2 / 63
第一章 旅立ち編
第2話 村一番の狩人
しおりを挟む
話は遡る事、一年前。
ラーガスタ王国の辺境の辺境、国境ぎりぎりの大樹海の中に、人口二百人程度の小さな村があった。
名前はない。
ただ、この村は普通の村ではなかった。
名のない村の主な生業は、狩人である。
この未開発の大樹海には凶暴な魔物が山ほどいる。
しかし、どれも上質な肉と毛皮を持っている魔物ばかりで、村人の男性陣は全て狩人なのだ。
この村もラーガスタ王国の実力主義の影響を十分に受けており、狩りが出来ない男は容赦なく村から追い出されるのである。
そうして凄腕の狩人だけが村の住人として存在するのを許された為、村としてはかなり裕福な暮らしをしている場所だった。
しかし流石は辺境、村に通貨は存在しない。
何故なら、狩りで得た獲物は村の共有食料として確保され、それを村長が均等に分けるのである。
もちろん、特例がある。
この村では一年に一度、村一番の狩人を決める大会が催されている。
村一番の狩人になるとどのような利点があるのか。
まず、食料が優先的に多めに配られるのだ。
その為地位を守り続けている限り、飢え死にする事はまずない。
次に、村の女性を自由に娶る事が出来る。
都会住みだと男尊女卑だとしかめっ面されそうな制度だが、そうではない。
この村は男女で役割分担がされており、しっかりと狩りに行けるように体調管理をするのが女性の仕事なのである。
そして村一番の狩人に嫁ぐ事は、幸せに暮らせるという事にもなる。
何故なら一度でも村一番の狩人になれば、その座を引きずり降ろされても食料は次点で優遇され続けるからだ。
故に女性は、村一番の狩人に選んでもらえるように美を磨き、花嫁修業もする。
と、まぁこの村は特殊な環境やしきたりはあるが、比較的幸福度が高い村であった。
その中で異端児が生まれた。
名前はリュート。
彼は誰に教わる訳でもなく弓を持ち、いつの間にか弓で獲物を大量に確保するようになった。
村の狩人は基本的に槍か剣で狩猟するのだが、リュートだけは弓に拘った。この時点で村の中では相当な異端な存在だった。
そして十歳になったら参加出来る大会にも出場。
十二歳の時に初めて村一番の狩人になり、そこから十五歳になるまで誰にも一番の座を渡さない程の実力者だった。
光沢がある栗色の短髪、燃えたぎっているような赤い双眸。そして整った容姿。
実力もあってさらに容姿も素晴らしいとなると、同い年位の若い女性達はリュートに魅了されていた。
結婚は村のしきたりで十六歳からとなっている為、それまで女性達はリュートに選んでもらおうと必死になって自分磨きに専念している程だ。
そんな彼が、村長の自宅に足を運んで爆弾発言をした。
「村長、オラ王都さ行きてぇだよ!」
「な、な、な、なにぃぃぃぃぃぃぃっ!!??」
村長は、人生で初めて絶叫した。
それもそうだ。
村の食料の約七割はリュートが確保してくれている。
村の割に裕福に暮らせているのは、リュートのおかげと言っても過言ではない。
彼がいるおかげで最近は商人が村まで足を運んでくれて、一部の肉や毛皮を買い取ってくれているのだ。
つまり、村長は懐に通貨を隠し持っていたのである。
全てはいずれ王都に遊びに行った際に散在する為の隠し財産だ。
しかし、リュートが村から離れたいとなると、村長だけではない、村全体の一大事だ。
当然、村長は首を縦に振らない。
「な、ならね! ならね、ならねぇ!! そんな勝手な事さ許せる訳ねぇべ!!」
「勝手じゃなか!! オラは十分村の為に働いただ!! だから王都さ行く!!」
標準語にかなり訛りがある言葉で言い合いをする二人。
村長は今年で六十一歳を迎えるので訛りに抵抗はないが、容姿端麗なリュートの訛りに関しては違和感が半端なかった。
「そんなにこの村さに不満あるけぇ!? おめぇは村一番の狩人だ、相当特別待遇してるっぺよ!?」
「わかってら! オラ、この村で不自由なんて感じてね!」
「ならなしてこの村さ出て行くだ?」
村長がリュートを真剣に見つめて質問をした。
なら答えなければいけない、リュートはそう感じた。
