46 / 46
閻魔ちゃんと数えるぼくの罪
しおりを挟む
「なあ、あのふたりってマジで別になにもしなくてもくっついてたんじゃねえの?普通に両思いだったわけだし」
さっきまで泣いている姿を見られていたと思うと、何も言わないのがなんだか恥ずかしくて、ぼくは話題を絞り出した。
「いや、それがそうでもない」
「両想いなのに報われない恋愛というのは案外珍しくないんですよ」
「考えてもみろ。今回おまえがきっかけを作らなかったとして、あの二人が自分からアプローチなんてできる性格に思えるのか?」
ふたりの言い分に、「あー」とぼくは納得した。七瀬が言っていたけど、春風さんにも隠し事があって、最初は大助も小説のこととか、オタクなこととか隠してたわけだし。そう簡単にアプローチはできなかったか。
「それで、これからぼくは地獄に落ちるのか?」
深呼吸をして、本題に入る。言ってから気づいたが、案外心は穏やかだった。あれだけ泣いたのが良かったのかもしれない。
「なにを言っている。精算してないお前の罪はまだまだあるんだぞ」
「でももう過去に戻れないだろ」
閻魔ちゃんが文句ありげに僕を見るが、もう罪を帳消しにできない以上、ぼくは問答無用で地獄行きだ。それに、転生先は人外だというおまけつき。それを理解した上でも、なぜだか気分は晴れやかだった。ただ、一つだけ気がかりなこともある。
「なあ今回の件で、未来って変わったわけだろ?」
「まあ、そうだな」
「じゃあ、大助が小説家になったかもしれないってことだろ?みんながどうなったかとか、冥土の土産に教えてくれねーの?」
「本人が知らない未来の情報は与えられない」
閻魔ちゃんは、お決まりのセリフを言う。
「またそれかよ……。どうせ地獄行き決定なんだからさあ。少しは融通を効かせてくれよ」
「さて、それはどうかな?」
なぜか閻魔ちゃんはにやりと笑った。
「実は裁判において、隠していたルールがまだある」「またかよ!」
「またじゃないわ!前は言い忘れてたり、めんどくさかったから省いたけど、今回のはあえて隠してたんだ!」
「はっ。ものは言いようだな」
吠える閻魔ちゃんを、ぼくは鼻で笑い飛ばした。
どうせ、言い忘れたけど誤魔化すために適当な理由をでっち上げただけだろうが。
「おまえ、まったく信じてないな……。本当だ!本当なんだぞ!そうだろう青鬼!」
「残念ながら本当なんですよ。春風さん。でも、残念なことばかりじゃないですよ」
青鬼さんは隠してたことを申し訳なさそうに謝ったあとで、嬉しそうにそう言った。
「佐藤敬太よ。善意メーターを見よ!」
言われて、ほとんどが空になっているはずのその筒の中に目を向ける。そこにはちゃぽちゃぽと、横に人間と書かれたメモリを裕に超した白く輝く液体が揺れていた。
最初に過去に戻る前、善意メーターを初めて見たときよりも量が多い。
「どういう、ことなんだ……?」
「このメーターは、おまえがこれまでに行ってきた善行を加算したものだと説明したはずだ」
閻魔ちゃんが答えるが、ぼくが聞きたいのはそんなことじゃない。
「それは、わかってるって。ぼくが聴いてるのは、なんで増えてるのかってことだよ」
本来なら、あの中身はもうほとんど空のはずだ。
「加算されるのは死ぬ前だけではなく、やり直し中の善行も含むというシステムになっているのだ。そして一つ罪を精算するまで、担当する人間にそのシステムを伝えてはいけないというのがルールでな。一応最初にヒントは出していたんだぞ?情けは人の為ならずと言ってあっただろう?」
ああ、たしかに最初、そんな似合わないことを言いやがってと思った記憶がある。けど、普通気づくかよ、そんなシステム。
「それでこんなに貯まるのか?だって最初に見たときよりより多いくらいだぞ」
これじゃあぼくの生前の善行より、やり直しでの善行の方が割合が大きいってことになるじゃないか。そんなの、なんだかおかしい気がする。
「普通、こうは貯まらない」
閻魔ちゃんがメーターを見て答えた。
