215 / 1,561
214.【ハル視点】任命式
「じゃあ、俺上から見学してるね」
「案内できなくてごめんね」
できればアキトを見学する席まで案内したかったけれど、今日の任命式は俺が主役だ。ディエゴに視線だけで止められてしまったから、名残惜しいけれど仕方ない。
「説明してくれたから大丈夫だよ」
「気を付けてね」
「騎士団本部の中で何に気を付けるんだよ」
横からくだらない口を挟んでくるケルビンをちらりと睨んでから、俺は離れていくアキトの背中を見送った。
「じゃあ、行くか」
「ああ、アキトが見てるなら完璧に任命式をやらないとな」
本部の片隅に位置するホールは、任命式の時以外は使われない建物だ。騎士団本部の中では、一番派手に装飾がされている場所でもある。何といっても外部のお偉いさんが出入りするからな。騎士団の威信に関わると、かなりこだわって作られている。
「ハロルド先輩はここでお願いしますね」
「ああ、分かった」
指示された場所は隊列のちょうど真ん中辺りだった。一番前に並んでいた副団長時代と違って、周りの騎士の様子が観察できるのは楽しそうだな。
慣れた様子のベテランもいれば、緊張した様子の新人騎士もいる。
「今日の任命式には、トライプール領主様もいらっしゃるので失礼の無いように」
ディエゴの言葉に、周りの空気がピリッと引き締まった。ケルビンの合図で音楽を奏でる魔道具が動き出す。聞きなれた厳かな音楽は、任命式の最初に流れる定番の曲だ。
不意に音楽が変わった瞬間、隊列は自然と動き出した。騎士学校でも騎士団本部でも、体が自然に動くようになるまで徹底的に叩きこまれる行進だ。
アキトがどんな顔をして行進を見ているのかは見たかったけれど、角度的にも反応を伺うのは無理だ。仕方がないから、後で感想を聞く事にしよう。隊列が止まった所で、壇上にケルビンとディエゴ、そしてトライプール領主が並んだ。
「ただいまより、特別任命式を執り行う。トライプール騎士団一同、敬礼!」
副団長であるディエゴの言葉に、全員の敬礼がびしりと揃った。流れるように待機姿勢に戻った騎士達を満足そうに見つめ、ケルビンが口を開く。
「ハロルド!」
威厳のある声を上手に出してみせるケルビンに思わず笑ってしまいそうになったが、何とか堪えて口を開く。
「はい!」
「壇上へ!」
促されるまま壇上へと近づいて行く俺を、きっとアキトも見守ってくれているんだろうな。そう思うだけで退屈な任命式も、特別なものに思えてくるから不思議だ。
「ハロルド」
感慨深げに俺を見つめて名前を呼んだ領主に、不自然にならない程度に笑みを浮かべる。手紙を出したから俺が起きた事は既に知っていただろうに、それでも気にかけてくれていたんだな。
「情報収集を目的とする特別任務に、本日をもって貴殿を任命する。これは冒険者としての身分を利用して行うものである」
非常時以外は自ら騎士を名乗らない事、異変を発見した際にはすぐに報告をする事、定期報告には魔道具を使う事などが続けて読み上げられていく。
「この書面を受け取った時点で、貴殿は任命を受け入れた事になる」
「ありがたく拝命いたします」
拒否なんてするわけが無い。これを手に入れるために、どれだけの根回しをしたと思ってるんだ。あまりにすぐに手を出したからか、領主は薄っすらと笑いながら俺の手に任命書類を手渡してくれた。後は敬礼をすれば、俺がやるべき事は終わりだ。
「以上で特別任命式を終了する。トライプール騎士団一同、敬礼!」
根回しにかかった時間に比べて、あっという間に任命式は終わった。
「ハロルド、行ってきて良いぞ」
「ケルビン団長、ありがとうございます!」
嬉しい申し出にそう叫ぶなり、俺はすぐに階段を駆けあがった。見物席に座り込んだままのアキトにまっすぐに近づいていく。
「アキト、これで一緒にいられるね!」
「う、うん」
