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346.【ハル視点】船着き場の衝撃
今日は二人だけの依頼の時とは違い、だいたいの予定が決まっている。だからさすがにここでのんびりと朝食を楽しむ時間は無い。ということで、今朝の食事は買ってきた携帯食料とパンで簡単に済ます事になった。
「これ美味しいね、ハル」
口を付けるなり幸せそうに目を細めたアキトの姿に、自然と笑みがこぼれる。
「口に合ったなら良かった」
「本当だ、かなりうまいな。どこのやつだ?」
おすそ分けにとアキトが渡していた分を食べたのカーディさんも、目を輝かせている。
「ああ、これは大通りの裏手にあるウル爺の雑貨屋のだな」
「ウル爺の雑貨屋ですか…?携帯食料を取り扱ってるなんて知らなかったです」
裏通りの中でも入り組んだ場所にひっそりとある店なのに、店自体は既に知ってるあたりさすがクリスは情報通だな。美味しいと喜ぶカーディさんの反応を見てか、クリスは興味深そうに俺の方に視線を向けた。
「なんでも、知ってるやつにしか売らないらしいぞ?」
「そうなんですか?残念です…カーディにもっと食べさせてあげたいんですが」
「それなら俺の名前を出せば買えると思うが?」
「え、良いんですか!?」
「ああ、伴侶が美味しいというものは全力で手に入れたい。そうだろう?」
その気持ちはすごくよく分かるからな。もしアキトがあんな反応をしていたら、俺も何とか情報を得ようと奮闘する自信がある。
「冒険者としての名前でも話は通じるだろうが、ウル爺に限って言えば…騎士の名前の方が良いと思う」
俺はこっそりとクリスにだけ聞こえるようにそう囁いた。クリスは覚えておきますと大きく頷いてから、ありがとうございますと笑みを見せた。
俺とクリスが情報交換をしている間、アキトとカーディさんはウル爺の作った携帯食料に夢中になっていた。美味しそうで幸せそうで何よりだ。
「カーディ、これも食べる?」
「いいのか?」
「こっちは味が違うってウル爺さんが言ってたよ」
「じゃあ遠慮なく。アキトとハルもこれ食べてみろよ」
「あ、いただきまーす」
「いただこうかな」
「あ、これもどうぞ」
それぞれの持ってきた食料を分け合いながら食べるのは、何だかとても楽しかった。
朝食を終えた俺達は身支度を整えると、すぐに野営地を出て移動を開始した。
今日の目標は、昼までにレーウェ川の船着き場に辿り着く事だ。距離から考えたら時間にはまだまだ余裕があるけれど、船に乗り遅れるわけには行かないから早めに行動したい。
「あ、次の道は突き当りを左だよ、アキト」
「了解、左だね」
「ちなみに、ここで右に行くとカーディがよく行ってた村があるんですよ」
「へぇー」
「右というと、テールア村だな」
「よく知ってたな、ハル。テールア村は名産も無い小さな村なのに」
「まあな、それにしてもそんな村に一体何の用で通ってたんだ?」
依頼でも受けてたのか?と俺は軽い気持ちで尋ねたが、カーディさんはうつむいたままぽつりと答えた。
「テールア村には、昔世話になった爺さんが住んでたんだが…」
触れてはいけない話題だったのかと思ったのは一瞬だけだった。よくよく見れば明らかにクリスは悪戯っ子のような笑顔だったし、カーディさんも口の端が笑いをごまかせていなかった。
「ある日いきなりワシはまだ若い!今こそ旅に出るんだ!って言い出してなぁ、旅に出ちまったんだ。だから最近は行ってないんだよ」
「…紛らわしい!」
心配したのにひどいと叫ぶアキトに、カーディさんは即座に謝罪した。
「悪い悪い」
「私も知っててそんな言い方をしたので、すみません」
「元気で良かったけど!でも、ひどいですよ、二人とも!」
「悪かったってば」
「すみません」
「そんな事だろうと思ったよ」
俺はクリスとカーディさんに苦笑を返した。もし本当にそのお爺さんに何かがあったんだとしたら、こんな所でクリスが話題にするわけが無いからな。
「え、ハルは騙されなかったの?」
わーわーとそんなくだらない会話をしながら、俺達は順調に街道を進んでいった。
「もうすぐ川が見えてくるよ」
そう声をかけてからしばらく歩けば、木々で遮られていた視界が一気に開けた。
視界に飛び込んでくるのは、雄大な流れで有名なレーウェ川だ。対岸は遥か遠くにうっすらと見える程度で、かなりの大きさがある。そのおかげで船が行き来できるんだけどな。