「自分が地獄に堕ちないためにとした行動は、たとえそれが結果的にどんなに人のためになろうと善行とは見なされない。だからこれはな、おまえが心の底から友のために、誰かのために動いたという証明に他ならないのだ」
ぼくはそう聞いても、まだ納得がいかなかった。確かにぼくは、途中から地獄行きを回避することを諦めた。でもそれは誰かのためじゃなく、自分が後悔しない道を選ぶためだ。ぼくは結局最後まで、自分のことしか考えてなかった。それを善行と評されるのは罪悪感があった。
「自分でも信じられないか?だが、システムに誤審はない。素直に受け入れるのだな。なんのことはない。自分の性根が土壇場では案外善人だったというそれだけの話だ。悪ぶりたい願望がないなら、そう悪いことでもないだろう」
……そうだ。理由なんてなんだっていい。善行メーターが増えたことが意味するのは……
「つまり……」「まだ、罪の精算は始まったばかりということだな。だからもっと喜んだ顔をしたらどうなんだ。私の裁判がまだ受けられるのだぞ!」
閻魔ちゃんがなにやらキーキーと言うのが、なんだかすごく遠く聞こえた。まだみんなとまた一緒に居られるかもしれないということに、なんだか実感が湧かなくて。ぼくは震える自分の手をぼんやりと見つめた。
「おめでとうございます、佐藤さん」
いつのまにかぼくの目の前まで近づいてきた青鬼さんが、そう言ってペコリと頭を下げた。
「えっと、ありがとうございます?」
「なぜ疑問形なんですか?」
「なんというか、頭ではわかってるんですけど、まだ終わりじゃないってことに、実感が湧かなくて。喜ぶべきなんでしょうけど……」
きっと、夢見心地というのは、今みたいなときに使うのだろう。
青鬼さんが「佐藤さん」と、夢から引き戻すようにぼくの名前を呼んだ。
「西宮大助が小説家になれたのか、春風渚は親の理解を得て声優になれたのか。七瀬ぼたんは?小川雪は?……佐藤さんが知りたいと願った未来の情報は、これから佐藤さん自身の目で、直接確かめてはいかがですか?」
「佐藤さんには、それができるのですから」そう言って、青鬼さんは微笑んだ。
その言葉を聞いて、ぼくはようやく、またみんなと会えるのかもしれないという実感が湧いてきた。
「そうですね。人から聴くよりも、自分の目で見たほうがずっといい」
自然と笑みがこぼれ出す。
「まったく。今回の一件で、説明不足やら言動の悪さやらで、私の閻魔代理としての評価が結構やばいことになってるんだぞ。また再研修にでもなったらどうしてくれるんだ。私はここから評価を挽回するんだよ!こんなあっけなく終わられてたまるか!」
そう叫ぶ閻魔ちゃんを見て、青鬼さんはこめかみを押さえてため息をつく。多分、言動の悪さはそういうとこだと思うけど。
なるほど。青鬼さんの報告により、閻魔ちゃんは着実に評価が落ちているらしい。ざまあ見ろとしか言う他ない。
「それにな。善行メーターが死後も増やすことができる。それは過去に戻れる回数が増えるというだけではないぞ」
「どういうことだよ」
「それはまだ教えられんな」
閻魔ちゃんがそう言って、くふふふと意味深に笑った。
「なら気になるような言い方するなよな……」
「そうだな。ならこう言っておこう。善行メーターを満タンまで貯めれば、なにか良いことがあるかもしれないぞ」
だから結局気になる言い方のままなんだよ。それ。
「その良いことってのがわかんないんだろ……。なんだ?神になれるとか?」
「教えませーん。例えおまえの当てずっぽうが当たっていたとしても答えませーん」
閻魔ちゃんは、べろべろべーと舌を出した。
つくづくムカつくやつだ。まあいいだろう。頭の隅に置いておくぐらいにとどめておこう。いざ頑張って貯めて、良いことというのが閻魔ちゃんに褒めてもらえるとかだったら発狂するし。
「では、次のやり直しの準備はいいか?ちなみに準備ができてなくても関係なく過去に送り込むぞ」
「なら聴くなよ……」
