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第一章

玉置 勇希の犯罪

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罰は再販を生む

罰は再犯を犯す



玉置 勇希 たまおき ゆうき

という人間がここにいます

彼は小さいときから何かにつけて

「悪い子」と言われて成長してきました

こんなに頭がいいのにどうして悪人だと思っているのでしょう

彼は学テで90点以上取るのです

彼はほぼ全学科で5を取っています

他のほとんどの子が3くらいしか取れないのにです

それなのに番長となって悪いことをやっているのです

高校を卒業してもタカリ、強請り、カツ上げ、などをやっています


喧嘩に武道などをやっています

それなのに人に傷害をするほど暴力をふるって

大怪我をさせたのです


彼の内面イメージはどうしてこんなに悪いのでしょうか

(大詐欺師、大泥棒、カポネ等)

前科30犯で捕まってしまいました


ある時はレイプ

ある時は強奪

ある時は職業詐称

ある時は強盗

ある時は窃盗

ある時は暴力沙汰

ある時は会社詐欺


遂につかまり刑務所に入れられてしまいました

頭はいいのですが、やる事がろくなものでないため
模範囚には成れませんでした


長い刑期を終え出所しましたが
前科30犯もの人を採用しようと言う会社はありませんでした

結果また彼は強盗事件を起こしました

むしゃくしゃした彼は傷害事件を起こしました

このままでは彼は殺人を犯すのも時間の問題です

玉置 勇希には何が必要なのでしょうか


1 就職先
2 相談センター
3 周囲の理解
4 自己イメージの変換
5 自己の発見

いずれか判るでしょうか?


玉置 勇希はいずれも選ばず犯罪者経済学により
収入を得ようと考えました

つまり、犯罪者に商品を販売することにより
利益を得ようと考えたのです

銀行強盗には、手袋、手榴弾、覆面セット、拳銃、手錠をセットにして販売しました
強姦魔には睡眠薬、覆面、証拠用ビデオ、縄、などのセット
復讐には呪いの人形、魔方陣、魔法の杖、(黒魔術用)
詐欺には変装セット、種々にあります

しかし先行者に嫌われまたも刑務所に逆戻りです

そうこうしているうちに世を儚んで自殺してしまいました

良く考えてください



彼にプレゼントするのは何がいいのでしょうか
彼が死んだから終わりではないのです

他にも似た人が出来る可能性があるのです

今から考えておきましょう


彼玉置 勇希の最大のコンプレックスとは
普通の人が40点くらいしか取れないのに
100点が取れないと感じるのです

彼のコンプレックスは考えに入れる必要はありません
だってそんな状態で普通の人は100点取れませんから

問題は彼の成長期にあります
その自己イメージです、これをどうするか
考えてください、そうすれば見えてくるはずです

同胞を殺さないで、決して、殺させないで
自分とその人が何処が違うのか、違わないのか、
良く考えてください。
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