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第3章 従魔編
306.隠密魔法
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店の開店と閉店は、もう、ルーチンワークになっている。なんとかして、もっと、楽になりたいが、良い方法が見つからない。
最近、同じ愚痴ばかりになって来た。どうも、ボケて来たかな。少し、心配だ。
特にいい考えもなく、商業ギルドへ向かった。当然、スピアも一緒だ。
歩きながら、少し、考えてみた。そう言えば、先日、賢者サビオに魔法を教えて貰った。
リンダに試したきり、あれから、使っていなかったなぁ。
やっぱり、ボケて来たか。気を取り直して、思い出した。
賢者サビオに魔法は、「闇魔法の光学迷彩魔法」と「光魔法の魔力迷彩魔法」だった。あの日に、しっかりと練習したので、今では、この2つの魔法は、連続で起動することが出来る。
そこで、賢者サビオに教えて貰ったこの2つの魔法を連続で起動することを、「隠密魔法」と名付けることにした。まだ、完成版ではないが、人間相手であれば、大丈夫だろう。
考え事をしていると、いつの間にか、冒険者ギルドに着いていた。
「ローララ、暇?」
「ちょっと、待ってね」
奥の部屋から、ローララが出て来た。
「あら、気のせいかしら。今、呼ばれたと思ったのに」
「バイバイ。また、来るね」
ローララには、気づかれなかったようだ。猫耳族には、匂いで感づかれてしまうが、人間族には有効だ。
私は、上級ダンジョンの係員に試そうと考えた。
「よし、やれそうだ」
私は、スピアに店で留守番をするように言ってから、上級ダンジョンの出入口までやって来た。今後のこともあるので、ちょっと、隠れた所に転移魔法用に魔方陣を描き、闇魔法の結界で覆った。
次に、隠密魔法を起動して、上級ダンジョンの出入口にいる係員の前までやって来た。
係員の目の前で、手を振ったが、特に反応はない。大丈夫そうだ。
私は、そのまま、上級ダンジョンの中に入っていった。
私に反応する魔物だけを倒して、第3階層まで、潜って来た。
周りに誰もいないことを確認して、上の階層への階段と下の階層への階段のちょうど間の壁に土魔法で、横穴を掘った。5mほど掘って、通路にした。その床に転移魔法用の魔法陣を描いた。次に、横穴の出入口を闇魔法の結界で覆った。
私は、転移魔法で、一旦店に戻った。
すると、スピアが飛びついてきた。
「お待たせ。大人しく待っていた?」
「うん、待っていた」
「そうか、それじゃ、一緒に行こうか?」
「うん、行く」
「スピア、こっちにおいで」
スピアが、私の横にやって来たので、いつものように、私は、スピアの腰にしがみ付き、転移魔法で上級ダンジョンの中に移動した。
最初に、自分とスピアを闇魔法の結界で覆った。これで、少しは、防御に役立つだろう。次に、スピアに先頭に立って貰い、私は、後に付いて行った。
先頭のスピアは、立ちふさがる魔物を鋭利な爪で切り裂きながら、ドロップアイテムや証拠品をアイテムボックスに入れて行った。
私達は、順調にダンジョンを進んで行った。それほど強い魔物にぶつからずに、第18階層まで、やって来た。ここは、まだ、それほど深い階層ではないのに、サーペイントが数匹潜んでいた。それほど、強い魔物ではないが、隠れていて、急に襲いかかるので、少し厄介だ。
冒険者ギルドで貰ったマップと見比べてみた。マップでは、まだ、サーペイントが出てくる階層ではなかった。この上級ダンジョンは、変化したようだ。ちょっと、危険な兆候だ。
私達は、マップ通りでないので、一旦帰ることにした。私は、スピアの腰にしがみ付き、転移魔法で店に移動した。
すぐに、上級ダンジョンの異変を冒険者ギルドに報告しに行こうとしたが、私達は、勝手に上級ダンジョンの中に入っていったので、見た儘を報告することは出来ない。
いい考えが浮かばないが、取り敢えず、冒険者ギルドに行くことにした。
「リンダ姉、こんにちは!」
「あら、テラ。今日は、元気そうね。良かったわ」
「嬉しい。私も、リンダ姉に会いたかったよ」
「私も、嬉しいわ。でも、こんな時間に来るなんて、珍しいね。どうしたの?」
「何か、面白い、依頼がないかと思って来たの」
「面白いって、どういうの?」
「そうだね。普段、無いような依頼」
「あるよ。上級ダンジョンの探索依頼だね。でも、これは無理ね」
「そうだね。まで、Cランクでないからね」
「もうすぐだよ、頑張れ」
「はい、頑張る」
「それじゃ、また、来るね。バイバイ」
私は、上級ダンジョンの探索依頼が出ているので、その内、何か見つかると思った。今の私は、正式に依頼を受けることが出来ないので、それ以上、考えるのを止めた。まあ、突然サーペイントに襲われても、Cクラスの冒険者なら、大丈夫だろう。
