597 / 1,561
596.【ハル視点】アキトの謝罪
ウマの速度があがった原因が自分たちの実験だと知った途端、アキトはがっくりと肩を落とした。ここまで落ち込んでしまうなら、言わない方が良かっただろうか。
「俺のせいなのか…うわーどうしよう…」
「そんな事ないよ、アキト」
「慰めてくれてありがとう、ハル」
いや、決してただの慰めってわけじゃない。
こんな結果になったのは、アキトだけのせいじゃないからな。実験を提案したファリーマも一因ではあるし、なんならウマに魔力を与えるとどうなるかを知っていたのに、止めなかった俺が一番悪いんじゃないか。
まあ、止めなかったのにも一応理由はあるんだがな。
基本的にウマというのは魔力の選り好みが激しい。つまりよほど気に入った魔力しか吸収しないものだ。
まさか全員のウマが揃って気に入った上に、差し出されたわけでもない魔力を勝手に吸収するなんて思わなかったんだよなぁ。驚くほどプライドが高いのに、それを捨ててでも吸収したくなるほどアキトの魔力が魅力的だったって事か。
そう考えると、一番悪いのは許可も得ずに勝手に吸収したウマ達じゃないか?そんな事を考えている間に、アキトはバッと顔をあげるとクリスとカーディさんに声をかけている。
「クリスさん、カーディ、迷惑かけてごめんなさい」
しょんぼりと肩を落としたアキトに、カーディさんは大慌てで口を開いた。
「いやいや、速く着くなら俺達は嬉しいぐらいだぞ?な、クリス」
「そうですよ!私は早くあの魔石を加工したいんですから!むしろありがとうございます!」
その言葉に嘘は無いんだろうが、クリスはちょっと慌てすぎじゃないか?何とかしろと二人揃って俺に視線を送ってくるのはやめてくれ。まあ、不安そうなアキトを放っておいたりしないんだが。
「アキト、どうしても気になるなら、休憩の時にでもウマを操ってる皆に聞いてみたら?」
「聞く?」
「そうそう、ウマが早くて困ってるかとか?」
「あ、そうだよね!聞いてみる!」
次の休憩でまずちゃんと謝ろってから聞いてみようと決意しているアキトを微笑ましく見守っていると、クリスとカーディさんに心配そうに見られてしまった。
そんな顔しなくても勝算があるに決まっているだろう。あんなに楽しそうにウマを操ってる奴らが、速度が上がったからって文句を言う筈が無い。むしろ絶対にお礼を言われるぞ。俺はそう確信しながらただ笑みを浮かべた。
アキトの魔力で強化されたウマ達は、全速力で街道を駆け抜けた。アキトの魔力を勝手に使ってっていうのが少し気に入らないが、圧巻の速度だった。
クリスの指示で挟んだ休憩時には、アキトは宣言通り丁寧に謝罪をして回った。結果は俺の予想通りだったが。
「え、じゃあこの速さってアキトのおかげなの?アキト、すごいね!」
ブレイズはそう言って、キラキラと目を輝かせた。この速さならもっと速く弓を引かないと駄目だよねと、嬉しそうに分析を始めている。順応性が高いな。
「ああ、なるほど。それでこんなに速いのか。正直、ここまで速いのは初めてだけどな、速くなるのって楽しいんだな」
ウォルターはそう言うと、別に制御できない程じゃないしウマはちゃんと障害物は避けてくれるからなとからりと笑った。まあそうだよな。ウマが攻撃しようと思わない限り、障害物は綺麗に避けていくからな。
アキトは二人に褒められて慌てた様子でルセフに視線を向けたが、ルセフからは苦笑が返ってきた。
「ウマに魔力を与えると早くなるって話は知ってたからな。だからまあ、実験を許可した時からこうなるかもなと思ってたからな、アキトは気にするな」
優しく笑ってアキトを慰めているが、今の言い方だと魔力の選り好みの件は知らないのかもしれないな。騎士団ではそれぞれのウマに相性の良い魔力持ちを組ませていたが、あれは一般的では無かったんだろうか。
