水道 実 異世界で悩み行動する

斉藤 太郎

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嵐と湖の章

美しくなった湖

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あれから19年田中 実は久しぶりに妻と共に湖にやって来ました

会いたかったので、連絡だけは入れておきました

実の会いたい人とは、あのときの大きな少女です、少女といっても
成人女性ほどありました

子供もいます、高校生です、長男も優しく諦めない強い心を
持っています


 円盤型の船が着陸しました、タラップから少女が降りてきます

「久しぶり、会いたかったよ」

そういって駆け寄りました、「私もよ、その人は誰、彼女なの
どうなのよ」

「昔は彼女だったよ「へえもしかして別れちゃったりして」

「いや別れたらここに連れて来ないよ「まあそうよね、その小さい子は
誰の子、」僕と彼女に出来た子供だよ」

「へえやること、やってるんじゃない、私には手を出さなかったくせに
いいわねえ、私はまだ独身よ」

「寿命が違うんだから仕方ないのはわかって言ってるよね」

「当然のこといわないの、からかっただけよ」



「丁度あの人が子供の相談で時間が掛かってる間に
二人の楽しい人生について話しましょう」


「何だか聞かれると勘違いされそうな気がするのは僕だけかな」
「大丈夫、大丈夫、それで人生について語り合いましょう」

人生について語り合い中




・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・
・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・




「ああ楽しかった、また会いましょう、今度は奥さんと語り合えると
いいわねえ」

「彼女そんな話題好きだったかなあ・・・・・」


「話を向ければわかるわよ、話しても見ないで決め付けはいけないわよ」


「それもそうだね、自分で決め付けてたかもしれないね、今度
話を振って見るね」

「そうしなさい、誰しも決め付けられて面白いわけないんだから」

「そうだ実、湖に潜ってみない、あの時はみんなに止められて私
潜れなかったのよ、みんなで潜りましょう」


そんなことで湖に船で漕ぎ出しました


「みんな準備できてる、大丈夫かな?」

「「「「大丈夫だよ、大丈夫よ」」」


さあ潜水、一斉に掛け声で入りました

あの時と違い、何処までも透明で底までも美しく透き通って
います、綺麗な貝殻や、綺麗な魚が自由に泳いでいます


「こんなに綺麗だったんだ、これならもっと早く来たかったな」

「そうね、私もそう思うわ、これがヘドロを薄めたような見るに
耐えない湖だったとは思えないわね」

「その通りだ、君が観測装置を買ってくれなかったら、これは
見れない風景だったんだよ」

「そんなことないわ、貴方が勇気を振り絞って、証拠の水死体や
壊れた舵やスクリューを回収してくれなかったら、私が観測装置を
買うことはなかったんだから」

「やっぱり君のお陰でもあるよ、僕では空から正確にあの嵐の空から
観測なんて出来なかったんだから」

「きりがないから、二人のお陰でいいんじゃないの」

「じゃあ君の顔に免じてそうしよう、君の顔を立ててあげる」

「貴方は優しいんだから、悪い人に騙されちゃだめよ、わかった」

「心配性だなあ、そんなに騙されやすくないはずだよ、大丈夫」

「本当、何だか気になるわ、騙されそうになったら、連絡ちょうだい」

「わかったよ、これからは偶に連絡とろうよ」

「そうね、そうしましょう」

「あらあら奥さんが何か言いたそうね、奥さんと
ゆっくり話し合いなさい」

夫婦で話し合い中

・・・・・・・・・・・・・・・


最後に奥さんから
「貴方、この子らの幼児期にいっぱいお金がかかって大変だったのよ」

「わかってるって、何度言わせれば気が済むんだ、もういいだろう」

「良くない、判ってないと思うんだけど、どうして判ってくれないの?」

「判ったわかった、また後から話し合おう、それでいいだろう」

「また後からね、絶対よ「絶対だね、判った」


少女
「大変そうね、何か教えてあげるわ、いい・・・・・・・・・・」

「こうすれば判ってくれるわよ」

「本当かい、本当だったら、その通りやってみるよ」

「ええ多分大丈夫、基本はこれだから後は自分で考えて」(応用をね)

多分彼ならわかるはず




言われた通りではうまくいかなかったので、応用してみて
考えてやってみた、やっと理解してくれた

久しぶりに田中 実は熟睡した


翌日、早くから起きていた少女に連れられまた潜った
事前に許可をもらっていた魚を取って、魚と肉のバーベキューをして
楽しんだ、飛騨牛、SPF豚、えび、ホタテ、ハム類、かぼちゃ
人参、ジャガイモ、などを海岸で焼いて楽しい時間を過ごした

少女に言った
「ところでここの波動値はどの程度か調べなかったけど、わかるかな」

少女
「ちょっと待って、あれから見ればかなり良い方よね、これから
もっと良くなるはずだから、これからもたまにはやってくるし
もしもの時は貴方のほうで材料が足りるなら頼むかも?」


「どうして疑問系、僕で出来ることなら、やってあげるよ」

少女
「じゃあお願いね、気にしてあげるから」


「ちょっとおかしくない?」

少女
「気にしない、気にしない、些細なことじゃない」

そうして1週間、楽しい時間は終わりました

田中 実は人生について少女とゆっくり語り合い
楽しい時間を過ごしました




その間食材が足りなくなったら少女の円盤船に乗って近くの最大の都市で
買い物をして楽しみました



こうして楽しい湖の彼らの旅行は終わりました、
また何時かこのようなことをしようと約束しました
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