700 / 1,561
699.【ハル視点】冒険者ギルドへ
手を繋いだまま黒鷹亭を出た俺達は、そのまま冒険者ギルドを目指して大通りを歩き出した。
今日は特に急いでいるわけでもないしと、アキトと繋いだ手を揺らしながらのんびりと歩いていく。
俺達の繋いだ手と伴侶候補の腕輪にたまに視線を感じる気がするのは、アキトを狙っていた奴らだろうか。羨ましそうだったり、寂し気だったりと反応は人それぞれだな。
悪いが、アキトは諦めてくれ。
たまたま目が合った昔なじみの店の店主には一瞬だけ驚いた顔をされたが、次の瞬間には微笑まし気な笑みと無音でのおめでとうの言葉をもらってしまった。
またこいよと続いた言葉に、俺も無音のまま彼と一緒にまたいくよと返す。
そんな何気ないやりとりが、くすぐったいながらも幸せだ。
幸せを噛み締めていたら、不意に背後から楽し気な声が聞こえてきた。
「なあ、レーブンさんの笑顔を見たらレアな素材が手に入るかもって話、聞いたか?」
「え、そうなのか?」
「それ聞いたけど、本当なのか?初めて聞いたぞ」
いや、本当なわけがないだろう。だれかの笑顔を見たからレアな素材が手に入る――なんて胡散臭い話をあっさり信じるな。そう思いながらも、少しだけ気になって冒険者達の会話に耳を傾けた。
「あ、待ってくれ。そういえば俺、さっき満面の笑みを見たぞ!」
思い出したと言いたげに一人が叫べば、他の人達も一気にテンションが上がった。
「何!?すごいじゃないか!」
「満面の笑みはすごいな。さっき今日の朝食めっちゃうまかったって言ったら、ふわって笑みを見せてくれたけど、うっすらだったからなー」
「え…待ってくれ」
「俺が見た満面の笑みは他の奴に向けた笑顔だったから、もしかしてお前の方がすごいんじゃないか?」
ああ、他の奴ってのはまず間違いなくアキトだろうな。アキト以外にレーブンが満面の笑みを見せる事は無いだろう。まあ、いまのところは…だけどな。笑顔を見せる事への抵抗がすこし減ったのか、料理を褒められた奴にもうっすらと笑みをみせたらしいからな。
アキトの影響でレーブンも変わっていってるんだな。
「レーブンさんがお前に向けた笑顔なんだもんな。やっぱり急いで依頼受けに行こうぜ!」
そんな会話をしながら、冒険者達は俺達の横を通り過ぎて駆け出していった。
レーブンの笑顔でレアな素材…か。これは大丈夫なんだろうかと、ほんの少しだけ心配になった。
「アキト。あれ、放っておいても良いと思う?」
呆れ顔でその冒険者達の背中を見送ってから、俺はアキトに視線を向けて尋ねてみた。
「俺は良いと思うよ。皆本気じゃなくてただのお遊びだと思うし、レーブンさん相手に文句を言う人もいないでしょ?」
「まあ、うん。確かにレーブン相手に文句は言わない…いや、言えないか」
そう言われればそうだなと納得がいった。
もし万が一勇気ある馬鹿がレーブンにレアな素材が出なかったなんて文句を言ったとしても、くだらない事言ってる暇があったらもっと採取の腕を磨けとばっさり切り捨てられるだけだろよな。
「あとさ、これをきっかけに、皆がレーブンさんの笑顔に慣れてくれたら良いよね」
「あー…うん、そうだな」
レーブンの満面の笑顔なんて、長い付き合いの俺でも見た事が無かったんだよな。アキトに向けて見せる笑顔を最初に見た時は、正直かなり驚いたのを覚えてる。今はもう普通うに何度も見てる表情でしかないんだけどな。
俺がそうだったんだから、きっと周りもすぐに慣れていくさ。そう思って頷けば、アキトは嬉しそうに笑みを浮かべた。
途中何組かの冒険者達に追い抜かれたが、気にせずにのんびりと進んでいけば冒険者ギルドの建物が遠くに見えてきた。
