閻魔ちゃんと数えるぼくの罪 ~過去に戻って生前の罪をすべて精算しないと、ぼくは地獄に落ちるらしい~

ジェロニモ

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なんかよくわからんが計画通り

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 気づけばぼくはスマホを耳に当てていた。

『なに?急にうめき出して超きもいんだけど』

 スマホから、七瀬の罵倒が耳を刺した。

「ちょっと……持病の慢性頭痛が発症したんだよ」

 まだこの時空間移動の痛みに慣れていないことは喜ぶべきなのか。よくわからない。

「えーっとなんの話しだっけ」
『は?あんたたちが私たちのストーカーなんじゃないのって話でしょ?ボケてんの?』
「大助はともかくぼくは違う」

 脂汗を額に浮かべながらもぼくはそう答えた。

 どうやら戻されたのは、ぼくが写真のことで彼女を脅す寸前のようだった。つまりここから写真で脅すことなくこの女の協力を得なくてはならないというわけだ。

 ここでやっぱりなんでもないですと通話を切る選択肢もあるにはある。けどやはり、ターゲットの親友の協力というのは魅力的だ。自称ではあるけど

「な、なあ。大助と春風さん。なんかいい感じな気がしないか?お似合いというか。まるで運命の赤い糸でつながれているような……」
『はっ。運命の赤い糸とか』

 鼻で笑われた

『……まあ、気が合いそうっていうのは否定しないけど』

 気が合いそう云々は苦し紛れに言ったことだったのだが、思いの外反応は悪くない。つまり、理由はまったくわからないが、七瀬はふたりの相性が良さそうだと思っているようだった。

「じゃあ二人の仲を取り持つの、協力してくれね?」
『私にあんたのお願いを聞くメリット、ある?』
「ある!」

 ここぞとばかりにぼくは力強くうなずいた。

「おまえは春風さんの親友で、ぼくは大助の親友だ」
『なにが親友よ。あんたたちがつるみ出したのってつい最近なんでしょ』
「親友になるのに時間は関係ないんだよ」

 これでも十年以上の大親友なんだぞと言うわけにもいかないのでそう答えた。

「ぼくの私見によると、春風さんは大助に気があると睨んでるんだ。だから、くっつけるのに協力してくれよ」

 頼んでおいてなんだが、自分に友好的じゃないどころか、敵対心するら抱いていそうな七瀬が頼みを了承してくれるとは思えなかった。しかし、即答で拒否されるというぼくの予想に反して、七瀬はやけに長考した。

『……ま、いいわ』

 そして返ってきた回答は、まさかの了承だった。

「え?まじ?」
『なに、文句あるわけ?』
「いえないですないです。よろしくおねがいします。それでですね。さっそく明日の話しなんですけども……」

 一時の気の迷い説が有力だったので、七瀬が乗り気なうちに、今後の計画について打ち合わせておくことにした。
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