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第16章五つの玉流星群が降り注ぐ星

流星群が降り注ぐ星#25

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次の日、疲れが溜まってたのか、花子は昼ぐらいまで寝てしまった。

「ふぁーよく寝た、まずいわ!早く長老の所に行かないと!もう、優君たら起こしてくれればいいのに…」

駆け足で広場に向かうと、何やら笑い声が聞こえて来たんだ。

「おう優よ、昨日は楽しんだらしいな、どんな感じか詳しく聞かせてみぃうほほ…」

男だけが輪を組んで集まり、何やら如何わしい話をニヤニヤしながら話してるではありまんか!

「ちょっと何の話をしてるの?」

花子に気付いた長老は、それはそれは、びっくりした表情で此方を振り向き、持っている棒で自らの頭を叩き始めた。

「キャぁすまんのぅ、わしはまだまだ未熟じゃ、己の欲に負けてもうた、花子さんや許してくださいな、この通りだ」

力一杯、頭を叩き反省の意を示す長老だったが、チラチラと此方の様子を伺っており、全く反省していなかったそうな…続く
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