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第69話 一対二
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『ギャアアアアァァァァオオオッ!!!』
『ギャアアアアァァァァオオオッ!!!』
超巨大ドラゴンの咆哮によりびりびりと空気が震えるようだ。
それを受けメタムンが身震いしている。
「メタムン、大丈夫か? お前もどこかに避難していていいんだぞ」
『へ、平気さこれくらいっ。おいらはいつだって善と一緒だからねっ。それにおいらが近くにいないとあいつらを倒した時に貰える経験値が2倍にならないよっ』
「メタムンがそう言うならいいけど……でもまだ勝てるかどうかはわからないぞ。正直やってみないと」
そう足元のメタムンに声を落とす。
『さっきはカッコイイこと言ってたのにどうしたんだよ、善っ?』
「いや、まあ、なんとなく……」
さっきは気持ちが高ぶっていたのでつい中二病みたいなカッコつけた発言をしてしまった。今思い返すと恥ずかしい。
『善はもっと自分に自信を持った方がいいと思うなー』
「うん、ああ、頑張ってみるよ……それよりも今はあいつらを引き留めないとな」
『ギャアアアアァァァァオオオッ!!!』
『ギャアアアアァァァァオオオッ!!!』
我慢の限界だというように二体の超巨大ドラゴンが大きく吠えた。
そしてそれを合図にしたかのように、二体の超巨大ドラゴンが俺たちのもとへ急降下してきた。
『うわっ、やっぱり怖いっ、善、あとよろしくっ!』
そう言ってはやばやと立ち去ったメタムンは大きな木の陰に回り込んで隠れた。
それはそれで全然構わない。
むしろメタムンの心配をしなくて済むから俺としても戦いやすい。
俺は超巨大ドラゴンの突進を当たる寸前で回避、空へとジャンプした。
だがその後ろからもう一体が迫ってきていた。
「うがっ……!」
超巨大ドラゴンの突進をまともにくらい、背中に激痛が走る。
不意打ちとはいえDEFの値が3000を超えている俺に攻撃を通すなんて、やはりこのモンスターたちはかなり手ごわい相手のようだ。
俺は空中で体勢を立て直すと地面に危なげなく着地して、すぐさま地面を強く蹴り跳び上がった。
そして今しがた俺の背中に突進をしてきた超巨大ドラゴンに対して思いきり殴りかかった。
「おらぁっ!」
『ギャアアァッ……!!』
右フックが超巨大ドラゴンのあごをとらえたことで気を失ったのか、超巨大ドラゴンは地面に落下していく。
ドスーンという大きな音と同時に砂埃が舞い上がった。
その瞬間、俺の頭上が暗くなり、見上げた俺の目の前でもう一体の超巨大ドラゴンが口から炎を吐いた。
「うわ、あっつっ……!!」
瞬時に腕を前に出し炎から身を守るが、追撃とばかりに死角から尻尾の強烈な一撃が襲ってきた。
俺はそれを顔面に受け、
「ぐぁっ……!」
地面にたたきつけられてしまった。
「いっててて……」
地上に砂埃が舞う中、立ち上がった俺の目の前には、
『ギャアアアアァァァァオオオッ!!』
『ギャアアアアァァァァオオオッ!!』
二体の超巨大ドラゴンがけろっとした様子で俺を見下ろしていた。
『ギャアアアアァァァァオオオッ!!!』
超巨大ドラゴンの咆哮によりびりびりと空気が震えるようだ。
それを受けメタムンが身震いしている。
「メタムン、大丈夫か? お前もどこかに避難していていいんだぞ」
『へ、平気さこれくらいっ。おいらはいつだって善と一緒だからねっ。それにおいらが近くにいないとあいつらを倒した時に貰える経験値が2倍にならないよっ』
「メタムンがそう言うならいいけど……でもまだ勝てるかどうかはわからないぞ。正直やってみないと」
そう足元のメタムンに声を落とす。
『さっきはカッコイイこと言ってたのにどうしたんだよ、善っ?』
「いや、まあ、なんとなく……」
さっきは気持ちが高ぶっていたのでつい中二病みたいなカッコつけた発言をしてしまった。今思い返すと恥ずかしい。
『善はもっと自分に自信を持った方がいいと思うなー』
「うん、ああ、頑張ってみるよ……それよりも今はあいつらを引き留めないとな」
『ギャアアアアァァァァオオオッ!!!』
『ギャアアアアァァァァオオオッ!!!』
我慢の限界だというように二体の超巨大ドラゴンが大きく吠えた。
そしてそれを合図にしたかのように、二体の超巨大ドラゴンが俺たちのもとへ急降下してきた。
『うわっ、やっぱり怖いっ、善、あとよろしくっ!』
そう言ってはやばやと立ち去ったメタムンは大きな木の陰に回り込んで隠れた。
それはそれで全然構わない。
むしろメタムンの心配をしなくて済むから俺としても戦いやすい。
俺は超巨大ドラゴンの突進を当たる寸前で回避、空へとジャンプした。
だがその後ろからもう一体が迫ってきていた。
「うがっ……!」
超巨大ドラゴンの突進をまともにくらい、背中に激痛が走る。
不意打ちとはいえDEFの値が3000を超えている俺に攻撃を通すなんて、やはりこのモンスターたちはかなり手ごわい相手のようだ。
俺は空中で体勢を立て直すと地面に危なげなく着地して、すぐさま地面を強く蹴り跳び上がった。
そして今しがた俺の背中に突進をしてきた超巨大ドラゴンに対して思いきり殴りかかった。
「おらぁっ!」
『ギャアアァッ……!!』
右フックが超巨大ドラゴンのあごをとらえたことで気を失ったのか、超巨大ドラゴンは地面に落下していく。
ドスーンという大きな音と同時に砂埃が舞い上がった。
その瞬間、俺の頭上が暗くなり、見上げた俺の目の前でもう一体の超巨大ドラゴンが口から炎を吐いた。
「うわ、あっつっ……!!」
瞬時に腕を前に出し炎から身を守るが、追撃とばかりに死角から尻尾の強烈な一撃が襲ってきた。
俺はそれを顔面に受け、
「ぐぁっ……!」
地面にたたきつけられてしまった。
「いっててて……」
地上に砂埃が舞う中、立ち上がった俺の目の前には、
『ギャアアアアァァァァオオオッ!!』
『ギャアアアアァァァァオオオッ!!』
二体の超巨大ドラゴンがけろっとした様子で俺を見下ろしていた。
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