光と陰がまじわる日（未完成）

第13章船内戦

船内戦#14

ゴングの音「カーン！」

少し乾いたゴングの音が会場内に響きわたり、観客は一瞬静かになった。

「さぁ！両者睨み合ったまま動きません！このまま沈黙が続けば両者失格となります、おっと！ギャリー選手、動いタァァ！」

「恨みっこ無しよ！喰らいなさい！必殺技マッハ砕き！」

「わぁ危ない！」

マッハ砕きは、どんな物でも噛み砕いてしまう恐ろしい技だ。

「チッ惜しいわね、次は避けられ無いわよ！」

そう言うとギャリーは、垂直に物凄い高さにジャンプすると地面向かって直下に降り、そのまま潜って行った。

「何だこれは！何処から来るか全く分からんぞ、しょうがない僕も必殺技使うか」

優は目を閉じ、集中力を高めた。

「キャッキャ無駄よ私に隙は無いわ！喰らいなさいモグラ砕き！」

次の瞬間！地面は、隕石が落ちたかの様に凹みギャリーの無残な姿だけが残った。

「しゃぁぁぁ！」

優が何をしたかは、誰にも分からなかった。

「おぉっと！何が起きたんでしょうか！？一瞬物凄い光を放ったっと思いきや、次の瞬間このありさまです！ギャリー選手、唐牛で息をしている様ですが戦闘不能！この結果勝者優選手！」

「わぁぁ！ピーピー！良いぞ優！」

殺意が満ちた優の表情は、静かに戻り控え室に向かっていったそうな…続く