何故かアキトはそう答えるなり、そっと視線を反らしてしまった。
「どうかした?」
体調でも悪いのだろうか。そう思った瞬間、アキトが口を開いた。
「ご、ごめん。さっきのが格好良すぎて…ちょっとまっすぐ見れないだけ」
「そう…か」
そんな風に嬉しい事を言ってくれるとは思ってなかった俺は、幸せを噛み締めながらアキトの頭に手を乗せた。優しく撫でれば、アキトは目を細めて俺を見上げてくる。なんだか猫みたいな仕草が、やけに似合っている。
「落ち着いた?」
「うん、ごめんね」
「いや、格好良いって言われて嬉しいよ」
任命式の間もずっと俺だけを見つめていてくれたんだろうなと思えるから
「話に聞いていた以上の溺愛っぷりだね」
背後から聞こえてきた声に、俺は慌てて振り返った。なんでここにいるんですか。
「あ、今邪魔したら駄目ですよ」
今邪魔したらじゃなくて、ここに来る前に食い止めろよ。思わずケルビンを睨めば、無茶を言うなと口をパクパクさせながら訴えてくる。まあ、それもそうか。
どうせ来てしまったなら、アキトを紹介した方が良いだろうな。この人なら礼儀にうるさくも無いし、俺のアキトを自慢したい気持ちもあった。
「アキト、自己紹介を」
困った顔をしていたアキトは、笑顔の俺の言葉に頷いてから口を開いた。
「はじめまして、冒険者をしていますアキトと申します」
想像よりもきっちりと挨拶をしてのけたアキトに、俺もケルビンも少し驚いてしまった。失礼でない程度の柔らかい笑みに、優しい声。例え目の前にいるのが礼儀にうるさい人だったとしても、文句のつけようが無い挨拶だった。
「おや、ご丁寧にどうも。トライプール領の領主、ペーター・トライプールだよ」
あまりに軽く返した領主に、俺は思わず頭を押さえた。アキトがびっくりして固まってしまったじゃないか。どうしてくれるんですか。俺はアキトを庇うように、すっとアキトの斜め前に進み出て口を開いた。
「領主様、何かご用でしょうか?」
「ああ、お前の恋人を見てみたかったんだよ」
「アキトは見世物ではありませんが?」
何言ってるんだと気持ちをこめれば、領主はにやりと笑ってみせた。
「そんな風に、ハロルドが本気で誰かを庇う姿が見れるとはね」
「…そうですね。自分でも驚いてますよ」
不意に領主の視線がアキトに向いた。反射的に背筋を伸ばしはしたけれど、じろじろと遠慮なく見つめてくる視線をアキトは普通に受け入れた。そればかりか、視線を感じながらも柔らかい笑みを浮かべてみせる。
「うん、度胸もあって…良いね」
ぽつりとそう呟いた領主は、ふふと一転して柔らかい笑みを浮かべた。
「俺は彼を気に入ったよ」
「やめてください」
「もちろん、君の恋人としてって意味だから誤解はするなよ」
「それぐらい分かってます…分かっててもあまり見つめられると、落ち着かないんです」
なんで俺以外の奴がアキトを見つめてるんだと、理不尽に遮りたくなる。
「お前がそんな人並の感情を持つなんてな」
揶揄うようにそう言った領主は、眉間にしわを寄せる俺を見て楽し気に笑った。
「二人のこれからに祝福を」
不意打ちでかけられた祝福の言葉に、俺は息を飲んだ。そこまでアキトの事を気に入ってくれたなら、ここで領主に挨拶した事にも意味があったかもしれない。俺とアキトの後ろ盾になってくれるのか。
「ありがとうございます、領主様」
はっきりと答えた俺は、ちらりとアキトを見た。たったそれだけの視線で、アキトはすぐに俺の意を汲んでくれた。
「ありがとうございます、領主様」
「ハロルド、アキト君。また会おう」
気軽にそう言うと、領主は手を振って去って行った。軽やかに遠ざかっていくその背中を、我に返ったケルビンは慌てて追いかけていった。
「案内できなくてごめんね」
できればアキトを見学する席まで案内したかったけれど、今日の任命式は俺が主役だ。ディエゴに視線だけで止められてしまったから、名残惜しいけれど仕方ない。
