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1139.【ハル視点】突然の謝罪
去って行くジルさんを三人で見送ってから、まずは渡されていた魔道具のベルでメイドたちを呼ぶことした。気配を探ってみても全く感じられないから、本当にかなりの距離を取ってくれているようだ。
当然だが俺達が食事を終えた事にも気づいていないだろうし、ここの後片付けもして貰わないといけないからな。
メイドたちを呼ぶ事を決めたのは俺だが、魔道具のベルを鳴らしたのはキースだ。
俺は気づいていなかったんだが、どうもキースがその魔道具に興味を持っていたようで、アキトが声をかけたんだ。
「キースくん、このベル鳴らしてくれる?」
「え…良いの?」
アキトくんもハル兄も鳴らしたいでしょう?と言いたげな視線で、俺はやっとキースが鳴らしたいと思っていた事に気が付いた。
本当にアキトが気づいてくれていて良かったと思う。何も考えずに無造作に鳴らしてしまうところだった。
「うん、俺は魔道具はあまり使い慣れてないから」
どうやって使うのか見せてと笑顔で答えたアキトに、俺は正直に言うと感心してしまった。キースの気持ちを考えた上で、遠慮せずに鳴らせるような理由付けまでしてくれるなんて。
「ハル兄も良いの?」
「ああ、キースが鳴らしてくれ」
さっとベルを手渡しながら、俺はアキトに感謝の視線を送った。意味はちゃんと伝わったと思うんだが、アキトはふふと笑っただけだった。
ベルを鳴らせば、本当にあっという間にメイドたちは戻ってきた。
後片付けを頼んだ後、俺達は三人で手を繋いで歩き出した。真ん中がアキトで、アキトの右手は俺と、アキトの左手はキースと繋がれている形だ。
「次はそこの道を左に行くよ」
「そっち?」
「ああ、そっちだ」
ウマたちのいる厩舎までの道のりは、ここからなら領主城の庭を通り抜けていくのが一番早い。いや、あくまでも迷わなければ――の話ではあるんだが。
ここの庭は慣れていない人が歩くと、とにかく方向感覚が狂うんだよな。
庭師に尋ねた事はないんだが、厩舎は騎士団本部と領主城のちょうど中間に位置している。だからおそらく、そちらからの侵入防止のために、わざとそうしているんだと思う。
「うーん…俺にはさっきから全部同じ道に見える」
アキトは困り顔でぽつりとそう呟いた。
「まあ似て見えるよね」
「うん、ハルはよく覚えられるよね」
「そうかな?」
アキトに褒められるのは、いつだって嬉しいな。
「うん、ハル兄はすごいよ。僕もここの庭の道はよく分からないから」
アキトの横から身を乗り出したキースも、笑顔でそう褒めてくれた。
「褒めてくれてありがとう」
「あのね、アキトくん。ここは季節によって植物を植え替えたりするから余計に分かり難いんだよ」
誇らし気な笑みを浮かべたまま、キースはアキトにそう説明を始めた。
うーん、兄の事を自慢する弟の可愛さときたら。そしてそれを聞いたアキトの、キラキラと輝く尊敬に満ちた目ときたら。
二人揃ってむぎゅっと抱きしめたくなるな。
「ねぇ、ハルはどこを見てここの道を覚えてるの?」
「とりあえずは方角と歩数、後は床に敷き詰めてあるレンガかな」
「レンガ…?」
アキトとキースは、まじまじと床のレンガを観察し始めた。あまりにも素直な二人の反応に、自然と笑みがこぼれてしまう。
ここの床のレンガには白い線で模様が入っているが、さっき通って来た道のレンガには黒い模様が小さく入っている。これもおそらく庭師たちのこだわりなのだろう。一定周期ごとにレンガ自体も交換されたりはするが、すこしは分かりやすいようにと残してくれているんだと思う。
「ああ、そういう事か!」
「たまにはレンガも交換されたりするから、そればかりに頼るのは難しいけどね」
あれこれと二人がかりで質問をされながら、俺達は無事に厩舎へと辿り着いた。
「到着したね。ここがウマたちのいる厩舎だよ」
「僕、ここ好きなんだ」
格好良いからと小さな声で続けたキースに、アキトも笑って頷いている。
「うん、格好良い場所だね」
格好良い…か。そう考えたことは無かったな。たしかに辺境領の特産である黒いヴァコクの木が使われていて、落ち着いた建物だとは思うんだが。
冒険者の血が騒ぐのか、アキトは周りの木の実や果物にざっと視線を向けた。後であの果物や木の実の説明も、するべきだろうか?