「それに原因っていうなら、アキトよりもどちらかと言うとファリーマだろう?」
むしろ申し訳ないと、ルセフはアキトに謝罪してみせた。
「なんだよ、俺のせいか?」
「間違いなくそうだろ?」
厳しいなと口にしたファリーマは、次の瞬間にはアキトに向かって笑いかけていた。
「でもまあ、俺の責任だと俺も思うよ。アキト、心配させてごめんな」
「いえ、そんな」
「あ、ちなみに俺も速度の速い馬は楽しいと思う」
「だよなー」
やっぱりお前もそうかと嬉しそうなウォルターとファリーマは、ニコニコと楽しそうに笑い合っている。ブレイズが俺も楽しいよーと明るく口にすれば、ルセフもまあ俺も楽しくないとは言えないけどなと笑いだした。
まあ、そうだよな。むしろ速い馬に慣れる良い機会だと思ってるだろう。
「なあ、それにしても、馬って本当に魔力を提供したら速くなるんだな」
ルセフから話は聞いてたけど、まさかここまで速度が速くなるとは思ってなかったんだけどとファリーマは感心した様子で続けた。
「これだけ速くなるなら、今度俺もやってみようかな」
悪戯っぽく笑いながらこぼしたその言葉は、ルセフの耳にもしっかりと届いたらしい。
「ファリーマ、確かに速度が上がるのは嬉しいが…もしやるときは、絶対に事前に許可を得てからにしろよ」
「あー分かってるって、思いつきで勝手に魔力を与えたりしないから」
「そう言いながら、お前は思いついたらすぐ実行するから言ってるんだ」
爽やかに笑ったファリーマを、ルセフは疑いの眼差しでじーっと見つめている。その隣でブレイズとウォルターは、また速い馬に乗れるかもと大喜びをしている。
一応、魔力の選り好みの件は後で教えておくべきだろうな。今はまずはアキトを優先するが。
「ね、アキト、誰も怒ってないみたいだね」
「うん、もっと…怒られるかと思ってたのに…」
「俺は大丈夫だって言ったでしょう?」
優しくアキトの頭を撫でれば、アキトはうんとひとつ頷いてくれた。
その後も魔力で強化されたウマ達の勢いは少しも衰えなかった。
そうそう途中でアキトに魔力の影響って残ったりしないの?と聞かれたのには驚いた。ウマの事を本気で心配するアキトの優しさに、抱き着かなかった俺は偉い。
むしろ魔力はあった方が調子が良いぐらいだと伝えれば、ホッと胸を撫で下ろしていた。
「あ、もうそろそろ見えてくるかな」
俺が告げた言葉に、アキトは慌てて窓にくっついた。ぴたりと窓にくっついて、小さなこどものように外の景色を眺める姿が何とも可愛らしい。
まだまだ距離はあるが、木々の合間から大きな城壁が一瞬だけ見えた。トライプールの城壁だ。
「あ、見えた。見えたよ!」
「うん、トライプールまでもう少しだね。この辺りからたまに見えるんだ」
そう説明している間にも、木々の合間からまた城壁が顔を見せる。
「すぐ隠れちゃうけどな」
カーディさんは少し残念そうにそう答える。
「ええ、でもこの景色を見ると、トライプールに帰ってきたなーと思いませんか?」
「うん、まあ確かにそうだな」
「俺もそう思うよ、アキトは?」
笑顔で振り返った俺に、アキトは嬉しそうに笑って答えてくれた。
「うん、俺もそう思うよ!」
トライプールまではもう少しだ。
「俺のせいなのか…うわーどうしよう…」
「そんな事ないよ、アキト」
「慰めてくれてありがとう、ハル」
いや、決してただの慰めってわけじゃない。
こんな結果になったのは、アキトだけのせいじゃないからな。実験を提案したファリーマも一因ではあるし、なんならウマに魔力を与えるとどうなるかを知っていたのに、止めなかった俺が一番悪いんじゃないか。
まあ、止めなかったのにも一応理由はあるんだがな。
