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40話 アザレ座の怪人 -8-
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「……セレス」
囁くように名を呼ばれる。
「なんだよ」
「そっちに行ってもいいか?」
「……なんのために」
思わず目を細め、わずかに身を引く。警戒を隠さない俺の態度に、ルクレールはわずかに眉尻を下げた。
「髪を直すだけだ。誰かに頭でも撫でられたか?」
「ああ……そういえば、舞台が終わったあと、みんなに散々ぐしゃぐしゃにされたな」
「なるほど」
そう言って、彼は俺の隣に腰を移す。距離が近い。香水の良い匂いがかすかに漂う。
胸ポケットから取り出したのは、小ぶりな銀の櫛――。
「櫛なんて持ってるんだ」
「王族の前に出るとき、身なりが乱れたままでは失礼だろう。習慣だ」
「……なんか、騎士みたいなこと言ってる」
「おい、俺は騎士だ」
「今はファントムだろ?」
「ああ、ぴったりだと思わないか?」
「ん?」
「愛を乞うが、想い人は別の男を愛していて、報われない」
なにも言えず押し黙る俺の肩に彼は手を添え、優しく頭を回すように促した。
「窓のほうを向いていろ」
「……わかった」
視線を外にやると、街並みの光が流れていく。
俺の背後で、ピンや飾りを外し髪を解く音がした。指が滑り込み、櫛の歯が髪をすく。ゆっくり、丁寧に――絡まった部分を無理に引かず、何度もなぞる。
ルクレールの手つきは、驚くほど慣れていた。
女慣れしてる。いや、“人の扱い”そのものに長けているというか……。
ヤリチンめ。
それでも、髪をすく感触は不思議と心地よかった。
やがて、櫛の音が止んだかと思うと、背後で髪をすくう音に変わった。指先で器用に束をまとめ、額の横で小さくねじったかと思うと形を整えながら外したピンを手早く差し込み、結い上げて最後に銀の飾りを留める。
「……出来たぞ」
ルクレールの声に、ゆっくりと振り向く。
その瞬間、顎を指先で持ち上げられた。
至近距離で、彼の藍色と深紅の瞳が覗き込んでくる。
「こんなに綺麗なのに……お前が、俺のものじゃないだなんて」
声は、笑いも軽口もなく、ただ静かに落ちた。
その響きが、胸の奥の柔らかいところに触れて――鼓動が、少しだけ早くなった。
沈黙を破るように、車輪が段差を越える音。
そのとき、馬車が減速しジュールの声が外から響いた。
「着きました。厩舎の前です」
馬車が止まると同時に、ルクレールは左手を上げ、静かに仮面を外した。その下の赤い眼が一瞬だけ光を反射し、すぐにいつもの眼帯で覆われる。
彼は何事もなかったかのようにドアを押し開ると先に外へ降り立ち、ためらいもなく俺に片手を差し出した。
「そういうの、しなくていいって……」
とは言いつつも、ドレス姿に女物の靴ではどうにも降りづらい。
仕方なく、俺はその手を取った。掌は温かく、驚くほど力強い。
ジュールは御者台から降りると、軽く会釈をして言った。
「私はここで待機しています」
「中に入るのに許可とかは……?」
俺が尋ねると、ジュールは軽く首を横に振り、ルクレールは肩をすくめた。
「騎士には不要だ。ただ、形式上――」
そう言って、入り口近くの詰所に寄り、羽ペンを取って帳簿に俺の訪問目的とサインをさらさらと残す。
厩舎の方からは、蹄が床を叩く低い音、馬が鼻を鳴らす息づかいが微かに聞こえてきた。
石畳の廊下を進み中へ足を踏み入れると、空気が一変する。乾いた木の香り、藁の匂い――だが、不思議と獣臭さはほとんどなかった。天井のファンから微かに流れる風が、換気と浄化の魔法によって常に空気を入れ替えている。
さらに奥へ進むほどに、外気の冷たさが薄れ、代わりにヴァルカリオンたちの体温がゆるやかに伝わってくる。
そのぬくもりに、わずかに肩の力が抜けた――が、すぐに別の熱を感じた。
……ただ、視線が痛い。
通路の端に立つ騎士たちや、すれ違う騎士たちが、ちらちらとこちらを見ている。
そりゃそうだ、ドレス姿の男なんて、どう見ても目立つ。せめて着替えて来たかった。俺だって、羞恥心くらいある。
ルクレールはというと、なぜか上機嫌だ。腰に手をまわして来たので、俺はぺしっと叩いた。
「俺の視線以外、気にする必要はない」
「……あのな」