太陽の光を反射してキラキラと輝く水面はどこまでも澄んでいる。かなりの深さがあるのに、川底に沈んだ石まで見える透明度だ。
「綺麗だ…」
ぽつりと呟いたアキトは、そのまま雄大な景色に見惚れている。
レーウェ川を初めて見た人は、だいたい皆がそうなるから想定内の反応ではある。ちらりとクリスとカーディさんの顔色を伺ってみたが、むしろ微笑ましそうに笑ってアキトを見守っていた。この二人なら、アキトの気が澄むまで好きにしてもらって良さそうだ。
「あ、ごめんなさい、待たせて」
ハッと我に返ったアキトが慌てた様子で声を上げたのに、三人そろって気にしなくて良いと答えた。それでもまだ申し訳なさそうだったアキトに、俺はそっと声をかけた。
「アキト、左を見てごらん?船着き場が見えるよ」
視線を向けたアキトは、そのままぴたりと固まってしまった。
言葉を発さずにただ呆然と見つめているその視線の先にあるのは、もはや船着き場と呼ぶのはどうだろうと思うほどの大きな街だった。巨大な橋の上にみっしりと並んだ建物は、この船着き場の名物と呼ばれている。
「えーと…アキト、大丈夫?」
「うーん、動かなくなっちまったなぁ。予想通りだけど」
「よほどびっくりしたんでしょうね」
三人でそう会話をしている間に気を取り直したのか、アキトはただぽつりと呟いた。
「…これ船着き場じゃなくて街じゃない…?」
「まあ、規模でいえば街…だな?」
アキトの言葉に同意を返せば、アキトは景色を見つめたまま答える。
「だよね…?でも呼び名は船着き場?」
「名前をつけようって動きもあったらしいけど、分かりやすさが一番大事だって今でも船着き場って呼ばれてるんだ」
「へぇーそうなんだ」
アキトはふうと一つ大きく息を吐いてから俺達の方を振り返った。
「落ち着きましたか?」
「はい、すみません」
「いえいえ、説明しなかったのは私たちですから…実際に見た方が楽しめるかと思ったので」
クリスはそう言うと、アキトを安心させるように微笑みかけた。カーディさんも隣で笑顔で頷いている。
「落ち着いたなら、船着き場に向かおうか」
「うん」
「賛成!」
「行きましょう」
俺達はそのまま船着き場の方へと、四人揃って歩き出した。
「これ美味しいね、ハル」
口を付けるなり幸せそうに目を細めたアキトの姿に、自然と笑みがこぼれる。
「口に合ったなら良かった」
「本当だ、かなりうまいな。どこのやつだ?」
おすそ分けにとアキトが渡していた分を食べたのカーディさんも、目を輝かせている。
「ああ、これは大通りの裏手にあるウル爺の雑貨屋のだな」
「ウル爺の雑貨屋ですか…?携帯食料を取り扱ってるなんて知らなかったです」
裏通りの中でも入り組んだ場所にひっそりとある店なのに、店自体は既に知ってるあたりさすがクリスは情報通だな。美味しいと喜ぶカーディさんの反応を見てか、クリスは興味深そうに俺の方に視線を向けた。
「なんでも、知ってるやつにしか売らないらしいぞ?」
「そうなんですか?残念です…カーディにもっと食べさせてあげたいんですが」
「それなら俺の名前を出せば買えると思うが?」
「え、良いんですか!?」
「ああ、伴侶が美味しいというものは全力で手に入れたい。そうだろう?」
その気持ちはすごくよく分かるからな。もしアキトがあんな反応をしていたら、俺も何とか情報を得ようと奮闘する自信がある。
「冒険者としての名前でも話は通じるだろうが、ウル爺に限って言えば…騎士の名前の方が良いと思う」
俺はこっそりとクリスにだけ聞こえるようにそう囁いた。クリスは覚えておきますと大きく頷いてから、ありがとうございますと笑みを見せた。
俺とクリスが情報交換をしている間、アキトとカーディさんはウル爺の作った携帯食料に夢中になっていた。美味しそうで幸せそうで何よりだ。
「カーディ、これも食べる?」
「いいのか?」
「こっちは味が違うってウル爺さんが言ってたよ」
「じゃあ遠慮なく。アキトとハルもこれ食べてみろよ」
「あ、いただきまーす」
「いただこうかな」
「あ、これもどうぞ」
それぞれの持ってきた食料を分け合いながら食べるのは、何だかとても楽しかった。
朝食を終えた俺達は身支度を整えると、すぐに野営地を出て移動を開始した。