基本的にウマというのは魔力の選り好みが激しい。つまりよほど気に入った魔力しか吸収しないものだ。
まさか全員のウマが揃って気に入った上に、差し出されたわけでもない魔力を勝手に吸収するなんて思わなかったんだよなぁ。驚くほどプライドが高いのに、それを捨ててでも吸収したくなるほどアキトの魔力が魅力的だったって事か。
そう考えると、一番悪いのは許可も得ずに勝手に吸収したウマ達じゃないか?そんな事を考えている間に、アキトはバッと顔をあげるとクリスとカーディさんに声をかけている。
「クリスさん、カーディ、迷惑かけてごめんなさい」
しょんぼりと肩を落としたアキトに、カーディさんは大慌てで口を開いた。
「いやいや、速く着くなら俺達は嬉しいぐらいだぞ?な、クリス」
「そうですよ!私は早くあの魔石を加工したいんですから!むしろありがとうございます!」
その言葉に嘘は無いんだろうが、クリスはちょっと慌てすぎじゃないか?何とかしろと二人揃って俺に視線を送ってくるのはやめてくれ。まあ、不安そうなアキトを放っておいたりしないんだが。
「アキト、どうしても気になるなら、休憩の時にでもウマを操ってる皆に聞いてみたら?」
「聞く?」
「そうそう、ウマが早くて困ってるかとか?」
「あ、そうだよね!聞いてみる!」
次の休憩でまずちゃんと謝ろってから聞いてみようと決意しているアキトを微笑ましく見守っていると、クリスとカーディさんに心配そうに見られてしまった。
そんな顔しなくても勝算があるに決まっているだろう。あんなに楽しそうにウマを操ってる奴らが、速度が上がったからって文句を言う筈が無い。むしろ絶対にお礼を言われるぞ。俺はそう確信しながらただ笑みを浮かべた。
アキトの魔力で強化されたウマ達は、全速力で街道を駆け抜けた。アキトの魔力を勝手に使ってっていうのが少し気に入らないが、圧巻の速度だった。
クリスの指示で挟んだ休憩時には、アキトは宣言通り丁寧に謝罪をして回った。結果は俺の予想通りだったが。
「え、じゃあこの速さってアキトのおかげなの?アキト、すごいね!」
ブレイズはそう言って、キラキラと目を輝かせた。この速さならもっと速く弓を引かないと駄目だよねと、嬉しそうに分析を始めている。順応性が高いな。
「ああ、なるほど。それでこんなに速いのか。正直、ここまで速いのは初めてだけどな、速くなるのって楽しいんだな」
ウォルターはそう言うと、別に制御できない程じゃないしウマはちゃんと障害物は避けてくれるからなとからりと笑った。まあそうだよな。ウマが攻撃しようと思わない限り、障害物は綺麗に避けていくからな。
アキトは二人に褒められて慌てた様子でルセフに視線を向けたが、ルセフからは苦笑が返ってきた。
「ウマに魔力を与えると早くなるって話は知ってたからな。だからまあ、実験を許可した時からこうなるかもなと思ってたからな、アキトは気にするな」
優しく笑ってアキトを慰めているが、今の言い方だと魔力の選り好みの件は知らないのかもしれないな。騎士団ではそれぞれのウマに相性の良い魔力持ちを組ませていたが、あれは一般的では無かったんだろうか。
「それに原因っていうなら、アキトよりもどちらかと言うとファリーマだろう?」
むしろ申し訳ないと、ルセフはアキトに謝罪してみせた。
「なんだよ、俺のせいか?」
「間違いなくそうだろ?」
厳しいなと口にしたファリーマは、次の瞬間にはアキトに向かって笑いかけていた。
「でもまあ、俺の責任だと俺も思うよ。アキト、心配させてごめんな」
「いえ、そんな」
「あ、ちなみに俺も速度の速い馬は楽しいと思う」
「だよなー」
やっぱりお前もそうかと嬉しそうなウォルターとファリーマは、ニコニコと楽しそうに笑い合っている。ブレイズが俺も楽しいよーと明るく口にすれば、ルセフもまあ俺も楽しくないとは言えないけどなと笑いだした。