商人と交流をしていく中で、彼の耳にとある情報が入ったのだ。
それからリュートの中で王都に対する憧れが日に日に増していき、そしてついに想いは我慢が出来なくなる位に育ってしまったのだ。
リュートは、しっかりと村長の目を見据えて答えた。
「オラ、王都にある《聖弓》さ欲しいだ」
「な、何と! あの聖弓をじゃと!?」
聖弓。
それはラーガスタ王国で一番の弓使いであるという証として贈られる弓である。
白銀の弓は、魔を打ち滅ぼす力を宿しているといい、所有者に絶対的な力を与える武器でもあるのだ。
勿論弓だけではなく、聖剣、聖槍、聖杖、聖盾が存在しており、国王からの厳選なる審査の元、所有者が決定されるのだ。
ちなみに聖弓以外の所有者はすでに存在していて、国王の親衛隊として国の重役クラスの扱いとなっている。
では何故聖弓だけは所有者がいないのか?
それは国王が認める程の弓使いがいないからである。
ただ強ければいいだけではない、国王の中にある基準を満たさないといけないのだ。
この事を知った瞬間、リュートの中に野望が芽生えた。
聖弓を自分のものにしたい、と。
商人さえ来なければ、きっとリュートは村の中で幸せに暮らして一生を終えていただろう。
しかし、村長が欲をかきすぎた結果、リュートに外聞を吹き込んでしまい外界への憧れを与えてしまったのだった。
「オラは今村一番の狩人になった。しかも弓一本でだ。だけんども、その上がまだあったんだよ。なら、オラはさらに上を狙っていきてぇんだよ」
「……リュート、おめぇ」
「早くに親さ亡くしたオラをここまで育ててくれた村長には、本当頭上がらねぇけんども、ごめん。この思いは誰にも譲れねぇ」
リュートは立ち上がり、握りこぶしを作る。
「オラ、聖弓さ欲しいだ! そして弓の頂点に立ちてぇ!!」
村長は見た。
元々燃えるような赤いリュートの眼が、瞳の奥で炎が燃え盛っているかのような幻覚を。
今までそんな思いを隠して、村の為に狩りをしてくれていたのだと、今気が付いたのだった。
確かにリュートの弓の腕前は異常過ぎる。
この村だけで収まっていい物ではない程、超一流という言葉ですらまだ生温い腕前だ。
(……時が来てしまったかのぉ)
もしかしたら、リュートは外に飛び出していくような予感があったが、まさかこんなに早くとは思わなかった。
なら、ここは見送ってやりたいが、村長としてただで見送る訳にはいかなかった。
「わかった、ただし条件がある」
「条件? 何だ?」
「一週間後の大会、ぐうの根も出ない位の大差で優勝せい! でなければ村から出さね!!」
ただ四連覇するのではない、大差を付けろと意地悪をしたのだ。
当然だ、村の長として村の損失は出したくない。
リュートは今や、この村の大黒柱なのだ。出来るのならば外に出したくない。
しかし、当のリュートは呆気にとられていた。
「えっ、その程度でええんか? ならやったる」
「へ? その程度?」
「んだ。いやぁ、もっと意地悪なもん来るかと思ったが、安心安心!! へば村長、約束守ってくれよな?」
スキップしながら上機嫌で村長の家を出るリュート。
そして呆気に取られて口が半開きの村長。
この時から、リュートが小さな村から解放されて、世界へ羽ばたく事実が確定した瞬間であった。
ラーガスタ王国の辺境の辺境、国境ぎりぎりの大樹海の中に、人口二百人程度の小さな村があった。
名前はない。
ただ、この村は普通の村ではなかった。
名のない村の主な生業は、狩人である。
この未開発の大樹海には凶暴な魔物が山ほどいる。
しかし、どれも上質な肉と毛皮を持っている魔物ばかりで、村人の男性陣は全て狩人なのだ。
この村もラーガスタ王国の実力主義の影響を十分に受けており、狩りが出来ない男は容赦なく村から追い出されるのである。
そうして凄腕の狩人だけが村の住人として存在するのを許された為、村としてはかなり裕福な暮らしをしている場所だった。
しかし流石は辺境、村に通貨は存在しない。
何故なら、狩りで得た獲物は村の共有食料として確保され、それを村長が均等に分けるのである。
