1 / 1
新しい日々へ
しおりを挟む
私は、生まれた時から魔力が強いらしい。他の人と比べた事がないし、比べる事もできぬのだから自分自身ではわからないのだけれども。強すぎた魔力は、人々に恐怖を与えたらしく私は、何年もこの塔の中で過ごしている。どうやら家族からも怖がられたらしい。
だが、外の世界を知らぬから、不便なことは一つもない。ただ、退屈だ。最近は退屈だという事ばかり考えている。魔法が使えても、外に出れない事以外何不自由なく暮らしていても、退屈なものは退屈なのだ。
何の魔が差したか、魔法で生き物を作ろうと試みた。強い魔力のお陰か、1日限定の話し相手を作れるようになった。今までは、本としか言葉を交わした事がなかったからすごく刺激になった。意味もない話を1日中話す。とても楽しかった。自分の言葉へ反応が貰えるのが楽しかった。本で読んだ妖精を模して作った話し相手に、名前もつけなかったが、いつしか愛着が湧いてきた。雑に作っていたそれを念密に作ることにした。毎回姿も形も話し方も何もかも違ったそれは、いつしか同一の意思を持ったように見えた。ふとある時、昨日の話が継続している事に気がついた。作り込みすぎただろうかとも思った。だけど、楽しさが勝りどうでも良くなった。
「リタ、今日はいい天気だね」
「そうね」
「リタはどんな天気がすき?」
「みるだけだから、さほど変わらないけれど、そうね。曇りが好きかしら」
「そっか!リタは曇りが好きなんだね」
「ええ」
「リタは好きな色とかある?」
「考えたこともなかったわ。強いて言うなら」
そう言って私は、話しかけてくるそれを見て答えた。
「緑」
「緑か!私の色とおんなじだね」
「ええ」
「ふふふ、覚えたよ!」
そう言ってそれは、いや仮に妖精と言っておこう。妖精は楽しげに何処かへ飛んで行った。
自分で作った生き物なのに、私の知らない事を沢山しているように見えた。
今日もいつも通り魔法を使い妖精を作った後、うたた寝をしていると「リタ!楽しみにしててね」と告げて、妖精は今日もどこかへ行った。話し相手がいないのは寂しいが、妖精が私のことを思って何かをしてくれているような気がして、嫌な気はしなかった。
それから、少し話してはどこかに行ってしまう妖精との日々を楽しんだ。この繰り返される、当たり前になりつつある妖精との日常が楽しかった。妖精は魔力の強い人にしか見えないらしく、外に出る事も可能だと妖精の口から聞いた。そのため、外の話を私にしてくれた。この塔から少し離れた場所には、村というものがあり人が沢山いるそうだ。私には関係ない事だと思っていたが、楽しそうに話す妖精の姿を見たくてずっと聞いていた。
定期的に送られてくる食料や日用品の中に一通の手紙が入っていた。その内容は、王が新しい代に引き継がれたというものだった。そこまでは、関係の無い話と、片付けられたのだが、最後の一文が、私に苦難を突きつけた。
『ぜひ、お会いしたいです。5日後に御迎えに参ります。』
そう書いてあった。どうやら、王直々の手紙らしく断る事はできなかった。断ったらどうなるかわからないという不安もあった。もう、妖精という相手ができて、退屈じゃ無くなっているのだからこんな刺激はいらなかった。
「リタ、元気ない?」
「ちょっとね」
「何かあったの?」
「人に合わなければならないの」
「そんなに辛い事?」
「ええ、何があるかわからないもの」
「大丈夫だよ!」
「でも、私あなた以外と話した事ないのよ、それに、また怖がられたら」
声が震えてきた。こんなに感情的になるなんて思っていなかった。不安のせいか涙まで溢れてきた。妖精は何も言わずにそばに居てくれた。小さい体のはずなのにすごく頼もしく見えた。
「リタ。ねえ!リタ!」
昼寝をしていた私に妖精が話しかけてきた。手紙を貰ってからは何もする気が起きず寝る事が多くなっていた。
「どうしたの?」
目を開けると、そこには緑色のブレスレットがあった。
「綺麗」
思わず言葉が出る。
「そうでしょ!リタのために作ったんだ!」
何かを貰うことが初めてで、どう答えればいいかわからなかった。
「ありがとう」
「喜んでもらえてよかった!」