まあ、そうだよな。むしろ速い馬に慣れる良い機会だと思ってるだろう。
「なあ、それにしても、馬って本当に魔力を提供したら速くなるんだな」
ルセフから話は聞いてたけど、まさかここまで速度が速くなるとは思ってなかったんだけどとファリーマは感心した様子で続けた。
「これだけ速くなるなら、今度俺もやってみようかな」
悪戯っぽく笑いながらこぼしたその言葉は、ルセフの耳にもしっかりと届いたらしい。
「ファリーマ、確かに速度が上がるのは嬉しいが…もしやるときは、絶対に事前に許可を得てからにしろよ」
「あー分かってるって、思いつきで勝手に魔力を与えたりしないから」
「そう言いながら、お前は思いついたらすぐ実行するから言ってるんだ」
爽やかに笑ったファリーマを、ルセフは疑いの眼差しでじーっと見つめている。その隣でブレイズとウォルターは、また速い馬に乗れるかもと大喜びをしている。
一応、魔力の選り好みの件は後で教えておくべきだろうな。今はまずはアキトを優先するが。
「ね、アキト、誰も怒ってないみたいだね」
「うん、もっと…怒られるかと思ってたのに…」
「俺は大丈夫だって言ったでしょう?」
優しくアキトの頭を撫でれば、アキトはうんとひとつ頷いてくれた。
その後も魔力で強化されたウマ達の勢いは少しも衰えなかった。
そうそう途中でアキトに魔力の影響って残ったりしないの?と聞かれたのには驚いた。ウマの事を本気で心配するアキトの優しさに、抱き着かなかった俺は偉い。
むしろ魔力はあった方が調子が良いぐらいだと伝えれば、ホッと胸を撫で下ろしていた。
「あ、もうそろそろ見えてくるかな」
俺が告げた言葉に、アキトは慌てて窓にくっついた。ぴたりと窓にくっついて、小さなこどものように外の景色を眺める姿が何とも可愛らしい。
まだまだ距離はあるが、木々の合間から大きな城壁が一瞬だけ見えた。トライプールの城壁だ。
「あ、見えた。見えたよ!」
「うん、トライプールまでもう少しだね。この辺りからたまに見えるんだ」
そう説明している間にも、木々の合間からまた城壁が顔を見せる。
「すぐ隠れちゃうけどな」
カーディさんは少し残念そうにそう答える。
「ええ、でもこの景色を見ると、トライプールに帰ってきたなーと思いませんか?」
「うん、まあ確かにそうだな」
「俺もそう思うよ、アキトは?」
笑顔で振り返った俺に、アキトは嬉しそうに笑って答えてくれた。
「うん、俺もそう思うよ!」
トライプールまではもう少しだ。
あなたにおすすめの小説
異世界で8歳児になった僕は半獣さん達と仲良くスローライフを目ざします
み馬下諒
BL
志望校に合格した春、桜の樹の下で意識を失った主人公・斗馬 亮介(とうま りょうすけ)は、気がついたとき、異世界で8歳児の姿にもどっていた。
わけもわからず放心していると、いきなり巨大な黒蛇に襲われるが、水の精霊〈ミュオン・リヒテル・リノアース〉と、半獣属の大熊〈ハイロ〉があらわれて……!?
これは、異世界へ転移した8歳児が、しゃべる動物たちとスローライフ?を目ざす、ファンタジーBLです。
おとなサイド(半獣×精霊)のカプありにつき、R15にしておきました。
※ 造語、出産描写あり。前置き長め。第21話に登場人物紹介を載せました。
★お試し読みは第1部(第22〜27話あたり)がオススメです。物語の傾向がわかりやすいかと思います★
★第11回BL小説大賞エントリー作品★最終結果2773作品中/414位★応援ありがとうございました★
BL世界に転生したけど主人公の弟で悪役だったのでほっといてください
わさび
BL
前世、妹から聞いていたBL世界に転生してしまった主人公。
まだ転生したのはいいとして、何故よりにもよって悪役である弟に転生してしまったのか…!?
