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それは突然のサンタマジック
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『それは突然のサンタマジック 』
「ん…っ…!」
いつも通りの俺の部屋に、いつも通りじゃない色っぽい女の子の声が響く。
「ぷはっ… ごくん」
俺が吐き出した欲望を少女が飲む。
(何やってんだ俺!?)
お互い合意とはいえ、やり過ぎじゃないかと思う…まあ、わけもあったし…
----それは1時間前に遡る。
「ああ…虚しい…」
気楽な冬休みも折り返し間近、世間はクリスマスイヴと言ってリア充どもが街を闊歩する邪悪な日。
そんな中、俺の眼前にあるのは肌色がやたら面積をしめているディスプレイ。
いわゆるオタクであるこの俺「桜音奏太(さくらね そうた)」は、クリスマスイヴなどという俗習など気にもとめず(気にしてないからな!)、家で悠々自適にエロゲーをしていた。
「あぁ…やっぱこれに限るねえ」
長いつきあいの友人曰わく。
「黙っていれば…イケメンなのにorz」
らしい見た目を、見事にニヤニヤキモフェイスにしながら呟いた。
「そりゃさー、リアルにこんなことできりゃいいだろうけど、やっぱエロゲーだからできることってあるよなぁ。」
カチ…カチ、とかわいい女の子のの喘ぎ声の切れ間にマウスをクリックする音のみが室内に響く。
「それに俺は二次元を愛するって決めたし、なんか外からシャンシャン、きゃっきゃとか聞こえるけど…うん、気のせい気のせい。」
絶賛現実逃避中である。
しょうがないじゃないオタクだもの。
「うぅ…」
それからしばらく、さすがに徹夜でエロゲーし続けたせいで少し頭が痛くなってきた。
…別に悔しくて寝れなかったとかじゃないんだからな!
「ちょっと休むか。」
エロゲーを一応セーブして画面をスリープに、部屋を出る。
「母さーん、なんかたべも…」
一階のキッチンのドアをあけ母さんを呼ぼうとして、キッチンに誰もいないことに気づいた。
「うん? 今日は母さんも父さんも休みじゃ……なんだこれ。」
キッチンのテーブルの上に絵文字のついた紙切れがあった。
「えーと。」
『クリスマスイヴだからお父さんとデートしてくるわね☆ 今夜はホテルに泊まるから(照
p.sお金置いとくから適当にいいもの食べててね♪ 息子への慈悲を忘れない母より』
……………………
「そうですか、あなた達は聖夜ならぬ性夜を楽しんで…って上手いこと言ってる場合かぁ!」
一人寂しくノリツッコミしながら紙をテーブルに叩きつける。
紙の裏から五千円がでてきた、これで今日明日すごせということか。
…慈悲深いというところだけは認めてやろう母よ!
「でもなぁ…」
キッチンで高校生が一人コントを繰り広げている。
虚しさがましたぞおい…。
「はぁ…昼飯はいいや、続きやるか…。」
五千円をポケットにいれ、部屋に戻ろうとキッチンのドアノブに手をかけようと…
『ぴーんぽーん』
したところでチャイムがなった。
「イヴで両親もいないのに誰だ…」
ひとまず家電の受話器をとる。
「どなたですかー?」
「あ、えとっ、えとっ」
受話器から聞こえてきたのはかわいらしいアニメ声の女の子の声だ。
「えとっ…」
なんかとまどってらっしゃる、とりあえず知り合いのではなさそうだ。
「な、何かご用で?」
俺もなんかテンパってた、いや声かわいいからさ…なんかさ…察せ。
「えとっ…そ、そう!」
ぽんっ、と聞こえてきたが何なのか。
「配達です!」
……………嘘だ、今考えただろこの人。
「えと…俺なにもたのんだ覚えないんですが」
とりあえずやんわり断ってみる。
「えとっ! そ、そのですね! そ、そうっ、サービスです! この家が当選したんですっ」
食い下がってきた。
うーん…どうしよう、とりあえず話聞いて帰ってもらうか?
それにまあ、あの(自称)慈悲深い母が先に注文してくれてたという可能性もあるか…。
それに。
「ふえぇ…えとぉ。」
こんな声聞かされ続けたらたまったもんじゃない!
主に俺のキモオタ魂的に!
「は、はあ… とりあえず開けますね?」
「は、はいっ! あ、あ、あ、ありがとうございまひゅ!」
なんかもう絶対配達じゃないだろうなあこれ…
とりあえず玄関に向かい、一応強面のおにいさんが向こうで構えてる可能性を考慮しドア付近にたてかけてあった(というか母がいざってときとかに使うかもと立てかけた)バットを後ろ手に忍ばせておく。
ドアの曇りガラスからは少なくとも少女らしいシルエットしか見えないが、一応だ。
「すぅ…」
一息入れ、ドアの鍵をあける。
(というか…無視が正解なんだろうなあ…)
ドアをあけながら、今更な後悔をし、前を見ると。
「てやぁーーーーっ」
俺がドアを開けると同時に駆け出していたらしい少女の度アップが………
「あぁ!?」
ずんどろがっしゃーん!
今の状況を説明しよう。
ドアをあける→女の子が駆け出す→俺にぶつかる→玄関に引き戻される
そして。
「ん…」
仰向けに玄関に転がった俺の上から声がする、(余りの出来事に今更ながら気づいたが)サンタ服の美少女が俺に馬乗りになって頭を抑えていた。
「………………はい?」
俺の発せる言葉はそれくらいのものだった、そして。
「あ、どうも、私はサンタです」
馬乗りのまま、女の子はにこっと笑いかけてきたのだった。
「で、君は本物のサンタで、そして困り事があるから助けてほしい、と?」
とりあえずわけがわからないのでご退出願おうとしたら強引に中に入っていき、俺の部屋に入り土下座で待っていたこの少女の言葉を要約してみた。
「は、はいっ… 私その、サンタなんですけど、今年が初のお仕事でして…。 うっかり魔力を切らしてトナカイの制御ができず落ちてしまいまして…」
土下座のまま、サンタ服(よく見ると露出が地味に多い)の少女が付け足した。
おい、なんか色々おかしいぞ。
「おい、なんか色々おかしいぞ。」
心の声がそのまま出た。
「えと…おかしい?」
ようやく顔を上げた少女の顔立ちは、日本人の物ではあった、だがサンタ帽から出るセミロングの髪は白に近く、肌も相当白い。
くりっと大きい瞳はエメラルドっぽく、うん、アニメキャラのような美少女だ。
じゃなくて、だ。
「なんだサンタって」
「サンタをご存知ないんですか! クリスマスイブの夜によい子の家にプレゼントを置いて回る…」
「それは知ってる! というか、それは空想上の話だろ。」
「いえ、私はサンタですよ?」
きょとんと首をかしげながら言う、かわいい。
じゃなくだな!
「百歩…いやまあどれだけ譲ろうとも理解できんが、それはいいとして、なんだ魔力とかトナカイの制御とかって!」
「サンタはいわゆる魔法使いみたいなものなのです、実際ただのトナカイがソリ引いて飛ぶわけないでしょう? それはサンタが魔法の力で飛べるトナカイを作り、それを制御してプレゼントを配ってるんです。」
…………どうしよう、この子美少女だけどすごい残念だ、救急車呼んだ方がいいか?
「私は真面目にほんとのことしか言ってませんー!」
「おわっ、心読んだ!?」
まさか、これが魔法!?
「思い切り声に出して言ってましたぁ…」
ああ、つい言っちゃってたのか。
「で…結局なんなんだ? その話がほんととして…いやまあほんとということにしてやるとして。」
「言い直さないで欲しかったですよ!?」
女の子がそろそろ涙目だ、でもいちいちかわいい。
「…こほん。 だとして、うちに何しにきた。まさか俺がその魔力とかを持っていて、その仕事を手伝えとかじゃないだろう?」
ゲームだとありがちな展開なので、冗談めかし言ってみた。
「はいそうです」
「じゃあ何しにうちにき…………ええ!?」
え、今この子肯定した? は?
「え、まじで俺に魔力があって、お前の代わりにトナカイ操ってプレゼント配れと?」
「いやいやまさかっ、そんなのあり得ないですよー、魔力を魔法として使いこなすには相当な時間がかかるんですよ? そこらの人にできるわけないですからー」
あははと笑う。
悪かったなそこらの人で。
「じゃあなんなんだよ結局…俺に何しろってんだよ。」
「えと…それはー…ですねぇ。」
急に女の子がもじもじと、頬を染めだした。
「な…なんだよ。」
見知らぬ女の子とはいえ、見事なまでの美少女。
胸も控えめで、俺の首くらいまでの背丈で、正直ドストライク(二次元のだが)だ。
そんな子が、俺の部屋で、頬赤らめて、女の子座りでもじもじしていたら…興奮に近い感情にもなる。
ということで、そんなどこぞのラブコメよろしく突然出会った女の子とあれやこれやできゃっきゃうふふなことになるなどという展開がこの現実にあるわけない、という思いを胸に無愛想に答える。
「えとぅ…」
女の子はしばらく右手を口元にあて、うつむいていたが。
「あなたに微量ながら魔力があるというのは、本当なんですっ。」
と、はっきりした口調で言う。
「いやだから…」
仮にそういうものがあるにしてもどうしろと、と続ける前に。
「なので、その魔力を注いでほしいんですっ!」
目を><←こんなにして言う。
「…はい? いや注ぐったってどうしろと。」
一周回って冷静になってきた、俺に魔力が少しあって、魔法をつかうとかは無理で、手伝ってほしくて、注いでほしい。
どこぞのエロゲー的解釈でとっちゃだめなんだろうな、きっと地雷だ、注ぐってきっと比喩的なあれで手と手をあわせてみたいなに違いない、いやまてまずこんな話信じて大丈夫かここは三次元だぞおい。
やっぱり混乱はしていた。
「そ…それはそのぅ…」
先ほどとうってかわって小声になって、顔は茹で蛸もびっくりなくらい真っ赤でサンタ服と同化しそうな勢いだ。
そして伏し目がちにキョロキョロ挙動不審、というかまず通報したほうがいい気もしてきた。
ぴこーん
と、間抜けな音が二人の間、その少し横からなった。
Sk○peに通話がきたらしいPCがそこにあり、強制動作でスリープモードから解除されたようで画面があかるくなっている。
『ふあっ…あっ… 初めてなのにっ…そんな激しっ…』
途端にかわいらしい女の子の声がPCから聞こえた。
さっきスリープさせた時のタイミングが悪かったようで、解除とともにまだ再生されてなかったエロゲーのボイスが流れた。
「「……………………」」
一文の喘ぎ声がおさまると、室内を沈黙が襲った。
…………………殺せぇ! いっそ殺せぇ! 俺を殺してくれえ!
