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第一章 完璧な悪役令嬢
2 アカネside
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私はアカネ、幽霊です。
私は彼氏のセイジとスキー場行きのバスに乗っていたはずなのに気がつくとこの世界をふわふわと漂っていた。
なぜ幽霊だとわかったかというと空中にふわふわ浮いているし、住んでいる人の目の前に立っても誰一人として気づいてくれないからね。
周りには私と同じような幽霊も沢山いるし、中には私と同じ様に話しかけては無視されている子も居たりする。
これはもう死んだなと直ぐに悟りました。
バスに乗ってただけで死ぬなんて本当についてないなと始めは落ち込んだの。まず最初にしたのは一緒乗っていたはずのセイジの幽霊がいないかとあちらこちらを探したけど会えなかったなぁ。
セイジは無事だったのかな?それならそれで嬉しいんだけど。
そんなこんなで自分が幽霊だと自覚した私はこの中世ヨーロッパな異世界の幽霊転生を楽しむべく行動を起こしたの。
始めは物珍しくあっち行ったり、こっち行ったりと過ごしていたけれど、流石に何十年もそんな事をしていると飽きてしまう。
異世界転生のライトノベルは何冊も読んだけど幽霊で転生とか聞いたことないよね。
そんな時にふと思い出したのがバスに乗る前の日にやっていた大好きな乙女ゲームのことだった。
この中世ヨーロッパ的な世界の割に公用語が日本語なところとか、魔法はないけどマナーにうるさいヨーロッパ的なところとかそっくりだった。試しに世界の反対側にあるキングストーン国に行ってみようと思いつきフラフラと飛んで来てみたの。
思い出してみればキングストーンはそのまま乙女ゲームの舞台になった国と同じ名前だし、この国の五大ストーン家とかマジで乙女ゲームの設定そのものだったの。
その乙女ゲームは「賢者の石を抱きしめて」という題名で、おきまりの平民出身のヒロインが特待生としてエリート学園に入学し、次々と攻略対象を落としていく物語だった。
ただこのヒロインが好きじゃなかったんだよね。
そういうゲームですと言われてしまえはしょうがないけど、攻略対象を一人に絞らず全員を取り巻きにすると王子のハロルドのルートが解放されて王子攻略が始まるの。
その王子を攻略するのに今までの攻略対象は次々と駒の様にヒロインに使い捨てられ、王子を攻略すると秘宝の賢者の石を手に入れて最後は王子と結婚するというストーリーだ。
次々好きになって落とした挙句使い捨てとかほんとこのヒロインは頂けない。
まだ王子ルートで登場する悪役令嬢の方が好きだったなぁ。確かにヒロインを虐めるんだけど言ってることは凄くまともだし、王子一筋な所も好感がもてる。
最終的にはおきまりのパターンで婚約破棄されて修道院行きなんだけど、王子見る目なーいとゲームやりながら叫んじゃったよ。
まぁ賢者の石を見つけないと王子と結婚できないけど、賢者の石は王子の愛がないと見つからない事になっていたから仕方がないかな。
でも可愛かったなぁ、悪役令嬢のクリスティーナちゃん。
私は大体のストーリーを思い出し、本当にいるなら会ってみたいというミーハーな気分で悪役令嬢のクリスティーナに会いにバイオレットストーン家に行ってみた。
すると、そこにいたのはまだ三歳位のクリスティーナちゃん本人だったのだ。
ちょー可愛い!!
三歳のクリスティーナちゃんは私の知っている気の強い正義感溢れる凛とした令嬢ではなく、本当に可愛いだけの三歳児だった。ただし、その月の光のように輝くプラチナブロンドや紫水晶の様な瞳はそのままで将来確実にちょー美人になること間違いない姿をしていた。
ほんとこのクリスティーナちゃんを振るなんて馬鹿な俺様王子だなぁ。
私はふわふわと空中を漂いながらクリスティーナを観察していると普段生きてる人間とは絶対合わない目がクリスティーナとは何度も合うことに気がついた。
私が動くとクリスティーナの視線も一緒に動くのだ。そんな馬鹿な!と話しかけるとそんな馬鹿な事がおこっていた。
なんとクリスティーナは見える人だったのだ。私は今まで誰とも話せなかった分を取り返す様にクリスティーナに話かけた。
最初は泣かれたが、まぁ普通幽霊から話しかけられたら泣くよ、何度も話しかけたり覚えているおとぎ話を聞かせたりしている内に私の話を聞いてくれるようになっし、話もしてくれる様になった。
やっぱりクリスティーナちゃんは優しいな。
私はクリスティーナの幸せのために人肌脱ぐ事にしたのだった。
なんといってもわたしは未来を知っているも同然、ある意味!!神!!だよね。
私はクリスティーナをまずは完璧な令嬢にすることにした。
悪役令嬢にならない様にあのヒロインの突く隙を無くして全方位隙なし令嬢にすれば王子の心をがっちり掴めるはず。
ヒロインが入り込む事が出来なければそれでクリスティーナは幸せになれるのだ!
