396 / 1,561
395.煽ってねだって※
あれからじっくりと時間を駆けて慣らされた俺の後孔は、もうとろとろに蕩けきっていた。ぐちゅぐちゅと音を立てるそこには、もう三本の指が押し込まれている。
「やっ……あ、う…ア…んんっ…」
容赦なく前立腺を狙ってくる器用な指先に翻弄されながら、俺はうっすらと目を開いた。涙で滲んだ視界に見えたハルの目は、まるで飢えた獣のようにギラギラしている。
普段の大人の余裕なんてものは一切なくて、何とか欲望を制御しているだけだとその表情から伝わってくる。
これだけ蕩けていたら、もう入ると思うんだけどな。もういい加減入れて欲しいと願っても、ハルの手はまだ止まる気配が無い。
「…はッ…る…ぅ」
かすれた声で必死になって名前を呼ぶと、すぐに甘い口づけが降ってくる。
違う、違うんだよ、ハル。もちろんハルとするキスは大好きだし、いつでもして欲しいと思ってるよ。思ってるけど、今欲しいのはそれじゃない。
「も、はや…いれっ…てっ…」
たまらなくなって口にした俺の言葉に、ハルはぴたりと指を止めた。
「ハルっ…はや、く……おねがいっ…」
「アキトは本当に…」
煽るのが上手すぎるんだよねと呟いたハルは、最後にもう一度と言いたげに前立腺を刺激してから一気に指を引き抜いた。
「んあぁっ…」
ふるふると余韻に震える俺の後孔に、ハルのちんこがぴたりと押し当てられる。やっと入れてくれる。そう思ったのに、ハルは何故かそこでぴたりと動きを止めてしまった。
「ハルっ…なんでっ?」
これ以上焦らされたくない。そう思いながら慌てて振り返ると、ハルはたっぷりの特製ポーションを自分の手の平に垂らしている所だった。ぬらりと濡れた手が、淡い魔道具の光を反射して怪しく光って見える。
「ちょっとだけ待って」
ハルはそう言うと、その手で自分の性器をゆるゆると扱きあげた。じっと見つめる俺の視線に気づくと、この方が痛くないからねと笑って続けた。
「アキト、入れるよ?」
「うんっ……れ…て…ひああっ!…くっ!」
こんなにとろとろに蕩けていても、挿入の衝撃ってやっぱりまだ感じるんだな。頭の片隅の冷静な場所でそんな事を考えながら、俺は衝撃を逃がすように思いっきり声をあげた。
防音結界があるから叫んでも大丈夫な筈だけど、まるで悲鳴のような俺の声にハルは心配そうに目線を合わせてくれた。
「アキト、大丈夫?」
挿入しただけで動きを止めて尋ねてきたハルに、俺は必死に頷きを返した。
「ま、えよ…り…気持ち良…よ」
そう告げれば、中に入ったハルのちんこがぐぐっと更に質量を増した。
「なっ…まだおっき…なるの?」
「くっ…!あのね、アキト。そんな事言われたら大きくもなるよ……あーもう、痛くないんだよね?」
嘘は許さないと言いたげな探るような視線に、俺はこくこくと何度も頷いた。ハルはにっこりと嬉しそうに笑うと、じゃあ動くねと声をかけてきた。
「ア、ああっ…ひぁ…っ!」
きっちりと前立腺を狙って腰を揺らされると、途端にたまらないほどの快感が背筋を走った。
「ま、待って!」
反射的に叫べばハルは不思議そうに首を傾げるけれど、今回は腰は止まらなかった。可愛い仕草だけど、欲望でギラギラした目とは不釣り合いに思える。
「でも、気持ち良いんでしょう?」
「う、良い…けどっ…ひァぁんっ!」
ぐいっと奥まで突き上げられて思わず叫べば、ハルはふふと楽しそうに笑って更に激しく腰を動かしてくる。
「んぁっ!は…うぁっ!あ、ァっ!!」
「うん、良い声」
あれ?何か今日はハルがいつもよりも強引なような?そう思った俺に、ハルは色気たっぷりに囁いた。
「たっぷり楽しもうね?俺の伴侶候補サマ」
