30 / 1,561
29.ギルドマスター
「ギルドマスター、本日冒険者登録をしたアキトさんです」
部屋のど真ん中にある大きな椅子に座っていたのは、これまた大きな体の筋肉質な男性だった。宿のレーブンさんとどっちが大きいだろうと悩んでしまうぐらいのマッチョだ。頬に傷まであって、見た目だけで言ったら、レーブンさんよりも怖いかもしれない。
しかもその顔が、何故か満面の笑みなのが、余計に恐怖心を煽ってくる。
「お前がアキトか、俺はここのギルマスをやってるフェリクスだ、よろしくな」
「ア、アキトです。よろしくお願いします」
俺には珍しくどもってしまった。満面の笑みの意味が分からなさすぎて、正直に言って怖すぎるんだよ。
促されるままソファに移動して腰を下ろすと、ギルマスも俺の向かいに座った。メロウさんはギルマスの後ろに立ち、俺の隣にはハルが立っている。
「で、持ってきたもん、見せてくれるか?」
「これです」
鞄から取り出したリスリーロの花は、メロウさんが丁寧に受け取ってくれて、ギルマスの前にそっと置いた。
「鑑定済みですので間違いありません。本物です」
ギルマスはメロウさんの説明を聞くと、俺に向き直った。
「お前なんでこれの事知ってたんだ?」
直球の質問を投げてくる顔は、相変わらずの笑顔だ。
「アキト、森で迷った時に出会った冒険者に聞かれたんだって言って」
「森で迷った時に出会った冒険者に聞かれたんです」
「聞かれた?」
「こんな花を見なかったかって聞かれたって」
「こんな花を見なかったかって」
「なるほど、情報収集で聞かれたのか」
さすがハル。とりあえずギルマスもメロウさんも、この説明に納得してくれたみたいだ。ギルマスはようやく笑顔じゃなくなったから、おかげで怖さも減った。
「そいつの名前は分かるか?」
「名前は聞いてないって言って」
「名前は聞いてないんですけど…」
「特徴は?」
ギルマスからどんどん投げられる質問に、一人だったら間違いなく対処しきれなくなって黙り込んでいたと思う。でも頼れるハルは、その質問を予想していたらしい。
「よし!俺よりも背が拳3つ分くらい高くて」
「俺よりも背が拳3つ分ぐらい高くて」
「黒髪に髭の」
「黒髪に髭の…」
「ああ、なるほどケビンか!」
名前が出てきたけど、誰の事だろう。
「大きな剣を背中に背負ってましたって言って」
「大きな剣を背中に背負ってました」
「うん、間違いなくケビンだな」
納得した様子でギルマスとメロウさんは頷きあっている。
「特徴と名前だけを聞いていて、使い道も分からないけどせっかく見つけたので」
「特徴と名前だけは聞いていて、使い道も分からないですけどせっかく見つけたので持ってきたんです」
ハルの考えた説明は説得力抜群だったらしい。お礼を言いたいけどここでは言えないしと我慢していると、ハルからはうまく説明出来ていたと誉められてしまった。照れちゃうからやめてくれ。
「なるほど」
「では、これは買い取りさせて頂いて良いですね?」
「はい」
これでハルが消えちゃったら嫌だけど、だからって俺のわがままでやっぱり売らないなんて言えないもんな。
「では、リスリーロの花を1つ。確かにお預かりしますね」
大切そうに持ち上げられたリスリーロの花は、そのままギルマスの後ろにあった箱の中に収納される。ハルは何も言わずに、ただその様子をじっと見つめていた。
「計算しますので、すこしお待ちくださいね」
部屋の隅にある机に腰かけたメロウさんは、そのまま書類を作り始めたようだ。
ギルマスはふうと肩の力を抜いてから、俺に向かって口を開いた。
「すまんな、どこまで情報を知っているか知る必要があったんだ」
「いえ」
「依頼者に許可を得るまでは使い道の詳細は伝えられないんだが、リスリーロの花の納品は間違いなく多くの人の命を救う事になる」
少し申し訳なさそうな顔をしたギルマスは、そう言うとがばっと頭を下げた。
「アキト、ありがとう」
詳細をハルが俺に説明しなかった時点で、そうそう簡単に話せる内容じゃないんだろうと分かってはいた。