悪役の弟が抱えていたであろう嫉妬に抗いつつ転生生活を過ごす物語。
料理の上手さを見込まれてモフモフ聖獣に育てられた俺は、剣も魔法も使えず、一人ではドラゴンくらいしか倒せないのに、聖女や剣聖たちから溺愛される
向原 行人
ファンタジー
母を早くに亡くし、男だらけの五人兄弟で家事の全てを任されていた長男の俺は、気付いたら異世界に転生していた。
アルフレッドという名の子供になっていたのだが、山奥に一人ぼっち。
普通に考えて、親に捨てられ死を待つだけという、とんでもないハードモード転生だったのだが、偶然通りかかった人の言葉を話す聖獣――白虎が現れ、俺を育ててくれた。
白虎は食べ物の獲り方を教えてくれたので、俺は前世で培った家事の腕を振るい、調理という形で恩を返す。
そんな毎日が十数年続き、俺がもうすぐ十六歳になるという所で、白虎からそろそろ人間の社会で生きる様にと言われてしまった。
剣も魔法も使えない俺は、少しだけ使える聖獣の力と家事能力しか取り柄が無いので、とりあえず異世界の定番である冒険者を目指す事に。
だが、この世界では職業学校を卒業しないと冒険者になれないのだとか。
おまけに聖獣の力を人前で使うと、恐れられて嫌われる……と。
俺は聖獣の力を使わずに、冒険者となる事が出来るのだろうか。
※第○話:主人公視点
挿話○:タイトルに書かれたキャラの視点
となります。
【完結】転移先で日本語を読めるというだけで最強の男に囚われました
桜あずみ
恋愛
異世界に転移して二年。
言葉も話せなかったこの国で、必死に努力して、やっとこの世界に馴染んできた。
しかし、ただ一つ、抜けなかった癖がある。
──ふとした瞬間に、日本語でメモを取ってしまうこと。
その一行が、彼の目に留まった。
「この文字を書いたのは、あなたですか?」
美しく、完璧で、どこか現実離れした男。
日本語という未知の文字に強い関心を示した彼は、やがて、少しずつ距離を詰めてくる。
最初はただの好奇心だと思っていた。
けれど、気づけば私は彼の手の中にいた。
彼の正体も、本当の目的も知らないまま。すべてを知ったときには、もう逃げられなかった。
拾われたのはたぶん僕です 〜ポンコツ魔法使いと騎士団の平和な大事件〜
ニア。
BL
崖から落ちただけなのに、騎士団長に拾われました。
真面目に生きてきた魔法使いモーネ。
ただ薬草を採ろうとして滑落しただけなのに、なぜか王国最強の騎士団長イグラムに連れて行かれ、騎士団で暮らすことに。
しかしこの魔法使い、少しだけ普通ではありません。
回復魔法を使えば何かが増え、
補助魔法を使えば騎士団が浮き、
気づけば庭はプリンになります。
——本人はちゃんとやっています。
巻き込まれる騎士団と、なぜか楽しそうな団長。
さらに弟子や王子、ドラゴンまで加わって、騎士団は今日も平和に大騒ぎ。
これは、ポンコツ魔法使いが真面目に頑張るたびに世界が少し壊れる、騒がしくて優しいファンタジーです。
【WEB版】監視が厳しすぎた嫁入り生活から解放されました~冷徹無慈悲と呼ばれた隻眼の伯爵様と呪いの首輪~【BL・オメガバース】
古森きり
BL
【書籍化決定しました!】
詳細が決まりましたら改めてお知らせにあがります!
たくさんの閲覧、お気に入り、しおり、感想ありがとうございました!
アルファポリス様の規約に従い発売日にURL登録に変更、こちらは引き下げ削除させていただきます。
政略結婚で嫁いだ先は、女狂いの伯爵家。
男のΩである僕には一切興味を示さず、しかし不貞をさせまいと常に監視される生活。
自分ではどうすることもできない生活に疲れ果てて諦めた時、夫の不正が暴かれて失脚した。
行く当てがなくなった僕を保護してくれたのは、元夫が口を開けば罵っていた政敵ヘルムート・カウフマン。
冷徹無慈悲と呼び声高い彼だが、共に食事を摂ってくれたりやりたいことを応援してくれたり、決して冷たいだけの人ではなさそうで――。
カクヨムに書き溜め。
小説家になろう、アルファポリス、BLoveにそのうち掲載します。