そうとわかれば英才教育は早いに越したことはないはず。私は三歳のクリスティーナに令嬢とは?からどんな勉強が必要でそれは何故かをコンコンと説明した。
後から考えると幽霊の私からは逃げられないのにずっと言いきかされるのだからある意味取り憑いてたよね。アハハ。
でもその甲斐あってクリスティーナはマナーや王族との結婚に必要な教養を三年程で身につけてしまった。流石悪役令嬢!スペックが違います。
クリスティーナが勉強している間に私は次に必要な事を考えていた。あの可愛いクリスティーナをまかり間違っても修道院送りになどしたくなかったのだ。
その為に念には念を入れてあらゆるセーフティネットを用意しなければと考えました。
そして思い付いたのが改善ポイントが貴族社会特有の家族の絆の希薄さだ。日本人の感覚からすると親と子供、兄弟は親密でみんな揃ってご飯を食べるとか普通のなのにこの世界の貴族達は生まれた子供は乳母や教育係にお任せでたまーに様子を見るくらいなのだ。
そんな関係だから婚約破棄された失意の娘をもう要らないとばかりに修道院に入れる事が出来るのだ。
クリスティーナとその両親、ついでに攻略対象で王子に協力して婚約破棄に追い込んだ兄との関係を日本の家族位には改善しようと思ったのよ。まずは絆を築いて何かあっても家族は見捨てない状況を作ろうと立ち上がりました!
うん、私凄いわ!なんだか成長系シミュレーションゲームしてる気分になってきた。
私はその日からクリスティーナに家族の絆の大切さや兄弟とは?と言うこと説明して兄とは一緒に勉強する時間を作らせた。
始め訝っていた兄も段々と妹が可愛く感じてきたのか最近ではわからない所を教えたり、苦手なダンスの相手をして足を踏まれまくりながらも付き合ってくれたりと側から見ても仲の良い兄妹そのものになってきた。うん、いい感じ。
因みに兄のルーカスはやり過ぎたのか少しシスコン気味になっちゃいました。
ついでに王子をどう思っているかをクリスティーナに聞いてみたけど、この国では十ニ歳になるまで家族以外とは会えないんだって。ゲームの設定にない事はわからないねぇ。
クリスティーナのマナーが見苦しくないくらいになった頃、私は両親との関係改善アドバイスを始めました。
まずはご飯よね。一緒にご飯食べるのが家族の始まりだと私は思うんだ。
だから、クリスティーナになるべく用事を見つけて一緒に食事を取ったり、お茶に誘ったりするようにアドバイスしたの。
そうしたら始めはあんまり興味なさそうな感じだった父親も最近はよくクリスティーナの部屋に様子を見にくるようになった。
母親はクリスティーナとの買い物やお茶に楽しみを見つけたみたい。よくお誘いに来るようになりました~。
やっぱり女同士ドレスとか選ぶの楽しいもんね。
そうしてクリスティーナが十歳になる頃にはバイオレットストーン家は仲良し家族になりました。いや~いい仕事しました。
これで何かあったとしてもこの家族がクリスティーナを守ってくれそうだわ。
父親と兄はに関しては反撃しそうな位可愛がっているからまぁ大丈夫でしょ。
さぁ、セーフティーネットは張り終わったからこれからが本番ね。
クリスティーナの十ニ歳のお披露目パーティーでの出会いイベントからが乙女ゲーム本番が始まる。
クリスティーナに今後の事を色々聞かれているけど私もなんとも言えないんだよね。