「なんだ、会いたがっていたみんなと会えるのが早まったのだ。もっと喜んだらどうなんだまったく」
「そうなんだけどさ……」
なんというか、一息つくというか、心の準備というか、色々あるんだよこっちも。
「では次に精算する罪は……」
……まあ、なんにせよ。閻魔ちゃん達と行うぼくの罪の精算は、まだまだ続くようだ。次は一体、いつに戻るのだろうか。地獄行きがかかっているというのに、ぼくは不思議とワクワクしていた。
さっきまで泣いている姿を見られていたと思うと、何も言わないのがなんだか恥ずかしくて、ぼくは話題を絞り出した。
「いや、それがそうでもない」
「両想いなのに報われない恋愛というのは案外珍しくないんですよ」
「考えてもみろ。今回おまえがきっかけを作らなかったとして、あの二人が自分からアプローチなんてできる性格に思えるのか?」
ふたりの言い分に、「あー」とぼくは納得した。七瀬が言っていたけど、春風さんにも隠し事があって、最初は大助も小説のこととか、オタクなこととか隠してたわけだし。そう簡単にアプローチはできなかったか。
「それで、これからぼくは地獄に落ちるのか?」
深呼吸をして、本題に入る。言ってから気づいたが、案外心は穏やかだった。あれだけ泣いたのが良かったのかもしれない。
「なにを言っている。精算してないお前の罪はまだまだあるんだぞ」
「でももう過去に戻れないだろ」
閻魔ちゃんが文句ありげに僕を見るが、もう罪を帳消しにできない以上、ぼくは問答無用で地獄行きだ。それに、転生先は人外だというおまけつき。それを理解した上でも、なぜだか気分は晴れやかだった。ただ、一つだけ気がかりなこともある。
「なあ今回の件で、未来って変わったわけだろ?」
「まあ、そうだな」
「じゃあ、大助が小説家になったかもしれないってことだろ?みんながどうなったかとか、冥土の土産に教えてくれねーの?」
「本人が知らない未来の情報は与えられない」
閻魔ちゃんは、お決まりのセリフを言う。
「またそれかよ……。どうせ地獄行き決定なんだからさあ。少しは融通を効かせてくれよ」
「さて、それはどうかな?」
なぜか閻魔ちゃんはにやりと笑った。
「実は裁判において、隠していたルールがまだある」「またかよ!」
「またじゃないわ!前は言い忘れてたり、めんどくさかったから省いたけど、今回のはあえて隠してたんだ!」
「はっ。ものは言いようだな」
吠える閻魔ちゃんを、ぼくは鼻で笑い飛ばした。
どうせ、言い忘れたけど誤魔化すために適当な理由をでっち上げただけだろうが。
「おまえ、まったく信じてないな……。本当だ!本当なんだぞ!そうだろう青鬼!」
「残念ながら本当なんですよ。春風さん。でも、残念なことばかりじゃないですよ」
青鬼さんは隠してたことを申し訳なさそうに謝ったあとで、嬉しそうにそう言った。
「佐藤敬太よ。善意メーターを見よ!」
言われて、ほとんどが空になっているはずのその筒の中に目を向ける。そこにはちゃぽちゃぽと、横に人間と書かれたメモリを裕に超した白く輝く液体が揺れていた。
最初に過去に戻る前、善意メーターを初めて見たときよりも量が多い。
「どういう、ことなんだ……?」
「このメーターは、おまえがこれまでに行ってきた善行を加算したものだと説明したはずだ」
閻魔ちゃんが答えるが、ぼくが聞きたいのはそんなことじゃない。
「それは、わかってるって。ぼくが聴いてるのは、なんで増えてるのかってことだよ」
本来なら、あの中身はもうほとんど空のはずだ。
「加算されるのは死ぬ前だけではなく、やり直し中の善行も含むというシステムになっているのだ。そして一つ罪を精算するまで、担当する人間にそのシステムを伝えてはいけないというのがルールでな。一応最初にヒントは出していたんだぞ?情けは人の為ならずと言ってあっただろう?」
ああ、たしかに最初、そんな似合わないことを言いやがってと思った記憶がある。けど、普通気づくかよ、そんなシステム。