「ここも、なんだかすごく久しぶりな気がするね」
「ああ、護衛依頼に行く前にも来たからそれほど時間は経ってない筈なんだが、不思議と久しぶりに感じるな」
そんな事を話しながら、俺達は冒険者ギルドの中へと足を踏み入れた。扉を開くだけで喧噪が一気に押し寄せてくる。
今日も酒場では盛り上がっている奴らがたくさんいるんだな。まあ、これもいつもの事か。最初の頃は喧噪に焦っていたアキトも、今は普通にスタスタと歩いて受付のある方へと進んでいく。慣れた行動だな。
受付カウンターは、時間のせいか今日はそれなりに空いていた。
アキトと二人手を繋いだままゆっくりと受付カウンダ―へと近づいていけば、一番端のブースにメロウの姿があった。
「あ、メロウさんがいる」
「…本当だな」
アキトはメロウがお気に入りだからな。メロウがいたら絶対にそこに行くんだよな。まあメロウは仕事ができるし、話が早いから良いんだけどな。
近づいてくるアキトと俺に気づいたのか、メロウはすっと立ち上がると優しい笑みを浮かべて出迎えてくれた。まああの笑みは、まず間違いなく俺じゃなくてアキトに対してだろうけどな。
「アキトさん、ハルさん。おはようございます」
「おはようございます、メロウさん」
「ああ、おはよう」
「護衛依頼、お疲れ様でした。依頼人から報告は受けています。色々あったようですが、達成ありがとうございます」
「いえ」
丁寧に頭を下げながらの言葉に、アキトは慌てて首を振った。メロウはすっと顔を上げるなりふわりと笑ってから、今度はくるりと背中を向けた。
予想外の行動に余程驚いたのか、アキトは言葉も無くじっとメロウの背中を見つめている。俺達が着いてきていない事に気づいたのか、メロウは笑顔を浮かべて俺達の方を振り返った。
「こちらに部屋を用意しておりますので、どうぞついてきてください」
「え…?」
「は?何で急に?」
きっと着いてこいと言いたいんだろうなと分かってはいたが、俺はともかくアキトのためにちゃんと言葉にしろ。軽く睨みながら視線でそう訴えれば、メロウはふうと一つ小さなため息を吐いた。
わざとらしいため息を吐く暇があったらちゃんと理由を説明しろ。そう言おうとした瞬間、俺の手がくいっと引っ張られた。バッと視線を向ければ、アキトは着いて行こうよと言いたげに俺の手をくいくいと引っ張ってくる。
俺はアキトのこういう仕草に弱いんだよなぁ。アキトが行きたいというなら文句は無いよ。あっさりと歩き出した俺を、メロウは面白そうにちらりと見つめてきた。
揶揄うような視線を寄越すよりも、俺を動かしたアキトに感謝してくれ。
今日は特に急いでいるわけでもないしと、アキトと繋いだ手を揺らしながらのんびりと歩いていく。
俺達の繋いだ手と伴侶候補の腕輪にたまに視線を感じる気がするのは、アキトを狙っていた奴らだろうか。羨ましそうだったり、寂し気だったりと反応は人それぞれだな。
悪いが、アキトは諦めてくれ。
たまたま目が合った昔なじみの店の店主には一瞬だけ驚いた顔をされたが、次の瞬間には微笑まし気な笑みと無音でのおめでとうの言葉をもらってしまった。
またこいよと続いた言葉に、俺も無音のまま彼と一緒にまたいくよと返す。
そんな何気ないやりとりが、くすぐったいながらも幸せだ。
幸せを噛み締めていたら、不意に背後から楽し気な声が聞こえてきた。
「なあ、レーブンさんの笑顔を見たらレアな素材が手に入るかもって話、聞いたか?」
「え、そうなのか?」
「それ聞いたけど、本当なのか?初めて聞いたぞ」