冷や汗が大洪水しながら内心でそんなことを願う。
女の子は顔中から血を噴き出すんじゃないかというくらい真っ赤になって俯いている。
「や…やはり…男の子…はっ…こういう、のが 好き。なんです…よね、うんっ…」
もうこのまま凍りついて死ねるかというくらい固まっていたら、女の子は切れ切れに小さく言った、そして。
ばっ!と一大決心したように顔をあげると。
「あ、あの!」
「は、はい、なんでしょうかっ」
余りの勢いに急敬語になる。
「わ……わ、私…とっ、せっくしゅしてくだひゃい!」
………………………………
うん、かみかみでなんにも聞こえなかったぞ俺は。
何も聞こえてない、うん、うん。
ディスイズサンジゲン、オゥケイ?
「え…と。 な、なんて言ったのかな?」
とりあえず聞こう、まずはコミュニケーションだ。 さっきまでキレかけてただろとかいうツッコミは聞かんぞうん。
「えっ! うぇあのふえぅ… だ、だからそのぅ…。」
なんだともう一回言わせるのか!みたいなキレ気味の顔でおどおどしている、器用だ。
「だ、だからそのぅ… 私とえっちしてくださぃ…って…ふえぇ…」
真っ赤な顔でもじもじおどおど。
小さい声だったが今度ははっきりばっちり聞こえてしまった。
えっち。
うん、俺の知識だといわゆる性行為のことだよな。
「(ちょっとまてぇぇぇ…!?)」
だめだ、これなんてエロゲ?なにこれこわい?
いやそうじゃない、とりあえずつき合ってもないのにそういうのは良くないよな? 正直息子は元気はつらつしてらっしゃるけどさすがにだめだうんっ。
この時正直自室で女の子(美少女ミニスカサンタ)と二人きりでしかもこのアニメ声で萌えたくってる上のこのセリフで今すぐにでも襲いかかりたいくらいだがまだ俺の理性は冷静さを残していた。
「あのぅ…」
上目遣い、うるうる、顔真っ赤
「いやっ、その、ちょっとまて!? 落ち着け、俺らは初対面だ! 俺はオタクだ! お前そんなんと…っていやだ、ろ!?」
なんかもう何言ってるかわからないけどとにかく叫んだ。
「そ…そんなことは…。 こ、これでもこのあたりの方々は私が見習いのときプレゼントを配る父の付き添いで見てますし… あなたは珍しい魔力持ちでしたし…その、年に一回でしたけど、かっこよくていい人だなって…だから、その、ふえぅ…。」
たどたどと、言ってる言葉を俺は簡単には理解できなかった。
そのまま彼女は続ける。
「だから…ずっと好きで…。 今回魔力切れを起こした時…迷惑かなって思ったけど…真っ先にあなたのことが浮かんで…その…して、ほしいなって…」
プツンと、何かが切れた気がした。
それでも俺は最後の理性を振り絞った。
「そ…こまで…言うなら、わかった」
ビクンと、彼女が跳ねた気がした。
「い、いいの…? 私こそほんとに初対面で、その、あなたの知ったことじゃない人間なのに…。」
少し声が震えてるのは、怖いのかなと思った、でも俺は言う。
「正直…かわいすぎて…一目惚れ、といっていいわかんないけど、嫌じゃないっていうか…むしろ嬉しいというか…。
それは正直な気持ち、いやというかこんな可愛い子を見て平然とできる男がいるだろうか。
「はぁ…あう…」
俺の言葉を受けてかすでに茹で蛸だった彼女の顔がハバネロみたいになった。
「う、れしい…です。 じゃ、あ。 その…」
彼女はほんとに嬉しそうに笑って、自分の服に手をかけようとした。そのとき。
「いや、待って!」
俺はあわててとめた、一つ考えたのだ、最後の理性…といっていいかわからないが。
「その、なんだ。 セックスでそそぐってことは…俺のあれからでるあれが魔力ってこと…だよな?」
自分で言ってなんだがなんて台詞だ。
「えと…は、い…。 魔力をもった男性の…せ、しぇーえ、き……に、魔力がふくまれ…りゅっ、のでっ。」
かみかみのぶちぶちだったが俺のエロゲ脳の考えであっていたらしい。
なら。
「だったら…その、口で飲むじゃ、だめなのか?」
折衷案…にすらなってない気がするが、いくらなんでも初対面で行為にまで及ぶのは俺はまだしも彼女にとって後悔になってしまうのではと思ったのだ。惚れられてるっていうのはすご変な気持ちだが。
「ふ、ふえ…?」
と、何を言われたかわからないような顔をして。
「あっ……なる…ほど。」
5秒くらいかかって理解していただけたようだ。
「ふぇ…ふぇ…ふぇらを、してっ…私が魔力を受け取れるか…てことですね…?」
無垢そうな彼女の口からフェラという単語が出て俺の息子がさらに元気になった。
なんて破壊力か…よく襲わずにいれるな俺…
自分で感心した。
「そういうことだ。 さすがに…いきなり行為はあれだろ?」
どれだ、と言われたら困るが。
「あ…私のこと…心配、して…。」
少し泣きそうになっていたが俺は見ないでおく、彼女には仕事のためというのがあるのだ、そこにつけこんで欲望を解放しつくすのはよくない、うん。
と、自分の狼を必死に押さえつける。
「わ、わからないです…けど。 そのやり方でも、大丈夫かも…です。」
よし。
いやなにがよしかはもうわからんが。
「じゃあ…それで、いこう。」
といって、どうしたらいいんだ。
いきなり息子を外気にさらすのはさすがに抵抗があるぞ、しかも女の子のまえで。
と、逡巡してつったっていると。
「じゃあ…あの… 失礼しまひゅ!」
と、数歩離れて座っていた彼女が四つん這いになって近づいてきた。
で、俺の前まできて俺のズボンの、その…あれのとこに手を置いた。
ビクンッと少し反応した、やべえ何この感覚…
「わ…か、かたぃ… それに、少しうごいてる…。」
そんな感想を口にして、ちょっと間をおいて、チャックに手をかける。
「え、あ、ちょ。」
無垢そうな見た目の割りに早い行動に俺が驚いて制止しようとしたが。
「しつれい、しみゃひゅっ」
一気にチャックをおろし、パンツの間を指でひらかれ、俺の息子がこんにちはした。
「ひぇぁっ… お、おっきぃ… あ、あかいし…だ、だいじょう、ぶ、なんです…か…こ、これ?」
行動力はあったが知識はあんまりなかったそうで、俺のモノを軽く指差してそう言う。
「あ…ああ。 そういうもんだから…」
「そ、そうなんだ… じゃ、じゃぁ… んむっ」
俺の答えで安心した(?)のか、大丈夫だとしると俺のモノの先端を軽くくわえた。
「うぉっ…」
「はむ…」
軽くくわえられただけ、なのに少しいきそうになった。
それほどに…柔らかいというか、なんというか…すごい感心だった。
「う…ぁ」
「ふぁ、ふぁいふぉうふ、でふは?」
さらにもう少し奥までくわえられ、俺がうめくと大丈夫かと言われた。
大丈夫じゃない、気持ち良すぎて。
「い…いや、大丈夫。 すごくその…いいから。」
というと
「ふぁいっ。 はむっ」
なんとも嬉しそうに笑って、喉の一番奥までくわえてくれた。
「うっ…やばい…気持ちいい…」
でもまだ出るまでにはいたらなかったようだ。俺はつったったままどうしたものかと考えていると。
「はむ…はむ…じゅる…」
くわえているだけではだめだと彼女自身思ったのか、軽く吸い上げてきた。
「あ…それは…」
よすぎる、という前に
「ふぁう…じゅる…ちゅるっ」
軽く顔を前後させながらモノをねぶるようにしてきた。何かスイッチでも入ってしまったのか、心無し目をトロンとさせて、俺のモノをくわえ、吸い続ける。
「あ、ちょ… うっ…いい」
俺のほうも、あまりの気持ちいい感覚に自ら腰をゆらしだす。
「ふむっ!? ふぁう…じゅるる…ちゅる、じゅっ…」
急にくわえていたモノが動いたことに一瞬驚いたようだが、そのままどんどんなめ、くわえ、吸い上げる。
「んむ、…はっ…はむっ、じゅるる…る」
少し離して息継ぎ、そのままくわえてしゃぶり。
しゅっ、しゅっ
ついには手もつかって俺のモノを刺激する。
「あっ…それ、いい… くっ…!」
「んぶ!? ぶ…ふっ…じゅる…」
俺も彼女の後頭部に手をおき、モノを喉の奥におしこむ。
彼女は驚きながらも離さずに、むしろ吸い上げる。
最早、理性なんてまともに機能しなくなっていた。
「じゅるっ…ちゅる…れろ…じゅるるっ…」
しゅっしゅっしゅっ
その時、ついに俺の欲望が限界を迎えた。
「う…ぁ、出る…!」
「ふぁ…ふぁいっ…! じゅる…る、じゅるるるるっ…!」
俺の言葉とともに、彼女はすいつくさんとばかりに音をたて。
「うぁ…でる…ぞ…!」
びゅくっ、びゅっ ビュルルルッ
「んぶっ!?」
ついに、俺の欲望が彼女の咥内に解き放たれる。
「ぶっ…くっ… じゅるっ…コク…コク… れろ…んむ…コク…」
それを、全部飲み干そうと、吸い、舐めとり、飲み込んでいく。
その事実と、動きのよさ、何より無垢でかわいらしい彼女の火照って少し妖艶な表情のせいか。
「うぁっ…?」
びゅるっ…びゅー!