「それでこんなに貯まるのか?だって最初に見たときよりより多いくらいだぞ」
これじゃあぼくの生前の善行より、やり直しでの善行の方が割合が大きいってことになるじゃないか。そんなの、なんだかおかしい気がする。
「普通、こうは貯まらない」
閻魔ちゃんがメーターを見て答えた。
「自分が地獄に堕ちないためにとした行動は、たとえそれが結果的にどんなに人のためになろうと善行とは見なされない。だからこれはな、おまえが心の底から友のために、誰かのために動いたという証明に他ならないのだ」
ぼくはそう聞いても、まだ納得がいかなかった。確かにぼくは、途中から地獄行きを回避することを諦めた。でもそれは誰かのためじゃなく、自分が後悔しない道を選ぶためだ。ぼくは結局最後まで、自分のことしか考えてなかった。それを善行と評されるのは罪悪感があった。
「自分でも信じられないか?だが、システムに誤審はない。素直に受け入れるのだな。なんのことはない。自分の性根が土壇場では案外善人だったというそれだけの話だ。悪ぶりたい願望がないなら、そう悪いことでもないだろう」
……そうだ。理由なんてなんだっていい。善行メーターが増えたことが意味するのは……
「つまり……」「まだ、罪の精算は始まったばかりということだな。だからもっと喜んだ顔をしたらどうなんだ。私の裁判がまだ受けられるのだぞ!」
閻魔ちゃんがなにやらキーキーと言うのが、なんだかすごく遠く聞こえた。まだみんなとまた一緒に居られるかもしれないということに、なんだか実感が湧かなくて。ぼくは震える自分の手をぼんやりと見つめた。
「おめでとうございます、佐藤さん」
いつのまにかぼくの目の前まで近づいてきた青鬼さんが、そう言ってペコリと頭を下げた。
「えっと、ありがとうございます?」
「なぜ疑問形なんですか?」
「なんというか、頭ではわかってるんですけど、まだ終わりじゃないってことに、実感が湧かなくて。喜ぶべきなんでしょうけど……」
きっと、夢見心地というのは、今みたいなときに使うのだろう。
青鬼さんが「佐藤さん」と、夢から引き戻すようにぼくの名前を呼んだ。
「西宮大助が小説家になれたのか、春風渚は親の理解を得て声優になれたのか。七瀬ぼたんは?小川雪は?……佐藤さんが知りたいと願った未来の情報は、これから佐藤さん自身の目で、直接確かめてはいかがですか?」
「佐藤さんには、それができるのですから」そう言って、青鬼さんは微笑んだ。
その言葉を聞いて、ぼくはようやく、またみんなと会えるのかもしれないという実感が湧いてきた。
「そうですね。人から聴くよりも、自分の目で見たほうがずっといい」
自然と笑みがこぼれ出す。
「まったく。今回の一件で、説明不足やら言動の悪さやらで、私の閻魔代理としての評価が結構やばいことになってるんだぞ。また再研修にでもなったらどうしてくれるんだ。私はここから評価を挽回するんだよ!こんなあっけなく終わられてたまるか!」
そう叫ぶ閻魔ちゃんを見て、青鬼さんはこめかみを押さえてため息をつく。多分、言動の悪さはそういうとこだと思うけど。
なるほど。青鬼さんの報告により、閻魔ちゃんは着実に評価が落ちているらしい。ざまあ見ろとしか言う他ない。
「それにな。善行メーターが死後も増やすことができる。それは過去に戻れる回数が増えるというだけではないぞ」
「どういうことだよ」
「それはまだ教えられんな」
閻魔ちゃんがそう言って、くふふふと意味深に笑った。
「なら気になるような言い方するなよな……」
「そうだな。ならこう言っておこう。善行メーターを満タンまで貯めれば、なにか良いことがあるかもしれないぞ」
だから結局気になる言い方のままなんだよ。それ。
「その良いことってのがわかんないんだろ……。なんだ?神になれるとか?」
「教えませーん。例えおまえの当てずっぽうが当たっていたとしても答えませーん」
閻魔ちゃんは、べろべろべーと舌を出した。