早速ブレスレットをつけると、妖精は楽しそうに私の周りを飛び回った。私も嬉しかった。明日が予定の日だと言う事を忘れてしまうほどに。
翌朝起きると、外に人の気配がした。
「そうだ。今日だった」
震える手を必死に抑えながら扉を開けた。
「お待ちしていました」
上手く笑えているだろうか。腕についているブレスレットをギュッと握りしめた。
びっくりするほど何事もなく、馬車に乗り王が住む城についた。すぐに王の場所へ案内された。
「はじめまして。リタと申します。お招きいただきありがとうございます」
そう短く告げ頭を下げると
「顔をあげてください」
と声がして顔をあげた。随分若そうに見える王は、恐怖の目ではないものを私に向けているように感じた。私と目が合うと、2人きりになりたい、と部屋にいた人を出て行かせた。何があるのだろうと少し震えていたら、王が私の目の前に歩いてきた。
「今まで、申し訳ありませんでした」
そう言って深々と頭を下げた。
「顔をあげてください!」予測していなかった出来事に私は焦った。
「本当に申し訳ないと思っているのです。しかし、許していただかなくても構いません。何の罪もない人を閉じ込めると言う、罪深い事をしていたのですから」
まさか謝罪を受けるとは思っていなかった。
「貴方がした事ではないでしょう?」
前の王がした事でこの人には関係がない。それに憎むほど、もう、人に期待はしていなかった。
「貴方を閉じ込めていた事実は変わりません」
「でも、、、」
返す言葉が見つからなかった。
「貴方のしたい事はありませんか?これまでの事に比べたら、何をしてもお詫びにはならない事はわかっています」
「考える時間をください」
「わかりました」
わけもわからないまま、案内された部屋へと向かった。ふかふかのソファに腰を下ろししばらくぼーっとしていた。
「したい事」
口に出してみても、よくわからなかった。こういう時は相談をしてみるものなのだろうか。
「そうだ」
妖精に相談してみる事にした。
「今日は遅かったね」
「珍しく用事があってね」
「そっか!」
妖精と話していると、少しづつ落ち着いてきた。だが、したい事というのは中々思いつかなかった。
「ねえ、リタ!魔法を極めてみない?」
「魔法を極める?」
「うん!だってリタずっと独学でしょ?」
「そうだけど」
「じゃあ学んでみようよ!そしたら、きっと、楽しいから」
「そうね」
特に思いつかなかったので、話に乗ってみる事にした。
王に魔法を学びたいと伝えると、すごく喜ばれた。話はトントン拍子に進み、魔法が学べる事になった。はじめは、違う場所だと慣れないだろうからと塔に戻り、魔法についての本をもらいそれを読んだ。その中でとても気になる分があった。どうやら、私が作ったと錯覚していた妖精は、作ったのではなく召喚していたらしい。だが、魔力が強い人にしか叶わない魔法なので御伽話として扱われたそうだ。日常だったものが御伽話と言われ凄く不思議な感覚があった。
しばらく本を読んだり、塔に人が来て魔法を教えてもらう日々が続いた。魔法があると楽しくて、人と会う恐怖を忘れさせてくれた。
いつしか私は、人に会う時に恐怖を感じなくなっていた。また、新しい王のおかげか私の存在を怖がる人もいなくなった。魔法が浸透し、魔力は怖くないものだと広く知れ渡ったようだった。私は、久しぶりに妖精を呼んだ。
「リタ!たのしそうだね!」
「ええ。貴方のおかげよ」
「よかったぁ!」
「ありがとう」
「ううん!お礼を言うのはこっちの方だよ」
「どうして?」
「実はね、妖精界は今魔力が足りなくて」
「そうなの?」
「うん、昔みたいに召喚できる人がいなくなっちゃったから。召喚してもらう事で魔力を補充してたから」
「そうなのね、じゃあ、私が最近召喚していなかった時間は?」
「大丈夫だよ!本来は数十年に一度呼び出される程度だから、リタのおかげで妖精界はすっごく安定してる」
「よかった」
「ねえ、リタ!今楽しい?」
「ええ。楽しいわ」
はじめて心の底から笑えた気がした。私はもう、1人じゃない、そう思えた。退屈だと感じる事は、もう、全く無くなっていた。
