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119.【ハル視点】最悪の出会い
モニカさんの件がよほど堪えたのか、帰り道のアキトはあまりに静かだった。
慰めようにも何と声をかければ良いのかが分からない。彼女は満足そうだったからそれで良いじゃないかなんて言ってしまったら、アキトに軽蔑されてしまうだろうか。
そんなことをぐだぐだと考えながら必要最低限の会話だけを続けて、俺たちは何とかトライプールの大門前まで辿り着いた。
時間も遅いし、一晩寝ればアキトも気分を切り替えられるだろう。そう考えていた俺は、唐突に歩き出したアキトの後を慌てて追いかけた。
「アキト?」
大門から数本奥に入ったこのあたりは、あまり性質の良くない地域だ。問題を起こした店が潰れては新しい店が出来るせいで、俺でもこの辺りの店は全く把握できていない。
「帰らないの?」
「ハル。俺、お酒飲みたい」
アキトの急な言葉に驚きはしたが、納得もできた。あんな別れがあった後だ、酒くらい飲みたくなる気持ちも分からなくは無い。
「そうか…飲みたい気分なら、ギルドへ行こうか?」
俺と会話するためだけに入ったのだとしても、この路地裏からは早く出て欲しい。そう思いながら、俺はできるだけ優しい声でそう提案した。
「ギルドは嫌だ」
「え」
不服そうな声に慌てて言葉を重ねようとしたが、辺りを見渡したアキトは目についた店にすたすたと入って行ってしまった。
「アキト!」
名前を呼びつつ後を追えば、アキトの入った店の中はひどく薄暗かった。見れば質の高い最新型魔道具の灯りを使っているのに、この薄暗さは明らかにわざとだ。この店は何かがおかしい。俺の勘がそう訴えてくる。
「アキト、この店は駄目だ」
アキトは無言のまま俺の顔をちらりと見たけれど、今にも泣き出しそうな顔のままカウンターへと向かった。
「アキト、せめて他の店に行こう!」
必死で声をかけても、アキトはもう俺の方を見なかった。
「お客さん、この店は初めてですね」
「ああ、まあ」
アキトが一人客に見えているだろう店員は、そう言いながらメニューを差し出した。アキトは何も考えたくない様子で、適当に指差して注文をしてしまった。
俺が心配性なだけなら良いんだが。こうなったら少しの異常も見逃さないようにするしかないかと気持ちを切り替えた。
アキトはすぐに目の前に出された酒を、ぐぐっと一気に飲み干した。
「どうです?」
「これ、もう一杯」
あまりぐいぐいと飲まないで欲しいけれど、アキトは酒に強いからその点だけは安心して見ていられる。
「良い飲みっぷりだね、お兄さん」
後ろから近づいてきている気配には気づいていたが、ただの客かと思っていた。だが軽薄そうな男は、アキトに近づいてくるとにっこりと笑ってみせた。何とも嘘くさい笑顔だ。
「ね、この人に俺のおごりで、これを」
きっとアキトを口説こうとしてるんだろうと、どうせ見えもしないのに俺は目の前の男の顔を睨みつけた。勝手にメニューを指差して注文する男を、アキトはじろっと睨みつける。
「いらない」
きっちりと拒否するアキトに、少しだけほっとしてしまった。
「そう言わずに、ほらできたみたいだよ」
店員が作ったのは、いくつかの酒を混ぜてつくるカクテルだろう。俺も見た事の無い紫色の酒だった。
「うちの自慢の酒なんですよ」
アキトは店員の言葉に少し考えた様子だったが、じっとグラスを見つめていた。
「どうぞ」
店員が再度勧めたグラスを、アキトはそっと持ち上げる。店員しか触れていない酒なら大丈夫だろうと判断したこの時の俺を、出来ることならぶん殴ってやりたい。アキトはくいっと一息で飲み干してみせた。
「おいしい」
「それは良かったです」
「なんといっても、特製だからねぇ」
店員と軽薄そうな客がちらりと視線を交わしたのが、何となく気にかかった。視線を向けたアキトは、黙り込んだまま静かに座っている。気のせいだろうか。
「あれ、どうかしましたか?」
店員はニヤニヤと笑いながら、アキトにそう尋ねた。
「もう酔ったの?」