「ふぶっ!?」
そのまま二回目の欲望を解放し
「ごくっ…コク…」
それを彼女がまた飲み干すのであった。
「(何やってんだ俺ぇぇぇ……)」
口でしてもらったあと、とりあえずズボンははいて。
俺はものすごい後悔に苛まれていた。
初対面なのに何やっちゃってんだと。
そもそも…俺は彼女の名前すらまだ知らなかった、もう人生最大の汚点と言わざるを得ない…
「その…ごめん」
ティッシュで口元をぬぐっている彼女に謝る。
「…? 何か謝られることあったでしょう…か?」
「いや…その、初対面でそんなことしちゃって…」
そんなこと、で彼女はさっきの行為を思い出したのか顔を真っ赤にしたが、すぐ笑顔になり。
「い、いえっ 私が頼んだことですしっ、その…むしろ私が謝る方で…」
彼女は顔を暗くする。
「い、いやそのっ き、気持ちよかったから!あ、ありがとうございます?」
励ますつもりが最低なことを口走った気がする。
「そ、そうですかっ? そ、それはよかった?です…」
どうもお互い混乱しているようだ。
「そ。そういえば…今更だけど、君の名前は?」
ほんとに今更だが…沈黙に耐えかね俺は聞いた。
「あ! こ、これはすみません… 名乗りもしてなかったなんて… 私は『望月 冬乃』(もちづき ふゆの)っていいます。」
「なんだか、綺麗な名前だね。 俺は」
「知ってます、桜音 奏太さん…ですよね?」
え?
と…思ったが、俺の子供のころから知ってたって言ってたっけ、じゃあ名前も知ってて当然か…
「あ、ああ。 奏太でいいよ、望月さん。」
「むぅ…私のことは冬乃とよんでください、奏太さん。」
く…名前でよぶなんてオタクの俺にはハードル高いぞ… いやさっきもっと大変なことしてたけどさ!
「わ、わかったよ…冬乃。」
そういいつつ、さっきのことを思い出して欲望を吐ききってしぼんでいたはずの俺のモノが、また元気になってきた。
「ふえっ… は、恥ずかしい、ですね。 名前で呼ばれるのって。 そ、それと…またおっきくなってます…?」
「……」
ズボンははいていたが見事なテントを張っているため、冬乃が気づくのは当然だった。
しかも話の流れ的に名前を呼んで興奮したみたいになっている…うわやべえ俺変態じゃん。
「え、えとですね…奏太さん。」
言い訳をしようと口をあけた時、冬乃が先に喋り出す。
「あの…さっきのふぇ、フェラ…で、せ、せーしをもらったんですが… やっぱり口から…だと、その。 魔力の補給には足りないみたいで…その…あの…。」
冬乃はもじもじと、股のあたりに手をはさんで赤くなっている。
ーーーーあ、やばい。
そう思った時には。
「って…ことは、やっぱり。」
と言いつつも、女の子座りをしている冬乃あわせて、俺もかがんで近づく。
「はぅっ… は、はひ… やっぱり、せ…せっくす…しないと、だめみたい……で!?」
もう限界だった。
冬乃が言い切るまでに、冬乃を床に押し倒す。
「ふあぁぁ!? その、奏太さん…!」
恥ずかしさを伝えるその口を、俺の口でふさぐ。
「ん…っ」
冬乃も、驚いた顔をしたのは合わせた時だけで、すぐ目をとじて、よりしっかりとキスしてくれる。
「ぷはっ…はぁ…」
10秒ほども唇を合わせ、ようやく彼女の顔が離れる。
どうしてこうなった。
問うても、俺の理性は余さず狼になっていて答えようとしない。
「冬乃」
長いキスで顔を上気させ、ぐてっと床に仰向けになっている彼女の名をよぶ。
「はぁ…はぁ… 奏…太、くん」
目を半分も開けず、それでも俺を見て、俺の名前を呼んでくれる。
よくわからない出会いで、初対面で、それでも俺は冬乃のことを好きになっていた。
「冬乃…いい、か?」
と、聞きながらも彼女のサンタ服、元々面積の少ないそれに手をかける。
「ふ…ふぁい… 奏太くん…の、好きに…っ」
その言葉も最後まで聞かず、肩出しタイプのサンタ服をずらし、その控えめの胸が晒される。
「……かわいい、な。」
息をのんだ、白く透き通るような肌が少し膨らんで、赤いつぼみが頂点でぴんとたっている。
「ふ、ふぇ… 恥ずかしいでしぅ…」
と、言いながらも冬乃の目はとろんとして、何かを期待しているように見えた。
両手はだらんと頭の上でたれたまま、胸を隠そうともしていない。
「ごく… 触る、ぞ?」
「ふぇ…。ぅ 奏太くん…の…はい。」
「じゃ…あ」
陶器のような美しい胸wp優しくつかむ。
見た目は小さいが、それでも今まで触ったことのないような柔らかさで、確かな膨らみを感じる。
「んぁっ…あっ…」
胸揉む、揉む、揉む。
他の動きを忘れてしまったかのように、俺は一心不乱にもみ続ける。
「あっ…そん…なっ… ふぁっ…はげ…しいっ」
乳首もさわる、コリコリしている、揉みながら、少しつまんだりする。
「あっ…そこ…っ! んぁっ! だめっ…ああ… ああああああっ! ……あぅっ…ふぁ…」
いつまでそうしていたか、冬乃は喘ぎ声を一際大きくして、叫ぶ。
胸だけでイったらしい。
そこでようやく手をとめる、しかしもちろん満足はしていなかった。
「ふう…うっ… ら、らいじょうぶ…れふ…よ?」
冬乃はイったばかりなのに、顔を少しもちあげ、俺のはちきれそうなテントをみて、そう言う。
「えと…いい、のか? 本当に。」
理性なんてなくしたが、それでも冬乃を心配して、そう聞く頭だけはあったらしい。
でも
「と、とうぜん…れふ…! そのため…に… 奏太くん…に、して…もらうために… きたんです…からっ…。 そうしなきゃ…おしごと…できない…。 いや、そうしたい…の…!」
息も絶え絶えに、それでも冬乃は俺を求めてくれる。
「わかった」
冬乃の赤いミニスカを、パンツごと脱がす。
冬乃の秘部は、赤くてきれいな割れ目をして、よく見ると濡れている。
「ふぁぅ…」
胸につづいて秘部も晒され、恥ずかしさに冬乃は顔を真っ赤にして息をもらす。
「冬乃のここ…すごく綺麗だ」
そこは俺にとって未知の領域、エロゲーで何度も見たが、実際のを見ると妙な感動を得た。
ここに…いれるのか。
「冬乃、いいんだよな」
俺自身戸惑っている、何度目かわからない確認をする。
「うぅ…奏太くん…何回も言わせないで…」
「…ごめん、わかった」
俺もズボンを脱ぐ、さっき二回も出したのに冬乃の裸体を見て凄くげんきに…なりすぎだろこれ。
「さ…さっきより大きい…?」
冬乃もびっくりしている、その瞳が少し脅えてるように見えた。
「そうだな…冬乃のアソコを見て興奮してるみたいだ」
俺自身びっくりするほどだが、もう止められなさそうだ。
まず、冬乃の秘部に人差し指をあてる。
「んっ…!」
ビクンと、冬乃の体が跳ねた。
「あ…大丈夫か?」
聞きながら、指はすいよせられるように冬乃の秘部をなで続けている。
「あっ…んぁっ…! き…ききながら…っ うごかしてっ…る…! あぁっ…!」
冬乃が答えてる間も、くちゅ、くちゅ、と秘部をいじる。
案外Sなのか俺、と思いながら指の動きはとめない。
「あっ…! んぁっ…ぃ…イっちゃ…!」
ずっといじってるだけで、冬乃はイキそうになっている、喘ぎ声は大きく、体はずっとビクンビクンしている。
だが俺はそこで指の動きをとめた。
「あぁぁっ…ぇ…?」
今正にイキそうになっていた冬乃は、動きをとめた俺を見る。
紅潮して、少し残念そうな視線。
かわいい…てかエロい…。
「いや、その… もう十分濡れてるみたいだし…俺のも限界だしさ。
仰向けの冬乃を四つん這いでまたいでいる体制、冬乃は俺の言葉に視線をさげる。
俺のモノははちきれんほど赤く大きくなっている。
「あ… だ、大丈夫…です…?」
心配された。
「いや…こういうもんなんだよ、多分」
行為が初めてだから自信はないが…そんな表現がエロゲーであった気がする。
「そ…そうなん…ですか。 は、はいる…の?」
あまりに大きいからか、不安そうだ。
「じゃあ…やめる?」
その気はないが、聞いてみる。
「ふぇっ…えぇぅ… いや……! いれてっ…いれてっ!」
「う…」
やばい返事が返ってくる、エロすぎる…かわいすぎる…。
「さ、さっきの…で、イキそうだったのに…せつない…の。 わ、私を…おかして…おかしてっ!」
うん、もう無理…
「…いくぞ」
それだけ言って、仰向けの冬乃の秘部に、俺のモノを押し付ける。
ぐっ、と、濡れたワレメに触れた時、さらに俺のモノが大きくなる。
「ん…! そこ…」
「ああ…いくぞ」
そのまま、ぐちゅ、と中に侵入する。
「あっ…!かはっ…」
先端が入る、冬乃は痛みに少し顔を歪めた。
「痛いのか…?」
「う…すこ、し。 あっ…! でもっ…いいから… はやく…いれてっ」
ほんとはもっと痛いのだろう、冬乃は無意識だろう、俺の背中に手を回して爪をたてている。 結構痛いが、それ以上に下半身の興奮が勝っていた。
「わかった…一気にいくぞ」
ずちゅ、ぐちゅ、ぶちっ
と、最後の何かが切れたような音から、俺のモノが一気に奥まで入る。
「あっ…うっ…あああぁぁああっ!」
それと同時に冬乃はイったようで、大きく叫ぶ。
「う…くっ…」
中がきゅっと締まって、危うくこっちもイキそうになった。
「はぁ…はぁ…あっ…」
「冬乃の中…ヤバい…」
なんとかこらえ、先にイった冬乃ぼ息がととのうまで、奥まで挿れたまま待つ。
目線をさげると、秘部から赤いものがたれている。
「あ…はぁ… わた…ひの… はじめて…奏太くんに…」
「!!」
冬乃のセリフに、さらに興奮する。
「あっ…! 私の中っ…おっきく…! んぁあっ…!」
「冬乃…もう…いいか…?」
もちろん、やめるか?という意味じゃない。
「あっ…うんっ! はっ…ぁ…いいよ… うごいて…!わらひの…なか…で」
ぐちゅ…ぐちゅ、ずちゅ
ゆっくりと、冬乃の中で動く。
きゅぽんっ
「あんっ…!」
引きすぎて抜けてしまった
ぐちゅ!