それでも詳細は話せないと前置きをした上で、感謝の言葉を伝えてくれたフェリクスさんは、誠実な人なんだと思う。しかも冒険者に成りたての俺に、ギルマスなのに頭まで下げてくれるんだ。
「いえ、頭をあげてください」
言いながら、ちらりとハルを見る。
この言葉はハルにこそ相応しい言葉だ。あの花をどうしても欲しいと探し続けていたハルがいなかったら、俺は絶対に綺麗な花だなと見るだけで終わらせていたから。
ハルは俺の視線の意図に気づいたのか、照れくさそうに笑ってくれたから、俺まで思わず笑ってしまった。
「本当にありがとう。この花については他言無用で頼めるか?」
「はい、わかりました」
「お待たせしました。こちらをご確認下さい」
手渡されたのは、素材の名前と個数、値段が書かれた紙だった。
・セラームの木の実 5個 5万グル
・依頼 ランク不問 ジジの花びら納品 10枚 2万5000グル
・リスリーロの花 1つ 100万グル
「え?」
思わず出た声に、メロウさんは笑顔で説明してくれた。
「ああ。ジジの花びらは通常なら1枚1000グル程なんですが、美品であれば1.5倍額買い取り。更に今回は依頼として1枚につき追加報酬1000グルなんですよ」
丁寧な説明ありがとうございます。そっちじゃないです。
「リ、リスリーロの花…」
「いや、指定依頼の報酬はつけられんから、これでも安いくらいだぞ」
ギルマスはまた申し訳なさそうな顔をしているし、メロウさんもこれぐらいは当然だと頷いてるから間違いってわけでは無いのかな。
「アキト、届けたのは間違いなくきみなんだから、もらっておくべきだよ」
ハルは俺の反応に面白そうな顔をしながらも、そう伝えてくる。その反応はさてはこのぐらいの価格だって知ってたな。知ってたなら、ちゃんと高いものだって言ってよ。
あ、でも、こんなに高いものだって分かってたら、怖すぎて運ぶなんて絶対に申し出られなかったな。あんなに無造作にリュックの中に突っ込んで運んでたのが、100万グルもする花だなんて誰も思わないだろう。
今までの道中を思い浮かべいた俺は、そこで笑顔のハルに気づいてハッとした。
ハルが消えてない。それどころか、消えそうな素振りすらない。
ということは、リスリーロの花がハルの心残りじゃなかったって事だ!嬉しい気持ちがぶわっと湧いてきて、思わず思いっきり叫びたくなった。いや、なんとか我慢して叫ばなかったけど、心の中ではそれはもう大騒ぎだった。
リスリーロの花の納品が終わっても、ハルはまだ俺と一緒に冒険してくれるのかな。
もし行きたい場所とか会いたい人がいるなら無理は言えないけど、それでも俺はこれからもハルと一緒にいたい。ちゃんとそれは伝えたいなと考えながら、俺は目の前のすごい額の書類にサラサラと署名した。
部屋のど真ん中にある大きな椅子に座っていたのは、これまた大きな体の筋肉質な男性だった。宿のレーブンさんとどっちが大きいだろうと悩んでしまうぐらいのマッチョだ。頬に傷まであって、見た目だけで言ったら、レーブンさんよりも怖いかもしれない。
しかもその顔が、何故か満面の笑みなのが、余計に恐怖心を煽ってくる。
「お前がアキトか、俺はここのギルマスをやってるフェリクスだ、よろしくな」
「ア、アキトです。よろしくお願いします」
俺には珍しくどもってしまった。満面の笑みの意味が分からなさすぎて、正直に言って怖すぎるんだよ。
促されるままソファに移動して腰を下ろすと、ギルマスも俺の向かいに座った。メロウさんはギルマスの後ろに立ち、俺の隣にはハルが立っている。
「で、持ってきたもん、見せてくれるか?」
「これです」
鞄から取り出したリスリーロの花は、メロウさんが丁寧に受け取ってくれて、ギルマスの前にそっと置いた。
「鑑定済みですので間違いありません。本物です」
ギルマスはメロウさんの説明を聞くと、俺に向き直った。
「お前なんでこれの事知ってたんだ?」
直球の質問を投げてくる顔は、相変わらずの笑顔だ。
