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第4章 教会(対決)編
74.スキル魅了
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私は、ミユとこれまでの事を整理してみた。
まずは、教皇のなりすましについて考えたみたの。
一つは、周りの者が気が付かない。スキル魅惑で、暗示を掛けられているのでは、ないか?
もう一つは、絶えず、思念伝達と同様の通信を行い細かな作業を被暗示者に指示しているのではないか?
現在、私が神具に魔法陣を描いて行っている方法を分析して、他者との通信を傍受できるのかを確かめて見る。
逆に、こちらの通信が傍受される危険がある。そこで、こちらの通信を暗号化することにした。このことを依頼したショーバタは、更に安全にとデータベースの暗号化と、ネットワークの切り分けを行っている。
私達の思念伝達が、正当な者同志の物であることの確認を新たなデータベースで行うことになった。
そして、最後に、例のエルフの通信を確認するために、シンビームとアーカネによって、偽の教皇のいる神殿で、実験を始めている。
私は、最初、国王と教皇が連絡をして、全体を動かしていると思っていたの。それで、面倒なこと。つまり、偽の王宮や神殿を造って、騙そうとしたの。でも、全く無駄だったわ。
国王は、全くの蚊帳の外で、何の役にも立っていなかったから。でも、不思議なのは、あれほどのスキル魅了が使えるのに、何故、国王の一族を監禁する必要があったのか?
あのエルフのスキル魅了には、何か、制限があるのでは? 今は、分からないけど、そうでもなければ、説明が付かないわ。
訳が分からないまま、監視や実験を続けていたけど、偽の王宮や神殿は、中身を変えることにしたわ。いつまでも、無駄な作業をしていても仕方がないから、国王やその一族には、私達が監視から助け出したことにしたの。
そして、監視から解放して、生活して貰うことにしたの。でも、暫くは、偽の教皇やそれを操っている者がいるので、危険だからということにして、偽の王宮に留まって貰うことにしたの。そして、偽の神殿には、新たに私が組織した者たちで、使うことにしたわ。
偽の教皇がいる神殿以外の者たちは、普通の兵士や神官だった。それ故、国王の指示と言うことで、別任務を与えた。
少し、落ち着いてきたころに、ミユが、報告を受けたみたい。
「キリ、少し分かったことがあるの」
「えっ、何か、分かったの?」
「そうよ。まず、細かく遠隔操作しているのでは、無いかと言うことだけど、結論から言うわよ」
「うん」
「細かな指示は、無いということになったわ」
「本当?」
「本当よ。教皇や神官達の行動に、不自然な所がないの。本来、他者からの指示で、動いているのなら、一瞬でも、動作に乱れが起こるはずよ。それが一切ないの。だから、他者からの指示は、ないと思っていいわ」
「そうなの? では、どうして、あれほど、完璧な暗示が出来るの?」
「通常なら、暗示をかけている者に対しては、自然に振舞えるけど、その他の者に対しては、暗示の効果は、薄く成る者なのに、今回は、暗示をかけている者が、近くにいない。そして、動作に矛盾がない」
「ミユ、そうよね。動作などに、一切、不自然な所がない。もともとの神官や教皇で会ったかのように振舞っている。おかしいよね」
「そこで、スキル魅了ではないと考えているの」
「では、どんな方法?」
「キリ、それは、もう少し待って。それより、キリに本当の事を探って欲しいの」
「どうゆうこと? キリのスキル鑑定で、神官達がどのような状態かを調べて欲しいの」
「ミユ、それは、もう、分っているわ。【状態異常:支配】よ」
「キリ、それを確かめてみたの?」
「いいえ、スキル鑑定は、行っていないわ。でも、それしかないわ」
「だから、調べて欲しいの」
「ミユ、分かったわ。これから、行って来るね」
「お願いね」
私は、転移魔法で、本当の王宮の中に転移した。そして、偽の国王やその周りの者たちを鑑定で調べて見た。
私の部下の隠密チームの者たちは、当然、成りすましているだけだから、状態異常には、ならないわ。
他の者は、どうかしら?
「あれ、状態異常の者がいない?」
私は、思わず、声に出してしまいそうになったわ。あれ? スキル魅了に掛かっている者は、一人もいない?
私は、急いで、他の塔に移動した。今度は、神殿ね。
先ほどと同じように、色んな者にスキル鑑定を掛けて、調べて見た。
「本当だ! ミユの言ったように、スキル魅了に掛かっている者はいない」
私は、最後に、偽の教皇が居る神殿を調べてみた。
すると、神官や兵士だけでなく、偽の教皇も状態異常ではなかった。私は、転移魔法で、ミユの居る白に移動した。
「ミユ、調べて来たよ」
「どうだった?」
「ミユの言う通り、スキル魅了に掛かっている者は、居なかったわ」
「そうでしょ!」
「でも、それなら、何故、あれほど自然に偽物に成りすませるの?」
「キリ、成りすましでは無いの」
「どういうこと?」
「本気で、思っているの。というか? ある意味、本物なの」
「でも、偽物でしょ。本物では無いでしょ」
「そうよ。本物ではないわ。少なくとも、あの教皇は、最初の人とは、明らかに違うわ」
「そうよね。別人よね」
「キリ、でも、本物と本人は、思っているの」
「ミユが言っていることが分からない」
「お願い、キリ、もう一度調べて見てくれる。今度は、鑑定の精度を最大にしてね」
「分かったわ。もう一度行って来るわ」
私は、何が何だか、分からないまま、ミユの指示に従って、偽の教皇のいる神殿に転移魔法で移動した。そして、不思議な事を知ってしまったわ。
まずは、教皇のなりすましについて考えたみたの。
一つは、周りの者が気が付かない。スキル魅惑で、暗示を掛けられているのでは、ないか?