もちろん、特例がある。
この村では一年に一度、村一番の狩人を決める大会が催されている。
村一番の狩人になるとどのような利点があるのか。
まず、食料が優先的に多めに配られるのだ。
その為地位を守り続けている限り、飢え死にする事はまずない。
次に、村の女性を自由に娶る事が出来る。
都会住みだと男尊女卑だとしかめっ面されそうな制度だが、そうではない。
この村は男女で役割分担がされており、しっかりと狩りに行けるように体調管理をするのが女性の仕事なのである。
そして村一番の狩人に嫁ぐ事は、幸せに暮らせるという事にもなる。
何故なら一度でも村一番の狩人になれば、その座を引きずり降ろされても食料は次点で優遇され続けるからだ。
故に女性は、村一番の狩人に選んでもらえるように美を磨き、花嫁修業もする。
と、まぁこの村は特殊な環境やしきたりはあるが、比較的幸福度が高い村であった。
その中で異端児が生まれた。
名前はリュート。
彼は誰に教わる訳でもなく弓を持ち、いつの間にか弓で獲物を大量に確保するようになった。
村の狩人は基本的に槍か剣で狩猟するのだが、リュートだけは弓に拘った。この時点で村の中では相当な異端な存在だった。
そして十歳になったら参加出来る大会にも出場。
十二歳の時に初めて村一番の狩人になり、そこから十五歳になるまで誰にも一番の座を渡さない程の実力者だった。
光沢がある栗色の短髪、燃えたぎっているような赤い双眸。そして整った容姿。
実力もあってさらに容姿も素晴らしいとなると、同い年位の若い女性達はリュートに魅了されていた。
結婚は村のしきたりで十六歳からとなっている為、それまで女性達はリュートに選んでもらおうと必死になって自分磨きに専念している程だ。
そんな彼が、村長の自宅に足を運んで爆弾発言をした。
「村長、オラ王都さ行きてぇだよ!」
「な、な、な、なにぃぃぃぃぃぃぃっ!!??」
村長は、人生で初めて絶叫した。
それもそうだ。
村の食料の約七割はリュートが確保してくれている。
村の割に裕福に暮らせているのは、リュートのおかげと言っても過言ではない。
彼がいるおかげで最近は商人が村まで足を運んでくれて、一部の肉や毛皮を買い取ってくれているのだ。
つまり、村長は懐に通貨を隠し持っていたのである。
全てはいずれ王都に遊びに行った際に散在する為の隠し財産だ。
しかし、リュートが村から離れたいとなると、村長だけではない、村全体の一大事だ。
当然、村長は首を縦に振らない。
「な、ならね! ならね、ならねぇ!! そんな勝手な事さ許せる訳ねぇべ!!」
「勝手じゃなか!! オラは十分村の為に働いただ!! だから王都さ行く!!」
標準語にかなり訛りがある言葉で言い合いをする二人。
村長は今年で六十一歳を迎えるので訛りに抵抗はないが、容姿端麗なリュートの訛りに関しては違和感が半端なかった。
「そんなにこの村さに不満あるけぇ!? おめぇは村一番の狩人だ、相当特別待遇してるっぺよ!?」
「わかってら! オラ、この村で不自由なんて感じてね!」
「ならなしてこの村さ出て行くだ?」
村長がリュートを真剣に見つめて質問をした。
なら答えなければいけない、リュートはそう感じた。
商人と交流をしていく中で、彼の耳にとある情報が入ったのだ。
それからリュートの中で王都に対する憧れが日に日に増していき、そしてついに想いは我慢が出来なくなる位に育ってしまったのだ。
リュートは、しっかりと村長の目を見据えて答えた。
「オラ、王都にある《聖弓》さ欲しいだ」
「な、何と! あの聖弓をじゃと!?」
聖弓。
それはラーガスタ王国で一番の弓使いであるという証として贈られる弓である。
白銀の弓は、魔を打ち滅ぼす力を宿しているといい、所有者に絶対的な力を与える武器でもあるのだ。
勿論弓だけではなく、聖剣、聖槍、聖杖、聖盾が存在しており、国王からの厳選なる審査の元、所有者が決定されるのだ。
ちなみに聖弓以外の所有者はすでに存在していて、国王の親衛隊として国の重役クラスの扱いとなっている。
では何故聖弓だけは所有者がいないのか?