ああ、もしかしてこれって、俺が伴侶候補になった事でタガが外れかけてるのかな。
俺の弱点でもある腰骨をいやらしく撫で上げるハルの手に、一体これからどれだけ感じさせられるんだろうと少しだけ不安になった。でも同時に俺が伴侶候補になっただけでそこまで喜んでくれてたんだと、嬉しくなっちゃうんだよな。俺って単純だなと思うけど、惚れた方が負けって言うから仕方ない。
出来る限り精一杯の色気を込めて、俺はハルに向かって嫣然と微笑んでみせた。まあ、出来てるかどうかなんて分からないんだけど。
「ん…おれの…はん、りょ…こう、ほサマ」
途切れ途切れだったけれど甘えるような俺の言葉は、ハルの耳にはきちんと届いたらしい。
「あー…俺、もう、一生アキトには敵わない気がするな」
そんな言葉を吐きながら、それでもハルは幸せそうに笑ってくれた。
「やっ……あ、う…ア…んんっ…」
容赦なく前立腺を狙ってくる器用な指先に翻弄されながら、俺はうっすらと目を開いた。涙で滲んだ視界に見えたハルの目は、まるで飢えた獣のようにギラギラしている。
普段の大人の余裕なんてものは一切なくて、何とか欲望を制御しているだけだとその表情から伝わってくる。
これだけ蕩けていたら、もう入ると思うんだけどな。もういい加減入れて欲しいと願っても、ハルの手はまだ止まる気配が無い。
「…はッ…る…ぅ」
かすれた声で必死になって名前を呼ぶと、すぐに甘い口づけが降ってくる。
違う、違うんだよ、ハル。もちろんハルとするキスは大好きだし、いつでもして欲しいと思ってるよ。思ってるけど、今欲しいのはそれじゃない。
「も、はや…いれっ…てっ…」
たまらなくなって口にした俺の言葉に、ハルはぴたりと指を止めた。
「ハルっ…はや、く……おねがいっ…」
「アキトは本当に…」
煽るのが上手すぎるんだよねと呟いたハルは、最後にもう一度と言いたげに前立腺を刺激してから一気に指を引き抜いた。
「んあぁっ…」
ふるふると余韻に震える俺の後孔に、ハルのちんこがぴたりと押し当てられる。やっと入れてくれる。そう思ったのに、ハルは何故かそこでぴたりと動きを止めてしまった。
「ハルっ…なんでっ?」
これ以上焦らされたくない。そう思いながら慌てて振り返ると、ハルはたっぷりの特製ポーションを自分の手の平に垂らしている所だった。ぬらりと濡れた手が、淡い魔道具の光を反射して怪しく光って見える。
「ちょっとだけ待って」
ハルはそう言うと、その手で自分の性器をゆるゆると扱きあげた。じっと見つめる俺の視線に気づくと、この方が痛くないからねと笑って続けた。
「アキト、入れるよ?」
「うんっ……れ…て…ひああっ!…くっ!」
こんなにとろとろに蕩けていても、挿入の衝撃ってやっぱりまだ感じるんだな。頭の片隅の冷静な場所でそんな事を考えながら、俺は衝撃を逃がすように思いっきり声をあげた。
防音結界があるから叫んでも大丈夫な筈だけど、まるで悲鳴のような俺の声にハルは心配そうに目線を合わせてくれた。
「アキト、大丈夫?」
挿入しただけで動きを止めて尋ねてきたハルに、俺は必死に頷きを返した。
「ま、えよ…り…気持ち良…よ」
そう告げれば、中に入ったハルのちんこがぐぐっと更に質量を増した。
「なっ…まだおっき…なるの?」
「くっ…!あのね、アキト。そんな事言われたら大きくもなるよ……あーもう、痛くないんだよね?」
嘘は許さないと言いたげな探るような視線に、俺はこくこくと何度も頷いた。ハルはにっこりと嬉しそうに笑うと、じゃあ動くねと声をかけてきた。
「ア、ああっ…ひぁ…っ!」
きっちりと前立腺を狙って腰を揺らされると、途端にたまらないほどの快感が背筋を走った。
