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第7章異世界

異世界#8

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かれこれ何年経っただろうか、2人が村に来て途方も無い時間が流れた。

「ねぇお父さん、僕たち何しに此処に来たんだっけ?」

「そうじゃのぅ飯はまだかのぅ」

父は呆けていた、長老は最後まで語らず静かに息を引き取り謎が深まるばかりだ。

「お前らいつまでこの村にいるんだボロン?」

気を利かせた村長が話しかけてきた。

「それが私達もどうしていいか分からず時間だけが流れてしまって」

村長は渋々ある物を差し出してきた。

「何ですか、これは?」

村長が取り出した物とはいったい…続く
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