9 / 14
エルザ.ルイーシャの場合
めっちゃ、美人。
しおりを挟む
《織田裕次郎》
季節は二月。
雪が降り積もり周辺は銀世界となっていた。
この中を雪を踏み締めながら大学に向かう。
目の前に銀色の髪で色白の綺麗な女が一人立っている。
セミロングの長さがまさに俺の好み。
茶色系のコート、ブーツというコーディネートをしている。
ニコリと俺に向かって微笑んだ。
おい、嘘だろ。
俺のテンションは一気に上がる。
男はみんな一緒だろ。
「こんにちは」
鼻の下が伸びないように注意して挨拶した。
すると、横から一人飛び出てきて俺の脇にパンチ。
「うっ」
石川さとみだ。
「鼻の下が伸びてるぞ」
「そんな事あるか」
「さあ、いくよ。授業、授業」
「わかってるよ」
コイツは可愛いけど俺に必要以上に絡んでくる。
俺は銀髪美人の横を通り抜けようとした。
その時、腕を捕まれた。
「待って、あなたに話がある」
「話は短い?」
「いいえ、少し長くなるかも」
「俺、今から授業があるけど」
「私も一緒に受けるよ」
「大丈夫かな?」
「大丈夫。心配はいらない」
「まあ、いいか。じゃあ、一緒に行こう」
「はい」
日本人じゃない。
ロシア人?
いや、混血かな。
後で聞こう。
「俺の名前は」
「知ってる。織田裕次郎でしょ」
「なんで?」
「後で話す。私はエルザ.ルイーシャ」
ニコリと笑っている。
テンションが一気に下がっている自分に気づいた。
もしかして裏の顔を知っているかも知れない。
注意が必要だ。
でも、誰も俺の居所は知る事は出来ないはずだ。
大丈夫なはず。
きっと、俺のファンだ。
う~ん、どうしてもそんな風におもえねぇ。
「裕次郎、遅れますよ」
「わかってるよ」
俺はエルザの後を追うように学校に向かった。
気味が悪いよ。
季節は二月。
雪が降り積もり周辺は銀世界となっていた。
この中を雪を踏み締めながら大学に向かう。
目の前に銀色の髪で色白の綺麗な女が一人立っている。
セミロングの長さがまさに俺の好み。
茶色系のコート、ブーツというコーディネートをしている。
ニコリと俺に向かって微笑んだ。
おい、嘘だろ。
俺のテンションは一気に上がる。
男はみんな一緒だろ。
「こんにちは」
鼻の下が伸びないように注意して挨拶した。
すると、横から一人飛び出てきて俺の脇にパンチ。
「うっ」
石川さとみだ。
「鼻の下が伸びてるぞ」
「そんな事あるか」
「さあ、いくよ。授業、授業」
「わかってるよ」
コイツは可愛いけど俺に必要以上に絡んでくる。
俺は銀髪美人の横を通り抜けようとした。
その時、腕を捕まれた。
「待って、あなたに話がある」
「話は短い?」
「いいえ、少し長くなるかも」
「俺、今から授業があるけど」
「私も一緒に受けるよ」
「大丈夫かな?」
「大丈夫。心配はいらない」
「まあ、いいか。じゃあ、一緒に行こう」
「はい」
日本人じゃない。
ロシア人?
いや、混血かな。
後で聞こう。
「俺の名前は」
「知ってる。織田裕次郎でしょ」
「なんで?」
「後で話す。私はエルザ.ルイーシャ」
ニコリと笑っている。
テンションが一気に下がっている自分に気づいた。
もしかして裏の顔を知っているかも知れない。
注意が必要だ。
でも、誰も俺の居所は知る事は出来ないはずだ。
大丈夫なはず。
きっと、俺のファンだ。
う~ん、どうしてもそんな風におもえねぇ。
「裕次郎、遅れますよ」
「わかってるよ」
俺はエルザの後を追うように学校に向かった。
気味が悪いよ。
応援ありがとうございます!
0
お気に入りに追加
2
ユーザ登録のメリット
- 毎日¥0対象作品が毎日1話無料!
- お気に入り登録で最新話を見逃さない!
- しおり機能で小説の続きが読みやすい!
1~3分で完了!
無料でユーザ登録する
すでにユーザの方はログイン
閉じる