きる孤独は、俺とは比べ物にならない。そこで初めて恋した相手とは結ばれることを許されず、見合う権力を持たないまま、国を背負う立場に立っている。
俺は、彼の並ならぬ精神力に驚嘆するとともに、つまらぬ嫉み心から、彼の心をざわつかせる言葉を舌に載せてしまう。
「アキは、アデラがウェズリーと住んでいることを、知っているだろう。嫌じゃないのか?」
女王の王配は、余裕で微笑んだ。俺のちっぽけな嫉妬は粉砕される。やはり彼は、勇者の器なのだ。
「また命を狙われるんじゃないか、という心配は少しあるけれど、嫌ではないよ。むしろ、安心できる。ザックも、王宮に猫人を連れてきて構わないんだよ。マディは承知している」
近頃アキは、俺の前でも姫を名前で呼ぶ。
初めに言い訳したのは、娘を姫と呼び習わしていて、紛らわしいとのことだった。俺に、人の妻の呼び名を指定する権利はない。
ゾーイの存在も、バレていた。特に隠していた訳でもないが、姫に知られた事を知って、ショックを受けた自分に衝撃を受ける。
まるで俺が、悪いことをしていたみたいである。
「あの約束」
全てが終わったら、一緒になろう。
最初から、無茶な話とわかっていた。だから、他にパートナーを作っても良い、と念押しされたのだ。
「うん。覚えている。護符みたいなものだよね。僕もマディも、あれを拠り所にして頑張った時があった」
過去形である。この現状で、白々しく本気を語るより誠実と言うべきか。
「今でも、って言ったら、信じて貰えなさそうだけれど。予言みたいに、曖昧なままでも良いのじゃないか?」
狡いかな、と尋ねるアキの髭に、紅茶の雫が光る。
「そうだな」
元々、無理な話なのである。改めて、無理だと確認するまでもない。
何となく、そんなこともあるかもしれない、と夢みる余地を残しても、罪にはなるまい。
「アキ。俺は、近々旅に出る。今の家も処分する」
俺は、先ほど言えなかった決意を、口に出す。
「待たせる側になるんだね。マディに伝えておこう」
元勇者は、驚きもせず、静かに頷いた。
「ところで、オールコックの件に絡めて、アリストファムの歴史もおさらいしたのだけれど」
唐突に、口調が変わった。妙に明るくて、俺は何となく警戒する。
「建国時の勇者って、普通の人間だったよね? とザックに聞いても知らないか」
思ったより長生きしていた俺でも、それは知らない。分割された魂は、生前の記憶までは再生しない。
「それから僕が勇者として呼ばれるまでの間に、どこから召喚という考えが出てきたのか、わからないんだよね」
「それは、魔王を倒したいのに、力を持った人間が出てこないから‥‥」
「でも、前回は出てくるまで待った訳でしょ? 今回の方が、人間の数としては、多かったんじゃないかな。それだけ、勇者となり得る人物が出てくる確率は高かったと思うよ。他の世界から無理やり引っ張ってくるなんて、ちょっとずるいよね」
いつの間にか、昔の口調に戻っている。それでいて、王家の威儀も保っている。普通の高校生が、こちらで言うどの地位に当たるのか知らないが、やはり彼は勇者に相応しい。
「それは、この世界の住人として、申し訳ないと思っている」
俺は心から頭を下げた。アキは困り顔になる。
「責めるのではないよ。ただ、人間に召喚術をもたらしたのがオールコックとして、その発想の元になった史実が埋もれているのかな、と思って」
勇者の召喚を手掛けたのは、コンクエスト卿である。彼はオールコックの著作を知っていた。彼の手に余ったため、ヒサエルディスが助けてアキを呼び出したのであった。
確かに、エルフは何かを知っているに違いない。だから本を回収して、これ以上知識が広まるのを防いだ、とも取れる。
「帰りたい?」
「いやあ。今更帰っても、向こうで生活していく自信がないなあ」
アキは本気で言っているようだ。勇者で王配もこなせる人間が生活に困るとは、彼の世界はよほど普通の水準が高いに違いない。
「様子を見ることが出来たら嬉しいけれど。残してきた人たちが、どうしているか、気になるから」
「ヒサエルディスに会ったら、聞いてみる」
もしかしたら、既にそのような道具があるかもしれない。あらゆる知識を詰め込まれたと思っていた俺だが、召喚については、詳しく知らされていないことに、今気付いた。
これは、聞いてみずにはいられない。
「まあ、それはそのうちで。僕が知りたいのは、召喚術を隠そうとする理由、というか、その歴史かな。やたらに召喚される方が困るから、理由は考えるまでもない。後の人たちのために、都合の悪い歴史を残しておかないと。僕は偶々魔王討伐に成功して、その後も大事にしてもらっているだけだからね」
「凄いなあ、アキは」
姫が女王でなかったら、アキは内外から王として認められただろう。
「全然そんな事はない。それより、長く留守にするなら、彼女に会っておくべきだ」
