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第64話 毒ガエル
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米村さんのおかげで俺とメタムンはその場にいた学生たちに受け入れてもらえた。
女子学生たちは再び食事の支度を始め、男子学生たちは各々の仕事場に戻っていく。
それを見届けてから、
「じゃあ僕たちも行こうか」
と米村さんは歩き出した。
俺は女子学生たちに申し訳程度の会釈をしつつ、メタムンは女子学生たちに笑顔を振りまきながら米村さんのあとに続いた。
「ごめんね、騒がしかったよね」
米村さんは俺が人付き合いが苦手なことを知っているので、気を遣って声をかけてくれた。
それに対し俺は「あ、いえ……大丈夫です」と心臓がまだばくばくしているにもかかわらずそう言ってごまかす。
「メタムンくんも気悪くしたよね、ごめんね」
『おいらは別に平気だよっ。みんなおいらが悪いモンスターじゃないってわかってくれたし。それにおいらには善も大地もいるからねっ』
「ありがとう、メタムンくん。善くんとメタムンくんと僕はもう友達だね」
『えっへへへー』
メタムンは喜びが顔に溢れ出ていた。
素直な性格のメタムンが少しうらやましい。
少し歩いて草むらの方に入っていく。
ハウスからは離れたところで学生の姿は見えない。
と、
「多分、このあたりだと思うんだよね」
米村さんが口にする。
その時だった。
『グェゴッ!』
喉が潰れているかのような鳴き声がしたと同時に、米村さんの顔の前に毒ガエルが跳び上がってきた。
「米村さんっ」
俺は米村さんのすぐ目の前まで迫っていた毒ガエルをはたき落そうとした。
その刹那、
「やぁっ!」
俺より早くその毒ガエルを弾き飛ばした者がいた。
地面に落ちた毒ガエルを躊躇なく踏み潰すその女子学生は――
「き、北原っ!?」
「あれ、柴木くんっ!?」
四ヶ月前に別れてからその消息がまったくわからなくなっていた北原奏美だった。
女子学生たちは再び食事の支度を始め、男子学生たちは各々の仕事場に戻っていく。
それを見届けてから、
「じゃあ僕たちも行こうか」
と米村さんは歩き出した。
俺は女子学生たちに申し訳程度の会釈をしつつ、メタムンは女子学生たちに笑顔を振りまきながら米村さんのあとに続いた。
「ごめんね、騒がしかったよね」
米村さんは俺が人付き合いが苦手なことを知っているので、気を遣って声をかけてくれた。
それに対し俺は「あ、いえ……大丈夫です」と心臓がまだばくばくしているにもかかわらずそう言ってごまかす。
「メタムンくんも気悪くしたよね、ごめんね」
『おいらは別に平気だよっ。みんなおいらが悪いモンスターじゃないってわかってくれたし。それにおいらには善も大地もいるからねっ』
「ありがとう、メタムンくん。善くんとメタムンくんと僕はもう友達だね」
『えっへへへー』
メタムンは喜びが顔に溢れ出ていた。
素直な性格のメタムンが少しうらやましい。
少し歩いて草むらの方に入っていく。
ハウスからは離れたところで学生の姿は見えない。
と、
「多分、このあたりだと思うんだよね」
米村さんが口にする。
その時だった。
『グェゴッ!』
喉が潰れているかのような鳴き声がしたと同時に、米村さんの顔の前に毒ガエルが跳び上がってきた。
「米村さんっ」
俺は米村さんのすぐ目の前まで迫っていた毒ガエルをはたき落そうとした。
その刹那、
「やぁっ!」
俺より早くその毒ガエルを弾き飛ばした者がいた。
地面に落ちた毒ガエルを躊躇なく踏み潰すその女子学生は――
「き、北原っ!?」
「あれ、柴木くんっ!?」
四ヶ月前に別れてからその消息がまったくわからなくなっていた北原奏美だった。
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