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サンドクラブ 2
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3日後に俺達は、トライエルバッハの街についた。すぐに宿を決め、2人部屋を2つ取る。
いったん宿を出て、俺の体形に合った服と装備を買った。
宿屋に戻ると、アルミが俺と一緒に寝ると言ってきかない。
「はいはい」とクレライン。
「後で行くからね」とオーリア。
2人と別れてアルミと同じ部屋に入るが、話せるような話題はない。俺はこの世界では8歳で、体は大人、そして、地球で大人として生きていた意識がある。自分自身についての記憶は欠落しているが。だから、10歳ぐらいの幼女と同じ部屋は、犯罪だよなという意識はある。気まずいな思っていると、アルミは、こてんと眠ってくれた。
ホッとしている間もなく、クレラインとオーリアが入ってくる。
「将来のお嫁さんは眠った?」
「よしてくれよ、その話は。アルミはまだ子供だから、自分の言っていることの意味が分かってないんだよ」
「まあ、いいじゃない。硬いことは言わないで、私たちは楽しみましょうよ」と、空いているベッドの方に俺の手を引っ張って連れて行く。
まずは、いつもの魔力ドレインからだ。
次の日の朝から、俺達は冒険者ギルドに行った。金属プレートに、トライエルバッハの刻印を刻んでもらう為だ。
アルミはまだ幼いので、冒険者になれない。本人はなりたがったが、ギルドの受付嬢にダメだと言われて落ち込んでいた。
今までギルドの依頼を受けたことがなかったので、どんな依頼があるのか見てみようということで、依頼ボードを見てみた。このトライエルバッハの東の端は海に面しているらしく、漁村があって、海の魔物の討伐依頼があった。
この世界のギルドでは、討伐依頼といっても、ギルドは情報を取り次いでいるだけで、依頼そのものは、仲介すらしていない。
つまり、こんな討伐依頼がありますよと依頼ボードに貼ってあるが、それは情報だけのことで、依頼は現地で依頼者から受け、報酬も現地で依頼者からもらう。ギルドへの報告は、依頼者が行い、冒険者には報告義務がない。その為、ギルドの依頼ボードには、既に達成済みとなっている以依頼書が、撤去されずに残っていることも少なからずある。かなりルーズだが、この世界の冒険者ギルドの社会的地位は低く、単なる斡旋所扱いなので、それでも誰も文句を言わないようだ。
海の魔物はまだ見たことがないから、この依頼を受ければ、新しいスキルがドレイン出来そうなので、東の端の漁村に行くことにした。もちろん、どんな依頼を受けるのか、ギルドへの報告義務もない。
トライエルバッハは細長い街で、俺達は西側から街に入り、街の中心を背骨のように貫いている中央の大通りを馬車で移動する。半日ほどで東の門に着くと、その先に漁村があるという。漁村と言ってもかなり大きく、海産物の集積地としても機能しているそうだ。
東の門を出て漁村迄1時間程で着いた。
漁村の漁師組合の建物に入り、魔物の討伐依頼を見て来たというと、
「子連れの冒険者か。でも、あんたは体がデカいし、強そうだ。奥さんとお子さんは、ここで休んでいてもらってもいいよ。俺はダッグエイドだ」と手を差し出してくるので、
「俺は、冒険者のダブリンだ。横の2人の嫁も冒険者で、クレラインとオーリアだ」と握手を交わし
「私は、子どもじゃないもん」とアルミが言うが、オーリアが引っ張って、俺達の後ろに隠した。
「俺の嫁たちも結構強いが、危険があるなら、ここで待たせることにするよ」
「それなら部屋に案内するから、一旦、そこで寛いでくれ」
「馬車を置くところはある?」とクレライン。