「あぁっ!」
すぐさま挿れなおすと、冬乃がビクンッと跳ねる。
おかまいなしに、動く、動く、動く
ちゅ、ぐちゅぐちゅ、ずちゅ!
「あっ…あんっ! んぁっ…いいよっ…いい…!」
ストロークの速度をどんどんあげる、冬乃が喘ぐ、涙目でトロンとして…
「冬…乃! えっちな、顔してる」
奥まで挿れる、そのまま引く。
「あぁん…! い、いわないでぇっ…くださ…ぃっ!」
「冬乃…冬乃!冬乃!」
何度も名前をよぶ、短い時間で、俺は確実に彼女を愛しく想っていた。
「あっ…奏太くんっ…すきっ…すきなの! ずっと、ずっと…!」
二人の想いが重なる、俺は腰を動かしたまま、彼女にキスをした。
「あっ…んっ…ん!?」
キスしたまま、唇のあいだから舌を咥内に入れる。
「んちゅ…れろっ…んむっ…!」
彼女もそれに舌を重ねる。
ディープキスというやつだ、こんなにいいものなんだな…。
「くちゅっ…れろっ…んぶっ…ぷはっ…ぁっ…!」
長いキスのあと、更に奥を突く。
こつん、とあたる感触がある。
「冬乃…俺、もう…!」
そこを何度もノックする、ぐちゅ、ぐちゅ、と音をたてて。
「あぁ! あっ…! いいよっ…だしてっ… わらひの…なかに…そそいでっ!」
その言葉とともに、一際強く奥に押し付ける!
「いくぞ…!」
「あっ…ああっ…わらひもっ…イクっ…イっひゃう! いっしょ…いっしょに!」
「ああ!」
そこで限界をむかえた
ビュク!ビュル!ビュー!
「イっ…ぁぁああああ!!!」
中の一番奥で欲望を解き放つ。
ビクンビクンと、冬乃の体が跳ねる。
びゅく、びゅくっ、びゅーっ
「あっ…ぁっ…まだれてる…!」
「くっ…」
止まらないと思うほどに出し続けた。
「あっ…ふぁ…」
長い射精のあと、ぐでんと冬乃の体から力がぬける。
「ぬくぞ…」
俺のモノも力なく、拡がった中からすぐぬけた。
ドロリと凄く赤のまじった白い液体がワレメから流れる。
「あ…」
「なんか…冬乃のココ、エロいな…」
「ふぇぅ…いわないでぇ…」
恥ずかしさに、お互い顔を真っ赤にするのであった。
行為を終えて、少し落ち着いたあと、後処理をしてお互い下着だけでもと身につける。
冬乃の上はサンタ服だけだったから、フェラの時に服が汚れているから胸は丸出し、お互いパンツ一丁状態。
「えと…恥ずかしぃ…です」
「俺もだ…てか冬乃エロい、また元気になりそうなんだけど。」
「ふぇっ!? こ、これ以上は…さ、さすがに…つかれてますぅ…」
腕で胸を隠す、なんか余計エロいのは気のせいか。
「でっ…で、だ」
なんとか理性を保ち、本題にはいる。
「どうだ、魔力…ってのは、回復したのか?」
そう、冬乃はあくまで性行為をしにきたのではなく、魔力の回復をしにきたのだ。
「あ… はい、おかげさまで、魔力全回復です!」
両手で力こぶを作る。
薄い胸が丸出しになりフルンと少しゆれる。
「って、あわわわっ」
すぐにまた隠す、この子かわいすぎだろ…
「そ、そっか。 じゃあ…お別れ、かな」
忘れそうになるが冬乃はサンタらしい、今はもう午後5時、外はもう暗くなりつつある。
ここにいる理由はもうなく、冬乃を子供たちにプレゼントを配りに行くのだろう、魔法をつかって。
「はい…でも」
冬乃がぴとり、と俺の右腕に体をよせる。
「もう少し…奏太さんと…いたいです」
「そう…か」
そうして更に30分、お互い何も喋らず体をよせあうのだった。
「では…行ってきます」
そのあと少し服を洗い、乾燥機で乾かせたあと、サンタ服を身にまとった(露出は高いが)冬乃は、玄関先でそう言った。
「ああ、なんというか… 凄いクリスマスイブになったよ。」
玄関のドアをあけてやる、と、大きな袋がたくさん乗ったソリと、少し光を帯びたトナカイが空にいた。
「おおう!?」
びっくりした、いや度肝抜かれるだろ普通。
「あ、さっき魔法で呼んだんです」
少しはにかみながら、冬乃は外にでる。
「あ…」
と、そこで白い粒がちらり、とふってきた。
「雪、か」
その数はふえ、しんしんと雪がふってくる。
「ホワイトクリスマス…」
どちらともなくそうつぶやき、お互いを見て笑う。
「俺さ、恋とか現実じゃしたことなくってさ、よくわかんなかったけど… 冬乃のこと、好きだよ。」
さらりと、思ったことを口走った
「え…」
「あ…」
冬乃は目を見開いて俺を見る、しまった…雰囲気に飲まれてか凄いこと口走ったか俺!?
「ひくっ…」
「え!?」
冬乃の目から涙が…って。
「えっ、ちょっ…え!? 俺なんかした…ってまあやりまくっちゃったけど! え、えと、ごめんなさい!」
とにかく謝る、そりゃまあ何回か見ただけの男びあれだけのことされりゃあ…
「ふえ…ぐっ、ち、ちがうんです…!」
ボロボロと泣きながら、冬乃は違うといった。
「え…?」
「ち、ちがうんですっ! わ、わたしっ…えぐっ…うれじくて…えぐっ。
ずっと…ずっとみてて…好きって…いってもらえて…! ふえっ…ふえええーーん」
そこで冬乃は大泣きしだした。
そうか…そう言ってたっけ。
「あっ…」
ぎゅっと、気がついたら冬乃を抱きしめていた。
「俺は…はじめまして、だけど。 冬乃が好きだ、大好きだよ。
「わたし…、も……好き、大好きです!」
そのあと、雪のなか抱き合い、俺の胸で冬乃は泣いていたのであった。
「それじゃあ…ばいばいですね」
「ああ、寂しいけど、がんばってな」
泣き終えた冬乃は、今度こそ旅立ちを宣言した。
「もう、会えないのかな。」
俺は不意にそう言ってしまった。
ほんとに…つい数時間前に会ったばかりなのに、俺は冬乃を大好きになってんだな…。
現実の恋愛ってのも、悪くない。
「わかりません…また、来年これるかもしれないです…し。」
俯き加減で、冬乃はそう言った、昔から来ている土地とはいえ、次もこことは限らないのかもしれない。
「でも、奏太さんのことは忘れないです! ずっと大好きです!」
「ああ。俺も冬乃のこと忘れない、大好きだよ。 あと」
「?」
そう、気になっていたことがある。
「奏太くん、でいいよ。 さっきみたいに」
「あっ…」
冬乃はまた顔を赤くする、行為のときはくん付けだったのは無意識だったらしい。
「うん…奏太くん。」
「おっけ、冬乃」
別れの時だ。
「いつかまた、会いに来ます、絶対!」
ソリがおりてきて、冬乃はそれにのる。
「ああ、待ってるよ!」
トナカイが歩き出す、ソリが浮かんでいく。
「がんばれよーーー! 冬乃ーーーー!」
「はい! ありがとう、奏太くん!」
トナカイは走り出し、やがて空の向こうへ飛んでいった。
「がんばれよ」
ソリが見えなくなってから、そう小さくつぶやいた。
----ending----
次の日、あのあとすぐにベッドの倒れふして寝てしまった俺は、あまりの寒さで起きた。
「うぁ…さっぶ…」
昨日の出来事が夢のようだ、突然美少女がやってきて、この部屋で…
「いやいやいや!」
ブンブンと顔をふる、熱をさますように。
「ほんと…夢みたいだったな」
ベッドの端にこしかける。
「さ…母さんはまだだろうし、朝飯買いに行くか。」
腰掛けていたベッドから立ち上がろうとする。
「ん?」
と、枕元の右手に何かがあたる。
「…クリスマスプレゼント?」
小さなラッピングされた箱が置いてあった。
「母さん達…なわけないし。」
絶賛ホテルなうだろう。
「まさか…」
そう、それしかない。
頬が自然とゆるむ。
「あんにゃろ…最後に粋なことすんなぁ」
ほんとにエロゲーみたいな展開だ、中身はなんだろうか。
「開けるか」
しゅっとリボンをとり、ぺりぺりとラッピングをはがす。
「それにしても、指輪入れるケースみたいなくらい小さいな…」
指輪はないだろう、普通男がわたすもんだ。
と、期待と不安半分ずつで、箱をあける。
「え?」
中身は空だった。
「なんだこれ? え?」
疑問に箱を見回してると。
「ーーーーーーー」
何かが聞こえた
「ーーーーーーーくーーーーん」
声? どこからだ?
「ーーーくん!」
近づいてる? 窓の外か?
と、窓のほうを見た瞬間
バリーーーン!ガシャーン!
ズドーン!
窓が割れて何かが入ってきて壁にぶつかった!!
「え?え?」
起き抜けの頭で理解できるわけなかった。
「いてて…」
壁にぶつかって煙があがる中から越えがした。
人…?って。
「冬…乃?」
窓から転がり込んできた物体は、昨日出会い、愛し合い、別れた美少女、望月冬乃だった。
「え? え? え!? どういうこと!?」
「いたた…奏太くん、会いにきました!」
いや、冬乃は昨日確かにサンタとして仕事を果たしにいって、そのままいなくなるって感じで…
「といいますか--…」
冬乃は疑問符だらけの俺を無視して続ける。
「私を、プレゼントしにきました!」
「はい?」
それが、非リアオタクだった俺に、突然きたクリスマスプレゼントだった。
--------------end
「ん…っ…!」
いつも通りの俺の部屋に、いつも通りじゃない色っぽい女の子の声が響く。
「ぷはっ… ごくん」
俺が吐き出した欲望を少女が飲む。
(何やってんだ俺!?)