俺はそんな事を考えつつ、口を開いた。
「ここでは騎士団と俺の家族のウマ、全ての世話を受け持ってくれているんだ」
だからこそ、こんな場所に厩舎を作ったとも言えるんだが。
「え、そうなんだ?」
「ああ、別々にするよりも、その方がウマたちも楽しそうだからな」
ウマにとっては、騎士団のウマでも領主一家のウマでも関係は無い。ただの一緒に生活する仲間だからな。
アキトがへぇーと言いながら嬉しそうにウマたちを眺めていると、そろりと後ろから近づいてくる気配に気がついた。
どうせ探すつもりだった相手だから止めはしないが、何故そんなにこそこそしているんだろう。不思議に思っている間に、背後から声が聞こえてきた。
「あ、あの…」
ギュームの掠れた声での呼びかけに、アキトは普通にはいと答えて振り返った。
気配探知に慣れてきたのか、背後からの声かけだったのに一切驚かなかったな。アキトの成長をしみじみと感じていると、ギュームはガバッとものすごい勢いで頭を下げた。
「アキト様。失礼を致しました事を、心からお詫び申し上げます!」
叫びにも似た謝罪の言葉に、アキトは心底困ったと言いたげに眉を下げた。
当然だが俺達が食事を終えた事にも気づいていないだろうし、ここの後片付けもして貰わないといけないからな。
メイドたちを呼ぶ事を決めたのは俺だが、魔道具のベルを鳴らしたのはキースだ。
俺は気づいていなかったんだが、どうもキースがその魔道具に興味を持っていたようで、アキトが声をかけたんだ。
「キースくん、このベル鳴らしてくれる?」
「え…良いの?」
アキトくんもハル兄も鳴らしたいでしょう?と言いたげな視線で、俺はやっとキースが鳴らしたいと思っていた事に気が付いた。
本当にアキトが気づいてくれていて良かったと思う。何も考えずに無造作に鳴らしてしまうところだった。
「うん、俺は魔道具はあまり使い慣れてないから」
どうやって使うのか見せてと笑顔で答えたアキトに、俺は正直に言うと感心してしまった。キースの気持ちを考えた上で、遠慮せずに鳴らせるような理由付けまでしてくれるなんて。
「ハル兄も良いの?」
「ああ、キースが鳴らしてくれ」
さっとベルを手渡しながら、俺はアキトに感謝の視線を送った。意味はちゃんと伝わったと思うんだが、アキトはふふと笑っただけだった。
ベルを鳴らせば、本当にあっという間にメイドたちは戻ってきた。
後片付けを頼んだ後、俺達は三人で手を繋いで歩き出した。真ん中がアキトで、アキトの右手は俺と、アキトの左手はキースと繋がれている形だ。
「次はそこの道を左に行くよ」
「そっち?」
「ああ、そっちだ」
ウマたちのいる厩舎までの道のりは、ここからなら領主城の庭を通り抜けていくのが一番早い。いや、あくまでも迷わなければ――の話ではあるんだが。
ここの庭は慣れていない人が歩くと、とにかく方向感覚が狂うんだよな。
庭師に尋ねた事はないんだが、厩舎は騎士団本部と領主城のちょうど中間に位置している。だからおそらく、そちらからの侵入防止のために、わざとそうしているんだと思う。
「うーん…俺にはさっきから全部同じ道に見える」
アキトは困り顔でぽつりとそう呟いた。
「まあ似て見えるよね」
「うん、ハルはよく覚えられるよね」
「そうかな?」
アキトに褒められるのは、いつだって嬉しいな。
「うん、ハル兄はすごいよ。僕もここの庭の道はよく分からないから」
アキトの横から身を乗り出したキースも、笑顔でそう褒めてくれた。
「褒めてくれてありがとう」
「あのね、アキトくん。ここは季節によって植物を植え替えたりするから余計に分かり難いんだよ」
誇らし気な笑みを浮かべたまま、キースはアキトにそう説明を始めた。
うーん、兄の事を自慢する弟の可愛さときたら。そしてそれを聞いたアキトの、キラキラと輝く尊敬に満ちた目ときたら。
二人揃ってむぎゅっと抱きしめたくなるな。
「ねぇ、ハルはどこを見てここの道を覚えてるの?」
「とりあえずは方角と歩数、後は床に敷き詰めてあるレンガかな」
「レンガ…?」
アキトとキースは、まじまじと床のレンガを観察し始めた。あまりにも素直な二人の反応に、自然と笑みがこぼれてしまう。
ここの床のレンガには白い線で模様が入っているが、さっき通って来た道のレンガには黒い模様が小さく入っている。これもおそらく庭師たちのこだわりなのだろう。一定周期ごとにレンガ自体も交換されたりはするが、すこしは分かりやすいようにと残してくれているんだと思う。
「ああ、そういう事か!」
「たまにはレンガも交換されたりするから、そればかりに頼るのは難しいけどね」
あれこれと二人がかりで質問をされながら、俺達は無事に厩舎へと辿り着いた。
「到着したね。ここがウマたちのいる厩舎だよ」
「僕、ここ好きなんだ」
格好良いからと小さな声で続けたキースに、アキトも笑って頷いている。
「うん、格好良い場所だね」
格好良い…か。そう考えたことは無かったな。たしかに辺境領の特産である黒いヴァコクの木が使われていて、落ち着いた建物だとは思うんだが。
冒険者の血が騒ぐのか、アキトは周りの木の実や果物にざっと視線を向けた。後であの果物や木の実の説明も、するべきだろうか?
俺はそんな事を考えつつ、口を開いた。
「ここでは騎士団と俺の家族のウマ、全ての世話を受け持ってくれているんだ」
だからこそ、こんな場所に厩舎を作ったとも言えるんだが。
「え、そうなんだ?」
「ああ、別々にするよりも、その方がウマたちも楽しそうだからな」
ウマにとっては、騎士団のウマでも領主一家のウマでも関係は無い。ただの一緒に生活する仲間だからな。
アキトがへぇーと言いながら嬉しそうにウマたちを眺めていると、そろりと後ろから近づいてくる気配に気がついた。
どうせ探すつもりだった相手だから止めはしないが、何故そんなにこそこそしているんだろう。不思議に思っている間に、背後から声が聞こえてきた。
「あ、あの…」
ギュームの掠れた声での呼びかけに、アキトは普通にはいと答えて振り返った。
気配探知に慣れてきたのか、背後からの声かけだったのに一切驚かなかったな。アキトの成長をしみじみと感じていると、ギュームはガバッとものすごい勢いで頭を下げた。
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