私は、安心してスピアと一緒に、店に帰って、休むことにした。
最近、同じ愚痴ばかりになって来た。どうも、ボケて来たかな。少し、心配だ。
特にいい考えもなく、商業ギルドへ向かった。当然、スピアも一緒だ。
歩きながら、少し、考えてみた。そう言えば、先日、賢者サビオに魔法を教えて貰った。
リンダに試したきり、あれから、使っていなかったなぁ。
やっぱり、ボケて来たか。気を取り直して、思い出した。
賢者サビオに魔法は、「闇魔法の光学迷彩魔法」と「光魔法の魔力迷彩魔法」だった。あの日に、しっかりと練習したので、今では、この2つの魔法は、連続で起動することが出来る。
そこで、賢者サビオに教えて貰ったこの2つの魔法を連続で起動することを、「隠密魔法」と名付けることにした。まだ、完成版ではないが、人間相手であれば、大丈夫だろう。
考え事をしていると、いつの間にか、冒険者ギルドに着いていた。
「ローララ、暇?」
「ちょっと、待ってね」
奥の部屋から、ローララが出て来た。
「あら、気のせいかしら。今、呼ばれたと思ったのに」
「バイバイ。また、来るね」
ローララには、気づかれなかったようだ。猫耳族には、匂いで感づかれてしまうが、人間族には有効だ。
私は、上級ダンジョンの係員に試そうと考えた。
「よし、やれそうだ」
私は、スピアに店で留守番をするように言ってから、上級ダンジョンの出入口までやって来た。今後のこともあるので、ちょっと、隠れた所に転移魔法用に魔方陣を描き、闇魔法の結界で覆った。
次に、隠密魔法を起動して、上級ダンジョンの出入口にいる係員の前までやって来た。
係員の目の前で、手を振ったが、特に反応はない。大丈夫そうだ。
私は、そのまま、上級ダンジョンの中に入っていった。
私に反応する魔物だけを倒して、第3階層まで、潜って来た。
周りに誰もいないことを確認して、上の階層への階段と下の階層への階段のちょうど間の壁に土魔法で、横穴を掘った。5mほど掘って、通路にした。その床に転移魔法用の魔法陣を描いた。次に、横穴の出入口を闇魔法の結界で覆った。
私は、転移魔法で、一旦店に戻った。
すると、スピアが飛びついてきた。
「お待たせ。大人しく待っていた?」
「うん、待っていた」
「そうか、それじゃ、一緒に行こうか?」
「うん、行く」
「スピア、こっちにおいで」
スピアが、私の横にやって来たので、いつものように、私は、スピアの腰にしがみ付き、転移魔法で上級ダンジョンの中に移動した。
最初に、自分とスピアを闇魔法の結界で覆った。これで、少しは、防御に役立つだろう。次に、スピアに先頭に立って貰い、私は、後に付いて行った。
先頭のスピアは、立ちふさがる魔物を鋭利な爪で切り裂きながら、ドロップアイテムや証拠品をアイテムボックスに入れて行った。
私達は、順調にダンジョンを進んで行った。それほど強い魔物にぶつからずに、第18階層まで、やって来た。ここは、まだ、それほど深い階層ではないのに、サーペイントが数匹潜んでいた。それほど、強い魔物ではないが、隠れていて、急に襲いかかるので、少し厄介だ。
冒険者ギルドで貰ったマップと見比べてみた。マップでは、まだ、サーペイントが出てくる階層ではなかった。この上級ダンジョンは、変化したようだ。ちょっと、危険な兆候だ。
私達は、マップ通りでないので、一旦帰ることにした。私は、スピアの腰にしがみ付き、転移魔法で店に移動した。
すぐに、上級ダンジョンの異変を冒険者ギルドに報告しに行こうとしたが、私達は、勝手に上級ダンジョンの中に入っていったので、見た儘を報告することは出来ない。
いい考えが浮かばないが、取り敢えず、冒険者ギルドに行くことにした。
「リンダ姉、こんにちは!」
「あら、テラ。今日は、元気そうね。良かったわ」
「嬉しい。私も、リンダ姉に会いたかったよ」
「私も、嬉しいわ。でも、こんな時間に来るなんて、珍しいね。どうしたの?」
「何か、面白い、依頼がないかと思って来たの」
「面白いって、どういうの?」
「そうだね。普段、無いような依頼」
「あるよ。上級ダンジョンの探索依頼だね。でも、これは無理ね」
「そうだね。まで、Cランクでないからね」
「もうすぐだよ、頑張れ」
「はい、頑張る」
「それじゃ、また、来るね。バイバイ」
私は、上級ダンジョンの探索依頼が出ているので、その内、何か見つかると思った。今の私は、正式に依頼を受けることが出来ないので、それ以上、考えるのを止めた。まあ、突然サーペイントに襲われても、Cクラスの冒険者なら、大丈夫だろう。
私は、安心してスピアと一緒に、店に帰って、休むことにした。
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