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第4章 教会(対決)編
78.ソプーラン
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ミユは、国王になって、最初に神殿の改革を行っていった。もともと、神殿は、神官の白魔法で、怪我人を治療したり、孤児を保護して、お布施を受けていた。
それをミユやキリの行っていた治療院や孤児院に併合することにした。神殿にいる神官達を治療院や孤児院に派遣して、そこで、得られた収益を神殿の収入にしていった。
しかし、元々、安価な金額で、治療したり、無償で孤児を預かっていたので、神殿としては、ボランティアをしているようなもので、ほとんど、収益には、ならなかった。
そこで、キリ商店での売り上げで、補填することになった。でも、何時までも、キリ商店が補填するのは、良くないので、神殿が最低限の収益を得ることが出来る様に、治療用の神具を販売することにした。
つまり、神殿をキリ商店の傘下に収めたという訳だ。
ウディーア王国の神殿と同じことを他の国でも行っていった。これによって、傲慢になって来た神殿が、少しは、領民の信頼を得ることが出来る様になってきた。
私は、教会の事も、少しは分かった来たので、もう一度、例のエルフに会いに行くことにした。前回は、何もわからずに、勝手に恐怖を覚えただけだったが、今回は、もう少し、相手の事を考えながら、話が出来そうだ。
「パープル、例のエルフに会いにいくけど、一緒に行ってくれる?」
「うん。行く」
私達は、転移魔法で例のエルフの近くに移動した。その後、パープルの背に乗って、例のエルフの居る小屋に入って行った。
「こんにちは!」
「あら、また来たのね」
「あれから、どうしてた?」
「何も、変わらないわ。以前と同じよ」
「教皇に会って来たよ」
「貴方なの、神殿で、悪さをしたのは?」
「少しね。いたずらをしたよ」
「まあ、いいわ。何も変わらないから」
「そのようだね。何も、変わっていないよ」
「そうでしょ。それでいいのよ。私、変わるのは嫌いなの」
「でも、いいように変化するのは良いのでは?」
「そんな当てにならないことは、やりたく無いのよ」
「君は、誰かに命令されているの?」
「いいえ、私、命令されるのは、嫌いなの」
「そうか、でも、何か、原因があるのだろう? 今みたいなことを始めたのには」
「何のことを言っているの?」
「教会の人間の記憶をいじっているいることだよ」
「あら、貴方、気が付いたの? これまでは、誰も、気が付かなかったのよ」
「教会に興味がある者が居なかったからだなぁ」
私は、独り言のように、話してしまった。
「ねぇ、私の代わりに教会を維持してくれない?」
「えっ、私が?」
「そうよ。いいでしょ」
「私に、何か、メリットがあるの?」
「教会の事が、気になっているのでしょ?」
「そうだけど、それでいいの、君は?」
「そうね。私も、成り行きで、今みたいなことをやっているだけで、好きでやっているのじゃないのよ」
「良かったら、聞かせてくれないか?」
「いいわよ」
魔人のようなエルフは、話し始めた。まず、名前はソプーランで、幼いころから、森の中で、一人で暮らしていたらしい。それで、自然に魔力量が上がっていったという。少し大きくなったころに、森の中から出て、人間の村に行った時に、膨大な魔力量に怯えた村人たちが、ソプーランを攻撃したらしい。
ソプーランは、何故、自分が攻撃されるのか、分らずに、戸惑いながらも、逃げ回ったという。そう言うことを何度か、繰り返している時に、今から、200年前の教皇に、言われた。
「私の所で、暮らさないか?」
「良いの」
「勿論だよ」
ソプーランは、教皇と一緒に教会の仕事を始めた。ソプーランの魔力量は、教会にとって、都合の良い物だった。
何年も、その生活をしているうちに、教皇は、自分の死期を悟り、ソプーランに、自分の死後の教会の維持を頼んだ。
教皇が、生きているうちは、ソプーランに対しても、人間のように接していた教会の人間達が、教皇の死後、変わってしまった。以前の村人たちのように、ソプーランを嫌な物を見るような態度に変わっていった。
仕方がなく、ソプーランは、教会を離れて、また、一人で、森の中で暮らし始めた。
その内、教会の組織が変化して、領民たちから悪い噂が聞かれるようになってきた。それを聞いたソプーランが、以前のように、教会を維持するために、今の様なことを始めたらしい。
特に、エルフである自分が人間の前に出なくても良いように、人間の記憶を操作することを思いついたらしい。
そして、長い年月を掛けて、人間の記憶を保存する宝物を見つけたという。それを何度も使っているうちの今の様なことが出来る様になったという。
だが、その放物の神具の働きを特に興味がないソプーランは、結果がうまくいっていることだけに満足していたらしい。
私は、その神具を見せて貰った。そして、スキル鑑定で、その仕組みを知ることが出来た。
そして、その神具の機能を改良することが出来ることに気がついた。
「ソプーラン、分かったわ。教会の事は、私に任せて!」
「いいの。任せても?」
「でも、私の好きなように教会を変えるわよ。それでも、いい?」
「いいよ。でも、一つだけ、約束して!」
「何?」
