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第16章五つの玉流星群が降り注ぐ星

流星群が降り注ぐ星#34

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走り出して更に3日が過ぎようとしてた頃、微かに獣の鳴き声が聞こえて来たんだ。

「うぅーうぅー」

それは長老が鳴いてるだけだった。

「紛らわしいわね、何を喚いているのかしら、あのじじい」

走れど走れど止まる気配がない長老の前に、大きな湖が見えてきた。

「御主ら服を脱げい!この湖渡るぞい」

そう言うと長老は勢いよく湖に飛び込み泳ぎ出し皆、慌てて服を脱ぐと花子のグラマラスな姿が露わになり、一同は慌てて湖に飛び込むのであった。

「広い湖ね、泳ぎは得意だけど、この重しつけたまま泳げるかしら」

案の定、重しは一同の泳ぎを困難させ、数人の犠牲が出てしまった。

「御主らはよせい!今日はここで休むぞ!」

長老は人早く湖の岸に着き、焚き火を焚いて待っている。

「ハァハァ、何とか泳ぎきったわ、優君大丈夫?何回か沈んでたみたいだけど」

「大丈夫だよ、ほら今日の晩御飯取ったよ!」

優は泳ぎながら、皆んなの分の魚を採っていた。

「ふぉふぉ、やるのぅその重しを着けて魚を採るとは天晴じゃ!さぁ焚き火に当たりなさい」

見た事がない魚を木の棒に刺して焚き火の周りに並べ、焼けるのを待つ長老と一同は、その儚さに涙目になったそうな…続く
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