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35.【ハル視点】身を守る術
リスリーロの報酬を受け取ってから、アキトの様子がおかしくなった。
このまま依頼に行くかと聞いても、買い物に行くかと聞いても、アキトはふるふると首を振るばかりだ。これはもしかして、高額になることを知っていたのに黙っていたことに怒っているんだろうか。
「んー…いったん宿に帰る?」
そう聞いてみると、今度はすぐにこくんと頷かれた。行きと違う道を選んだのは、すこしでも気が逸れないかなんて姑息な考えだった。
アキトは宿の部屋に入って鍵を閉めるなり、俺に向き直った。まっすぐに見上げてくる目線に、逃げ場なんて無い。
「ハル!」
「アキト、高くなるのを知ってたのに黙ってたことなら、ごめん!」
ここは先手を取るしかない。そう思ってまず謝罪したが、俺の言葉を聞いたアキトは、また首を振った。
「そうじゃなくて、ハル!」
「どうしたんだい?」
「ハルってリスリーロの花が心残りじゃなかったのか?まだ消えない?」
「え…たぶんまだ消えないよ」
何故急にそんなことを聞かれたのかが分からなくて曖昧になってしまったが、アキトはそんな返事でも、嬉しそうに笑ってくれた。
「あのさ、ハルはこれから一人で行きたい所とかあったり…するの?」
「特にないけど」
「じゃあ!これからも、俺のそばにいてくれる?俺は、ハルと一緒に冒険したい」
アキトの言葉はあまりにも予想外で、俺は驚きに目を見張った。
急に様子がおかしくなったのは、これを俺に伝えたかったからか。アキトはずっと、俺の心残りはリスリーロの花の納品だと思ってたんだな。
俺は勝手にこれからも一緒に冒険する気でいたけど、それを伝えたことは無かった。そばにいて欲しいとアキトから言ってもらえた事実が、じわじわと胸に広がってくる。思わず笑顔が漏れた。
「いるよ、一緒に」
「本当に?」
「うん、いつまでいられるかは俺にも分からないけれど、俺もアキトと一緒にいたいと思ってるから――一緒に冒険しようよ」
素直な気持ちでそう答えると、アキトはじわりと目を潤ませた。
「泣かないで、アキト」
「泣いてない!」
「いや、泣いてるでしょ」
「泣いてないっ!」
まるで夢の中にいるみたいにふわふわした気持ちで、俺は泣いてないと言い張るアキトをからかった。
初依頼の前にはしっかりとした準備が必要だ。早く依頼をこなしたいと言っていたアキトも、きちんと装備を揃えることの重要性を説けばすぐに納得してくれた。
「装備品のことはよく分からないから、ハルにまかせても良いかな?」
そう言われた時は、信頼されてるんだなと素直に嬉しかった。頼られる喜びに、俺は張り切ってアキトの装備品選びにとりかかった。
最初に見に行ったのは、冒険者用の雑貨店だ。靴や魔道収納鞄、マントを取り扱っている名店だ。今回は靴も鞄もいらないから、ここで買うのはマントだけだな。
たくさんあるマントの中から俺が選んだのは、水を一切通さない素材を使ったものだ。雨が降った時には雨よけにも使えるこのマントは、入荷後すぐに売り切れることもある人気の品だ。ぱっと見ただけなら普通の布製に見えるから、変に注目されることもないだろう。
次に訪れたのは、俺のひいきの防具屋だ。ここでは防御力を取るか動きやすさを取るかでかなり悩んだが、新人の間は無理に戦うよりも逃げた方が良い場面の方が多い。結局は動きやすさを重視した革製の胸当てを選んだ。
冒険者ギルドの売店にも立ち寄って、採取に必要な採取袋と布も調達する。魔道収納鞄があるなら多少多めに買っても困ることは無いからと、予備分も含めてまとめて買っておいた。
新人冒険者が忘れがちな、採取用の手袋もきちんと良いものを選んだ。これが無いと素手で触れられない素材の採取が、一気に高難度に跳ね上がってしまう。
「武器は自分の手に馴染むかどうかが一番重要だと、俺は思ってるんだ」
武器屋のある職人街へ向かって歩きながら、俺が突然そう切り出すと、アキトは真剣な目で俺を見上げた。
「だから、武器だけは自分の感覚で選んだ方が良い」
俺の言葉に真面目に頷いたアキトは、武器屋につくと店内を隅から隅まで見てまわった。その中でも気になった武器を、店員に頼んで持たせてもらう。