今までは好き勝手状況を変えられたけどゲームが始まるとそちらに強制力が働くかもしれないし、それによってあの可愛いクリスティーナが悪役令嬢になってしまったらと気が気ではなくなってきた。
怖いなぁ。
私は彼氏のセイジとスキー場行きのバスに乗っていたはずなのに気がつくとこの世界をふわふわと漂っていた。
なぜ幽霊だとわかったかというと空中にふわふわ浮いているし、住んでいる人の目の前に立っても誰一人として気づいてくれないからね。
周りには私と同じような幽霊も沢山いるし、中には私と同じ様に話しかけては無視されている子も居たりする。
これはもう死んだなと直ぐに悟りました。
バスに乗ってただけで死ぬなんて本当についてないなと始めは落ち込んだの。まず最初にしたのは一緒乗っていたはずのセイジの幽霊がいないかとあちらこちらを探したけど会えなかったなぁ。
セイジは無事だったのかな?それならそれで嬉しいんだけど。
そんなこんなで自分が幽霊だと自覚した私はこの中世ヨーロッパな異世界の幽霊転生を楽しむべく行動を起こしたの。
始めは物珍しくあっち行ったり、こっち行ったりと過ごしていたけれど、流石に何十年もそんな事をしていると飽きてしまう。
異世界転生のライトノベルは何冊も読んだけど幽霊で転生とか聞いたことないよね。
そんな時にふと思い出したのがバスに乗る前の日にやっていた大好きな乙女ゲームのことだった。
この中世ヨーロッパ的な世界の割に公用語が日本語なところとか、魔法はないけどマナーにうるさいヨーロッパ的なところとかそっくりだった。試しに世界の反対側にあるキングストーン国に行ってみようと思いつきフラフラと飛んで来てみたの。
思い出してみればキングストーンはそのまま乙女ゲームの舞台になった国と同じ名前だし、この国の五大ストーン家とかマジで乙女ゲームの設定そのものだったの。
その乙女ゲームは「賢者の石を抱きしめて」という題名で、おきまりの平民出身のヒロインが特待生としてエリート学園に入学し、次々と攻略対象を落としていく物語だった。
ただこのヒロインが好きじゃなかったんだよね。
そういうゲームですと言われてしまえはしょうがないけど、攻略対象を一人に絞らず全員を取り巻きにすると王子のハロルドのルートが解放されて王子攻略が始まるの。
その王子を攻略するのに今までの攻略対象は次々と駒の様にヒロインに使い捨てられ、王子を攻略すると秘宝の賢者の石を手に入れて最後は王子と結婚するというストーリーだ。
次々好きになって落とした挙句使い捨てとかほんとこのヒロインは頂けない。
まだ王子ルートで登場する悪役令嬢の方が好きだったなぁ。確かにヒロインを虐めるんだけど言ってることは凄くまともだし、王子一筋な所も好感がもてる。
最終的にはおきまりのパターンで婚約破棄されて修道院行きなんだけど、王子見る目なーいとゲームやりながら叫んじゃったよ。
まぁ賢者の石を見つけないと王子と結婚できないけど、賢者の石は王子の愛がないと見つからない事になっていたから仕方がないかな。
でも可愛かったなぁ、悪役令嬢のクリスティーナちゃん。
私は大体のストーリーを思い出し、本当にいるなら会ってみたいというミーハーな気分で悪役令嬢のクリスティーナに会いにバイオレットストーン家に行ってみた。
すると、そこにいたのはまだ三歳位のクリスティーナちゃん本人だったのだ。
ちょー可愛い!!