真面目な顔で言う。もう、王配に戻っていた。
「今、会えるなら」
アキが、どこかに向かって合図する。護衛ではない誰かが、動く気配がした。
やがて、向こうから、見知った人影が近付いて来た。俺は、緊張して待ち受けた。
終
彼女は約束を守って、自分がビアトリスの生まれ変わりであることを告白し、転生聖女としてキューネルン王国へ帰国した。
ケニントン侯爵家やその周辺が、アリストファム貴族との縁談を画策したものの、王女はことごとく潰した。
特にケニントンについては、転生前の娘の嫁ぎ先へ行くのは無理、とかなりすげなく断ったらしい。
調べてみると、確かにビアトリスの娘が嫁いだ記録があった。師匠が言ったように、十中八九リチャード=オールコックとの間の子である。
記録上は当然、アーサー=ゴールト伯爵の娘として嫁していた。
ケニントン家は、ミラベル元王妃の生家で、エリザベスの祖母筋に当たる。
ビアトリスがエリザベスに転生したには、肉体的な相性もあったようだ。
オールコックの最期に関して、その後、エリザベスが自説を広めようとした様子もない。
俺は、彼女が聖女として帰国後、アキに真相を打ち明けた。ティヌリエル王女のその後や、俺の出生は伏せたままである。
ヒサエルディスから聞いた、オールコックが死ぬまでの経緯だけを話したのだ。
「うん。知っていた」
優雅にティーカップを持ち上げ、アキは笑みを浮かべた。今日も会談場所は、庭先である。護衛は遠くから見守っている。
「えっ。姫も?」
俺は驚いた。あの時、とてもではないが、そんな風には見えなかった。
「うん。聖女から話を聞いた時には、二人とも知らなかったよ。マディが後から調べて、教えてくれた。代々の王が、私用の記録をつけていてね。ちゃんと、その件についても書いてあったそうだ」
俺は脱力した。公があれば私もある。根っから平民の俺は、そのことに思い至らなかった。
「聖女が何故異説を唱えたのか、意図がわからなかったのと、差し当たり害もないから、様子見していた。ビアトリス王女の生まれ変わりなら、オールコックの名誉を回復したかったのかな。大々的に広めるようなら、エルフ国と揉めかねないし、手を打とうと思っていたけれど、あれから何も言って来ないね」
それは、俺との取引の成果である。だが、俺が牽制しなくとも、彼らは対処できただろう。
俺が魔族の魂を内包した存在であることが、この国の唯一の弱みかもしれない。
「ビアトリス王女もエリザベス王女も、アリストファムに縁があるのに、キューネルンの聖女となってしまったな。阻止できなくて、済まなかった」
「ザカリーは、十分やってくれたよ。聖女の能力が千里眼ではなく、転生であったことを明らかにしてくれただろう? 彼女の中に、ビアトリス王女が存在すると知らしめた功績は、大きい。アリストファムがキューネルンに要求されるままに聖女を承認せず、独自に判断した事実も、今後有利に働く。これ以上の成果は望めなかった」
「いや。俺は特に何もしていなくて」
アキの声は、温かい。異世界から来た彼は、何もかも知っているのではないか、と錯覚させる。髭に埋もれた素肌も、前髪の奥の瞳も、召喚された当初から、さほど変わっていないように見える。
彼のいた世界で、彼は平凡な少年だったそうだ。勇者として魔王を討伐し、女王となった姫の王配として、国を支える姿からは、想像もつかない。
「ザックは控え目というか、透明な壁を通して世界を見ているようなところがある」
悪い意味じゃない、とアキは手を振る代わりに菓子へ手を伸ばす。下手に身振りをすると、何かの合図になってしまうようだ。
「ヒサエルディスの賢者目線とは、また違う。討伐後は、特にそう感じるようになった。ザック、僕は高校生でこの世界に飛ばされて以来、何十年にもわたって色々な経験を積んで、信頼できる仲間も得て、結婚して子供まで作ったけれど、今でも時々、周りに透明な壁が張り巡らされているように思うことがある」
そうだった。アキは異世界から召喚された、この世界でただ一人の存在だった。どれだけ親しい仲となっても、その事実は変わらない。
「ザックの壁と、僕の壁は違うのだろう。でも、勝手に僕は、親近感を抱いてきたんだよ。この先も、こうして話をする機会を作らせてほしい」
「わかった」
俺だけが孤独なのではない。俺には、師匠という根っこがある。仲間とは言えないが、ゾーイという似た存在もいる。アキは、自分の根っこを辿ることができない。
同類の不存在が確定した世界を生きる孤独は、俺とは比べ物にならない。そこで初めて恋した相手とは結ばれることを許されず、見合う権力を持たないまま、国を背負う立場に立っている。
俺は、彼の並ならぬ精神力に驚嘆するとともに、つまらぬ嫉み心から、彼の心をざわつかせる言葉を舌に載せてしまう。
「アキは、アデラがウェズリーと住んでいることを、知っているだろう。嫌じゃないのか?」