いつの間にかアキトの隣に座っていた男が、そう言いながらアキトの腰に手を回した。
この男、一体誰の許可を得てアキトに触れている。あまりの不愉快さに思いっきり男の顔を睨みつけてしまったけれど、すぐにアキトが振り払うだろうと思っていた。その時までは。
「アキト?」
慌てて顔を覗き込んだが、アキトはじっと俺の目を見つめてくるばかりだった。身動きもできない状態なのか。そう気づいた瞬間、悪寒と怒りが一気に俺に襲い掛かってきた。
「もしかして、何か盛られたのか?」
口をうっすらと開こうとしてそれでも何も言えずにいるアキトに、俺の疑問は確信に変わった。四肢と会話の自由を奪う薬なんて、そう多くは無い。しかもこの店員と客のニヤニヤとした笑い方…これはまず間違いなく禁制の媚薬だろう。
「よければあちらに休める部屋がありますよ」
嫌らしく笑いながらも言葉だけは親切そうな店員に、俺の怒りは抑えられそうに無い。絶対にこの報いは受けさせる。そう決めたけれど、まずはアキトをここから逃がすことが最優先だ。
必死で頭を働かせてみたが、方法なんて体の主導権を奪う憑依ぐらいしか思いつかなかった。アキトが拒否しないでいてくれますように。俺はなかば祈りながら手を重ねた。
「アキト!」
俺の心配をよそに、憑依は思った以上に簡単にできてしまった。
主導権を奪ったせいで、アキトの体が抱えている気だるさも何もかも、俺が引き受けることになる。幸いにも、まだ体が動かなく成分だけが効いているようだ。
まずはゆっくりと手を握りしめてみる。ああ、何とか動かせそうだ。薬への耐性は、肉体ではなく魂に由来するんだろうか。詳しい理由は分からないが、これでここから逃げられる。
「ほら、酔ったならこっちおいでよ」
「ええ。ちょっと酔ったみたいなので、もう帰りますね」
ぱしっと腰に回った手を払いのければ、男たちは目を見開いて固まっていた。俺がすっと立ち上がって見せれば、二人は目を見合わせていた。
「そっか、また会えたら一緒に飲もうね」
「次回はもっと美味しいお酒を用意しておきますので」
二度と来させないし、この件は絶対に忘れない。覚悟しておけよ。そう思いながら、俺は支払いだけを済ませて歩き出した。
慰めようにも何と声をかければ良いのかが分からない。彼女は満足そうだったからそれで良いじゃないかなんて言ってしまったら、アキトに軽蔑されてしまうだろうか。
そんなことをぐだぐだと考えながら必要最低限の会話だけを続けて、俺たちは何とかトライプールの大門前まで辿り着いた。
時間も遅いし、一晩寝ればアキトも気分を切り替えられるだろう。そう考えていた俺は、唐突に歩き出したアキトの後を慌てて追いかけた。
「アキト?」
大門から数本奥に入ったこのあたりは、あまり性質の良くない地域だ。問題を起こした店が潰れては新しい店が出来るせいで、俺でもこの辺りの店は全く把握できていない。
「帰らないの?」
「ハル。俺、お酒飲みたい」
アキトの急な言葉に驚きはしたが、納得もできた。あんな別れがあった後だ、酒くらい飲みたくなる気持ちも分からなくは無い。
「そうか…飲みたい気分なら、ギルドへ行こうか?」
俺と会話するためだけに入ったのだとしても、この路地裏からは早く出て欲しい。そう思いながら、俺はできるだけ優しい声でそう提案した。
「ギルドは嫌だ」
「え」
不服そうな声に慌てて言葉を重ねようとしたが、辺りを見渡したアキトは目についた店にすたすたと入って行ってしまった。
「アキト!」
名前を呼びつつ後を追えば、アキトの入った店の中はひどく薄暗かった。見れば質の高い最新型魔道具の灯りを使っているのに、この薄暗さは明らかにわざとだ。この店は何かがおかしい。俺の勘がそう訴えてくる。
「アキト、この店は駄目だ」
アキトは無言のまま俺の顔をちらりと見たけれど、今にも泣き出しそうな顔のままカウンターへと向かった。
「アキト、せめて他の店に行こう!」
必死で声をかけても、アキトはもう俺の方を見なかった。
「お客さん、この店は初めてですね」
「ああ、まあ」