三歳のクリスティーナちゃんは私の知っている気の強い正義感溢れる凛とした令嬢ではなく、本当に可愛いだけの三歳児だった。ただし、その月の光のように輝くプラチナブロンドや紫水晶の様な瞳はそのままで将来確実にちょー美人になること間違いない姿をしていた。
ほんとこのクリスティーナちゃんを振るなんて馬鹿な俺様王子だなぁ。
私はふわふわと空中を漂いながらクリスティーナを観察していると普段生きてる人間とは絶対合わない目がクリスティーナとは何度も合うことに気がついた。
私が動くとクリスティーナの視線も一緒に動くのだ。そんな馬鹿な!と話しかけるとそんな馬鹿な事がおこっていた。
なんとクリスティーナは見える人だったのだ。私は今まで誰とも話せなかった分を取り返す様にクリスティーナに話かけた。
最初は泣かれたが、まぁ普通幽霊から話しかけられたら泣くよ、何度も話しかけたり覚えているおとぎ話を聞かせたりしている内に私の話を聞いてくれるようになっし、話もしてくれる様になった。
やっぱりクリスティーナちゃんは優しいな。
私はクリスティーナの幸せのために人肌脱ぐ事にしたのだった。
なんといってもわたしは未来を知っているも同然、ある意味!!神!!だよね。
私はクリスティーナをまずは完璧な令嬢にすることにした。
悪役令嬢にならない様にあのヒロインの突く隙を無くして全方位隙なし令嬢にすれば王子の心をがっちり掴めるはず。
ヒロインが入り込む事が出来なければそれでクリスティーナは幸せになれるのだ!
そうとわかれば英才教育は早いに越したことはないはず。私は三歳のクリスティーナに令嬢とは?からどんな勉強が必要でそれは何故かをコンコンと説明した。
後から考えると幽霊の私からは逃げられないのにずっと言いきかされるのだからある意味取り憑いてたよね。アハハ。
でもその甲斐あってクリスティーナはマナーや王族との結婚に必要な教養を三年程で身につけてしまった。流石悪役令嬢!スペックが違います。
クリスティーナが勉強している間に私は次に必要な事を考えていた。あの可愛いクリスティーナをまかり間違っても修道院送りになどしたくなかったのだ。
その為に念には念を入れてあらゆるセーフティネットを用意しなければと考えました。
そして思い付いたのが改善ポイントが貴族社会特有の家族の絆の希薄さだ。日本人の感覚からすると親と子供、兄弟は親密でみんな揃ってご飯を食べるとか普通のなのにこの世界の貴族達は生まれた子供は乳母や教育係にお任せでたまーに様子を見るくらいなのだ。
そんな関係だから婚約破棄された失意の娘をもう要らないとばかりに修道院に入れる事が出来るのだ。
クリスティーナとその両親、ついでに攻略対象で王子に協力して婚約破棄に追い込んだ兄との関係を日本の家族位には改善しようと思ったのよ。まずは絆を築いて何かあっても家族は見捨てない状況を作ろうと立ち上がりました!
うん、私凄いわ!なんだか成長系シミュレーションゲームしてる気分になってきた。
私はその日からクリスティーナに家族の絆の大切さや兄弟とは?と言うこと説明して兄とは一緒に勉強する時間を作らせた。
始め訝っていた兄も段々と妹が可愛く感じてきたのか最近ではわからない所を教えたり、苦手なダンスの相手をして足を踏まれまくりながらも付き合ってくれたりと側から見ても仲の良い兄妹そのものになってきた。うん、いい感じ。
因みに兄のルーカスはやり過ぎたのか少しシスコン気味になっちゃいました。
ついでに王子をどう思っているかをクリスティーナに聞いてみたけど、この国では十ニ歳になるまで家族以外とは会えないんだって。ゲームの設定にない事はわからないねぇ。
クリスティーナのマナーが見苦しくないくらいになった頃、私は両親との関係改善アドバイスを始めました。
まずはご飯よね。一緒にご飯食べるのが家族の始まりだと私は思うんだ。
だから、クリスティーナになるべく用事を見つけて一緒に食事を取ったり、お茶に誘ったりするようにアドバイスしたの。
そうしたら始めはあんまり興味なさそうな感じだった父親も最近はよくクリスティーナの部屋に様子を見にくるようになった。
母親はクリスティーナとの買い物やお茶に楽しみを見つけたみたい。よくお誘いに来るようになりました~。
やっぱり女同士ドレスとか選ぶの楽しいもんね。
そうしてクリスティーナが十歳になる頃にはバイオレットストーン家は仲良し家族になりました。いや~いい仕事しました。
これで何かあったとしてもこの家族がクリスティーナを守ってくれそうだわ。
父親と兄はに関しては反撃しそうな位可愛がっているからまぁ大丈夫でしょ。
さぁ、セーフティーネットは張り終わったからこれからが本番ね。
クリスティーナの十ニ歳のお披露目パーティーでの出会いイベントからが乙女ゲーム本番が始まる。
クリスティーナに今後の事を色々聞かれているけど私もなんとも言えないんだよね。
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