「説明してくれたから大丈夫だよ」
「気を付けてね」
「騎士団本部の中で何に気を付けるんだよ」
横からくだらない口を挟んでくるケルビンをちらりと睨んでから、俺は離れていくアキトの背中を見送った。
「じゃあ、行くか」
「ああ、アキトが見てるなら完璧に任命式をやらないとな」
本部の片隅に位置するホールは、任命式の時以外は使われない建物だ。騎士団本部の中では、一番派手に装飾がされている場所でもある。何といっても外部のお偉いさんが出入りするからな。騎士団の威信に関わると、かなりこだわって作られている。
「ハロルド先輩はここでお願いしますね」
「ああ、分かった」
指示された場所は隊列のちょうど真ん中辺りだった。一番前に並んでいた副団長時代と違って、周りの騎士の様子が観察できるのは楽しそうだな。
慣れた様子のベテランもいれば、緊張した様子の新人騎士もいる。
「今日の任命式には、トライプール領主様もいらっしゃるので失礼の無いように」
ディエゴの言葉に、周りの空気がピリッと引き締まった。ケルビンの合図で音楽を奏でる魔道具が動き出す。聞きなれた厳かな音楽は、任命式の最初に流れる定番の曲だ。
不意に音楽が変わった瞬間、隊列は自然と動き出した。騎士学校でも騎士団本部でも、体が自然に動くようになるまで徹底的に叩きこまれる行進だ。
アキトがどんな顔をして行進を見ているのかは見たかったけれど、角度的にも反応を伺うのは無理だ。仕方がないから、後で感想を聞く事にしよう。隊列が止まった所で、壇上にケルビンとディエゴ、そしてトライプール領主が並んだ。
「ただいまより、特別任命式を執り行う。トライプール騎士団一同、敬礼!」
副団長であるディエゴの言葉に、全員の敬礼がびしりと揃った。流れるように待機姿勢に戻った騎士達を満足そうに見つめ、ケルビンが口を開く。
「ハロルド!」
威厳のある声を上手に出してみせるケルビンに思わず笑ってしまいそうになったが、何とか堪えて口を開く。
「はい!」
「壇上へ!」
促されるまま壇上へと近づいて行く俺を、きっとアキトも見守ってくれているんだろうな。そう思うだけで退屈な任命式も、特別なものに思えてくるから不思議だ。
「ハロルド」
感慨深げに俺を見つめて名前を呼んだ領主に、不自然にならない程度に笑みを浮かべる。手紙を出したから俺が起きた事は既に知っていただろうに、それでも気にかけてくれていたんだな。
「情報収集を目的とする特別任務に、本日をもって貴殿を任命する。これは冒険者としての身分を利用して行うものである」
非常時以外は自ら騎士を名乗らない事、異変を発見した際にはすぐに報告をする事、定期報告には魔道具を使う事などが続けて読み上げられていく。
「この書面を受け取った時点で、貴殿は任命を受け入れた事になる」
「ありがたく拝命いたします」
拒否なんてするわけが無い。これを手に入れるために、どれだけの根回しをしたと思ってるんだ。あまりにすぐに手を出したからか、領主は薄っすらと笑いながら俺の手に任命書類を手渡してくれた。後は敬礼をすれば、俺がやるべき事は終わりだ。
「以上で特別任命式を終了する。トライプール騎士団一同、敬礼!」
根回しにかかった時間に比べて、あっという間に任命式は終わった。
「ハロルド、行ってきて良いぞ」
「ケルビン団長、ありがとうございます!」
嬉しい申し出にそう叫ぶなり、俺はすぐに階段を駆けあがった。見物席に座り込んだままのアキトにまっすぐに近づいていく。
「アキト、これで一緒にいられるね!」
「う、うん」
何故かアキトはそう答えるなり、そっと視線を反らしてしまった。
「どうかした?」
体調でも悪いのだろうか。そう思った瞬間、アキトが口を開いた。
「ご、ごめん。さっきのが格好良すぎて…ちょっとまっすぐ見れないだけ」
「そう…か」