つくづくムカつくやつだ。まあいいだろう。頭の隅に置いておくぐらいにとどめておこう。いざ頑張って貯めて、良いことというのが閻魔ちゃんに褒めてもらえるとかだったら発狂するし。
「では、次のやり直しの準備はいいか?ちなみに準備ができてなくても関係なく過去に送り込むぞ」
「なら聴くなよ……」
「なんだ、会いたがっていたみんなと会えるのが早まったのだ。もっと喜んだらどうなんだまったく」
「そうなんだけどさ……」
なんというか、一息つくというか、心の準備というか、色々あるんだよこっちも。
「では次に精算する罪は……」
……まあ、なんにせよ。閻魔ちゃん達と行うぼくの罪の精算は、まだまだ続くようだ。次は一体、いつに戻るのだろうか。地獄行きがかかっているというのに、ぼくは不思議とワクワクしていた。
0
この作品の感想を投稿する
あなたにおすすめの小説
どうしよう私、弟にお腹を大きくさせられちゃった!~弟大好きお姉ちゃんの秘密の悩み~
さいとう みさき
恋愛
「ま、まさか!?」
あたし三鷹優美(みたかゆうみ)高校一年生。
弟の晴仁(はると)が大好きな普通のお姉ちゃん。
弟とは凄く仲が良いの!
それはそれはものすごく‥‥‥
「あん、晴仁いきなりそんなのお口に入らないよぉ~♡」
そんな関係のあたしたち。
でもある日トイレであたしはアレが来そうなのになかなか来ないのも気にもせずスカートのファスナーを上げると‥‥‥
「うそっ! お腹が出て来てる!?」
お姉ちゃんの秘密の悩みです。
わたしの下着 母の私をBBA~と呼ぶことのある息子がまさか...
MisakiNonagase
青春
39才の母・真知子は息子が私の下着を持ち出していることに気づいた。
ネットで同様の事象がないか調べると、案外多いようだ。
さて、真知子は息子を問い詰める? それとも気づかないふりを続けてあげるか?
そのほかに外伝も綴りました。
罰ゲームから始まった、五人のヒロインと僕の隣の物語
ノン・タロー
恋愛
高校2年の夏……友達同士で行った小テストの点を競う勝負に負けた僕、御堂 彼方(みどう かなた)は、罰ゲームとしてクラスで人気のある女子・風原 亜希(かざはら あき)に告白する。
だが亜希は、彼方が特に好みでもなく、それをあっさりと振る。
それで終わるはずだった――なのに。
ひょんな事情で、彼方は亜希と共に"同居”することに。
さらに新しく出来た、甘えん坊な義妹・由奈(ゆな)。
そして教室では静かに恋を仕掛けてくる寡黙なクラス委員長の柊 澪(ひいらぎ みお)、特に接点の無かった早乙女 瀬玲奈(さおとめ せれな)、おまけに生徒会長の如月(きさらぎ)先輩まで現れて、彼方の周囲は急速に騒がしくなっていく。
由奈は「お兄ちゃん!」と懐き、澪は「一緒に帰らない……?」と静かに距離を詰める。
一方の瀬玲奈は友達感覚で、如月先輩は不器用ながらも接してくる。
そんな中、亜希は「別に好きじゃないし」と言いながら、彼方が誰かと仲良くするたびに心がざわついていく。
罰ゲームから始まった関係は、日常の中で少しずつ形を変えていく。
ツンデレな同居人、甘えたがりな義妹、寡黙な同クラ女子、恋愛に不器用な生徒会長、ギャル気質な同クラ女子……。
そして、無自覚に優しい彼方が、彼女たちの心を少しずつほどいていく。
これは、恋と居場所と感情の距離をめぐる、ちょっと不器用で、でも確かな青春の物語。
隣の家の幼馴染と転校生が可愛すぎるんだが
akua034
恋愛
隣に住む幼馴染・水瀬美羽。
毎朝、元気いっぱいに晴を起こしに来るのは、もう当たり前の光景だった。
そんな彼女と同じ高校に進学した――はずだったのに。
数ヶ月後、晴のクラスに転校してきたのは、まさかの“全国で人気の高校生アイドル”黒瀬紗耶。
平凡な高校生活を過ごしたいだけの晴の願いとは裏腹に、
幼馴染とアイドル、二人の存在が彼の日常をどんどんかき回していく。
笑って、悩んで、ちょっとドキドキ。
気づけば心を奪われる――
幼馴染 vs 転校生、青春ラブコメの火蓋がいま切られる!