それは国王が認める程の弓使いがいないからである。
ただ強ければいいだけではない、国王の中にある基準を満たさないといけないのだ。
この事を知った瞬間、リュートの中に野望が芽生えた。
聖弓を自分のものにしたい、と。
商人さえ来なければ、きっとリュートは村の中で幸せに暮らして一生を終えていただろう。
しかし、村長が欲をかきすぎた結果、リュートに外聞を吹き込んでしまい外界への憧れを与えてしまったのだった。
「オラは今村一番の狩人になった。しかも弓一本でだ。だけんども、その上がまだあったんだよ。なら、オラはさらに上を狙っていきてぇんだよ」
「……リュート、おめぇ」
「早くに親さ亡くしたオラをここまで育ててくれた村長には、本当頭上がらねぇけんども、ごめん。この思いは誰にも譲れねぇ」
リュートは立ち上がり、握りこぶしを作る。
「オラ、聖弓さ欲しいだ! そして弓の頂点に立ちてぇ!!」
村長は見た。
元々燃えるような赤いリュートの眼が、瞳の奥で炎が燃え盛っているかのような幻覚を。
今までそんな思いを隠して、村の為に狩りをしてくれていたのだと、今気が付いたのだった。
確かにリュートの弓の腕前は異常過ぎる。
この村だけで収まっていい物ではない程、超一流という言葉ですらまだ生温い腕前だ。
(……時が来てしまったかのぉ)
もしかしたら、リュートは外に飛び出していくような予感があったが、まさかこんなに早くとは思わなかった。
なら、ここは見送ってやりたいが、村長としてただで見送る訳にはいかなかった。
「わかった、ただし条件がある」
「条件? 何だ?」
「一週間後の大会、ぐうの根も出ない位の大差で優勝せい! でなければ村から出さね!!」
ただ四連覇するのではない、大差を付けろと意地悪をしたのだ。
当然だ、村の長として村の損失は出したくない。
リュートは今や、この村の大黒柱なのだ。出来るのならば外に出したくない。
しかし、当のリュートは呆気にとられていた。
「えっ、その程度でええんか? ならやったる」
「へ? その程度?」
「んだ。いやぁ、もっと意地悪なもん来るかと思ったが、安心安心!! へば村長、約束守ってくれよな?」
スキップしながら上機嫌で村長の家を出るリュート。
そして呆気に取られて口が半開きの村長。
この時から、リュートが小さな村から解放されて、世界へ羽ばたく事実が確定した瞬間であった。
31
あなたにおすすめの小説
タイム連打ってなんだよ(困惑)
こすもすさんど(元:ムメイザクラ)
ファンタジー
「リオ、お前をパーティから追放する。お前のようなハズレスキルのザコは足手まといなんだよ」
王都の冒険者ギルドにて、若手冒険者のリオは、リーダーの身勝手な都合によってパーティから追い出されてしまい、同時に後宮では、聖女の降臨や第一王子の婚約破棄などが話題になっていた。
パーティを追放されたリオは、ある日商隊の護衛依頼を受けた際、野盗に襲われる可憐な少女を助けることになるのだが、彼女は第一王子から婚約破棄された上に濡れ衣を着せられて迫害された元公爵令嬢こと、アイリスだった。
アイリスとの出会いから始まる冒険の旅、行く先々で様々な思惑によって爪弾きにされてしまった者達を受け入れていく内に、彼はある決意をする。
「作ろう。誰もが幸せに過ごせる、そんな居場所を」
目指すべき理想、突き動かされる世界、そしてハズレスキル【タイム連打】に隠されたリオの本当の力とは?
