上 下
1 / 341
第1章出会い

出会い#1

しおりを挟む
鳥「チュンチュン…」

母「ゆう!ゆうちゃん」

主人公の名前は優(ゆう)だ。

優「うーん…ヤバ!寝坊した!」

平成最後の夏、僕は飛び起きた。

「何でもっと早く起こしてくれないんだよ!」

母「起こしたわよ、何度も何度も」

この日は、優の大事な用事がある日だったのだ。

「も~!行って来まーす」

「ちょっと待ってこれ持って行きなさい」

母が渡したのは古びた御守りだった。

「何だよこれ?」

「いいから持って行きなさい、きっと貴方を護ってくれるわ」

この御守りが後に役立つとはまだ思いもしなかった…続く
しおりを挟む

処理中です...