そうやって選び抜いたのは、新人冒険者向けにしても飾り気の無いものだった。こんなに地味な見た目のものをわざわざ選ぶ冒険者はそうはいないだろう。店員からも他の派手な武器をすすめられていたが、アキトはそっちは自分には使いこなせそうにないからときっぱりと断っていた。
「おもしろい奴が来たな」
裏で話を聞いていたらしい店主兼鍛冶師のおやっさんは、盛大に笑いながら店に出て来た。裏から出てくるなんて珍しいなと眺めていれば、おやっさんは派手な武器をすすめていた店員に、呆れたような視線を送る。
「それに引き換え…おまえはまだまだ見る目がねぇな」
「え、そんなことないでしょう?」
「はぁ…最近は派手な武器ばかりが人気でなぁ」
「…そうなんですか?」
突然現れた人に驚いていたアキトがそう返すと、おやっさんは悪戯っぽく笑ってみせる。
「これはな、派手なものばっかり売れやがるからあえて作ったもんでなぁ、見た目は地味だが品質は保障するぜ!さっきあいつが勧めた剣にも負けてねぇ自信があるぞ」
「え、でもこれも無駄なものを取り払った感じで格好良いですよ?」
さらりと手の中の剣を誉めたアキトに、おやっさんはうんうんと何度も頷いた。
「手入れが必要になったら、いつでも持ってこいよ。わしが直してやるからな」
支払いが終わった後に言われたその言葉に、アキトは嬉しそうに笑ってお礼を言っていたが、俺と店員は揃って目を見張った。腕は良いが頑固で偏屈と有名なあのおやっさんが、そんな事を言うのは初めて聞いたからだ。
アキトは俺と店員の視線には全く気づかずに、初めての武器を腰からぶら下げると満足そうに笑っていた。
翌日は朝からアキトにとっての初めての依頼を受けて、領都からほど近いキニーアの森へと向かった。
ここ以外にも依頼の素材が取れる場所はもちろんあるが、一番安全なのがこの森だ。キニーアの森は、ちょうど中級ランクの狩場に囲まれるように存在しているおかげで、魔物が少ないのが特徴だ。
「ここはEランク以下には、特におすすめの採取先なんだ。薬草も豊富だし、魔物も少ないからね」
説明しながら森の中を歩いていくと、そこかしこから視線が飛んでくる。この視線はアキトが新人だから…だけじゃないな。
きっとアキトのこの体格のせいだ。
アキトの世界では違うんだろうが、この世界ではある程度の筋力が無いとできない作業がたくさん存在している。アキトも筋肉が全く無いというわけではなさそうだが、骨格の違いなのかどうしても華奢に見える。男が好きな男からすれば、口説きたいと思わずにいられないんだろう。
よこしまな視線を飛ばしてくる奴らの顔を、俺は一人ずつ記憶していった。見ているだけ話しかけてくるだけなら問題はないが、アキトを危険な目に合わせないためにもしっかりと顔を覚えておきたかった。俺の中の要注意リスト入りだ。
「今日の依頼はスリーシャ草の納品と、ポルの実の採取だったよね。ここは入口に近いから、採取され尽くしてると思うし、もう少し奥に行こうか」
なんでもないような顔をしてそう言うと、アキトは小さく頷いてからついてきた。
そこからは順調だった。アキトはスリーシャ草とポルの実を自分の力で見つけ出し、俺が教えた情報をいそいそと図鑑に書き込んでいた。依頼の内容をあっさりと達成した俺たちは、そのまま森の奥へと進んでいく。
昨日のメロウの反応と、さっきの周りからの視線で思いついた事があった。
異世界人とバレないためにも目立ちたくないとアキトは言っていたが、その華奢な体格と整った顔立ちのせいで、何もしなくてもどうしても目立ってしまう。
それならいっそ通り名持ちになって注目されるようになった方が、安全かもしれない。周りの目があれば、厄介ごとに巻き込まれる可能性は減っていく。既に精霊が見える人なのかとメロウに疑われている今、あの噂を浸透させるのはそう難しくないだろう。
そのために必要なのは、印象的な納品素材だ。
アキトが持つ初級の図鑑には載っていないもので、高額になるような素材を持ち込ませれば良い。そう考えながら歩いていると、視界の端に黒曜キノコの姿が見えた。ナルクアの森ではあえて見逃したが、魔道収納鞄がある今なら運搬に問題は無い。中級以上の図鑑にしか記載が無いし、高額になるため若手に教える者はそうはいないだろう。
「アキトは運が良いね!これは常設買取されてるものだから採って行こう!」
今必要な最高の素材に出会えた。俺はそのままアキトをそそのかして黒曜キノコを入手させると、急いで冒険者ギルドに戻ることにした。
