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2章

サンプルたちに非常措置

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特定の言葉だけなら問題が起きなくなった彼らだったが、中途半端に

目覚め始めたために、それまでマークしていなかった言葉で問題を

起こしだしたので、年限を彼らに秘密にして言葉のヘドロを現実の

ヘドロにしてみせる魔方陣を彼らにかけた

「その緑色のヘドロをよく見れば何かが感じ取れるようにしてあるので

逃げたりしたら痛い目に合うようにしてあるので逃げずにようく

観察してくださいね」


「おい酷すぎるだろ、もう少し何とかならなかったんですか!」

「これより軽くしたら、短期間で自覚が出ませんから、仕方ない
んじゃないですか」

「これをどうやって楽しみながらやれっていうんだよ」

「そうだそうだ、何日たってもアイデアなんか出そうにないんだけど」

「今日でダメなら明日、明日でダメなら明後日、思いついてください」

「他人事だと思って・・・・・・・・・・・」


「他人事ですよだって他人なんですから、でもそれが貴方方のためなんですから
努力してください、それがいずれは貴方の無上の宝になるんですから」


「本当ですか」

「やってみればわかります」



一年後

為になるかどうかはともかく、悪化しなくはなりました

人生が楽しくなりだしました

「アランさん(宮廷教師)ありがとうございます、どうやら悪化はしなくなりました

お蔭でこれまでよりいい人生が送れそうです」


生きやすくなりました


「そのまま続けなさい、その他の事も少しづつやっていってくださいね」


「わかりましたやってみます」


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