だが、外の世界を知らぬから、不便なことは一つもない。ただ、退屈だ。最近は退屈だという事ばかり考えている。魔法が使えても、外に出れない事以外何不自由なく暮らしていても、退屈なものは退屈なのだ。
何の魔が差したか、魔法で生き物を作ろうと試みた。強い魔力のお陰か、1日限定の話し相手を作れるようになった。今までは、本としか言葉を交わした事がなかったからすごく刺激になった。意味もない話を1日中話す。とても楽しかった。自分の言葉へ反応が貰えるのが楽しかった。本で読んだ妖精を模して作った話し相手に、名前もつけなかったが、いつしか愛着が湧いてきた。雑に作っていたそれを念密に作ることにした。毎回姿も形も話し方も何もかも違ったそれは、いつしか同一の意思を持ったように見えた。ふとある時、昨日の話が継続している事に気がついた。作り込みすぎただろうかとも思った。だけど、楽しさが勝りどうでも良くなった。
「リタ、今日はいい天気だね」
「そうね」
「リタはどんな天気がすき?」
「みるだけだから、さほど変わらないけれど、そうね。曇りが好きかしら」
「そっか!リタは曇りが好きなんだね」
「ええ」
「リタは好きな色とかある?」
「考えたこともなかったわ。強いて言うなら」
そう言って私は、話しかけてくるそれを見て答えた。
「緑」
「緑か!私の色とおんなじだね」
「ええ」
「ふふふ、覚えたよ!」
そう言ってそれは、いや仮に妖精と言っておこう。妖精は楽しげに何処かへ飛んで行った。
自分で作った生き物なのに、私の知らない事を沢山しているように見えた。
今日もいつも通り魔法を使い妖精を作った後、うたた寝をしていると「リタ!楽しみにしててね」と告げて、妖精は今日もどこかへ行った。話し相手がいないのは寂しいが、妖精が私のことを思って何かをしてくれているような気がして、嫌な気はしなかった。
それから、少し話してはどこかに行ってしまう妖精との日々を楽しんだ。この繰り返される、当たり前になりつつある妖精との日常が楽しかった。妖精は魔力の強い人にしか見えないらしく、外に出る事も可能だと妖精の口から聞いた。そのため、外の話を私にしてくれた。この塔から少し離れた場所には、村というものがあり人が沢山いるそうだ。私には関係ない事だと思っていたが、楽しそうに話す妖精の姿を見たくてずっと聞いていた。
定期的に送られてくる食料や日用品の中に一通の手紙が入っていた。その内容は、王が新しい代に引き継がれたというものだった。そこまでは、関係の無い話と、片付けられたのだが、最後の一文が、私に苦難を突きつけた。
『ぜひ、お会いしたいです。5日後に御迎えに参ります。』
そう書いてあった。どうやら、王直々の手紙らしく断る事はできなかった。断ったらどうなるかわからないという不安もあった。もう、妖精という相手ができて、退屈じゃ無くなっているのだからこんな刺激はいらなかった。
「リタ、元気ない?」
「ちょっとね」
「何かあったの?」
「人に合わなければならないの」
「そんなに辛い事?」
「ええ、何があるかわからないもの」
「大丈夫だよ!」
「でも、私あなた以外と話した事ないのよ、それに、また怖がられたら」
声が震えてきた。こんなに感情的になるなんて思っていなかった。不安のせいか涙まで溢れてきた。妖精は何も言わずにそばに居てくれた。小さい体のはずなのにすごく頼もしく見えた。
「リタ。ねえ!リタ!」
昼寝をしていた私に妖精が話しかけてきた。手紙を貰ってからは何もする気が起きず寝る事が多くなっていた。
「どうしたの?」
目を開けると、そこには緑色のブレスレットがあった。
「綺麗」
思わず言葉が出る。
「そうでしょ!リタのために作ったんだ!」
何かを貰うことが初めてで、どう答えればいいかわからなかった。
「ありがとう」
「喜んでもらえてよかった!」
早速ブレスレットをつけると、妖精は楽しそうに私の周りを飛び回った。私も嬉しかった。明日が予定の日だと言う事を忘れてしまうほどに。
翌朝起きると、外に人の気配がした。
「そうだ。今日だった」
震える手を必死に抑えながら扉を開けた。
「お待ちしていました」