「アキト、森で迷った時に出会った冒険者に聞かれたんだって言って」
「森で迷った時に出会った冒険者に聞かれたんです」
「聞かれた?」
「こんな花を見なかったかって聞かれたって」
「こんな花を見なかったかって」
「なるほど、情報収集で聞かれたのか」
さすがハル。とりあえずギルマスもメロウさんも、この説明に納得してくれたみたいだ。ギルマスはようやく笑顔じゃなくなったから、おかげで怖さも減った。
「そいつの名前は分かるか?」
「名前は聞いてないって言って」
「名前は聞いてないんですけど…」
「特徴は?」
ギルマスからどんどん投げられる質問に、一人だったら間違いなく対処しきれなくなって黙り込んでいたと思う。でも頼れるハルは、その質問を予想していたらしい。
「よし!俺よりも背が拳3つ分くらい高くて」
「俺よりも背が拳3つ分ぐらい高くて」
「黒髪に髭の」
「黒髪に髭の…」
「ああ、なるほどケビンか!」
名前が出てきたけど、誰の事だろう。
「大きな剣を背中に背負ってましたって言って」
「大きな剣を背中に背負ってました」
「うん、間違いなくケビンだな」
納得した様子でギルマスとメロウさんは頷きあっている。
「特徴と名前だけを聞いていて、使い道も分からないけどせっかく見つけたので」
「特徴と名前だけは聞いていて、使い道も分からないですけどせっかく見つけたので持ってきたんです」
ハルの考えた説明は説得力抜群だったらしい。お礼を言いたいけどここでは言えないしと我慢していると、ハルからはうまく説明出来ていたと誉められてしまった。照れちゃうからやめてくれ。
「なるほど」
「では、これは買い取りさせて頂いて良いですね?」
「はい」
これでハルが消えちゃったら嫌だけど、だからって俺のわがままでやっぱり売らないなんて言えないもんな。
「では、リスリーロの花を1つ。確かにお預かりしますね」
大切そうに持ち上げられたリスリーロの花は、そのままギルマスの後ろにあった箱の中に収納される。ハルは何も言わずに、ただその様子をじっと見つめていた。
「計算しますので、すこしお待ちくださいね」
部屋の隅にある机に腰かけたメロウさんは、そのまま書類を作り始めたようだ。
ギルマスはふうと肩の力を抜いてから、俺に向かって口を開いた。
「すまんな、どこまで情報を知っているか知る必要があったんだ」
「いえ」
「依頼者に許可を得るまでは使い道の詳細は伝えられないんだが、リスリーロの花の納品は間違いなく多くの人の命を救う事になる」
少し申し訳なさそうな顔をしたギルマスは、そう言うとがばっと頭を下げた。
「アキト、ありがとう」
詳細をハルが俺に説明しなかった時点で、そうそう簡単に話せる内容じゃないんだろうと分かってはいた。
それでも詳細は話せないと前置きをした上で、感謝の言葉を伝えてくれたフェリクスさんは、誠実な人なんだと思う。しかも冒険者に成りたての俺に、ギルマスなのに頭まで下げてくれるんだ。
「いえ、頭をあげてください」
言いながら、ちらりとハルを見る。
この言葉はハルにこそ相応しい言葉だ。あの花をどうしても欲しいと探し続けていたハルがいなかったら、俺は絶対に綺麗な花だなと見るだけで終わらせていたから。
ハルは俺の視線の意図に気づいたのか、照れくさそうに笑ってくれたから、俺まで思わず笑ってしまった。
「本当にありがとう。この花については他言無用で頼めるか?」
「はい、わかりました」
「お待たせしました。こちらをご確認下さい」
手渡されたのは、素材の名前と個数、値段が書かれた紙だった。
・セラームの木の実 5個 5万グル
・依頼 ランク不問 ジジの花びら納品 10枚 2万5000グル
・リスリーロの花 1つ 100万グル
「え?」
思わず出た声に、メロウさんは笑顔で説明してくれた。
「ああ。ジジの花びらは通常なら1枚1000グル程なんですが、美品であれば1.5倍額買い取り。更に今回は依頼として1枚につき追加報酬1000グルなんですよ」