このまま依頼に行くかと聞いても、買い物に行くかと聞いても、アキトはふるふると首を振るばかりだ。これはもしかして、高額になることを知っていたのに黙っていたことに怒っているんだろうか。
「んー…いったん宿に帰る?」
そう聞いてみると、今度はすぐにこくんと頷かれた。行きと違う道を選んだのは、すこしでも気が逸れないかなんて姑息な考えだった。
アキトは宿の部屋に入って鍵を閉めるなり、俺に向き直った。まっすぐに見上げてくる目線に、逃げ場なんて無い。
「ハル!」
「アキト、高くなるのを知ってたのに黙ってたことなら、ごめん!」
ここは先手を取るしかない。そう思ってまず謝罪したが、俺の言葉を聞いたアキトは、また首を振った。
「そうじゃなくて、ハル!」
「どうしたんだい?」
「ハルってリスリーロの花が心残りじゃなかったのか?まだ消えない?」
「え…たぶんまだ消えないよ」
何故急にそんなことを聞かれたのかが分からなくて曖昧になってしまったが、アキトはそんな返事でも、嬉しそうに笑ってくれた。
「あのさ、ハルはこれから一人で行きたい所とかあったり…するの?」
「特にないけど」
「じゃあ!これからも、俺のそばにいてくれる?俺は、ハルと一緒に冒険したい」
アキトの言葉はあまりにも予想外で、俺は驚きに目を見張った。
急に様子がおかしくなったのは、これを俺に伝えたかったからか。アキトはずっと、俺の心残りはリスリーロの花の納品だと思ってたんだな。
俺は勝手にこれからも一緒に冒険する気でいたけど、それを伝えたことは無かった。そばにいて欲しいとアキトから言ってもらえた事実が、じわじわと胸に広がってくる。思わず笑顔が漏れた。
「いるよ、一緒に」
「本当に?」
「うん、いつまでいられるかは俺にも分からないけれど、俺もアキトと一緒にいたいと思ってるから――一緒に冒険しようよ」
素直な気持ちでそう答えると、アキトはじわりと目を潤ませた。
「泣かないで、アキト」
「泣いてない!」
「いや、泣いてるでしょ」
「泣いてないっ!」
まるで夢の中にいるみたいにふわふわした気持ちで、俺は泣いてないと言い張るアキトをからかった。
初依頼の前にはしっかりとした準備が必要だ。早く依頼をこなしたいと言っていたアキトも、きちんと装備を揃えることの重要性を説けばすぐに納得してくれた。
「装備品のことはよく分からないから、ハルにまかせても良いかな?」
そう言われた時は、信頼されてるんだなと素直に嬉しかった。頼られる喜びに、俺は張り切ってアキトの装備品選びにとりかかった。
最初に見に行ったのは、冒険者用の雑貨店だ。靴や魔道収納鞄、マントを取り扱っている名店だ。今回は靴も鞄もいらないから、ここで買うのはマントだけだな。
たくさんあるマントの中から俺が選んだのは、水を一切通さない素材を使ったものだ。雨が降った時には雨よけにも使えるこのマントは、入荷後すぐに売り切れることもある人気の品だ。ぱっと見ただけなら普通の布製に見えるから、変に注目されることもないだろう。
次に訪れたのは、俺のひいきの防具屋だ。ここでは防御力を取るか動きやすさを取るかでかなり悩んだが、新人の間は無理に戦うよりも逃げた方が良い場面の方が多い。結局は動きやすさを重視した革製の胸当てを選んだ。
冒険者ギルドの売店にも立ち寄って、採取に必要な採取袋と布も調達する。魔道収納鞄があるなら多少多めに買っても困ることは無いからと、予備分も含めてまとめて買っておいた。
新人冒険者が忘れがちな、採取用の手袋もきちんと良いものを選んだ。これが無いと素手で触れられない素材の採取が、一気に高難度に跳ね上がってしまう。
「武器は自分の手に馴染むかどうかが一番重要だと、俺は思ってるんだ」
武器屋のある職人街へ向かって歩きながら、俺が突然そう切り出すと、アキトは真剣な目で俺を見上げた。
「だから、武器だけは自分の感覚で選んだ方が良い」
俺の言葉に真面目に頷いたアキトは、武器屋につくと店内を隅から隅まで見てまわった。その中でも気になった武器を、店員に頼んで持たせてもらう。
そうやって選び抜いたのは、新人冒険者向けにしても飾り気の無いものだった。こんなに地味な見た目のものをわざわざ選ぶ冒険者はそうはいないだろう。店員からも他の派手な武器をすすめられていたが、アキトはそっちは自分には使いこなせそうにないからときっぱりと断っていた。