お互い合意とはいえ、やり過ぎじゃないかと思う…まあ、わけもあったし…
----それは1時間前に遡る。
「ああ…虚しい…」
気楽な冬休みも折り返し間近、世間はクリスマスイヴと言ってリア充どもが街を闊歩する邪悪な日。
そんな中、俺の眼前にあるのは肌色がやたら面積をしめているディスプレイ。
いわゆるオタクであるこの俺「桜音奏太(さくらね そうた)」は、クリスマスイヴなどという俗習など気にもとめず(気にしてないからな!)、家で悠々自適にエロゲーをしていた。
「あぁ…やっぱこれに限るねえ」
長いつきあいの友人曰わく。
「黙っていれば…イケメンなのにorz」
らしい見た目を、見事にニヤニヤキモフェイスにしながら呟いた。
「そりゃさー、リアルにこんなことできりゃいいだろうけど、やっぱエロゲーだからできることってあるよなぁ。」
カチ…カチ、とかわいい女の子のの喘ぎ声の切れ間にマウスをクリックする音のみが室内に響く。
「それに俺は二次元を愛するって決めたし、なんか外からシャンシャン、きゃっきゃとか聞こえるけど…うん、気のせい気のせい。」
絶賛現実逃避中である。
しょうがないじゃないオタクだもの。
「うぅ…」
それからしばらく、さすがに徹夜でエロゲーし続けたせいで少し頭が痛くなってきた。
…別に悔しくて寝れなかったとかじゃないんだからな!
「ちょっと休むか。」
エロゲーを一応セーブして画面をスリープに、部屋を出る。
「母さーん、なんかたべも…」
一階のキッチンのドアをあけ母さんを呼ぼうとして、キッチンに誰もいないことに気づいた。
「うん? 今日は母さんも父さんも休みじゃ……なんだこれ。」
キッチンのテーブルの上に絵文字のついた紙切れがあった。
「えーと。」
『クリスマスイヴだからお父さんとデートしてくるわね☆ 今夜はホテルに泊まるから(照
p.sお金置いとくから適当にいいもの食べててね♪ 息子への慈悲を忘れない母より』
……………………
「そうですか、あなた達は聖夜ならぬ性夜を楽しんで…って上手いこと言ってる場合かぁ!」
一人寂しくノリツッコミしながら紙をテーブルに叩きつける。
紙の裏から五千円がでてきた、これで今日明日すごせということか。
…慈悲深いというところだけは認めてやろう母よ!
「でもなぁ…」
キッチンで高校生が一人コントを繰り広げている。
虚しさがましたぞおい…。
「はぁ…昼飯はいいや、続きやるか…。」
五千円をポケットにいれ、部屋に戻ろうとキッチンのドアノブに手をかけようと…
『ぴーんぽーん』
したところでチャイムがなった。
「イヴで両親もいないのに誰だ…」
ひとまず家電の受話器をとる。
「どなたですかー?」
「あ、えとっ、えとっ」
受話器から聞こえてきたのはかわいらしいアニメ声の女の子の声だ。
「えとっ…」
なんかとまどってらっしゃる、とりあえず知り合いのではなさそうだ。
「な、何かご用で?」
俺もなんかテンパってた、いや声かわいいからさ…なんかさ…察せ。
「えとっ…そ、そう!」
ぽんっ、と聞こえてきたが何なのか。
「配達です!」
……………嘘だ、今考えただろこの人。
「えと…俺なにもたのんだ覚えないんですが」
とりあえずやんわり断ってみる。
「えとっ! そ、そのですね! そ、そうっ、サービスです! この家が当選したんですっ」
食い下がってきた。
うーん…どうしよう、とりあえず話聞いて帰ってもらうか?
それにまあ、あの(自称)慈悲深い母が先に注文してくれてたという可能性もあるか…。
それに。
「ふえぇ…えとぉ。」
こんな声聞かされ続けたらたまったもんじゃない!
主に俺のキモオタ魂的に!
「は、はあ… とりあえず開けますね?」
「は、はいっ! あ、あ、あ、ありがとうございまひゅ!」
なんかもう絶対配達じゃないだろうなあこれ…
とりあえず玄関に向かい、一応強面のおにいさんが向こうで構えてる可能性を考慮しドア付近にたてかけてあった(というか母がいざってときとかに使うかもと立てかけた)バットを後ろ手に忍ばせておく。
ドアの曇りガラスからは少なくとも少女らしいシルエットしか見えないが、一応だ。
「すぅ…」
一息入れ、ドアの鍵をあける。
(というか…無視が正解なんだろうなあ…)
ドアをあけながら、今更な後悔をし、前を見ると。
「てやぁーーーーっ」
俺がドアを開けると同時に駆け出していたらしい少女の度アップが………
「あぁ!?」
ずんどろがっしゃーん!
今の状況を説明しよう。
ドアをあける→女の子が駆け出す→俺にぶつかる→玄関に引き戻される
そして。
「ん…」
仰向けに玄関に転がった俺の上から声がする、(余りの出来事に今更ながら気づいたが)サンタ服の美少女が俺に馬乗りになって頭を抑えていた。
「………………はい?」
俺の発せる言葉はそれくらいのものだった、そして。
「あ、どうも、私はサンタです」
馬乗りのまま、女の子はにこっと笑いかけてきたのだった。
「で、君は本物のサンタで、そして困り事があるから助けてほしい、と?」
とりあえずわけがわからないのでご退出願おうとしたら強引に中に入っていき、俺の部屋に入り土下座で待っていたこの少女の言葉を要約してみた。
「は、はいっ… 私その、サンタなんですけど、今年が初のお仕事でして…。 うっかり魔力を切らしてトナカイの制御ができず落ちてしまいまして…」
土下座のまま、サンタ服(よく見ると露出が地味に多い)の少女が付け足した。
おい、なんか色々おかしいぞ。
「おい、なんか色々おかしいぞ。」
心の声がそのまま出た。
「えと…おかしい?」
ようやく顔を上げた少女の顔立ちは、日本人の物ではあった、だがサンタ帽から出るセミロングの髪は白に近く、肌も相当白い。
くりっと大きい瞳はエメラルドっぽく、うん、アニメキャラのような美少女だ。
じゃなくて、だ。
「なんだサンタって」
「サンタをご存知ないんですか! クリスマスイブの夜によい子の家にプレゼントを置いて回る…」
「それは知ってる! というか、それは空想上の話だろ。」
「いえ、私はサンタですよ?」
きょとんと首をかしげながら言う、かわいい。
じゃなくだな!
「百歩…いやまあどれだけ譲ろうとも理解できんが、それはいいとして、なんだ魔力とかトナカイの制御とかって!」
「サンタはいわゆる魔法使いみたいなものなのです、実際ただのトナカイがソリ引いて飛ぶわけないでしょう? それはサンタが魔法の力で飛べるトナカイを作り、それを制御してプレゼントを配ってるんです。」
…………どうしよう、この子美少女だけどすごい残念だ、救急車呼んだ方がいいか?
「私は真面目にほんとのことしか言ってませんー!」
「おわっ、心読んだ!?」
まさか、これが魔法!?
「思い切り声に出して言ってましたぁ…」
ああ、つい言っちゃってたのか。
「で…結局なんなんだ? その話がほんととして…いやまあほんとということにしてやるとして。」
「言い直さないで欲しかったですよ!?」
女の子がそろそろ涙目だ、でもいちいちかわいい。
「…こほん。 だとして、うちに何しにきた。まさか俺がその魔力とかを持っていて、その仕事を手伝えとかじゃないだろう?」
ゲームだとありがちな展開なので、冗談めかし言ってみた。
「はいそうです」
「じゃあ何しにうちにき…………ええ!?」
え、今この子肯定した? は?
「え、まじで俺に魔力があって、お前の代わりにトナカイ操ってプレゼント配れと?」
「いやいやまさかっ、そんなのあり得ないですよー、魔力を魔法として使いこなすには相当な時間がかかるんですよ? そこらの人にできるわけないですからー」
あははと笑う。
悪かったなそこらの人で。
「じゃあなんなんだよ結局…俺に何しろってんだよ。」
「えと…それはー…ですねぇ。」
急に女の子がもじもじと、頬を染めだした。
「な…なんだよ。」
見知らぬ女の子とはいえ、見事なまでの美少女。
胸も控えめで、俺の首くらいまでの背丈で、正直ドストライク(二次元のだが)だ。
そんな子が、俺の部屋で、頬赤らめて、女の子座りでもじもじしていたら…興奮に近い感情にもなる。
ということで、そんなどこぞのラブコメよろしく突然出会った女の子とあれやこれやできゃっきゃうふふなことになるなどという展開がこの現実にあるわけない、という思いを胸に無愛想に答える。
「えとぅ…」
女の子はしばらく右手を口元にあて、うつむいていたが。
「あなたに微量ながら魔力があるというのは、本当なんですっ。」
と、はっきりした口調で言う。
「いやだから…」
仮にそういうものがあるにしてもどうしろと、と続ける前に。
「なので、その魔力を注いでほしいんですっ!」
目を><←こんなにして言う。
「…はい? いや注ぐったってどうしろと。」
一周回って冷静になってきた、俺に魔力が少しあって、魔法をつかうとかは無理で、手伝ってほしくて、注いでほしい。
どこぞのエロゲー的解釈でとっちゃだめなんだろうな、きっと地雷だ、注ぐってきっと比喩的なあれで手と手をあわせてみたいなに違いない、いやまてまずこんな話信じて大丈夫かここは三次元だぞおい。
やっぱり混乱はしていた。
「そ…それはそのぅ…」
先ほどとうってかわって小声になって、顔は茹で蛸もびっくりなくらい真っ赤でサンタ服と同化しそうな勢いだ。
そして伏し目がちにキョロキョロ挙動不審、というかまず通報したほうがいい気もしてきた。
ぴこーん
と、間抜けな音が二人の間、その少し横からなった。
Sk○peに通話がきたらしいPCがそこにあり、強制動作でスリープモードから解除されたようで画面があかるくなっている。
『ふあっ…あっ… 初めてなのにっ…そんな激しっ…』
途端にかわいらしい女の子の声がPCから聞こえた。
さっきスリープさせた時のタイミングが悪かったようで、解除とともにまだ再生されてなかったエロゲーのボイスが流れた。
「「……………………」」
一文の喘ぎ声がおさまると、室内を沈黙が襲った。
…………………殺せぇ! いっそ殺せぇ! 俺を殺してくれえ!