上手く笑えているだろうか。腕についているブレスレットをギュッと握りしめた。
びっくりするほど何事もなく、馬車に乗り王が住む城についた。すぐに王の場所へ案内された。
「はじめまして。リタと申します。お招きいただきありがとうございます」
そう短く告げ頭を下げると
「顔をあげてください」
と声がして顔をあげた。随分若そうに見える王は、恐怖の目ではないものを私に向けているように感じた。私と目が合うと、2人きりになりたい、と部屋にいた人を出て行かせた。何があるのだろうと少し震えていたら、王が私の目の前に歩いてきた。
「今まで、申し訳ありませんでした」
そう言って深々と頭を下げた。
「顔をあげてください!」予測していなかった出来事に私は焦った。
「本当に申し訳ないと思っているのです。しかし、許していただかなくても構いません。何の罪もない人を閉じ込めると言う、罪深い事をしていたのですから」
まさか謝罪を受けるとは思っていなかった。
「貴方がした事ではないでしょう?」
前の王がした事でこの人には関係がない。それに憎むほど、もう、人に期待はしていなかった。
「貴方を閉じ込めていた事実は変わりません」
「でも、、、」
返す言葉が見つからなかった。
「貴方のしたい事はありませんか?これまでの事に比べたら、何をしてもお詫びにはならない事はわかっています」
「考える時間をください」
「わかりました」
わけもわからないまま、案内された部屋へと向かった。ふかふかのソファに腰を下ろししばらくぼーっとしていた。
「したい事」
口に出してみても、よくわからなかった。こういう時は相談をしてみるものなのだろうか。
「そうだ」
妖精に相談してみる事にした。
「今日は遅かったね」
「珍しく用事があってね」
「そっか!」
妖精と話していると、少しづつ落ち着いてきた。だが、したい事というのは中々思いつかなかった。
「ねえ、リタ!魔法を極めてみない?」
「魔法を極める?」
「うん!だってリタずっと独学でしょ?」
「そうだけど」
「じゃあ学んでみようよ!そしたら、きっと、楽しいから」
「そうね」
特に思いつかなかったので、話に乗ってみる事にした。
王に魔法を学びたいと伝えると、すごく喜ばれた。話はトントン拍子に進み、魔法が学べる事になった。はじめは、違う場所だと慣れないだろうからと塔に戻り、魔法についての本をもらいそれを読んだ。その中でとても気になる分があった。どうやら、私が作ったと錯覚していた妖精は、作ったのではなく召喚していたらしい。だが、魔力が強い人にしか叶わない魔法なので御伽話として扱われたそうだ。日常だったものが御伽話と言われ凄く不思議な感覚があった。
しばらく本を読んだり、塔に人が来て魔法を教えてもらう日々が続いた。魔法があると楽しくて、人と会う恐怖を忘れさせてくれた。
いつしか私は、人に会う時に恐怖を感じなくなっていた。また、新しい王のおかげか私の存在を怖がる人もいなくなった。魔法が浸透し、魔力は怖くないものだと広く知れ渡ったようだった。私は、久しぶりに妖精を呼んだ。
「リタ!たのしそうだね!」
「ええ。貴方のおかげよ」
「よかったぁ!」
「ありがとう」
「ううん!お礼を言うのはこっちの方だよ」
「どうして?」
「実はね、妖精界は今魔力が足りなくて」
「そうなの?」
「うん、昔みたいに召喚できる人がいなくなっちゃったから。召喚してもらう事で魔力を補充してたから」
「そうなのね、じゃあ、私が最近召喚していなかった時間は?」
「大丈夫だよ!本来は数十年に一度呼び出される程度だから、リタのおかげで妖精界はすっごく安定してる」
「よかった」
「ねえ、リタ!今楽しい?」
「ええ。楽しいわ」
はじめて心の底から笑えた気がした。私はもう、1人じゃない、そう思えた。退屈だと感じる事は、もう、全く無くなっていた。
0
この作品の感想を投稿する
あなたにおすすめの小説
【完結】父が再婚。義母には連れ子がいて一つ下の妹になるそうですが……ちょうだい癖のある義妹に寮生活は無理なのでは?
つくも茄子
ファンタジー
父が再婚をしました。お相手は男爵夫人。
平民の我が家でいいのですか?