そんな風に嬉しい事を言ってくれるとは思ってなかった俺は、幸せを噛み締めながらアキトの頭に手を乗せた。優しく撫でれば、アキトは目を細めて俺を見上げてくる。なんだか猫みたいな仕草が、やけに似合っている。
「落ち着いた?」
「うん、ごめんね」
「いや、格好良いって言われて嬉しいよ」
任命式の間もずっと俺だけを見つめていてくれたんだろうなと思えるから
「話に聞いていた以上の溺愛っぷりだね」
背後から聞こえてきた声に、俺は慌てて振り返った。なんでここにいるんですか。
「あ、今邪魔したら駄目ですよ」
今邪魔したらじゃなくて、ここに来る前に食い止めろよ。思わずケルビンを睨めば、無茶を言うなと口をパクパクさせながら訴えてくる。まあ、それもそうか。
どうせ来てしまったなら、アキトを紹介した方が良いだろうな。この人なら礼儀にうるさくも無いし、俺のアキトを自慢したい気持ちもあった。
「アキト、自己紹介を」
困った顔をしていたアキトは、笑顔の俺の言葉に頷いてから口を開いた。
「はじめまして、冒険者をしていますアキトと申します」
想像よりもきっちりと挨拶をしてのけたアキトに、俺もケルビンも少し驚いてしまった。失礼でない程度の柔らかい笑みに、優しい声。例え目の前にいるのが礼儀にうるさい人だったとしても、文句のつけようが無い挨拶だった。
「おや、ご丁寧にどうも。トライプール領の領主、ペーター・トライプールだよ」
あまりに軽く返した領主に、俺は思わず頭を押さえた。アキトがびっくりして固まってしまったじゃないか。どうしてくれるんですか。俺はアキトを庇うように、すっとアキトの斜め前に進み出て口を開いた。
「領主様、何かご用でしょうか?」
「ああ、お前の恋人を見てみたかったんだよ」
「アキトは見世物ではありませんが?」
何言ってるんだと気持ちをこめれば、領主はにやりと笑ってみせた。
「そんな風に、ハロルドが本気で誰かを庇う姿が見れるとはね」
「…そうですね。自分でも驚いてますよ」
不意に領主の視線がアキトに向いた。反射的に背筋を伸ばしはしたけれど、じろじろと遠慮なく見つめてくる視線をアキトは普通に受け入れた。そればかりか、視線を感じながらも柔らかい笑みを浮かべてみせる。
「うん、度胸もあって…良いね」
ぽつりとそう呟いた領主は、ふふと一転して柔らかい笑みを浮かべた。
「俺は彼を気に入ったよ」
「やめてください」
「もちろん、君の恋人としてって意味だから誤解はするなよ」
「それぐらい分かってます…分かっててもあまり見つめられると、落ち着かないんです」
なんで俺以外の奴がアキトを見つめてるんだと、理不尽に遮りたくなる。
「お前がそんな人並の感情を持つなんてな」
揶揄うようにそう言った領主は、眉間にしわを寄せる俺を見て楽し気に笑った。
「二人のこれからに祝福を」
不意打ちでかけられた祝福の言葉に、俺は息を飲んだ。そこまでアキトの事を気に入ってくれたなら、ここで領主に挨拶した事にも意味があったかもしれない。俺とアキトの後ろ盾になってくれるのか。
「ありがとうございます、領主様」
はっきりと答えた俺は、ちらりとアキトを見た。たったそれだけの視線で、アキトはすぐに俺の意を汲んでくれた。
「ありがとうございます、領主様」
「ハロルド、アキト君。また会おう」
気軽にそう言うと、領主は手を振って去って行った。軽やかに遠ざかっていくその背中を、我に返ったケルビンは慌てて追いかけていった。
あなたにおすすめの小説
異世界で8歳児になった僕は半獣さん達と仲良くスローライフを目ざします
み馬下諒
BL
志望校に合格した春、桜の樹の下で意識を失った主人公・斗馬 亮介(とうま りょうすけ)は、気がついたとき、異世界で8歳児の姿にもどっていた。
わけもわからず放心していると、いきなり巨大な黒蛇に襲われるが、水の精霊〈ミュオン・リヒテル・リノアース〉と、半獣属の大熊〈ハイロ〉があらわれて……!?