冷や汗が大洪水しながら内心でそんなことを願う。
女の子は顔中から血を噴き出すんじゃないかというくらい真っ赤になって俯いている。
「や…やはり…男の子…はっ…こういう、のが 好き。なんです…よね、うんっ…」
もうこのまま凍りついて死ねるかというくらい固まっていたら、女の子は切れ切れに小さく言った、そして。
ばっ!と一大決心したように顔をあげると。
「あ、あの!」
「は、はい、なんでしょうかっ」
余りの勢いに急敬語になる。
「わ……わ、私…とっ、せっくしゅしてくだひゃい!」
………………………………
うん、かみかみでなんにも聞こえなかったぞ俺は。
何も聞こえてない、うん、うん。
ディスイズサンジゲン、オゥケイ?
「え…と。 な、なんて言ったのかな?」
とりあえず聞こう、まずはコミュニケーションだ。 さっきまでキレかけてただろとかいうツッコミは聞かんぞうん。
「えっ! うぇあのふえぅ… だ、だからそのぅ…。」
なんだともう一回言わせるのか!みたいなキレ気味の顔でおどおどしている、器用だ。
「だ、だからそのぅ… 私とえっちしてくださぃ…って…ふえぇ…」
真っ赤な顔でもじもじおどおど。
小さい声だったが今度ははっきりばっちり聞こえてしまった。
えっち。
うん、俺の知識だといわゆる性行為のことだよな。
「(ちょっとまてぇぇぇ…!?)」
だめだ、これなんてエロゲ?なにこれこわい?
いやそうじゃない、とりあえずつき合ってもないのにそういうのは良くないよな? 正直息子は元気はつらつしてらっしゃるけどさすがにだめだうんっ。
この時正直自室で女の子(美少女ミニスカサンタ)と二人きりでしかもこのアニメ声で萌えたくってる上のこのセリフで今すぐにでも襲いかかりたいくらいだがまだ俺の理性は冷静さを残していた。
「あのぅ…」
上目遣い、うるうる、顔真っ赤
「いやっ、その、ちょっとまて!? 落ち着け、俺らは初対面だ! 俺はオタクだ! お前そんなんと…っていやだ、ろ!?」
なんかもう何言ってるかわからないけどとにかく叫んだ。
「そ…そんなことは…。 こ、これでもこのあたりの方々は私が見習いのときプレゼントを配る父の付き添いで見てますし… あなたは珍しい魔力持ちでしたし…その、年に一回でしたけど、かっこよくていい人だなって…だから、その、ふえぅ…。」
たどたどと、言ってる言葉を俺は簡単には理解できなかった。
そのまま彼女は続ける。
「だから…ずっと好きで…。 今回魔力切れを起こした時…迷惑かなって思ったけど…真っ先にあなたのことが浮かんで…その…して、ほしいなって…」
プツンと、何かが切れた気がした。
それでも俺は最後の理性を振り絞った。
「そ…こまで…言うなら、わかった」
ビクンと、彼女が跳ねた気がした。
「い、いいの…? 私こそほんとに初対面で、その、あなたの知ったことじゃない人間なのに…。」
少し声が震えてるのは、怖いのかなと思った、でも俺は言う。
「正直…かわいすぎて…一目惚れ、といっていいわかんないけど、嫌じゃないっていうか…むしろ嬉しいというか…。
それは正直な気持ち、いやというかこんな可愛い子を見て平然とできる男がいるだろうか。
「はぁ…あう…」
俺の言葉を受けてかすでに茹で蛸だった彼女の顔がハバネロみたいになった。
「う、れしい…です。 じゃ、あ。 その…」
彼女はほんとに嬉しそうに笑って、自分の服に手をかけようとした。そのとき。
「いや、待って!」
俺はあわててとめた、一つ考えたのだ、最後の理性…といっていいかわからないが。
「その、なんだ。 セックスでそそぐってことは…俺のあれからでるあれが魔力ってこと…だよな?」
自分で言ってなんだがなんて台詞だ。
「えと…は、い…。 魔力をもった男性の…せ、しぇーえ、き……に、魔力がふくまれ…りゅっ、のでっ。」
かみかみのぶちぶちだったが俺のエロゲ脳の考えであっていたらしい。
なら。
「だったら…その、口で飲むじゃ、だめなのか?」
折衷案…にすらなってない気がするが、いくらなんでも初対面で行為にまで及ぶのは俺はまだしも彼女にとって後悔になってしまうのではと思ったのだ。惚れられてるっていうのはすご変な気持ちだが。
「ふ、ふえ…?」
と、何を言われたかわからないような顔をして。
「あっ……なる…ほど。」
5秒くらいかかって理解していただけたようだ。
「ふぇ…ふぇ…ふぇらを、してっ…私が魔力を受け取れるか…てことですね…?」
無垢そうな彼女の口からフェラという単語が出て俺の息子がさらに元気になった。
なんて破壊力か…よく襲わずにいれるな俺…
自分で感心した。
「そういうことだ。 さすがに…いきなり行為はあれだろ?」
どれだ、と言われたら困るが。
「あ…私のこと…心配、して…。」
少し泣きそうになっていたが俺は見ないでおく、彼女には仕事のためというのがあるのだ、そこにつけこんで欲望を解放しつくすのはよくない、うん。
と、自分の狼を必死に押さえつける。
「わ、わからないです…けど。 そのやり方でも、大丈夫かも…です。」
よし。
いやなにがよしかはもうわからんが。
「じゃあ…それで、いこう。」
といって、どうしたらいいんだ。
いきなり息子を外気にさらすのはさすがに抵抗があるぞ、しかも女の子のまえで。
と、逡巡してつったっていると。
「じゃあ…あの… 失礼しまひゅ!」
と、数歩離れて座っていた彼女が四つん這いになって近づいてきた。
で、俺の前まできて俺のズボンの、その…あれのとこに手を置いた。
ビクンッと少し反応した、やべえ何この感覚…
「わ…か、かたぃ… それに、少しうごいてる…。」
そんな感想を口にして、ちょっと間をおいて、チャックに手をかける。
「え、あ、ちょ。」
無垢そうな見た目の割りに早い行動に俺が驚いて制止しようとしたが。
「しつれい、しみゃひゅっ」
一気にチャックをおろし、パンツの間を指でひらかれ、俺の息子がこんにちはした。
「ひぇぁっ… お、おっきぃ… あ、あかいし…だ、だいじょう、ぶ、なんです…か…こ、これ?」
行動力はあったが知識はあんまりなかったそうで、俺のモノを軽く指差してそう言う。
「あ…ああ。 そういうもんだから…」
「そ、そうなんだ… じゃ、じゃぁ… んむっ」
俺の答えで安心した(?)のか、大丈夫だとしると俺のモノの先端を軽くくわえた。
「うぉっ…」
「はむ…」
軽くくわえられただけ、なのに少しいきそうになった。
それほどに…柔らかいというか、なんというか…すごい感心だった。
「う…ぁ」
「ふぁ、ふぁいふぉうふ、でふは?」
さらにもう少し奥までくわえられ、俺がうめくと大丈夫かと言われた。
大丈夫じゃない、気持ち良すぎて。
「い…いや、大丈夫。 すごくその…いいから。」
というと
「ふぁいっ。 はむっ」
なんとも嬉しそうに笑って、喉の一番奥までくわえてくれた。
「うっ…やばい…気持ちいい…」
でもまだ出るまでにはいたらなかったようだ。俺はつったったままどうしたものかと考えていると。
「はむ…はむ…じゅる…」
くわえているだけではだめだと彼女自身思ったのか、軽く吸い上げてきた。
「あ…それは…」
よすぎる、という前に
「ふぁう…じゅる…ちゅるっ」
軽く顔を前後させながらモノをねぶるようにしてきた。何かスイッチでも入ってしまったのか、心無し目をトロンとさせて、俺のモノをくわえ、吸い続ける。
「あ、ちょ… うっ…いい」
俺のほうも、あまりの気持ちいい感覚に自ら腰をゆらしだす。
「ふむっ!? ふぁう…じゅるる…ちゅる、じゅっ…」
急にくわえていたモノが動いたことに一瞬驚いたようだが、そのままどんどんなめ、くわえ、吸い上げる。
「んむ、…はっ…はむっ、じゅるる…る」
少し離して息継ぎ、そのままくわえてしゃぶり。
しゅっ、しゅっ
ついには手もつかって俺のモノを刺激する。
「あっ…それ、いい… くっ…!」
「んぶ!? ぶ…ふっ…じゅる…」
俺も彼女の後頭部に手をおき、モノを喉の奥におしこむ。
彼女は驚きながらも離さずに、むしろ吸い上げる。
最早、理性なんてまともに機能しなくなっていた。
「じゅるっ…ちゅる…れろ…じゅるるっ…」
しゅっしゅっしゅっ
その時、ついに俺の欲望が限界を迎えた。
「う…ぁ、出る…!」
「ふぁ…ふぁいっ…! じゅる…る、じゅるるるるっ…!」
俺の言葉とともに、彼女はすいつくさんとばかりに音をたて。
「うぁ…でる…ぞ…!」
びゅくっ、びゅっ ビュルルルッ
「んぶっ!?」
ついに、俺の欲望が彼女の咥内に解き放たれる。
「ぶっ…くっ… じゅるっ…コク…コク… れろ…んむ…コク…」
それを、全部飲み干そうと、吸い、舐めとり、飲み込んでいく。
その事実と、動きのよさ、何より無垢でかわいらしい彼女の火照って少し妖艶な表情のせいか。
「うぁっ…?」
びゅるっ…びゅー!
