【魔物島】~コミュ障な俺はモンスターが生息する島で一人淡々とレベルを上げ続ける~

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第76話 キングバッファローの群れ

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少し歩くと俺たちの正面にキングバッファローの群れが見えた。
見た限りでは七、八体はいる。
メタムンの特性、アイテムドロップ率2倍の効果も相まって、あいつらを倒せば高確率で<キングバッファローの肉>が手に入るはずだ。

早速戦うことにしよう。
そう考えたのは俺だけではなく、米村さんも北原も同じだったようで、
「あのモンスターを倒そう。僕は二体ならなんとか相手に出来ると思う」
「わたしも頑張って二体相手にしてみるわ」
と俺に顔を向けてくる。

「じゃ、じゃあ俺が残りをどうにかしてみる」
「頼むよ、善くん」
「柴木くん、お願いねっ」
『善、頑張れーっ』
俺はメタムンの声援を背中に受ける。
見るとメタムンは後ろの木の陰にそっと隠れていた。

「じゃあ行くよっ」
「はいっ」
「はいっ」
米村さんを先頭に北原、俺の順で駆け出す。

「はぁっ!」
米村さんはミニマムソードだったか、を首から外して巨大化させるとそれでキングバッファローに斬りかかった。
『ブオオォォッ……!』
不意を突かれたキングバッファローはその一撃を首に受け、血が噴き出る。

「やぁっ!」
一方の北原は高く跳び上がるとキングバッファローの頭部めがけてかかと落としを繰り出した。
驚くほど綺麗なフォームのかかと落としがキングバッファローの脳天にクリーンヒット。
『ブホォォッ……!』
キングバッファローはよだれを口から吐いてよろけた。

二人のレベルがいくつかは訊いていなかったが、ハードモードに移行してからのモンスター相手でも充分やり合えるところを見ると、二人ともかなり高レベルであろうことは想像できた。
俺は安心して二人にそれぞれキングバッファロー二体ずつを任せると、あとの残った四体に向き直る。

『ブオオォォォーッ!!』
『ブオオォォォーッ!!』
『ブオオォォォーッ!!』
『ブオオォォォーッ!!』

四体のキングバッファローが俺を見据えながら、後ろ足で地面を蹴り上げている。
今にも突進してきそうな勢いだ。
俺はそんなキングバッファローの側面に素早く移動すると、
「まとめて吹っ飛べっ!」
横からパンチをお見舞いした。

四体のキングバッファローは重なり合って後方の岩壁に激突。
立ち上がることも出来ぬまま消滅していった。

ピピー、ピピー、ピピー!

俺のスマホが鳴るのと時を同じくして、米村さんと北原のスマホも音を立てて鳴る。
振り向くと二人とも二体のキングバッファローをそれぞれ見事に倒し終えていた。
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