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シティタワーズ富洲 ザ・エンブレム編
無職童貞おじさん、謎アプリで管理人チート始めました
しおりを挟む「これだから底辺は嫌なのよ。ちゃんと拭いたの? 足跡残ってるんだけど!」
東京の〇区女子が蠢く区に聳え立つ高級タワーマンションのエントランスで、今日も俺は上級住人様に怒鳴られていた。
四十路目前、職歴なし、童貞歴更新中の俺が、唯一たどり着けた仕事。それが“管理人”だった。
元々住み込みで部屋がもらえると聞いて応募したが、実態は召使い。
住人のゴミ出しからペットの世話、果ては通販の受け取りや冷蔵庫の掃除まで――まさにパシリ人生。
「はあ……もう辞めてえ……」
俺は管理人室に戻ると、ため息混じりにボロスマホを机に投げた。
しかし、そのときだった。
「……あれ?」
画面に見慣れないアプリアイコンが表示されている。
真っ黒な背景に、金色の家のマーク。そして下には【住民管理】という文字。
「こんなん入れた覚えねえぞ……」
なんとなく気になってタップすると、アプリが起動した。
そして、目の前に現れたのは、驚くべき画面だった。
「間取り……これ、マンションの全フロアじゃねえか……!?」
しかも各部屋の間取りや現在の在宅状況がリアルタイムで表示されている。さらにカメラマークを押すと、部屋の中の様子までもが――映った。
「は? え、えっちぃの見えるんですけど……」
某1402号室。そこには、このマンションで有名な新婚カップルの奥さん・三枝美咲さんが、シャワーを浴びていた。
「ちょ、ちょっと待て! これヤバいやつだろ……」
だが、目が離せなかった。
むっちりとしたGカップの胸、白く滑らかな肌……童貞の俺にとって、それは暴力的な光景だった。
さらに画面の右下には、“住民調整”という怪しすぎるボタン。
おそるおそるタップすると――
【三枝美咲:夫・三枝圭一との妊娠希望設定をオフにしますか?】
というメッセージが表示された。
「は……?」
試しに“はい”を押してみると、今度はこんな表示が。
【パートナー候補:近隣男性(3名)から選択】
その中に――俺の名前があった。
「ウソだろ……」
思わず“自分”を選ぶと、ピコンと音がして【設定完了】の文字が表示された。
それから数日後。
「管理人さん、ちょっと……水回りの調子が悪くて」
例の美咲さんが、俺にそう声をかけてきた。
「え、あ……はい! 伺います!」
言われるままについていくと、エレベーターで彼女の部屋へ。
そして、中に通され、キッチン下の点検口を開けて覗き込んでいたその時――
「……管理人さん、最近……すっごく気になってて」
背後から抱きつかれた。
「え、えっ!? 奥さん……!? ご、誤解されちゃ……」
「いいの。だって、あなたの子が欲しいの」
理性が飛んだのはその一瞬だった。
シャワーの香りがまだほのかに残るその身体が、背後からそっと寄り添ってきた。
髪先が頬に触れ、柔らかい息が耳をくすぐる。
「ちょ、ちょっと奥さん……? それは、まずいって……!」
言いながらも、足元からじわじわと体温が上がっていくのを止められなかった。
背中越しに伝わる、ふっくらとした重量。
ふいに腕をとられ、彼女は俺の手を、自らの腰へ導いた。
――そこには、衣服の上からでもわかる温もりと、丸みがあった。
「管理人さんのこと、ちゃんと見てたの。……誠実で、優しくて、頼りになって……」
「そ、それは……」
言葉の意味を咀嚼する前に、唇が重なった。
柔らかくて、湿り気を帯びた感触。
それは理性のスイッチを確かに、静かに壊していった。
彼女は静かにシャツのボタンに指をかけ、躊躇なくひとつずつ外していく。
下着越しに形の整った胸が揺れ、俺の心臓は破裂寸前だった。
「ここで……いい?」
その問いに、俺はただ頷くことしかできなかった。
床に敷かれた薄いカーペットの上、彼女は仰向けになり、脚をすっと広げる。
目が合った瞬間、その表情には恍惚とした色が浮かんでいた。
指先が滑り込んだのは、火照った肌の合間。
水を含んだような温かさが、はっきりと指に伝わる。
「ふぅ……ん……っ」
その小さな声が、脳を直接くすぐる。
俺は限界だった。
「……いくよ」
彼女は頷く。
そしてふたりの身体が、音もなく結ばれた。
滑り込んだ瞬間の熱――
奥へ届くたび、彼女の喉が震える。
吐息が、身体の奥底を揺さぶるように重なり合う。
「……やだ、そんな奥まで……っ」
「ご、ごめ……」
「ううん、もっと……」
汗が混ざり、肌が張りつき、時間の感覚がなくなっていく。
何度も重なり、何度も名前を呼ばれ、気がつけば、俺はすべてを預けていた。
そして――
彼女の指が、俺の背に爪を立てた瞬間、世界が白く染まった。
――そして俺は、童貞を捨てた。
わずか二週間後、アプリに通知が来た。
【三枝美咲:妊娠判定 陽性(遺伝上父親:管理人)】
もちろん戸籍上の父親は、夫である三枝圭一。
だが実際は、俺の精子が新しい命を宿していた。
「……すげえ。マジで……このアプリ、神かよ」
その日から、俺の管理人生活は変わった。
住人を、社会を、未来を“俺の遺伝子”で塗り替える――そんな使命感にすら燃えていた。
ジジババは退去。新たに若くて健康な女性を外部から入居させる手続きも、アプリひとつでスイスイ。
マンションの少子高齢化? そんなもん、俺が止めてやる。
「このマンションは……俺の子どもたちの楽園になるんだよ!」
そして今日も俺は、新たな人妻の部屋のチャイムを押す。
管理人チートハーレム計画、始動。
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