水道 実 異世界で悩み行動する

斉藤 太郎

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哲学の道

太郎の不倫

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不倫

某社員太郎さんとしましょう


太郎さんは、結婚20年で古い音楽特に60年代のアメリカ音楽が
大好きで家に帰るとそればかりかけまくっていました


流石にこの頃は奥さんがうるさくなり架けるのを辞めました
でもレコードプレーヤーはそのまま飾ってありますし
アナログセットが太郎さんの部屋を占拠しています


そんな太郎さんですが、会社では専務付きのような役職になり
仕事も順調ですが何か物足りなくなってしまいました


そんなある日、自分用のメールボックスに不倫体験無料登録が
あったので、フラフラと登録してしまいました


まあお金が使わされるだけで、出会えないだろうと思っていたのに
休暇兼ドキドキ体験で終るかと思っていた矢先待ち合わせ場所に

女芭蕉というペンネームの女性が紫のスカーフをして本当に来てくれました
今風のフリートークが出来ないので、仕事の話をして盛り上げました

そして自分が夢中になったアニメの話をしてもう一度盛り上がり
勢いで近くの高めのホテルへ行って意気投合して不倫をしました


それからはわずかな時間の隙間を見つけては時間あわせをして
キッスをしたり、前戯だけをしたりが楽しくてのめり込んでしまいました


しかし、困ったことに独占欲が抑えられなくなってきたのです

困った太郎さんは宗教に頼りました


頼った先は密教のお寺でした、そこでお布施を出して相談と煩悩消滅の
祈願をお願いしましたがますます燃え上がる恋の炎は止まらず

奥さんに別れてくれとお願いするまでになってしまいましたが
奥さんは別れてくれず、(年金が困るからでしょう)少なくとも死ぬまで別れないと
怒鳴られてしまいました

多分始めての夫婦喧嘩をやらかしたと思います
別れてくれない奥さんにほとほと困り果てた太郎さんは

あまりのことについつい上司に愚痴ってしまい
発覚してしまいました

女性専務が怒り出し、進退問題にまで発展してしまいました

そこに密教の使いの人が友人としてやってきて仲裁してくれたので
首だけは免れました

密教としての身分は明かしませんでした


密教の使者

「このままでは貴方は首になってしまいますし、社会的にも
影響が大きいので、一つ提案します

「不倫相手の三本 悠加さんと一緒になれるほど会社の仕事と家庭を大事に
しようではないですか」

それで上手くいくならと太郎さんは受け入れました


それからは見違えるように仕事に頑張る太郎さんがいました

諦めた奥さんは少なくとも十分な生活できる年金を特例を使って早めに収めることで和解しました

数年後三本 悠加さんと一緒に居る太郎さんがいました
彼女を大切にこれからは生きていこうと太郎さんは勇気を持って大きく決心していました

まだ小さかった長女は中学3年で不良になってしまいました
お父さんが戻るまで不良を続けると言い張っています、不良と言っても
かわいいもので万引きをしたり、ロンスカを履いたり、不良と書いた
マントを羽織ったり、するぐらいで、後は議論を吹っかけて答えられない人を
いじめたりなど、カツ上げはやってないようです

それでも別れたのでお父さんの日までには不良を辞めて普通の格好で
お父さんと始めはギクシャクしましたが後からは
仲良く話をして、帰りにはなんとか笑顔が出るくらいには
仲が良くなりました

上の兄達はもう大きくなっていたので、大学は卒業したので
間もなく就職する予定ですが不倫問題があり仲人が仲裁し
なんとか就職できる予定です


長女は夜間高校に就学し卒業する予定です
不倫問題がばれてしまっては普通の高校では
いじめの目標にされかねないのでやむを得ない措置と
いうことです

夜間高校には一人親や、不倫で生まれた子供達が通っているため
いじめられにくいのではと親は考えています

少なくともクラス全員がいじめに参加するということは無いと
信じたいところです


このように親の不倫とは自分だけでなく子供にも影響があることを
考えてください
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