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第16章五つの玉繰り返す日々
繰り返す日々#17
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花子が部屋に閉じこもってから数分後、部屋の前に座り込み争う優の所に、王様がやって来た。
「あ!王様!大変です!花子さんが部屋に鍵を掛けてら出て来なくなって仕舞いました」
王様は無言で優の首根っこを掴み、物凄い速さで引きずった。
「ちょ!王様、何をするんですか!」
「御主、余計な事をするでない!私とあの娘の時間が、終わって仕舞うではないか」
廊下の突き当たりまで引き摺られ、優は半泣きになりながらこう言った。
「もうやめましょうよ、時間が勿体ない、これ以上やっても花子さんの気持ちは変わりませんよ、寧ろ嫌われる一方だと思うんだ」って
王様は頭を抱えて、トボトボと廊下を歩き、自分の部屋に戻って行った。
そうです、これまで花子が死に戻りをしていたと思っていたのは、王様の魔術だったのです、川で倒れていた花子に一目惚れした王様は、花子に幻術をかけ、お城から抜け出せなくさせていたのです、この事を優は密かに知っていて、様子を見ていたのです、だが余りにも酷いやり方に、優の堪忍袋は切れ、今回に至ったのであった…続く
「あ!王様!大変です!花子さんが部屋に鍵を掛けてら出て来なくなって仕舞いました」
王様は無言で優の首根っこを掴み、物凄い速さで引きずった。
「ちょ!王様、何をするんですか!」
「御主、余計な事をするでない!私とあの娘の時間が、終わって仕舞うではないか」
廊下の突き当たりまで引き摺られ、優は半泣きになりながらこう言った。
「もうやめましょうよ、時間が勿体ない、これ以上やっても花子さんの気持ちは変わりませんよ、寧ろ嫌われる一方だと思うんだ」って
王様は頭を抱えて、トボトボと廊下を歩き、自分の部屋に戻って行った。
そうです、これまで花子が死に戻りをしていたと思っていたのは、王様の魔術だったのです、川で倒れていた花子に一目惚れした王様は、花子に幻術をかけ、お城から抜け出せなくさせていたのです、この事を優は密かに知っていて、様子を見ていたのです、だが余りにも酷いやり方に、優の堪忍袋は切れ、今回に至ったのであった…続く
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