「ま、待って!」
反射的に叫べばハルは不思議そうに首を傾げるけれど、今回は腰は止まらなかった。可愛い仕草だけど、欲望でギラギラした目とは不釣り合いに思える。
「でも、気持ち良いんでしょう?」
「う、良い…けどっ…ひァぁんっ!」
ぐいっと奥まで突き上げられて思わず叫べば、ハルはふふと楽しそうに笑って更に激しく腰を動かしてくる。
「んぁっ!は…うぁっ!あ、ァっ!!」
「うん、良い声」
あれ?何か今日はハルがいつもよりも強引なような?そう思った俺に、ハルは色気たっぷりに囁いた。
「たっぷり楽しもうね?俺の伴侶候補サマ」
ああ、もしかしてこれって、俺が伴侶候補になった事でタガが外れかけてるのかな。
俺の弱点でもある腰骨をいやらしく撫で上げるハルの手に、一体これからどれだけ感じさせられるんだろうと少しだけ不安になった。でも同時に俺が伴侶候補になっただけでそこまで喜んでくれてたんだと、嬉しくなっちゃうんだよな。俺って単純だなと思うけど、惚れた方が負けって言うから仕方ない。
出来る限り精一杯の色気を込めて、俺はハルに向かって嫣然と微笑んでみせた。まあ、出来てるかどうかなんて分からないんだけど。
「ん…おれの…はん、りょ…こう、ほサマ」
途切れ途切れだったけれど甘えるような俺の言葉は、ハルの耳にはきちんと届いたらしい。
「あー…俺、もう、一生アキトには敵わない気がするな」
そんな言葉を吐きながら、それでもハルは幸せそうに笑ってくれた。
あなたにおすすめの小説
異世界で8歳児になった僕は半獣さん達と仲良くスローライフを目ざします
み馬下諒
BL
志望校に合格した春、桜の樹の下で意識を失った主人公・斗馬 亮介(とうま りょうすけ)は、気がついたとき、異世界で8歳児の姿にもどっていた。
わけもわからず放心していると、いきなり巨大な黒蛇に襲われるが、水の精霊〈ミュオン・リヒテル・リノアース〉と、半獣属の大熊〈ハイロ〉があらわれて……!?
これは、異世界へ転移した8歳児が、しゃべる動物たちとスローライフ?を目ざす、ファンタジーBLです。
おとなサイド(半獣×精霊)のカプありにつき、R15にしておきました。
※ 造語、出産描写あり。前置き長め。第21話に登場人物紹介を載せました。
★お試し読みは第1部(第22〜27話あたり)がオススメです。物語の傾向がわかりやすいかと思います★
★第11回BL小説大賞エントリー作品★最終結果2773作品中/414位★応援ありがとうございました★
料理の上手さを見込まれてモフモフ聖獣に育てられた俺は、剣も魔法も使えず、一人ではドラゴンくらいしか倒せないのに、聖女や剣聖たちから溺愛される
向原 行人
ファンタジー
母を早くに亡くし、男だらけの五人兄弟で家事の全てを任されていた長男の俺は、気付いたら異世界に転生していた。
アルフレッドという名の子供になっていたのだが、山奥に一人ぼっち。
普通に考えて、親に捨てられ死を待つだけという、とんでもないハードモード転生だったのだが、偶然通りかかった人の言葉を話す聖獣――白虎が現れ、俺を育ててくれた。
白虎は食べ物の獲り方を教えてくれたので、俺は前世で培った家事の腕を振るい、調理という形で恩を返す。
そんな毎日が十数年続き、俺がもうすぐ十六歳になるという所で、白虎からそろそろ人間の社会で生きる様にと言われてしまった。
剣も魔法も使えない俺は、少しだけ使える聖獣の力と家事能力しか取り柄が無いので、とりあえず異世界の定番である冒険者を目指す事に。
だが、この世界では職業学校を卒業しないと冒険者になれないのだとか。