「ふぶっ!?」
そのまま二回目の欲望を解放し
「ごくっ…コク…」
それを彼女がまた飲み干すのであった。
「(何やってんだ俺ぇぇぇ……)」
口でしてもらったあと、とりあえずズボンははいて。
俺はものすごい後悔に苛まれていた。
初対面なのに何やっちゃってんだと。
そもそも…俺は彼女の名前すらまだ知らなかった、もう人生最大の汚点と言わざるを得ない…
「その…ごめん」
ティッシュで口元をぬぐっている彼女に謝る。
「…? 何か謝られることあったでしょう…か?」
「いや…その、初対面でそんなことしちゃって…」
そんなこと、で彼女はさっきの行為を思い出したのか顔を真っ赤にしたが、すぐ笑顔になり。
「い、いえっ 私が頼んだことですしっ、その…むしろ私が謝る方で…」
彼女は顔を暗くする。
「い、いやそのっ き、気持ちよかったから!あ、ありがとうございます?」
励ますつもりが最低なことを口走った気がする。
「そ、そうですかっ? そ、それはよかった?です…」
どうもお互い混乱しているようだ。
「そ。そういえば…今更だけど、君の名前は?」
ほんとに今更だが…沈黙に耐えかね俺は聞いた。
「あ! こ、これはすみません… 名乗りもしてなかったなんて… 私は『望月 冬乃』(もちづき ふゆの)っていいます。」
「なんだか、綺麗な名前だね。 俺は」
「知ってます、桜音 奏太さん…ですよね?」
え?
と…思ったが、俺の子供のころから知ってたって言ってたっけ、じゃあ名前も知ってて当然か…
「あ、ああ。 奏太でいいよ、望月さん。」
「むぅ…私のことは冬乃とよんでください、奏太さん。」
く…名前でよぶなんてオタクの俺にはハードル高いぞ… いやさっきもっと大変なことしてたけどさ!
「わ、わかったよ…冬乃。」
そういいつつ、さっきのことを思い出して欲望を吐ききってしぼんでいたはずの俺のモノが、また元気になってきた。
「ふえっ… は、恥ずかしい、ですね。 名前で呼ばれるのって。 そ、それと…またおっきくなってます…?」
「……」
ズボンははいていたが見事なテントを張っているため、冬乃が気づくのは当然だった。
しかも話の流れ的に名前を呼んで興奮したみたいになっている…うわやべえ俺変態じゃん。
「え、えとですね…奏太さん。」
言い訳をしようと口をあけた時、冬乃が先に喋り出す。
「あの…さっきのふぇ、フェラ…で、せ、せーしをもらったんですが… やっぱり口から…だと、その。 魔力の補給には足りないみたいで…その…あの…。」
冬乃はもじもじと、股のあたりに手をはさんで赤くなっている。
ーーーーあ、やばい。
そう思った時には。
「って…ことは、やっぱり。」
と言いつつも、女の子座りをしている冬乃あわせて、俺もかがんで近づく。
「はぅっ… は、はひ… やっぱり、せ…せっくす…しないと、だめみたい……で!?」
もう限界だった。
冬乃が言い切るまでに、冬乃を床に押し倒す。
「ふあぁぁ!? その、奏太さん…!」
恥ずかしさを伝えるその口を、俺の口でふさぐ。
「ん…っ」
冬乃も、驚いた顔をしたのは合わせた時だけで、すぐ目をとじて、よりしっかりとキスしてくれる。
「ぷはっ…はぁ…」
10秒ほども唇を合わせ、ようやく彼女の顔が離れる。
どうしてこうなった。
問うても、俺の理性は余さず狼になっていて答えようとしない。
「冬乃」
長いキスで顔を上気させ、ぐてっと床に仰向けになっている彼女の名をよぶ。
「はぁ…はぁ… 奏…太、くん」
目を半分も開けず、それでも俺を見て、俺の名前を呼んでくれる。
よくわからない出会いで、初対面で、それでも俺は冬乃のことを好きになっていた。
「冬乃…いい、か?」
と、聞きながらも彼女のサンタ服、元々面積の少ないそれに手をかける。
「ふ…ふぁい… 奏太くん…の、好きに…っ」
その言葉も最後まで聞かず、肩出しタイプのサンタ服をずらし、その控えめの胸が晒される。
「……かわいい、な。」
息をのんだ、白く透き通るような肌が少し膨らんで、赤いつぼみが頂点でぴんとたっている。
「ふ、ふぇ… 恥ずかしいでしぅ…」
と、言いながらも冬乃の目はとろんとして、何かを期待しているように見えた。
両手はだらんと頭の上でたれたまま、胸を隠そうともしていない。
「ごく… 触る、ぞ?」
「ふぇ…。ぅ 奏太くん…の…はい。」
「じゃ…あ」
陶器のような美しい胸wp優しくつかむ。
見た目は小さいが、それでも今まで触ったことのないような柔らかさで、確かな膨らみを感じる。
「んぁっ…あっ…」
胸揉む、揉む、揉む。
他の動きを忘れてしまったかのように、俺は一心不乱にもみ続ける。
「あっ…そん…なっ… ふぁっ…はげ…しいっ」
乳首もさわる、コリコリしている、揉みながら、少しつまんだりする。
「あっ…そこ…っ! んぁっ! だめっ…ああ… ああああああっ! ……あぅっ…ふぁ…」
いつまでそうしていたか、冬乃は喘ぎ声を一際大きくして、叫ぶ。
胸だけでイったらしい。
そこでようやく手をとめる、しかしもちろん満足はしていなかった。
「ふう…うっ… ら、らいじょうぶ…れふ…よ?」
冬乃はイったばかりなのに、顔を少しもちあげ、俺のはちきれそうなテントをみて、そう言う。
「えと…いい、のか? 本当に。」
理性なんてなくしたが、それでも冬乃を心配して、そう聞く頭だけはあったらしい。
でも
「と、とうぜん…れふ…! そのため…に… 奏太くん…に、して…もらうために… きたんです…からっ…。 そうしなきゃ…おしごと…できない…。 いや、そうしたい…の…!」
息も絶え絶えに、それでも冬乃は俺を求めてくれる。
「わかった」
冬乃の赤いミニスカを、パンツごと脱がす。
冬乃の秘部は、赤くてきれいな割れ目をして、よく見ると濡れている。
「ふぁぅ…」
胸につづいて秘部も晒され、恥ずかしさに冬乃は顔を真っ赤にして息をもらす。
「冬乃のここ…すごく綺麗だ」
そこは俺にとって未知の領域、エロゲーで何度も見たが、実際のを見ると妙な感動を得た。
ここに…いれるのか。
「冬乃、いいんだよな」
俺自身戸惑っている、何度目かわからない確認をする。
「うぅ…奏太くん…何回も言わせないで…」
「…ごめん、わかった」
俺もズボンを脱ぐ、さっき二回も出したのに冬乃の裸体を見て凄くげんきに…なりすぎだろこれ。
「さ…さっきより大きい…?」
冬乃もびっくりしている、その瞳が少し脅えてるように見えた。
「そうだな…冬乃のアソコを見て興奮してるみたいだ」
俺自身びっくりするほどだが、もう止められなさそうだ。
まず、冬乃の秘部に人差し指をあてる。
「んっ…!」
ビクンと、冬乃の体が跳ねた。
「あ…大丈夫か?」
聞きながら、指はすいよせられるように冬乃の秘部をなで続けている。
「あっ…んぁっ…! き…ききながら…っ うごかしてっ…る…! あぁっ…!」
冬乃が答えてる間も、くちゅ、くちゅ、と秘部をいじる。
案外Sなのか俺、と思いながら指の動きはとめない。
「あっ…! んぁっ…ぃ…イっちゃ…!」
ずっといじってるだけで、冬乃はイキそうになっている、喘ぎ声は大きく、体はずっとビクンビクンしている。
だが俺はそこで指の動きをとめた。
「あぁぁっ…ぇ…?」
今正にイキそうになっていた冬乃は、動きをとめた俺を見る。
紅潮して、少し残念そうな視線。
かわいい…てかエロい…。
「いや、その… もう十分濡れてるみたいだし…俺のも限界だしさ。
仰向けの冬乃を四つん這いでまたいでいる体制、冬乃は俺の言葉に視線をさげる。
俺のモノははちきれんほど赤く大きくなっている。
「あ… だ、大丈夫…です…?」
心配された。
「いや…こういうもんなんだよ、多分」
行為が初めてだから自信はないが…そんな表現がエロゲーであった気がする。
「そ…そうなん…ですか。 は、はいる…の?」
あまりに大きいからか、不安そうだ。
「じゃあ…やめる?」
その気はないが、聞いてみる。
「ふぇっ…えぇぅ… いや……! いれてっ…いれてっ!」
「う…」
やばい返事が返ってくる、エロすぎる…かわいすぎる…。
「さ、さっきの…で、イキそうだったのに…せつない…の。 わ、私を…おかして…おかしてっ!」
うん、もう無理…
「…いくぞ」
それだけ言って、仰向けの冬乃の秘部に、俺のモノを押し付ける。
ぐっ、と、濡れたワレメに触れた時、さらに俺のモノが大きくなる。
「ん…! そこ…」
「ああ…いくぞ」
そのまま、ぐちゅ、と中に侵入する。
「あっ…!かはっ…」
先端が入る、冬乃は痛みに少し顔を歪めた。
「痛いのか…?」
「う…すこ、し。 あっ…! でもっ…いいから… はやく…いれてっ」
ほんとはもっと痛いのだろう、冬乃は無意識だろう、俺の背中に手を回して爪をたてている。 結構痛いが、それ以上に下半身の興奮が勝っていた。
「わかった…一気にいくぞ」
ずちゅ、ぐちゅ、ぶちっ
と、最後の何かが切れたような音から、俺のモノが一気に奥まで入る。
「あっ…うっ…あああぁぁああっ!」
それと同時に冬乃はイったようで、大きく叫ぶ。
「う…くっ…」
中がきゅっと締まって、危うくこっちもイキそうになった。
「はぁ…はぁ…あっ…」
「冬乃の中…ヤバい…」
なんとかこらえ、先にイった冬乃ぼ息がととのうまで、奥まで挿れたまま待つ。
目線をさげると、秘部から赤いものがたれている。
「あ…はぁ… わた…ひの… はじめて…奏太くんに…」
「!!」
冬乃のセリフに、さらに興奮する。
「あっ…! 私の中っ…おっきく…! んぁあっ…!」
「冬乃…もう…いいか…?」
もちろん、やめるか?という意味じゃない。
「あっ…うんっ! はっ…ぁ…いいよ… うごいて…!わらひの…なか…で」
ぐちゅ…ぐちゅ、ずちゅ
ゆっくりと、冬乃の中で動く。
きゅぽんっ
「あんっ…!」
引きすぎて抜けてしまった
ぐちゅ!