丁寧な説明ありがとうございます。そっちじゃないです。
「リ、リスリーロの花…」
「いや、指定依頼の報酬はつけられんから、これでも安いくらいだぞ」
ギルマスはまた申し訳なさそうな顔をしているし、メロウさんもこれぐらいは当然だと頷いてるから間違いってわけでは無いのかな。
「アキト、届けたのは間違いなくきみなんだから、もらっておくべきだよ」
ハルは俺の反応に面白そうな顔をしながらも、そう伝えてくる。その反応はさてはこのぐらいの価格だって知ってたな。知ってたなら、ちゃんと高いものだって言ってよ。
あ、でも、こんなに高いものだって分かってたら、怖すぎて運ぶなんて絶対に申し出られなかったな。あんなに無造作にリュックの中に突っ込んで運んでたのが、100万グルもする花だなんて誰も思わないだろう。
今までの道中を思い浮かべいた俺は、そこで笑顔のハルに気づいてハッとした。
ハルが消えてない。それどころか、消えそうな素振りすらない。
ということは、リスリーロの花がハルの心残りじゃなかったって事だ!嬉しい気持ちがぶわっと湧いてきて、思わず思いっきり叫びたくなった。いや、なんとか我慢して叫ばなかったけど、心の中ではそれはもう大騒ぎだった。
リスリーロの花の納品が終わっても、ハルはまだ俺と一緒に冒険してくれるのかな。
もし行きたい場所とか会いたい人がいるなら無理は言えないけど、それでも俺はこれからもハルと一緒にいたい。ちゃんとそれは伝えたいなと考えながら、俺は目の前のすごい額の書類にサラサラと署名した。
あなたにおすすめの小説
異世界で8歳児になった僕は半獣さん達と仲良くスローライフを目ざします
み馬下諒
BL
志望校に合格した春、桜の樹の下で意識を失った主人公・斗馬 亮介(とうま りょうすけ)は、気がついたとき、異世界で8歳児の姿にもどっていた。
わけもわからず放心していると、いきなり巨大な黒蛇に襲われるが、水の精霊〈ミュオン・リヒテル・リノアース〉と、半獣属の大熊〈ハイロ〉があらわれて……!?
これは、異世界へ転移した8歳児が、しゃべる動物たちとスローライフ?を目ざす、ファンタジーBLです。
おとなサイド(半獣×精霊)のカプありにつき、R15にしておきました。
※ 造語、出産描写あり。前置き長め。第21話に登場人物紹介を載せました。
★お試し読みは第1部(第22〜27話あたり)がオススメです。物語の傾向がわかりやすいかと思います★
★第11回BL小説大賞エントリー作品★最終結果2773作品中/414位★応援ありがとうございました★
料理の上手さを見込まれてモフモフ聖獣に育てられた俺は、剣も魔法も使えず、一人ではドラゴンくらいしか倒せないのに、聖女や剣聖たちから溺愛される
向原 行人
ファンタジー
母を早くに亡くし、男だらけの五人兄弟で家事の全てを任されていた長男の俺は、気付いたら異世界に転生していた。
アルフレッドという名の子供になっていたのだが、山奥に一人ぼっち。
普通に考えて、親に捨てられ死を待つだけという、とんでもないハードモード転生だったのだが、偶然通りかかった人の言葉を話す聖獣――白虎が現れ、俺を育ててくれた。
白虎は食べ物の獲り方を教えてくれたので、俺は前世で培った家事の腕を振るい、調理という形で恩を返す。
そんな毎日が十数年続き、俺がもうすぐ十六歳になるという所で、白虎からそろそろ人間の社会で生きる様にと言われてしまった。
剣も魔法も使えない俺は、少しだけ使える聖獣の力と家事能力しか取り柄が無いので、とりあえず異世界の定番である冒険者を目指す事に。
だが、この世界では職業学校を卒業しないと冒険者になれないのだとか。
おまけに聖獣の力を人前で使うと、恐れられて嫌われる……と。
俺は聖獣の力を使わずに、冒険者となる事が出来るのだろうか。
※第○話:主人公視点
挿話○:タイトルに書かれたキャラの視点
となります。
《本編 完結 続編 完結》29歳、異世界人になっていました。日本に帰りたいのに、年下の英雄公爵に溺愛されています。