そんなやり取りをしているうちに、目的の区画へ着いた。
明るい魔灯が並び、馬たちが一頭ずつ囲われている――その中の一角、見覚えのある馬が首を持ち上げた。
蹄が床を打ち、耳がこちらを向く。
「……パイパー」
名を呼ぶと、彼は嬉しそうに嘶き、前脚を軽く鳴らしてみせた。
柵を越えて近づくと、温かな吐息が頬を撫でる。
「久しぶりだな」
額を彼の鼻先にそっと寄せる。
俺はその頬を両手で包み、ゆっくり撫でた。
「元気にしてたか。ちゃんと食べてるか?」
パイパーはまるで返事をするように、鼻を鳴らして俺の肩を軽く押した。
「……やっぱり、こいつ、お前に会うと落ち着くな」
振り返ると、ルクレールが腕を組んで立っていた。
「せめて、そのパイパーに対する優しさの半分でも俺に向けてくれないか?」
「は?」
「パイパーが羨ましい」
「馬に嫉妬すんな」
「お前に触れられた相手には、誰だろうと嫉妬する」
あっけらかんとした口調なのに、視線だけが真っすぐで、逃げ場を与えてくれない。
「……ほんと、どうしてそういうことをさらっと言えるんだよ」
「本心だからだ」
俺はパイパーの温もりを感じながら、ほんの少しだけ視線を逸らした。
そのとき、廊下の奥から慌ただしい足音が響いた。
振り返ると、息を切らしながら一人の騎士が駆け込んでくる。
「えっ、……ル、ルクレール!?」
柱の影に立っていた眼帯の男の顔を見た瞬間、騎士は明らかに“ゲッ”という表情を浮かべた。なんなら、声も漏れていた。
それを見て、ルクレールは愉快そうに口の端を上げる。
「やあ、久しぶりだな。モーリス・ベルナール」
名前を呼ばれたモーリスは、あわてて姿勢を正しつつ、「どうして、ここに」と聞いた。
ルクレールがちらりとこちらを向く。
「紹介しよう。セレスタン・ギレヌ・コルベール。『銀の君』だ」
モーリスがはっとしたように目を見開く。
「……えっ……」彼はすぐに背筋を伸ばし、慌てて胸に拳を当てて礼を取った。「失礼しました。詰め所の者が転がるように走って来て、“とんでもない美人がパイパーに会いに来ている”との報告を受け、ちょうど宿舎にいたので、急いで来ました。……銀の君……でしたか」
モーリスは視線のやり場を失ったように瞬きを繰り返した。
整った顔に真面目さが滲んでいて、戦隊ものの主役にスカウトされてもおかしくないタイプだ。
囁くように名を呼ばれる。
「なんだよ」
「そっちに行ってもいいか?」
「……なんのために」
思わず目を細め、わずかに身を引く。警戒を隠さない俺の態度に、ルクレールはわずかに眉尻を下げた。
「髪を直すだけだ。誰かに頭でも撫でられたか?」
「ああ……そういえば、舞台が終わったあと、みんなに散々ぐしゃぐしゃにされたな」
「なるほど」
そう言って、彼は俺の隣に腰を移す。距離が近い。香水の良い匂いがかすかに漂う。
胸ポケットから取り出したのは、小ぶりな銀の櫛――。
「櫛なんて持ってるんだ」
「王族の前に出るとき、身なりが乱れたままでは失礼だろう。習慣だ」
「……なんか、騎士みたいなこと言ってる」
「おい、俺は騎士だ」
「今はファントムだろ?」
「ああ、ぴったりだと思わないか?」
「ん?」
「愛を乞うが、想い人は別の男を愛していて、報われない」
なにも言えず押し黙る俺の肩に彼は手を添え、優しく頭を回すように促した。
「窓のほうを向いていろ」
「……わかった」
視線を外にやると、街並みの光が流れていく。
俺の背後で、ピンや飾りを外し髪を解く音がした。指が滑り込み、櫛の歯が髪をすく。ゆっくり、丁寧に――絡まった部分を無理に引かず、何度もなぞる。
ルクレールの手つきは、驚くほど慣れていた。
女慣れしてる。いや、“人の扱い”そのものに長けているというか……。
ヤリチンめ。
それでも、髪をすく感触は不思議と心地よかった。
やがて、櫛の音が止んだかと思うと、背後で髪をすくう音に変わった。指先で器用に束をまとめ、額の横で小さくねじったかと思うと形を整えながら外したピンを手早く差し込み、結い上げて最後に銀の飾りを留める。
「……出来たぞ」
ルクレールの声に、ゆっくりと振り向く。
その瞬間、顎を指先で持ち上げられた。
至近距離で、彼の藍色と深紅の瞳が覗き込んでくる。
「こんなに綺麗なのに……お前が、俺のものじゃないだなんて」
声は、笑いも軽口もなく、ただ静かに落ちた。