いや、本当なわけがないだろう。だれかの笑顔を見たからレアな素材が手に入る――なんて胡散臭い話をあっさり信じるな。そう思いながらも、少しだけ気になって冒険者達の会話に耳を傾けた。
「あ、待ってくれ。そういえば俺、さっき満面の笑みを見たぞ!」
思い出したと言いたげに一人が叫べば、他の人達も一気にテンションが上がった。
「何!?すごいじゃないか!」
「満面の笑みはすごいな。さっき今日の朝食めっちゃうまかったって言ったら、ふわって笑みを見せてくれたけど、うっすらだったからなー」
「え…待ってくれ」
「俺が見た満面の笑みは他の奴に向けた笑顔だったから、もしかしてお前の方がすごいんじゃないか?」
ああ、他の奴ってのはまず間違いなくアキトだろうな。アキト以外にレーブンが満面の笑みを見せる事は無いだろう。まあ、いまのところは…だけどな。笑顔を見せる事への抵抗がすこし減ったのか、料理を褒められた奴にもうっすらと笑みをみせたらしいからな。
アキトの影響でレーブンも変わっていってるんだな。
「レーブンさんがお前に向けた笑顔なんだもんな。やっぱり急いで依頼受けに行こうぜ!」
そんな会話をしながら、冒険者達は俺達の横を通り過ぎて駆け出していった。
レーブンの笑顔でレアな素材…か。これは大丈夫なんだろうかと、ほんの少しだけ心配になった。
「アキト。あれ、放っておいても良いと思う?」
呆れ顔でその冒険者達の背中を見送ってから、俺はアキトに視線を向けて尋ねてみた。
「俺は良いと思うよ。皆本気じゃなくてただのお遊びだと思うし、レーブンさん相手に文句を言う人もいないでしょ?」
「まあ、うん。確かにレーブン相手に文句は言わない…いや、言えないか」
そう言われればそうだなと納得がいった。
もし万が一勇気ある馬鹿がレーブンにレアな素材が出なかったなんて文句を言ったとしても、くだらない事言ってる暇があったらもっと採取の腕を磨けとばっさり切り捨てられるだけだろよな。
「あとさ、これをきっかけに、皆がレーブンさんの笑顔に慣れてくれたら良いよね」
「あー…うん、そうだな」
レーブンの満面の笑顔なんて、長い付き合いの俺でも見た事が無かったんだよな。アキトに向けて見せる笑顔を最初に見た時は、正直かなり驚いたのを覚えてる。今はもう普通うに何度も見てる表情でしかないんだけどな。
俺がそうだったんだから、きっと周りもすぐに慣れていくさ。そう思って頷けば、アキトは嬉しそうに笑みを浮かべた。
途中何組かの冒険者達に追い抜かれたが、気にせずにのんびりと進んでいけば冒険者ギルドの建物が遠くに見えてきた。
「ここも、なんだかすごく久しぶりな気がするね」
「ああ、護衛依頼に行く前にも来たからそれほど時間は経ってない筈なんだが、不思議と久しぶりに感じるな」
そんな事を話しながら、俺達は冒険者ギルドの中へと足を踏み入れた。扉を開くだけで喧噪が一気に押し寄せてくる。
今日も酒場では盛り上がっている奴らがたくさんいるんだな。まあ、これもいつもの事か。最初の頃は喧噪に焦っていたアキトも、今は普通にスタスタと歩いて受付のある方へと進んでいく。慣れた行動だな。
受付カウンターは、時間のせいか今日はそれなりに空いていた。
アキトと二人手を繋いだままゆっくりと受付カウンダ―へと近づいていけば、一番端のブースにメロウの姿があった。
「あ、メロウさんがいる」
「…本当だな」
アキトはメロウがお気に入りだからな。メロウがいたら絶対にそこに行くんだよな。まあメロウは仕事ができるし、話が早いから良いんだけどな。
近づいてくるアキトと俺に気づいたのか、メロウはすっと立ち上がると優しい笑みを浮かべて出迎えてくれた。まああの笑みは、まず間違いなく俺じゃなくてアキトに対してだろうけどな。