かざみはら まなか
BL
24歳の英雄公爵✕29歳の日本に帰りたい異世界転移した青年
劣化スキルで追放された俺ですが、不純物だけを「選んで」壊せるので実質最強でした〜毒草も泥水も分解して、辺境の孤児たちと豊かな開拓ライフ〜
チャビューヘ
ファンタジー
「お前のスキルは物を壊すだけだ」
王都の宮廷錬金術師団を追放された青年クロード。彼の持つスキル劣化は、触れたものの品質を下げるだけの「外れスキル」と見なされていた。
辺境へと追いやられた彼は、打ち捨てられた廃村で、飢えと魔物の脅威に怯えながら生きる5人の孤児たちと出会う。生きるために毒草をかじる彼らを見たクロードは、自身のスキルの「真の力」を行使する。
劣化の精密制御――それは、毒草から「毒素だけ」を分離し、泥水から「不純物だけ」を取り除く、万能の錬金術だった。 腹を空かせた子どもたちに安全な食事を与え、井戸を浄化し、迫り来る大狼の群れから村を守るクロード。抜け目のない行商人の少女メルヴィも加わり、彼らは廃村を少しずつ豊かな拠点へと作り変えていく。
しかし、村の地下にはクロードのスキルと同じ紋章が刻まれた古代遺跡と、謎の「根」が眠っていて……。
これは、すべてを失った錬金術師が辺境の地で子どもたちと生き抜き、やがて世界の秘密に触れるまでの村づくり開拓ファンタジー!
【完結】転移先で日本語を読めるというだけで最強の男に囚われました
桜あずみ
恋愛
異世界に転移して二年。
言葉も話せなかったこの国で、必死に努力して、やっとこの世界に馴染んできた。
しかし、ただ一つ、抜けなかった癖がある。
──ふとした瞬間に、日本語でメモを取ってしまうこと。
その一行が、彼の目に留まった。
「この文字を書いたのは、あなたですか?」
美しく、完璧で、どこか現実離れした男。
日本語という未知の文字に強い関心を示した彼は、やがて、少しずつ距離を詰めてくる。
最初はただの好奇心だと思っていた。
けれど、気づけば私は彼の手の中にいた。
彼の正体も、本当の目的も知らないまま。すべてを知ったときには、もう逃げられなかった。
拾われたのはたぶん僕です 〜ポンコツ魔法使いと騎士団の平和な大事件〜
ニア。
BL
崖から落ちただけなのに、騎士団長に拾われました。
真面目に生きてきた魔法使いモーネ。
ただ薬草を採ろうとして滑落しただけなのに、なぜか王国最強の騎士団長イグラムに連れて行かれ、騎士団で暮らすことに。
しかしこの魔法使い、少しだけ普通ではありません。
回復魔法を使えば何かが増え、
補助魔法を使えば騎士団が浮き、
気づけば庭はプリンになります。
——本人はちゃんとやっています。
巻き込まれる騎士団と、なぜか楽しそうな団長。
さらに弟子や王子、ドラゴンまで加わって、騎士団は今日も平和に大騒ぎ。
これは、ポンコツ魔法使いが真面目に頑張るたびに世界が少し壊れる、騒がしくて優しいファンタジーです。
【WEB版】監視が厳しすぎた嫁入り生活から解放されました~冷徹無慈悲と呼ばれた隻眼の伯爵様と呪いの首輪~【BL・オメガバース】
古森きり
BL
【書籍化決定しました!】
詳細が決まりましたら改めてお知らせにあがります!
たくさんの閲覧、お気に入り、しおり、感想ありがとうございました!
アルファポリス様の規約に従い発売日にURL登録に変更、こちらは引き下げ削除させていただきます。
政略結婚で嫁いだ先は、女狂いの伯爵家。
男のΩである僕には一切興味を示さず、しかし不貞をさせまいと常に監視される生活。
自分ではどうすることもできない生活に疲れ果てて諦めた時、夫の不正が暴かれて失脚した。
行く当てがなくなった僕を保護してくれたのは、元夫が口を開けば罵っていた政敵ヘルムート・カウフマン。
冷徹無慈悲と呼び声高い彼だが、共に食事を摂ってくれたりやりたいことを応援してくれたり、決して冷たいだけの人ではなさそうで――。
カクヨムに書き溜め。
小説家になろう、アルファポリス、BLoveにそのうち掲載します。