おまけに聖獣の力を人前で使うと、恐れられて嫌われる……と。
俺は聖獣の力を使わずに、冒険者となる事が出来るのだろうか。
※第○話:主人公視点
挿話○:タイトルに書かれたキャラの視点
となります。
【完結】転移先で日本語を読めるというだけで最強の男に囚われました
桜あずみ
恋愛
異世界に転移して二年。
言葉も話せなかったこの国で、必死に努力して、やっとこの世界に馴染んできた。
しかし、ただ一つ、抜けなかった癖がある。
──ふとした瞬間に、日本語でメモを取ってしまうこと。
その一行が、彼の目に留まった。
「この文字を書いたのは、あなたですか?」
美しく、完璧で、どこか現実離れした男。
日本語という未知の文字に強い関心を示した彼は、やがて、少しずつ距離を詰めてくる。
最初はただの好奇心だと思っていた。
けれど、気づけば私は彼の手の中にいた。
彼の正体も、本当の目的も知らないまま。すべてを知ったときには、もう逃げられなかった。
拾われたのはたぶん僕です 〜ポンコツ魔法使いと騎士団の平和な大事件〜
ニア。
BL
崖から落ちただけなのに、騎士団長に拾われました。
真面目に生きてきた魔法使いモーネ。
ただ薬草を採ろうとして滑落しただけなのに、なぜか王国最強の騎士団長イグラムに連れて行かれ、騎士団で暮らすことに。
しかしこの魔法使い、少しだけ普通ではありません。
回復魔法を使えば何かが増え、
補助魔法を使えば騎士団が浮き、
気づけば庭はプリンになります。
——本人はちゃんとやっています。
巻き込まれる騎士団と、なぜか楽しそうな団長。
さらに弟子や王子、ドラゴンまで加わって、騎士団は今日も平和に大騒ぎ。
これは、ポンコツ魔法使いが真面目に頑張るたびに世界が少し壊れる、騒がしくて優しいファンタジーです。
【WEB版】監視が厳しすぎた嫁入り生活から解放されました~冷徹無慈悲と呼ばれた隻眼の伯爵様と呪いの首輪~【BL・オメガバース】
古森きり
BL
【書籍化決定しました!】
詳細が決まりましたら改めてお知らせにあがります!
たくさんの閲覧、お気に入り、しおり、感想ありがとうございました!
アルファポリス様の規約に従い発売日にURL登録に変更、こちらは引き下げ削除させていただきます。
政略結婚で嫁いだ先は、女狂いの伯爵家。
男のΩである僕には一切興味を示さず、しかし不貞をさせまいと常に監視される生活。
自分ではどうすることもできない生活に疲れ果てて諦めた時、夫の不正が暴かれて失脚した。
行く当てがなくなった僕を保護してくれたのは、元夫が口を開けば罵っていた政敵ヘルムート・カウフマン。
冷徹無慈悲と呼び声高い彼だが、共に食事を摂ってくれたりやりたいことを応援してくれたり、決して冷たいだけの人ではなさそうで――。
カクヨムに書き溜め。
小説家になろう、アルファポリス、BLoveにそのうち掲載します。
美形×平凡の子供の話
めちゅう
BL
美形公爵アーノルドとその妻で平凡顔のエーリンの間に生まれた双子はエリック、エラと名付けられた。エリックはアーノルドに似た美形、エラはエーリンに似た平凡顔。平凡なエラに幸せはあるのか?
──────────────────
お読みくださりありがとうございます。
お楽しみいただけましたら幸いです。
お話を追加いたしました。
BL世界に転生したけど主人公の弟で悪役だったのでほっといてください
わさび
BL
前世、妹から聞いていたBL世界に転生してしまった主人公。
まだ転生したのはいいとして、何故よりにもよって悪役である弟に転生してしまったのか…!?
悪役の弟が抱えていたであろう嫉妬に抗いつつ転生生活を過ごす物語。