「領民に悪口を言われないようにだけしてね」
「分かったわ」
私は、ソプーランと約束して、ミユの居る城に転移魔法で移動した。そして、ミユに、ソプーランのことを話した。
それをミユやキリの行っていた治療院や孤児院に併合することにした。神殿にいる神官達を治療院や孤児院に派遣して、そこで、得られた収益を神殿の収入にしていった。
しかし、元々、安価な金額で、治療したり、無償で孤児を預かっていたので、神殿としては、ボランティアをしているようなもので、ほとんど、収益には、ならなかった。
そこで、キリ商店での売り上げで、補填することになった。でも、何時までも、キリ商店が補填するのは、良くないので、神殿が最低限の収益を得ることが出来る様に、治療用の神具を販売することにした。
つまり、神殿をキリ商店の傘下に収めたという訳だ。
ウディーア王国の神殿と同じことを他の国でも行っていった。これによって、傲慢になって来た神殿が、少しは、領民の信頼を得ることが出来る様になってきた。
私は、教会の事も、少しは分かった来たので、もう一度、例のエルフに会いに行くことにした。前回は、何もわからずに、勝手に恐怖を覚えただけだったが、今回は、もう少し、相手の事を考えながら、話が出来そうだ。
「パープル、例のエルフに会いにいくけど、一緒に行ってくれる?」
「うん。行く」
私達は、転移魔法で例のエルフの近くに移動した。その後、パープルの背に乗って、例のエルフの居る小屋に入って行った。
「こんにちは!」
「あら、また来たのね」
「あれから、どうしてた?」
「何も、変わらないわ。以前と同じよ」
「教皇に会って来たよ」
「貴方なの、神殿で、悪さをしたのは?」
「少しね。いたずらをしたよ」
「まあ、いいわ。何も変わらないから」
「そのようだね。何も、変わっていないよ」
「そうでしょ。それでいいのよ。私、変わるのは嫌いなの」
「でも、いいように変化するのは良いのでは?」
「そんな当てにならないことは、やりたく無いのよ」
「君は、誰かに命令されているの?」
「いいえ、私、命令されるのは、嫌いなの」
「そうか、でも、何か、原因があるのだろう? 今みたいなことを始めたのには」
「何のことを言っているの?」
「教会の人間の記憶をいじっているいることだよ」
「あら、貴方、気が付いたの? これまでは、誰も、気が付かなかったのよ」
「教会に興味がある者が居なかったからだなぁ」
私は、独り言のように、話してしまった。
「ねぇ、私の代わりに教会を維持してくれない?」
「えっ、私が?」
「そうよ。いいでしょ」
「私に、何か、メリットがあるの?」
「教会の事が、気になっているのでしょ?」
「そうだけど、それでいいの、君は?」
「そうね。私も、成り行きで、今みたいなことをやっているだけで、好きでやっているのじゃないのよ」
「良かったら、聞かせてくれないか?」
「いいわよ」
魔人のようなエルフは、話し始めた。まず、名前はソプーランで、幼いころから、森の中で、一人で暮らしていたらしい。それで、自然に魔力量が上がっていったという。少し大きくなったころに、森の中から出て、人間の村に行った時に、膨大な魔力量に怯えた村人たちが、ソプーランを攻撃したらしい。
ソプーランは、何故、自分が攻撃されるのか、分らずに、戸惑いながらも、逃げ回ったという。そう言うことを何度か、繰り返している時に、今から、200年前の教皇に、言われた。
「私の所で、暮らさないか?」
「良いの」
「勿論だよ」
ソプーランは、教皇と一緒に教会の仕事を始めた。ソプーランの魔力量は、教会にとって、都合の良い物だった。
何年も、その生活をしているうちに、教皇は、自分の死期を悟り、ソプーランに、自分の死後の教会の維持を頼んだ。
教皇が、生きているうちは、ソプーランに対しても、人間のように接していた教会の人間達が、教皇の死後、変わってしまった。以前の村人たちのように、ソプーランを嫌な物を見るような態度に変わっていった。
仕方がなく、ソプーランは、教会を離れて、また、一人で、森の中で暮らし始めた。
その内、教会の組織が変化して、領民たちから悪い噂が聞かれるようになってきた。それを聞いたソプーランが、以前のように、教会を維持するために、今の様なことを始めたらしい。
特に、エルフである自分が人間の前に出なくても良いように、人間の記憶を操作することを思いついたらしい。
そして、長い年月を掛けて、人間の記憶を保存する宝物を見つけたという。それを何度も使っているうちの今の様なことが出来る様になったという。
だが、その放物の神具の働きを特に興味がないソプーランは、結果がうまくいっていることだけに満足していたらしい。
私は、その神具を見せて貰った。そして、スキル鑑定で、その仕組みを知ることが出来た。
そして、その神具の機能を改良することが出来ることに気がついた。
「ソプーラン、分かったわ。教会の事は、私に任せて!」
「いいの。任せても?」
「でも、私の好きなように教会を変えるわよ。それでも、いい?」
「いいよ。でも、一つだけ、約束して!」
「何?」
「領民に悪口を言われないようにだけしてね」
「分かったわ」
私は、ソプーランと約束して、ミユの居る城に転移魔法で移動した。そして、ミユに、ソプーランのことを話した。
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