もう一つは、絶えず、思念伝達と同様の通信を行い細かな作業を被暗示者に指示しているのではないか?
現在、私が神具に魔法陣を描いて行っている方法を分析して、他者との通信を傍受できるのかを確かめて見る。
逆に、こちらの通信が傍受される危険がある。そこで、こちらの通信を暗号化することにした。このことを依頼したショーバタは、更に安全にとデータベースの暗号化と、ネットワークの切り分けを行っている。
私達の思念伝達が、正当な者同志の物であることの確認を新たなデータベースで行うことになった。
そして、最後に、例のエルフの通信を確認するために、シンビームとアーカネによって、偽の教皇のいる神殿で、実験を始めている。
私は、最初、国王と教皇が連絡をして、全体を動かしていると思っていたの。それで、面倒なこと。つまり、偽の王宮や神殿を造って、騙そうとしたの。でも、全く無駄だったわ。
国王は、全くの蚊帳の外で、何の役にも立っていなかったから。でも、不思議なのは、あれほどのスキル魅了が使えるのに、何故、国王の一族を監禁する必要があったのか?
あのエルフのスキル魅了には、何か、制限があるのでは? 今は、分からないけど、そうでもなければ、説明が付かないわ。
訳が分からないまま、監視や実験を続けていたけど、偽の王宮や神殿は、中身を変えることにしたわ。いつまでも、無駄な作業をしていても仕方がないから、国王やその一族には、私達が監視から助け出したことにしたの。
そして、監視から解放して、生活して貰うことにしたの。でも、暫くは、偽の教皇やそれを操っている者がいるので、危険だからということにして、偽の王宮に留まって貰うことにしたの。そして、偽の神殿には、新たに私が組織した者たちで、使うことにしたわ。
偽の教皇がいる神殿以外の者たちは、普通の兵士や神官だった。それ故、国王の指示と言うことで、別任務を与えた。
少し、落ち着いてきたころに、ミユが、報告を受けたみたい。
「キリ、少し分かったことがあるの」
「えっ、何か、分かったの?」
「そうよ。まず、細かく遠隔操作しているのでは、無いかと言うことだけど、結論から言うわよ」
「うん」
「細かな指示は、無いということになったわ」
「本当?」
「本当よ。教皇や神官達の行動に、不自然な所がないの。本来、他者からの指示で、動いているのなら、一瞬でも、動作に乱れが起こるはずよ。それが一切ないの。だから、他者からの指示は、ないと思っていいわ」
「そうなの? では、どうして、あれほど、完璧な暗示が出来るの?」
「通常なら、暗示をかけている者に対しては、自然に振舞えるけど、その他の者に対しては、暗示の効果は、薄く成る者なのに、今回は、暗示をかけている者が、近くにいない。そして、動作に矛盾がない」
「ミユ、そうよね。動作などに、一切、不自然な所がない。もともとの神官や教皇で会ったかのように振舞っている。おかしいよね」
「そこで、スキル魅了ではないと考えているの」
「では、どんな方法?」
「キリ、それは、もう少し待って。それより、キリに本当の事を探って欲しいの」
「どうゆうこと? キリのスキル鑑定で、神官達がどのような状態かを調べて欲しいの」
「ミユ、それは、もう、分っているわ。【状態異常:支配】よ」
「キリ、それを確かめてみたの?」
「いいえ、スキル鑑定は、行っていないわ。でも、それしかないわ」
「だから、調べて欲しいの」
「ミユ、分かったわ。これから、行って来るね」
「お願いね」
私は、転移魔法で、本当の王宮の中に転移した。そして、偽の国王やその周りの者たちを鑑定で調べて見た。
私の部下の隠密チームの者たちは、当然、成りすましているだけだから、状態異常には、ならないわ。
他の者は、どうかしら?
「あれ、状態異常の者がいない?」
私は、思わず、声に出してしまいそうになったわ。あれ? スキル魅了に掛かっている者は、一人もいない?
私は、急いで、他の塔に移動した。今度は、神殿ね。
先ほどと同じように、色んな者にスキル鑑定を掛けて、調べて見た。
「本当だ! ミユの言ったように、スキル魅了に掛かっている者はいない」
私は、最後に、偽の教皇が居る神殿を調べてみた。
すると、神官や兵士だけでなく、偽の教皇も状態異常ではなかった。私は、転移魔法で、ミユの居る白に移動した。
「ミユ、調べて来たよ」
「どうだった?」
「ミユの言う通り、スキル魅了に掛かっている者は、居なかったわ」
「そうでしょ!」
「でも、それなら、何故、あれほど自然に偽物に成りすませるの?」
「キリ、成りすましでは無いの」
「どういうこと?」
「本気で、思っているの。というか? ある意味、本物なの」
「でも、偽物でしょ。本物では無いでしょ」
「そうよ。本物ではないわ。少なくとも、あの教皇は、最初の人とは、明らかに違うわ」
「そうよね。別人よね」
「キリ、でも、本物と本人は、思っているの」
「ミユが言っていることが分からない」
「お願い、キリ、もう一度調べて見てくれる。今度は、鑑定の精度を最大にしてね」
「分かったわ。もう一度行って来るわ」
私は、何が何だか、分からないまま、ミユの指示に従って、偽の教皇のいる神殿に転移魔法で移動した。そして、不思議な事を知ってしまったわ。
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