疑問に思うものの、よくよく聞けば、相手も再婚で、娘が一人いるとのこと。
義妹はそれは美しい少女でした。義母に似たのでしょう。父も実娘をそっちのけで義妹にメロメロです。ですが、この新しい義妹には悪癖があるようで、人の物を欲しがるのです。「お義姉様、ちょうだい!」が口癖。あまりに煩いので快く渡しています。何故かって?もうすぐ、学園での寮生活に入るからです。少しの間だけ我慢すれば済むこと。
学園では煩い家族がいない分、のびのびと過ごせていたのですが、義妹が入学してきました。
必ずしも入学しなければならない、というわけではありません。
勉強嫌いの義妹。
この学園は成績順だということを知らないのでは?思った通り、最下位クラスにいってしまった義妹。
両親に駄々をこねているようです。
私のところにも手紙を送ってくるのですから、相当です。
しかも、寮やクラスで揉め事を起こしては顰蹙を買っています。入学早々に学園中の女子を敵にまわしたのです!やりたい放題の義妹に、とうとう、ある処置を施され・・・。
なろう、カクヨム、にも公開中。
三十年後に届いた白い手紙
RyuChoukan
ファンタジー
三十年前、帝国は一人の少年を裏切り者として処刑した。
彼は最後まで、何も語らなかった。
その罪の真相を知る者は、ただ一人の女性だけだった。
戴冠舞踏会の夜。
公爵令嬢は、一通の白い手紙を手に、皇帝の前に立つ。
それは復讐でも、告発でもない。
三十年間、辺境の郵便局で待ち続けられていた、
「渡されなかった約束」のための手紙だった。
沈黙のまま命を捨てた男と、
三十年、ただ待ち続けた女。
そして、すべてを知った上で扉を開く、次の世代。
これは、
遅れて届いた手紙が、
人生と運命を静かに書き換えていく物語。
婚約破棄から50年後
あんど もあ
ファンタジー
王立学園の卒業パーティーで、王子が婚約者に婚約破棄を宣言した。王子は真に愛する女性と結ばれ、めでたしめでたし。
そして50年後、王子の孫の王子は、婚約破棄された女性の孫と婚約する事に。そこで明かされた婚約破棄の真実とは。
【完結】精霊に選ばれなかった私は…
まりぃべる
ファンタジー
ここダロックフェイ国では、5歳になると精霊の森へ行く。精霊に選んでもらえれば、将来有望だ。
しかし、キャロル=マフェソン辺境伯爵令嬢は、精霊に選んでもらえなかった。
選ばれた者は、王立学院で将来国の為になるべく通う。
選ばれなかった者は、教会の学校で一般教養を学ぶ。
貴族なら、より高い地位を狙うのがステータスであるが…?
☆世界観は、緩いですのでそこのところご理解のうえ、お読み下さるとありがたいです。
冤罪で辺境に幽閉された第4王子
satomi
ファンタジー
主人公・アンドリュート=ラルラは冤罪で辺境に幽閉されることになったわけだが…。
「辺境に幽閉とは、辺境で生きている人間を何だと思っているんだ!辺境は不要な人間を送る場所じゃない!」と、辺境伯は怒っているし当然のことだろう。元から辺境で暮している方々は決して不要な方ではないし、‘辺境に幽閉’というのはなんとも辺境に暮らしている方々にしてみれば、喧嘩売ってんの?となる。
辺境伯の娘さんと婚約という話だから辺境伯の主人公へのあたりも結構なものだけど、娘さんは美人だから万事OK。
元公爵令嬢は年下騎士たちに「用済みのおばさん」と捨てられる 〜今更戻ってこいと泣きつかれても献身的な美少年に溺愛されているのでもう遅いです〜
日々埋没。
ファンタジー
「新しい従者を雇うことにした。おばさんはもう用済みだ。今すぐ消えてくれ」
かつて婚約破棄され、実家を追放された元公爵令嬢のレアーヌ。
その身分を隠し、年下の冒険者たちの身の回りを世話する『メイド』として献身的に尽くしてきた彼女に突きつけられたのは、あまりに非情な追放宣告だった。
レアーヌがこれまで教育し、支えてきた若い男たちは、新しく現れた他人の物を欲しがり子悪魔メイドに骨抜きにされ、彼女を「加齢臭のする汚いおばさん」と蔑み、笑いながら追い出したのだ。
地位も、居場所も、信じていた絆も……すべてを失い、絶望する彼女の前に現れたのは、一人の美少年だった。
「僕とパーティーを組んでくれませんか? 貴方が必要なんです」
新米ながら将来の可能性を感じさせる彼は、レアーヌを「おばさん」ではなく「一人の女性」として、甘く狂おしく溺愛し始める。
一方でレアーヌという『真の支柱』を失った元パーティーは、自分たちがどれほど愚かな選択をしたかを知る由もなかった。
やがて彼らが地獄の淵で「戻ってきてくれ」と泣きついてきても、もう遅い。
レアーヌの隣には、彼女を離さないと誓った執着愛の化身が微笑んでいるのだから。
ユーザ登録のメリット
- 毎日¥0対象作品が毎日1話無料!
- お気に入り登録で最新話を見逃さない!
- しおり機能で小説の続きが読みやすい!
1~3分で完了!
無料でユーザ登録する
すでにユーザの方はログイン
閉じる