「あぁっ!」
すぐさま挿れなおすと、冬乃がビクンッと跳ねる。
おかまいなしに、動く、動く、動く
ちゅ、ぐちゅぐちゅ、ずちゅ!
「あっ…あんっ! んぁっ…いいよっ…いい…!」
ストロークの速度をどんどんあげる、冬乃が喘ぐ、涙目でトロンとして…
「冬…乃! えっちな、顔してる」
奥まで挿れる、そのまま引く。
「あぁん…! い、いわないでぇっ…くださ…ぃっ!」
「冬乃…冬乃!冬乃!」
何度も名前をよぶ、短い時間で、俺は確実に彼女を愛しく想っていた。
「あっ…奏太くんっ…すきっ…すきなの! ずっと、ずっと…!」
二人の想いが重なる、俺は腰を動かしたまま、彼女にキスをした。
「あっ…んっ…ん!?」
キスしたまま、唇のあいだから舌を咥内に入れる。
「んちゅ…れろっ…んむっ…!」
彼女もそれに舌を重ねる。
ディープキスというやつだ、こんなにいいものなんだな…。
「くちゅっ…れろっ…んぶっ…ぷはっ…ぁっ…!」
長いキスのあと、更に奥を突く。
こつん、とあたる感触がある。
「冬乃…俺、もう…!」
そこを何度もノックする、ぐちゅ、ぐちゅ、と音をたてて。
「あぁ! あっ…! いいよっ…だしてっ… わらひの…なかに…そそいでっ!」
その言葉とともに、一際強く奥に押し付ける!
「いくぞ…!」
「あっ…ああっ…わらひもっ…イクっ…イっひゃう! いっしょ…いっしょに!」
「ああ!」
そこで限界をむかえた
ビュク!ビュル!ビュー!
「イっ…ぁぁああああ!!!」
中の一番奥で欲望を解き放つ。
ビクンビクンと、冬乃の体が跳ねる。
びゅく、びゅくっ、びゅーっ
「あっ…ぁっ…まだれてる…!」
「くっ…」
止まらないと思うほどに出し続けた。
「あっ…ふぁ…」
長い射精のあと、ぐでんと冬乃の体から力がぬける。
「ぬくぞ…」
俺のモノも力なく、拡がった中からすぐぬけた。
ドロリと凄く赤のまじった白い液体がワレメから流れる。
「あ…」
「なんか…冬乃のココ、エロいな…」
「ふぇぅ…いわないでぇ…」
恥ずかしさに、お互い顔を真っ赤にするのであった。
行為を終えて、少し落ち着いたあと、後処理をしてお互い下着だけでもと身につける。
冬乃の上はサンタ服だけだったから、フェラの時に服が汚れているから胸は丸出し、お互いパンツ一丁状態。
「えと…恥ずかしぃ…です」
「俺もだ…てか冬乃エロい、また元気になりそうなんだけど。」
「ふぇっ!? こ、これ以上は…さ、さすがに…つかれてますぅ…」
腕で胸を隠す、なんか余計エロいのは気のせいか。
「でっ…で、だ」
なんとか理性を保ち、本題にはいる。
「どうだ、魔力…ってのは、回復したのか?」
そう、冬乃はあくまで性行為をしにきたのではなく、魔力の回復をしにきたのだ。
「あ… はい、おかげさまで、魔力全回復です!」
両手で力こぶを作る。
薄い胸が丸出しになりフルンと少しゆれる。
「って、あわわわっ」
すぐにまた隠す、この子かわいすぎだろ…
「そ、そっか。 じゃあ…お別れ、かな」
忘れそうになるが冬乃はサンタらしい、今はもう午後5時、外はもう暗くなりつつある。
ここにいる理由はもうなく、冬乃を子供たちにプレゼントを配りに行くのだろう、魔法をつかって。
「はい…でも」
冬乃がぴとり、と俺の右腕に体をよせる。
「もう少し…奏太さんと…いたいです」
「そう…か」
そうして更に30分、お互い何も喋らず体をよせあうのだった。
「では…行ってきます」
そのあと少し服を洗い、乾燥機で乾かせたあと、サンタ服を身にまとった(露出は高いが)冬乃は、玄関先でそう言った。
「ああ、なんというか… 凄いクリスマスイブになったよ。」
玄関のドアをあけてやる、と、大きな袋がたくさん乗ったソリと、少し光を帯びたトナカイが空にいた。
「おおう!?」
びっくりした、いや度肝抜かれるだろ普通。
「あ、さっき魔法で呼んだんです」
少しはにかみながら、冬乃は外にでる。
「あ…」
と、そこで白い粒がちらり、とふってきた。
「雪、か」
その数はふえ、しんしんと雪がふってくる。
「ホワイトクリスマス…」
どちらともなくそうつぶやき、お互いを見て笑う。
「俺さ、恋とか現実じゃしたことなくってさ、よくわかんなかったけど… 冬乃のこと、好きだよ。」
さらりと、思ったことを口走った
「え…」
「あ…」
冬乃は目を見開いて俺を見る、しまった…雰囲気に飲まれてか凄いこと口走ったか俺!?
「ひくっ…」
「え!?」
冬乃の目から涙が…って。
「えっ、ちょっ…え!? 俺なんかした…ってまあやりまくっちゃったけど! え、えと、ごめんなさい!」
とにかく謝る、そりゃまあ何回か見ただけの男びあれだけのことされりゃあ…
「ふえ…ぐっ、ち、ちがうんです…!」
ボロボロと泣きながら、冬乃は違うといった。
「え…?」
「ち、ちがうんですっ! わ、わたしっ…えぐっ…うれじくて…えぐっ。
ずっと…ずっとみてて…好きって…いってもらえて…! ふえっ…ふえええーーん」
そこで冬乃は大泣きしだした。
そうか…そう言ってたっけ。
「あっ…」
ぎゅっと、気がついたら冬乃を抱きしめていた。
「俺は…はじめまして、だけど。 冬乃が好きだ、大好きだよ。
「わたし…、も……好き、大好きです!」
そのあと、雪のなか抱き合い、俺の胸で冬乃は泣いていたのであった。
「それじゃあ…ばいばいですね」
「ああ、寂しいけど、がんばってな」
泣き終えた冬乃は、今度こそ旅立ちを宣言した。
「もう、会えないのかな。」
俺は不意にそう言ってしまった。
ほんとに…つい数時間前に会ったばかりなのに、俺は冬乃を大好きになってんだな…。
現実の恋愛ってのも、悪くない。
「わかりません…また、来年これるかもしれないです…し。」
俯き加減で、冬乃はそう言った、昔から来ている土地とはいえ、次もこことは限らないのかもしれない。
「でも、奏太さんのことは忘れないです! ずっと大好きです!」
「ああ。俺も冬乃のこと忘れない、大好きだよ。 あと」
「?」
そう、気になっていたことがある。
「奏太くん、でいいよ。 さっきみたいに」
「あっ…」
冬乃はまた顔を赤くする、行為のときはくん付けだったのは無意識だったらしい。
「うん…奏太くん。」
「おっけ、冬乃」
別れの時だ。
「いつかまた、会いに来ます、絶対!」
ソリがおりてきて、冬乃はそれにのる。
「ああ、待ってるよ!」
トナカイが歩き出す、ソリが浮かんでいく。
「がんばれよーーー! 冬乃ーーーー!」
「はい! ありがとう、奏太くん!」
トナカイは走り出し、やがて空の向こうへ飛んでいった。
「がんばれよ」
ソリが見えなくなってから、そう小さくつぶやいた。
----ending----
次の日、あのあとすぐにベッドの倒れふして寝てしまった俺は、あまりの寒さで起きた。
「うぁ…さっぶ…」
昨日の出来事が夢のようだ、突然美少女がやってきて、この部屋で…
「いやいやいや!」
ブンブンと顔をふる、熱をさますように。
「ほんと…夢みたいだったな」
ベッドの端にこしかける。
「さ…母さんはまだだろうし、朝飯買いに行くか。」
腰掛けていたベッドから立ち上がろうとする。
「ん?」
と、枕元の右手に何かがあたる。
「…クリスマスプレゼント?」
小さなラッピングされた箱が置いてあった。
「母さん達…なわけないし。」
絶賛ホテルなうだろう。
「まさか…」
そう、それしかない。
頬が自然とゆるむ。
「あんにゃろ…最後に粋なことすんなぁ」
ほんとにエロゲーみたいな展開だ、中身はなんだろうか。
「開けるか」
しゅっとリボンをとり、ぺりぺりとラッピングをはがす。
「それにしても、指輪入れるケースみたいなくらい小さいな…」
指輪はないだろう、普通男がわたすもんだ。
と、期待と不安半分ずつで、箱をあける。
「え?」
中身は空だった。
「なんだこれ? え?」
疑問に箱を見回してると。
「ーーーーーーー」
何かが聞こえた
「ーーーーーーーくーーーーん」
声? どこからだ?
「ーーーくん!」
近づいてる? 窓の外か?
と、窓のほうを見た瞬間
バリーーーン!ガシャーン!
ズドーン!
窓が割れて何かが入ってきて壁にぶつかった!!
「え?え?」
起き抜けの頭で理解できるわけなかった。
「いてて…」
壁にぶつかって煙があがる中から越えがした。
人…?って。
「冬…乃?」
窓から転がり込んできた物体は、昨日出会い、愛し合い、別れた美少女、望月冬乃だった。
「え? え? え!? どういうこと!?」
「いたた…奏太くん、会いにきました!」
いや、冬乃は昨日確かにサンタとして仕事を果たしにいって、そのままいなくなるって感じで…
「といいますか--…」
冬乃は疑問符だらけの俺を無視して続ける。
「私を、プレゼントしにきました!」
「はい?」
それが、非リアオタクだった俺に、突然きたクリスマスプレゼントだった。
--------------end
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