「おもしろい奴が来たな」
裏で話を聞いていたらしい店主兼鍛冶師のおやっさんは、盛大に笑いながら店に出て来た。裏から出てくるなんて珍しいなと眺めていれば、おやっさんは派手な武器をすすめていた店員に、呆れたような視線を送る。
「それに引き換え…おまえはまだまだ見る目がねぇな」
「え、そんなことないでしょう?」
「はぁ…最近は派手な武器ばかりが人気でなぁ」
「…そうなんですか?」
突然現れた人に驚いていたアキトがそう返すと、おやっさんは悪戯っぽく笑ってみせる。
「これはな、派手なものばっかり売れやがるからあえて作ったもんでなぁ、見た目は地味だが品質は保障するぜ!さっきあいつが勧めた剣にも負けてねぇ自信があるぞ」
「え、でもこれも無駄なものを取り払った感じで格好良いですよ?」
さらりと手の中の剣を誉めたアキトに、おやっさんはうんうんと何度も頷いた。
「手入れが必要になったら、いつでも持ってこいよ。わしが直してやるからな」
支払いが終わった後に言われたその言葉に、アキトは嬉しそうに笑ってお礼を言っていたが、俺と店員は揃って目を見張った。腕は良いが頑固で偏屈と有名なあのおやっさんが、そんな事を言うのは初めて聞いたからだ。
アキトは俺と店員の視線には全く気づかずに、初めての武器を腰からぶら下げると満足そうに笑っていた。
翌日は朝からアキトにとっての初めての依頼を受けて、領都からほど近いキニーアの森へと向かった。
ここ以外にも依頼の素材が取れる場所はもちろんあるが、一番安全なのがこの森だ。キニーアの森は、ちょうど中級ランクの狩場に囲まれるように存在しているおかげで、魔物が少ないのが特徴だ。
「ここはEランク以下には、特におすすめの採取先なんだ。薬草も豊富だし、魔物も少ないからね」
説明しながら森の中を歩いていくと、そこかしこから視線が飛んでくる。この視線はアキトが新人だから…だけじゃないな。
きっとアキトのこの体格のせいだ。
アキトの世界では違うんだろうが、この世界ではある程度の筋力が無いとできない作業がたくさん存在している。アキトも筋肉が全く無いというわけではなさそうだが、骨格の違いなのかどうしても華奢に見える。男が好きな男からすれば、口説きたいと思わずにいられないんだろう。
よこしまな視線を飛ばしてくる奴らの顔を、俺は一人ずつ記憶していった。見ているだけ話しかけてくるだけなら問題はないが、アキトを危険な目に合わせないためにもしっかりと顔を覚えておきたかった。俺の中の要注意リスト入りだ。
「今日の依頼はスリーシャ草の納品と、ポルの実の採取だったよね。ここは入口に近いから、採取され尽くしてると思うし、もう少し奥に行こうか」
なんでもないような顔をしてそう言うと、アキトは小さく頷いてからついてきた。
そこからは順調だった。アキトはスリーシャ草とポルの実を自分の力で見つけ出し、俺が教えた情報をいそいそと図鑑に書き込んでいた。依頼の内容をあっさりと達成した俺たちは、そのまま森の奥へと進んでいく。
昨日のメロウの反応と、さっきの周りからの視線で思いついた事があった。
異世界人とバレないためにも目立ちたくないとアキトは言っていたが、その華奢な体格と整った顔立ちのせいで、何もしなくてもどうしても目立ってしまう。
それならいっそ通り名持ちになって注目されるようになった方が、安全かもしれない。周りの目があれば、厄介ごとに巻き込まれる可能性は減っていく。既に精霊が見える人なのかとメロウに疑われている今、あの噂を浸透させるのはそう難しくないだろう。
そのために必要なのは、印象的な納品素材だ。
アキトが持つ初級の図鑑には載っていないもので、高額になるような素材を持ち込ませれば良い。そう考えながら歩いていると、視界の端に黒曜キノコの姿が見えた。ナルクアの森ではあえて見逃したが、魔道収納鞄がある今なら運搬に問題は無い。中級以上の図鑑にしか記載が無いし、高額になるため若手に教える者はそうはいないだろう。
「アキトは運が良いね!これは常設買取されてるものだから採って行こう!」
今必要な最高の素材に出会えた。俺はそのままアキトをそそのかして黒曜キノコを入手させると、急いで冒険者ギルドに戻ることにした。
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