彼を怒らせる方法

アイリス

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本編

始まり

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僕は、ユリアス。
突然だけど、彼と出会ったのは僕が10歳の時。
王太子婚約者候補パーティーの時、王太子であるシンを見た時、素直に綺麗だ…. と思わず見惚れてしまった。
だって、キラキラとしたステンドグラスから光が当たり、王太子を照らし、そんなの見惚れちゃうよね!
その時は、綺麗だとしか思わなかったけれど
後日、王宮からシンの婚約者になってくれ。という旨の手紙が来た時は驚いたよね。ほんと。
なぜ僕に?僕とじゃ釣り合わない。って思った。
でも、そんな彼を支えられるのならいいと思った。むしろ、支えたい。と

その後は、シンとも面談をせずに
トントン拍子に婚約者になり……
僕は面談もせずに大丈夫なのか?と思った、、
でも、当時のちっこい僕じゃ止められるはずもなく….
そして、今現在-15歳-
うん!まぁ、お察しの通り、僕に無関心だし、冷たいし、、
でも幸いなのが、僕だけじゃなく他の人にも冷たいから傷つかずに済んでるところかな、、
あの時は、この感情がだなんて思わないよ……
そこで、彼を怒らせてみることにしてみた!

これは、彼にほんのちいさな復讐と僕からの愛情の裏返し。
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