今日の目標は、昼までにレーウェ川の船着き場に辿り着く事だ。距離から考えたら時間にはまだまだ余裕があるけれど、船に乗り遅れるわけには行かないから早めに行動したい。
「あ、次の道は突き当りを左だよ、アキト」
「了解、左だね」
「ちなみに、ここで右に行くとカーディがよく行ってた村があるんですよ」
「へぇー」
「右というと、テールア村だな」
「よく知ってたな、ハル。テールア村は名産も無い小さな村なのに」
「まあな、それにしてもそんな村に一体何の用で通ってたんだ?」
依頼でも受けてたのか?と俺は軽い気持ちで尋ねたが、カーディさんはうつむいたままぽつりと答えた。
「テールア村には、昔世話になった爺さんが住んでたんだが…」
触れてはいけない話題だったのかと思ったのは一瞬だけだった。よくよく見れば明らかにクリスは悪戯っ子のような笑顔だったし、カーディさんも口の端が笑いをごまかせていなかった。
「ある日いきなりワシはまだ若い!今こそ旅に出るんだ!って言い出してなぁ、旅に出ちまったんだ。だから最近は行ってないんだよ」
「…紛らわしい!」
心配したのにひどいと叫ぶアキトに、カーディさんは即座に謝罪した。
「悪い悪い」
「私も知っててそんな言い方をしたので、すみません」
「元気で良かったけど!でも、ひどいですよ、二人とも!」
「悪かったってば」
「すみません」
「そんな事だろうと思ったよ」
俺はクリスとカーディさんに苦笑を返した。もし本当にそのお爺さんに何かがあったんだとしたら、こんな所でクリスが話題にするわけが無いからな。
「え、ハルは騙されなかったの?」
わーわーとそんなくだらない会話をしながら、俺達は順調に街道を進んでいった。
「もうすぐ川が見えてくるよ」
そう声をかけてからしばらく歩けば、木々で遮られていた視界が一気に開けた。
視界に飛び込んでくるのは、雄大な流れで有名なレーウェ川だ。対岸は遥か遠くにうっすらと見える程度で、かなりの大きさがある。そのおかげで船が行き来できるんだけどな。
太陽の光を反射してキラキラと輝く水面はどこまでも澄んでいる。かなりの深さがあるのに、川底に沈んだ石まで見える透明度だ。
「綺麗だ…」
ぽつりと呟いたアキトは、そのまま雄大な景色に見惚れている。
レーウェ川を初めて見た人は、だいたい皆がそうなるから想定内の反応ではある。ちらりとクリスとカーディさんの顔色を伺ってみたが、むしろ微笑ましそうに笑ってアキトを見守っていた。この二人なら、アキトの気が澄むまで好きにしてもらって良さそうだ。
「あ、ごめんなさい、待たせて」
ハッと我に返ったアキトが慌てた様子で声を上げたのに、三人そろって気にしなくて良いと答えた。それでもまだ申し訳なさそうだったアキトに、俺はそっと声をかけた。
「アキト、左を見てごらん?船着き場が見えるよ」
視線を向けたアキトは、そのままぴたりと固まってしまった。
言葉を発さずにただ呆然と見つめているその視線の先にあるのは、もはや船着き場と呼ぶのはどうだろうと思うほどの大きな街だった。巨大な橋の上にみっしりと並んだ建物は、この船着き場の名物と呼ばれている。
「えーと…アキト、大丈夫?」
「うーん、動かなくなっちまったなぁ。予想通りだけど」
「よほどびっくりしたんでしょうね」
三人でそう会話をしている間に気を取り直したのか、アキトはただぽつりと呟いた。
「…これ船着き場じゃなくて街じゃない…?」
「まあ、規模でいえば街…だな?」
アキトの言葉に同意を返せば、アキトは景色を見つめたまま答える。
「だよね…?でも呼び名は船着き場?」
「名前をつけようって動きもあったらしいけど、分かりやすさが一番大事だって今でも船着き場って呼ばれてるんだ」
「へぇーそうなんだ」
アキトはふうと一つ大きく息を吐いてから俺達の方を振り返った。
「落ち着きましたか?」
「はい、すみません」
「いえいえ、説明しなかったのは私たちですから…実際に見た方が楽しめるかと思ったので」
クリスはそう言うと、アキトを安心させるように微笑みかけた。カーディさんも隣で笑顔で頷いている。
「落ち着いたなら、船着き場に向かおうか」
「うん」
「賛成!」
「行きましょう」
俺達はそのまま船着き場の方へと、四人揃って歩き出した。
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