これは、異世界へ転移した8歳児が、しゃべる動物たちとスローライフ?を目ざす、ファンタジーBLです。
おとなサイド(半獣×精霊)のカプありにつき、R15にしておきました。
※ 造語、出産描写あり。前置き長め。第21話に登場人物紹介を載せました。
★お試し読みは第1部(第22〜27話あたり)がオススメです。物語の傾向がわかりやすいかと思います★
★第11回BL小説大賞エントリー作品★最終結果2773作品中/414位★応援ありがとうございました★
料理の上手さを見込まれてモフモフ聖獣に育てられた俺は、剣も魔法も使えず、一人ではドラゴンくらいしか倒せないのに、聖女や剣聖たちから溺愛される
向原 行人
ファンタジー
母を早くに亡くし、男だらけの五人兄弟で家事の全てを任されていた長男の俺は、気付いたら異世界に転生していた。
アルフレッドという名の子供になっていたのだが、山奥に一人ぼっち。
普通に考えて、親に捨てられ死を待つだけという、とんでもないハードモード転生だったのだが、偶然通りかかった人の言葉を話す聖獣――白虎が現れ、俺を育ててくれた。
白虎は食べ物の獲り方を教えてくれたので、俺は前世で培った家事の腕を振るい、調理という形で恩を返す。
そんな毎日が十数年続き、俺がもうすぐ十六歳になるという所で、白虎からそろそろ人間の社会で生きる様にと言われてしまった。
剣も魔法も使えない俺は、少しだけ使える聖獣の力と家事能力しか取り柄が無いので、とりあえず異世界の定番である冒険者を目指す事に。
だが、この世界では職業学校を卒業しないと冒険者になれないのだとか。
おまけに聖獣の力を人前で使うと、恐れられて嫌われる……と。
俺は聖獣の力を使わずに、冒険者となる事が出来るのだろうか。
※第○話:主人公視点
挿話○:タイトルに書かれたキャラの視点
となります。
【完結】転移先で日本語を読めるというだけで最強の男に囚われました
桜あずみ
恋愛
異世界に転移して二年。
言葉も話せなかったこの国で、必死に努力して、やっとこの世界に馴染んできた。
しかし、ただ一つ、抜けなかった癖がある。
──ふとした瞬間に、日本語でメモを取ってしまうこと。
その一行が、彼の目に留まった。
「この文字を書いたのは、あなたですか?」
美しく、完璧で、どこか現実離れした男。
日本語という未知の文字に強い関心を示した彼は、やがて、少しずつ距離を詰めてくる。
最初はただの好奇心だと思っていた。
けれど、気づけば私は彼の手の中にいた。
彼の正体も、本当の目的も知らないまま。すべてを知ったときには、もう逃げられなかった。
拾われたのはたぶん僕です 〜ポンコツ魔法使いと騎士団の平和な大事件〜
ニア。
BL
崖から落ちただけなのに、騎士団長に拾われました。
真面目に生きてきた魔法使いモーネ。
ただ薬草を採ろうとして滑落しただけなのに、なぜか王国最強の騎士団長イグラムに連れて行かれ、騎士団で暮らすことに。
しかしこの魔法使い、少しだけ普通ではありません。
回復魔法を使えば何かが増え、
補助魔法を使えば騎士団が浮き、
気づけば庭はプリンになります。
——本人はちゃんとやっています。
巻き込まれる騎士団と、なぜか楽しそうな団長。
さらに弟子や王子、ドラゴンまで加わって、騎士団は今日も平和に大騒ぎ。
これは、ポンコツ魔法使いが真面目に頑張るたびに世界が少し壊れる、騒がしくて優しいファンタジーです。
【WEB版】監視が厳しすぎた嫁入り生活から解放されました~冷徹無慈悲と呼ばれた隻眼の伯爵様と呪いの首輪~【BL・オメガバース】
古森きり
BL
【書籍化決定しました!】
詳細が決まりましたら改めてお知らせにあがります!
たくさんの閲覧、お気に入り、しおり、感想ありがとうございました!
アルファポリス様の規約に従い発売日にURL登録に変更、こちらは引き下げ削除させていただきます。
政略結婚で嫁いだ先は、女狂いの伯爵家。
男のΩである僕には一切興味を示さず、しかし不貞をさせまいと常に監視される生活。
自分ではどうすることもできない生活に疲れ果てて諦めた時、夫の不正が暴かれて失脚した。
行く当てがなくなった僕を保護してくれたのは、元夫が口を開けば罵っていた政敵ヘルムート・カウフマン。
冷徹無慈悲と呼び声高い彼だが、共に食事を摂ってくれたりやりたいことを応援してくれたり、決して冷たいだけの人ではなさそうで――。
カクヨムに書き溜め。
小説家になろう、アルファポリス、BLoveにそのうち掲載します。
美形×平凡の子供の話
めちゅう
BL
美形公爵アーノルドとその妻で平凡顔のエーリンの間に生まれた双子はエリック、エラと名付けられた。エリックはアーノルドに似た美形、エラはエーリンに似た平凡顔。平凡なエラに幸せはあるのか?
──────────────────
お読みくださりありがとうございます。
お楽しみいただけましたら幸いです。
お話を追加いたしました。
BL世界に転生したけど主人公の弟で悪役だったのでほっといてください
わさび
BL
前世、妹から聞いていたBL世界に転生してしまった主人公。
まだ転生したのはいいとして、何故よりにもよって悪役である弟に転生してしまったのか…!?
悪役の弟が抱えていたであろう嫉妬に抗いつつ転生生活を過ごす物語。