その響きが、胸の奥の柔らかいところに触れて――鼓動が、少しだけ早くなった。
沈黙を破るように、車輪が段差を越える音。
そのとき、馬車が減速しジュールの声が外から響いた。
「着きました。厩舎の前です」
馬車が止まると同時に、ルクレールは左手を上げ、静かに仮面を外した。その下の赤い眼が一瞬だけ光を反射し、すぐにいつもの眼帯で覆われる。
彼は何事もなかったかのようにドアを押し開ると先に外へ降り立ち、ためらいもなく俺に片手を差し出した。
「そういうの、しなくていいって……」
とは言いつつも、ドレス姿に女物の靴ではどうにも降りづらい。
仕方なく、俺はその手を取った。掌は温かく、驚くほど力強い。
ジュールは御者台から降りると、軽く会釈をして言った。
「私はここで待機しています」
「中に入るのに許可とかは……?」
俺が尋ねると、ジュールは軽く首を横に振り、ルクレールは肩をすくめた。
「騎士には不要だ。ただ、形式上――」
そう言って、入り口近くの詰所に寄り、羽ペンを取って帳簿に俺の訪問目的とサインをさらさらと残す。
厩舎の方からは、蹄が床を叩く低い音、馬が鼻を鳴らす息づかいが微かに聞こえてきた。
石畳の廊下を進み中へ足を踏み入れると、空気が一変する。乾いた木の香り、藁の匂い――だが、不思議と獣臭さはほとんどなかった。天井のファンから微かに流れる風が、換気と浄化の魔法によって常に空気を入れ替えている。
さらに奥へ進むほどに、外気の冷たさが薄れ、代わりにヴァルカリオンたちの体温がゆるやかに伝わってくる。
そのぬくもりに、わずかに肩の力が抜けた――が、すぐに別の熱を感じた。
……ただ、視線が痛い。
通路の端に立つ騎士たちや、すれ違う騎士たちが、ちらちらとこちらを見ている。
そりゃそうだ、ドレス姿の男なんて、どう見ても目立つ。せめて着替えて来たかった。俺だって、羞恥心くらいある。
ルクレールはというと、なぜか上機嫌だ。腰に手をまわして来たので、俺はぺしっと叩いた。
「俺の視線以外、気にする必要はない」
「……あのな」
そんなやり取りをしているうちに、目的の区画へ着いた。
明るい魔灯が並び、馬たちが一頭ずつ囲われている――その中の一角、見覚えのある馬が首を持ち上げた。
蹄が床を打ち、耳がこちらを向く。
「……パイパー」
名を呼ぶと、彼は嬉しそうに嘶き、前脚を軽く鳴らしてみせた。
柵を越えて近づくと、温かな吐息が頬を撫でる。
「久しぶりだな」
額を彼の鼻先にそっと寄せる。
俺はその頬を両手で包み、ゆっくり撫でた。
「元気にしてたか。ちゃんと食べてるか?」
パイパーはまるで返事をするように、鼻を鳴らして俺の肩を軽く押した。
「……やっぱり、こいつ、お前に会うと落ち着くな」
振り返ると、ルクレールが腕を組んで立っていた。
「せめて、そのパイパーに対する優しさの半分でも俺に向けてくれないか?」
「は?」
「パイパーが羨ましい」
「馬に嫉妬すんな」
「お前に触れられた相手には、誰だろうと嫉妬する」
あっけらかんとした口調なのに、視線だけが真っすぐで、逃げ場を与えてくれない。
「……ほんと、どうしてそういうことをさらっと言えるんだよ」
「本心だからだ」
俺はパイパーの温もりを感じながら、ほんの少しだけ視線を逸らした。
そのとき、廊下の奥から慌ただしい足音が響いた。
振り返ると、息を切らしながら一人の騎士が駆け込んでくる。
「えっ、……ル、ルクレール!?」
柱の影に立っていた眼帯の男の顔を見た瞬間、騎士は明らかに“ゲッ”という表情を浮かべた。なんなら、声も漏れていた。
それを見て、ルクレールは愉快そうに口の端を上げる。
「やあ、久しぶりだな。モーリス・ベルナール」
名前を呼ばれたモーリスは、あわてて姿勢を正しつつ、「どうして、ここに」と聞いた。
ルクレールがちらりとこちらを向く。
「紹介しよう。セレスタン・ギレヌ・コルベール。『銀の君』だ」
モーリスがはっとしたように目を見開く。
「……えっ……」彼はすぐに背筋を伸ばし、慌てて胸に拳を当てて礼を取った。「失礼しました。詰め所の者が転がるように走って来て、“とんでもない美人がパイパーに会いに来ている”との報告を受け、ちょうど宿舎にいたので、急いで来ました。……銀の君……でしたか」
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