「アキトさん、ハルさん。おはようございます」
「おはようございます、メロウさん」
「ああ、おはよう」
「護衛依頼、お疲れ様でした。依頼人から報告は受けています。色々あったようですが、達成ありがとうございます」
「いえ」
丁寧に頭を下げながらの言葉に、アキトは慌てて首を振った。メロウはすっと顔を上げるなりふわりと笑ってから、今度はくるりと背中を向けた。
予想外の行動に余程驚いたのか、アキトは言葉も無くじっとメロウの背中を見つめている。俺達が着いてきていない事に気づいたのか、メロウは笑顔を浮かべて俺達の方を振り返った。
「こちらに部屋を用意しておりますので、どうぞついてきてください」
「え…?」
「は?何で急に?」
きっと着いてこいと言いたいんだろうなと分かってはいたが、俺はともかくアキトのためにちゃんと言葉にしろ。軽く睨みながら視線でそう訴えれば、メロウはふうと一つ小さなため息を吐いた。
わざとらしいため息を吐く暇があったらちゃんと理由を説明しろ。そう言おうとした瞬間、俺の手がくいっと引っ張られた。バッと視線を向ければ、アキトは着いて行こうよと言いたげに俺の手をくいくいと引っ張ってくる。
俺はアキトのこういう仕草に弱いんだよなぁ。アキトが行きたいというなら文句は無いよ。あっさりと歩き出した俺を、メロウは面白そうにちらりと見つめてきた。
揶揄うような視線を寄越すよりも、俺を動かしたアキトに感謝してくれ。
あなたにおすすめの小説
異世界で8歳児になった僕は半獣さん達と仲良くスローライフを目ざします
み馬下諒
BL
志望校に合格した春、桜の樹の下で意識を失った主人公・斗馬 亮介(とうま りょうすけ)は、気がついたとき、異世界で8歳児の姿にもどっていた。
わけもわからず放心していると、いきなり巨大な黒蛇に襲われるが、水の精霊〈ミュオン・リヒテル・リノアース〉と、半獣属の大熊〈ハイロ〉があらわれて……!?
これは、異世界へ転移した8歳児が、しゃべる動物たちとスローライフ?を目ざす、ファンタジーBLです。
おとなサイド(半獣×精霊)のカプありにつき、R15にしておきました。
※ 造語、出産描写あり。前置き長め。第21話に登場人物紹介を載せました。
★お試し読みは第1部(第22〜27話あたり)がオススメです。物語の傾向がわかりやすいかと思います★
★第11回BL小説大賞エントリー作品★最終結果2773作品中/414位★応援ありがとうございました★
料理の上手さを見込まれてモフモフ聖獣に育てられた俺は、剣も魔法も使えず、一人ではドラゴンくらいしか倒せないのに、聖女や剣聖たちから溺愛される
向原 行人
ファンタジー
母を早くに亡くし、男だらけの五人兄弟で家事の全てを任されていた長男の俺は、気付いたら異世界に転生していた。
アルフレッドという名の子供になっていたのだが、山奥に一人ぼっち。
普通に考えて、親に捨てられ死を待つだけという、とんでもないハードモード転生だったのだが、偶然通りかかった人の言葉を話す聖獣――白虎が現れ、俺を育ててくれた。
白虎は食べ物の獲り方を教えてくれたので、俺は前世で培った家事の腕を振るい、調理という形で恩を返す。
そんな毎日が十数年続き、俺がもうすぐ十六歳になるという所で、白虎からそろそろ人間の社会で生きる様にと言われてしまった。
剣も魔法も使えない俺は、少しだけ使える聖獣の力と家事能力しか取り柄が無いので、とりあえず異世界の定番である冒険者を目指す事に。
だが、この世界では職業学校を卒業しないと冒険者になれないのだとか。