「ああ、ミルジャ、その人を厩舎に案内してくれ」と近くに居た若い女を、厩舎への案内に付けてくれた。
クレラインが戻るのを待ち、ダッグエイドは、俺達を宿泊のできる部屋に案内した。
「魔物は、朝早くに出ることが多い。討伐の間は、この部屋を使ってくれたらいい」
「魔物はどんな奴だ?」
「いろいろだ。サンドクラブ、ポイズンシェル、それとランディエンゴだな」
「数は多いのか?それと、ランディエンゴってどんな奴だ?他の奴の特徴も教えてくれ。」
「数は多いぞ。船を出せないくらいだ。ランディエンゴは足がいっぱいあって節のある虫みたいな奴だ」
「海ムカデね」とクレライン。
「そう、それだ」
「詳しいのか?」と俺がクレラインを見て聞くと、
「やっかいな奴よ。そこそこ強くて、数が多い。体を半分に斬ったら、前と後で別々に動いて攻撃してくるわ。おまけに毒持ちよ」
「厄介そうだな」
「そうなんだ。そいつがいるから、討伐を引き受けてくれる冒険者が居なくて、困っている。サンドクラブは、カニのデカい奴だ。とにかく硬い。剣が通らないから、ハンマーで叩くしかない。ポイズンシェルは、波打ち際に隠れていて、人が近づいたら毒霧を吹き出す。こいつも厄介だ」
「衛兵とか領主様は何もしないのか?」
「陳情しても、ここまでは来てくれないさ」
「とにかく明日の夜明け前に行ってみよう」
「よろしく頼む」
「これから数日、この部屋で泊まりだ。クレラインもオーリアもどうする?」
「どうするって?」
「危険そうなら、俺1人で行くが」
「馬鹿言わないでよ。私たちも行くに決まってるじゃない」
「そうよ、私たちも、そろそろ自分自身を強化しないと」
「アルミはどうする」
「私も行く~」
「いや、アルミは」と俺が言いかけると、
「一緒に行けばいいわ。アルミちゃんも戦闘経験を積まなきゃね。ね~、アルミちゃん」
オーリアとアルミがタッグを組んでいる。ここは俺の負けだ。
その夜は、漁師たちから、エビやカニ、貝や魚を買って、組合の食堂で焼いてもらって食べた。塩味だけだが、新鮮なので美味しく、この世界に来て初めての海鮮三昧を満喫した。
その後のフルコースは、漁師たちに盗み聞きされそうなので、この日は我慢した。
いったん宿を出て、俺の体形に合った服と装備を買った。
宿屋に戻ると、アルミが俺と一緒に寝ると言ってきかない。
「はいはい」とクレライン。
「後で行くからね」とオーリア。
2人と別れてアルミと同じ部屋に入るが、話せるような話題はない。俺はこの世界では8歳で、体は大人、そして、地球で大人として生きていた意識がある。自分自身についての記憶は欠落しているが。だから、10歳ぐらいの幼女と同じ部屋は、犯罪だよなという意識はある。気まずいな思っていると、アルミは、こてんと眠ってくれた。
ホッとしている間もなく、クレラインとオーリアが入ってくる。
「将来のお嫁さんは眠った?」
「よしてくれよ、その話は。アルミはまだ子供だから、自分の言っていることの意味が分かってないんだよ」
「まあ、いいじゃない。硬いことは言わないで、私たちは楽しみましょうよ」と、空いているベッドの方に俺の手を引っ張って連れて行く。
まずは、いつもの魔力ドレインからだ。
次の日の朝から、俺達は冒険者ギルドに行った。金属プレートに、トライエルバッハの刻印を刻んでもらう為だ。
アルミはまだ幼いので、冒険者になれない。本人はなりたがったが、ギルドの受付嬢にダメだと言われて落ち込んでいた。
今までギルドの依頼を受けたことがなかったので、どんな依頼があるのか見てみようということで、依頼ボードを見てみた。このトライエルバッハの東の端は海に面しているらしく、漁村があって、海の魔物の討伐依頼があった。
この世界のギルドでは、討伐依頼といっても、ギルドは情報を取り次いでいるだけで、依頼そのものは、仲介すらしていない。