女王の王配は、余裕で微笑んだ。俺のちっぽけな嫉妬は粉砕される。やはり彼は、勇者の器なのだ。
「また命を狙われるんじゃないか、という心配は少しあるけれど、嫌ではないよ。むしろ、安心できる。ザックも、王宮に猫人を連れてきて構わないんだよ。マディは承知している」
近頃アキは、俺の前でも姫を名前で呼ぶ。
初めに言い訳したのは、娘を姫と呼び習わしていて、紛らわしいとのことだった。俺に、人の妻の呼び名を指定する権利はない。
ゾーイの存在も、バレていた。特に隠していた訳でもないが、姫に知られた事を知って、ショックを受けた自分に衝撃を受ける。
まるで俺が、悪いことをしていたみたいである。
「あの約束」
全てが終わったら、一緒になろう。
最初から、無茶な話とわかっていた。だから、他にパートナーを作っても良い、と念押しされたのだ。
「うん。覚えている。護符みたいなものだよね。僕もマディも、あれを拠り所にして頑張った時があった」
過去形である。この現状で、白々しく本気を語るより誠実と言うべきか。
「今でも、って言ったら、信じて貰えなさそうだけれど。予言みたいに、曖昧なままでも良いのじゃないか?」
狡いかな、と尋ねるアキの髭に、紅茶の雫が光る。
「そうだな」
元々、無理な話なのである。改めて、無理だと確認するまでもない。
何となく、そんなこともあるかもしれない、と夢みる余地を残しても、罪にはなるまい。
「アキ。俺は、近々旅に出る。今の家も処分する」
俺は、先ほど言えなかった決意を、口に出す。
「待たせる側になるんだね。マディに伝えておこう」
元勇者は、驚きもせず、静かに頷いた。
「ところで、オールコックの件に絡めて、アリストファムの歴史もおさらいしたのだけれど」
唐突に、口調が変わった。妙に明るくて、俺は何となく警戒する。
「建国時の勇者って、普通の人間だったよね? とザックに聞いても知らないか」
思ったより長生きしていた俺でも、それは知らない。分割された魂は、生前の記憶までは再生しない。
「それから僕が勇者として呼ばれるまでの間に、どこから召喚という考えが出てきたのか、わからないんだよね」
「それは、魔王を倒したいのに、力を持った人間が出てこないから‥‥」
「でも、前回は出てくるまで待った訳でしょ? 今回の方が、人間の数としては、多かったんじゃないかな。それだけ、勇者となり得る人物が出てくる確率は高かったと思うよ。他の世界から無理やり引っ張ってくるなんて、ちょっとずるいよね」
いつの間にか、昔の口調に戻っている。それでいて、王家の威儀も保っている。普通の高校生が、こちらで言うどの地位に当たるのか知らないが、やはり彼は勇者に相応しい。
「それは、この世界の住人として、申し訳ないと思っている」
俺は心から頭を下げた。アキは困り顔になる。
「責めるのではないよ。ただ、人間に召喚術をもたらしたのがオールコックとして、その発想の元になった史実が埋もれているのかな、と思って」
勇者の召喚を手掛けたのは、コンクエスト卿である。彼はオールコックの著作を知っていた。彼の手に余ったため、ヒサエルディスが助けてアキを呼び出したのであった。
確かに、エルフは何かを知っているに違いない。だから本を回収して、これ以上知識が広まるのを防いだ、とも取れる。
「帰りたい?」
「いやあ。今更帰っても、向こうで生活していく自信がないなあ」
アキは本気で言っているようだ。勇者で王配もこなせる人間が生活に困るとは、彼の世界はよほど普通の水準が高いに違いない。
「様子を見ることが出来たら嬉しいけれど。残してきた人たちが、どうしているか、気になるから」
「ヒサエルディスに会ったら、聞いてみる」
もしかしたら、既にそのような道具があるかもしれない。あらゆる知識を詰め込まれたと思っていた俺だが、召喚については、詳しく知らされていないことに、今気付いた。
これは、聞いてみずにはいられない。
「まあ、それはそのうちで。僕が知りたいのは、召喚術を隠そうとする理由、というか、その歴史かな。やたらに召喚される方が困るから、理由は考えるまでもない。後の人たちのために、都合の悪い歴史を残しておかないと。僕は偶々魔王討伐に成功して、その後も大事にしてもらっているだけだからね」
「凄いなあ、アキは」
姫が女王でなかったら、アキは内外から王として認められただろう。
「全然そんな事はない。それより、長く留守にするなら、彼女に会っておくべきだ」
真面目な顔で言う。もう、王配に戻っていた。
「今、会えるなら」
アキが、どこかに向かって合図する。護衛ではない誰かが、動く気配がした。
やがて、向こうから、見知った人影が近付いて来た。俺は、緊張して待ち受けた。
終
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