おまけに聖獣の力を人前で使うと、恐れられて嫌われる……と。
俺は聖獣の力を使わずに、冒険者となる事が出来るのだろうか。
※第○話:主人公視点
挿話○:タイトルに書かれたキャラの視点
となります。
【完結】転移先で日本語を読めるというだけで最強の男に囚われました
桜あずみ
恋愛
異世界に転移して二年。
言葉も話せなかったこの国で、必死に努力して、やっとこの世界に馴染んできた。
しかし、ただ一つ、抜けなかった癖がある。
──ふとした瞬間に、日本語でメモを取ってしまうこと。
その一行が、彼の目に留まった。
「この文字を書いたのは、あなたですか?」
美しく、完璧で、どこか現実離れした男。
日本語という未知の文字に強い関心を示した彼は、やがて、少しずつ距離を詰めてくる。
最初はただの好奇心だと思っていた。
けれど、気づけば私は彼の手の中にいた。
彼の正体も、本当の目的も知らないまま。すべてを知ったときには、もう逃げられなかった。
拾われたのはたぶん僕です 〜ポンコツ魔法使いと騎士団の平和な大事件〜
ニア。
BL
崖から落ちただけなのに、騎士団長に拾われました。
真面目に生きてきた魔法使いモーネ。
ただ薬草を採ろうとして滑落しただけなのに、なぜか王国最強の騎士団長イグラムに連れて行かれ、騎士団で暮らすことに。
しかしこの魔法使い、少しだけ普通ではありません。
回復魔法を使えば何かが増え、
補助魔法を使えば騎士団が浮き、
気づけば庭はプリンになります。
——本人はちゃんとやっています。
巻き込まれる騎士団と、なぜか楽しそうな団長。
さらに弟子や王子、ドラゴンまで加わって、騎士団は今日も平和に大騒ぎ。
これは、ポンコツ魔法使いが真面目に頑張るたびに世界が少し壊れる、騒がしくて優しいファンタジーです。
【WEB版】監視が厳しすぎた嫁入り生活から解放されました~冷徹無慈悲と呼ばれた隻眼の伯爵様と呪いの首輪~【BL・オメガバース】
古森きり
BL
【書籍化決定しました!】
詳細が決まりましたら改めてお知らせにあがります!
たくさんの閲覧、お気に入り、しおり、感想ありがとうございました!
アルファポリス様の規約に従い発売日にURL登録に変更、こちらは引き下げ削除させていただきます。
政略結婚で嫁いだ先は、女狂いの伯爵家。
男のΩである僕には一切興味を示さず、しかし不貞をさせまいと常に監視される生活。
自分ではどうすることもできない生活に疲れ果てて諦めた時、夫の不正が暴かれて失脚した。
行く当てがなくなった僕を保護してくれたのは、元夫が口を開けば罵っていた政敵ヘルムート・カウフマン。
冷徹無慈悲と呼び声高い彼だが、共に食事を摂ってくれたりやりたいことを応援してくれたり、決して冷たいだけの人ではなさそうで――。
カクヨムに書き溜め。
小説家になろう、アルファポリス、BLoveにそのうち掲載します。
美形×平凡の子供の話
めちゅう
BL
美形公爵アーノルドとその妻で平凡顔のエーリンの間に生まれた双子はエリック、エラと名付けられた。エリックはアーノルドに似た美形、エラはエーリンに似た平凡顔。平凡なエラに幸せはあるのか?
──────────────────
お読みくださりありがとうございます。
お楽しみいただけましたら幸いです。
お話を追加いたしました。
BL世界に転生したけど主人公の弟で悪役だったのでほっといてください
わさび
BL
前世、妹から聞いていたBL世界に転生してしまった主人公。
まだ転生したのはいいとして、何故よりにもよって悪役である弟に転生してしまったのか…!?
悪役の弟が抱えていたであろう嫉妬に抗いつつ転生生活を過ごす物語。