つまり、こんな討伐依頼がありますよと依頼ボードに貼ってあるが、それは情報だけのことで、依頼は現地で依頼者から受け、報酬も現地で依頼者からもらう。ギルドへの報告は、依頼者が行い、冒険者には報告義務がない。その為、ギルドの依頼ボードには、既に達成済みとなっている以依頼書が、撤去されずに残っていることも少なからずある。かなりルーズだが、この世界の冒険者ギルドの社会的地位は低く、単なる斡旋所扱いなので、それでも誰も文句を言わないようだ。
海の魔物はまだ見たことがないから、この依頼を受ければ、新しいスキルがドレイン出来そうなので、東の端の漁村に行くことにした。もちろん、どんな依頼を受けるのか、ギルドへの報告義務もない。
トライエルバッハは細長い街で、俺達は西側から街に入り、街の中心を背骨のように貫いている中央の大通りを馬車で移動する。半日ほどで東の門に着くと、その先に漁村があるという。漁村と言ってもかなり大きく、海産物の集積地としても機能しているそうだ。
東の門を出て漁村迄1時間程で着いた。
漁村の漁師組合の建物に入り、魔物の討伐依頼を見て来たというと、
「子連れの冒険者か。でも、あんたは体がデカいし、強そうだ。奥さんとお子さんは、ここで休んでいてもらってもいいよ。俺はダッグエイドだ」と手を差し出してくるので、
「俺は、冒険者のダブリンだ。横の2人の嫁も冒険者で、クレラインとオーリアだ」と握手を交わし
「私は、子どもじゃないもん」とアルミが言うが、オーリアが引っ張って、俺達の後ろに隠した。
「俺の嫁たちも結構強いが、危険があるなら、ここで待たせることにするよ」
「それなら部屋に案内するから、一旦、そこで寛いでくれ」
「馬車を置くところはある?」とクレライン。
「ああ、ミルジャ、その人を厩舎に案内してくれ」と近くに居た若い女を、厩舎への案内に付けてくれた。
クレラインが戻るのを待ち、ダッグエイドは、俺達を宿泊のできる部屋に案内した。
「魔物は、朝早くに出ることが多い。討伐の間は、この部屋を使ってくれたらいい」
「魔物はどんな奴だ?」
「いろいろだ。サンドクラブ、ポイズンシェル、それとランディエンゴだな」
「数は多いのか?それと、ランディエンゴってどんな奴だ?他の奴の特徴も教えてくれ。」
「数は多いぞ。船を出せないくらいだ。ランディエンゴは足がいっぱいあって節のある虫みたいな奴だ」
「海ムカデね」とクレライン。
「そう、それだ」
「詳しいのか?」と俺がクレラインを見て聞くと、
「やっかいな奴よ。そこそこ強くて、数が多い。体を半分に斬ったら、前と後で別々に動いて攻撃してくるわ。おまけに毒持ちよ」
「厄介そうだな」
「そうなんだ。そいつがいるから、討伐を引き受けてくれる冒険者が居なくて、困っている。サンドクラブは、カニのデカい奴だ。とにかく硬い。剣が通らないから、ハンマーで叩くしかない。ポイズンシェルは、波打ち際に隠れていて、人が近づいたら毒霧を吹き出す。こいつも厄介だ」
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「どうするって?」
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「いや、アルミは」と俺が言いかけると、
「一緒に行けばいいわ。アルミちゃんも戦闘経験を積まなきゃね。ね~、アルミちゃん」
オーリアとアルミがタッグを組んでいる。ここは俺の負けだ。
その夜は、漁師たちから、エビやカニ、貝や魚を買って、組合の食堂で焼いてもらって食べた。塩味だけだが、新鮮なので美味しく、この世界に来て初めての海鮮三昧を満喫した。
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