アキトが一人客に見えているだろう店員は、そう言いながらメニューを差し出した。アキトは何も考えたくない様子で、適当に指差して注文をしてしまった。
俺が心配性なだけなら良いんだが。こうなったら少しの異常も見逃さないようにするしかないかと気持ちを切り替えた。
アキトはすぐに目の前に出された酒を、ぐぐっと一気に飲み干した。
「どうです?」
「これ、もう一杯」
あまりぐいぐいと飲まないで欲しいけれど、アキトは酒に強いからその点だけは安心して見ていられる。
「良い飲みっぷりだね、お兄さん」
後ろから近づいてきている気配には気づいていたが、ただの客かと思っていた。だが軽薄そうな男は、アキトに近づいてくるとにっこりと笑ってみせた。何とも嘘くさい笑顔だ。
「ね、この人に俺のおごりで、これを」
きっとアキトを口説こうとしてるんだろうと、どうせ見えもしないのに俺は目の前の男の顔を睨みつけた。勝手にメニューを指差して注文する男を、アキトはじろっと睨みつける。
「いらない」
きっちりと拒否するアキトに、少しだけほっとしてしまった。
「そう言わずに、ほらできたみたいだよ」
店員が作ったのは、いくつかの酒を混ぜてつくるカクテルだろう。俺も見た事の無い紫色の酒だった。
「うちの自慢の酒なんですよ」
アキトは店員の言葉に少し考えた様子だったが、じっとグラスを見つめていた。
「どうぞ」
店員が再度勧めたグラスを、アキトはそっと持ち上げる。店員しか触れていない酒なら大丈夫だろうと判断したこの時の俺を、出来ることならぶん殴ってやりたい。アキトはくいっと一息で飲み干してみせた。
「おいしい」
「それは良かったです」
「なんといっても、特製だからねぇ」
店員と軽薄そうな客がちらりと視線を交わしたのが、何となく気にかかった。視線を向けたアキトは、黙り込んだまま静かに座っている。気のせいだろうか。
「あれ、どうかしましたか?」
店員はニヤニヤと笑いながら、アキトにそう尋ねた。
「もう酔ったの?」
いつの間にかアキトの隣に座っていた男が、そう言いながらアキトの腰に手を回した。
この男、一体誰の許可を得てアキトに触れている。あまりの不愉快さに思いっきり男の顔を睨みつけてしまったけれど、すぐにアキトが振り払うだろうと思っていた。その時までは。
「アキト?」
慌てて顔を覗き込んだが、アキトはじっと俺の目を見つめてくるばかりだった。身動きもできない状態なのか。そう気づいた瞬間、悪寒と怒りが一気に俺に襲い掛かってきた。
「もしかして、何か盛られたのか?」
口をうっすらと開こうとしてそれでも何も言えずにいるアキトに、俺の疑問は確信に変わった。四肢と会話の自由を奪う薬なんて、そう多くは無い。しかもこの店員と客のニヤニヤとした笑い方…これはまず間違いなく禁制の媚薬だろう。
「よければあちらに休める部屋がありますよ」
嫌らしく笑いながらも言葉だけは親切そうな店員に、俺の怒りは抑えられそうに無い。絶対にこの報いは受けさせる。そう決めたけれど、まずはアキトをここから逃がすことが最優先だ。
必死で頭を働かせてみたが、方法なんて体の主導権を奪う憑依ぐらいしか思いつかなかった。アキトが拒否しないでいてくれますように。俺はなかば祈りながら手を重ねた。
「アキト!」
俺の心配をよそに、憑依は思った以上に簡単にできてしまった。
主導権を奪ったせいで、アキトの体が抱えている気だるさも何もかも、俺が引き受けることになる。幸いにも、まだ体が動かなく成分だけが効いているようだ。
まずはゆっくりと手を握りしめてみる。ああ、何とか動かせそうだ。薬への耐性は、肉体ではなく魂に由来するんだろうか。詳しい理由は分からないが、これでここから逃げられる。
「ほら、酔ったならこっちおいでよ」
「ええ。ちょっと酔ったみたいなので、もう帰りますね」
ぱしっと腰に回った手を払いのければ、男たちは目を見開いて固まっていた。俺がすっと立ち上がって見せれば、二人は目を見合わせていた。
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小説家になろう、アルファポリス、BLoveにそのうち掲載します。