里帰りをしていたら離婚届が送られてきたので今から様子を見に行ってきます
結城芙由奈@コミカライズ連載中
恋愛
<離婚届?納得いかないので今から内密に帰ります>
政略結婚で2年もの間「白い結婚」を続ける最中、妹の出産祝いで里帰りしていると突然届いた離婚届。あまりに理不尽で到底受け入れられないので内緒で帰ってみた結果・・・?
※「カクヨム」「小説家になろう」にも投稿しています
陰キャ幼馴染に振られた負けヒロインは俺がいる限り絶対に勝つ!
みずがめ
恋愛
★講談社ラノベ文庫新人賞佳作を受賞しました!
杉藤千夏はツンデレ少女である。
そんな彼女は誤解から好意を抱いていた幼馴染に軽蔑されてしまう。その場面を偶然目撃した佐野将隆は絶好のチャンスだと立ち上がった。
千夏に好意を寄せていた将隆だったが、彼女には生まれた頃から幼馴染の男子がいた。半ば諦めていたのに突然転がり込んできた好機。それを逃すことなく、将隆は千夏の弱った心に容赦なくつけ込んでいくのであった。
徐々に解されていく千夏の心。いつしか彼女は将隆なしではいられなくなっていく…。口うるさいツンデレ女子が優しい美少女幼馴染だと気づいても、今さらもう遅い!
※他サイトにも投稿しています。
※表紙絵イラストはおしつじさん、ロゴはあっきコタロウさんに作っていただきました。
サンスクミ〜学園のアイドルと偶然同じバイト先になったら俺を3度も振った美少女までついてきた〜
野谷 海
恋愛
「俺、やっぱり君が好きだ! 付き合って欲しい!」
「ごめんね青嶋くん……やっぱり青嶋くんとは付き合えない……」
この3度目の告白にも敗れ、青嶋将は大好きな小浦舞への想いを胸の内へとしまい込んで前に進む。
半年ほど経ち、彼らは何の因果か同じクラスになっていた。
別のクラスでも仲の良かった去年とは違い、距離が近くなったにも関わらず2人が会話をする事はない。
そんな折、将がアルバイトする焼鳥屋に入ってきた新人が同じ学校の同級生で、さらには舞の親友だった。
学校とアルバイト先を巻き込んでもつれる彼らの奇妙な三角関係ははたしてーー
⭐︎第3部より毎週月・木・土曜日の朝7時に最新話を投稿します。
⭐︎もしも気に入って頂けたら、ぜひブックマークやいいね、コメントなど頂けるととても励みになります。
※表紙絵、挿絵はAI作成です。
※この作品はフィクションであり、作中に登場する人物、団体等は全て架空です。
俺様上司に今宵も激しく求められる。
美凪ましろ
恋愛
鉄面皮。無表情。一ミリも笑わない男。
蒔田一臣、あたしのひとつうえの上司。
ことあるごとに厳しくあたしを指導する、目の上のたんこぶみたいな男――だったはずが。
「おまえの顔、えっろい」
神様仏様どうしてあたしはこの男に今宵も激しく愛しこまれているのでしょう。
――2000年代初頭、IT系企業で懸命に働く新卒女子×厳しめの俺様男子との恋物語。
**2026.01.02start~2026.01.17end**
◆エブリスタ様にも掲載。人気沸騰中です!
https://estar.jp/novels/26513389
ユーザ登録のメリット
- 毎日¥0対象作品が毎日1話無料!
- お気に入り登録で最新話を見逃さない!
- しおり機能で小説の続きが読みやすい!
1~3分で完了!
無料でユーザ登録する
すでにユーザの方はログイン
閉じる