※安心安全安定安泰の四安揃った、ハピエン確定のハズレスキル無双です。
『エ○ーマンが倒せない』は関係ありません。
どうしよう私、弟にお腹を大きくさせられちゃった!~弟大好きお姉ちゃんの秘密の悩み~
さいとう みさき
恋愛
「ま、まさか!?」
あたし三鷹優美(みたかゆうみ)高校一年生。
弟の晴仁(はると)が大好きな普通のお姉ちゃん。
弟とは凄く仲が良いの!
それはそれはものすごく‥‥‥
「あん、晴仁いきなりそんなのお口に入らないよぉ~♡」
そんな関係のあたしたち。
でもある日トイレであたしはアレが来そうなのになかなか来ないのも気にもせずスカートのファスナーを上げると‥‥‥
「うそっ! お腹が出て来てる!?」
お姉ちゃんの秘密の悩みです。
ラストアタック!〜御者のオッサン、棚ぼたで最強になる〜
KeyBow
ファンタジー
第18回ファンタジー小説大賞奨励賞受賞
ディノッゾ、36歳。職業、馬車の御者。
諸国を旅するのを生き甲斐としながらも、その実態は、酒と女が好きで、いつかは楽して暮らしたいと願う、どこにでもいる平凡なオッサンだ。
そんな男が、ある日、傲慢なSランクパーティーが挑むドラゴンの討伐に、くじ引きによって理不尽な捨て駒として巻き込まれる。
捨て駒として先行させられたディノッゾの馬車。竜との遭遇地点として聞かされていた場所より、遥か手前でそれは起こった。天を覆う巨大な影―――ドラゴンの襲撃。馬車は木っ端微塵に砕け散り、ディノッゾは、同乗していたメイドの少女リリアと共に、死の淵へと叩き落された―――はずだった。
腕には、守るべきメイドの少女。
眼下には、Sランクパーティーさえも圧倒する、伝説のドラゴン。
―――それは、ただの不運な落下のはずだった。
崩れ落ちる崖から転落する際、杖代わりにしていただけの槍が、本当に、ただ偶然にも、ドラゴンのたった一つの弱点である『逆鱗』を貫いた。
その、あまりにも幸運な事故こそが、竜の命を絶つ『最後の一撃(ラストアタック)』となったことを、彼はまだ知らない。
死の淵から生還した彼が手に入れたのは、神の如き規格外の力と、彼を「師」と慕う、新たな仲間たちだった。
だが、その力の代償は、あまりにも大きい。
彼が何よりも愛していた“酒と女と気楽な旅”――
つまり平和で自堕落な生活そのものだった。
これは、英雄になるつもりのなかった「ただのオッサン」が、
守るべき者たちのため、そして亡き友との誓いのために、
いつしか、世界を救う伝説へと祭り上げられていく物語。
―――その勘違いと優しさが、やがて世界を揺るがす。
バーンズ伯爵家の内政改革 ~10歳で目覚めた長男、前世知識で領地を最適化します
namisan
ファンタジー
バーンズ伯爵家の長男マイルズは、完璧な容姿と神童と噂される知性を持っていた。だが彼には、誰にも言えない秘密があった。――前世が日本の「医師」だったという記憶だ。
マイルズが10歳となった「洗礼式」の日。
その儀式の最中、領地で謎の疫病が発生したとの凶報が届く。
「呪いだ」「悪霊の仕業だ」と混乱する大人たち。
しかしマイルズだけは、元医師の知識から即座に「病」の正体と、放置すれば領地を崩壊させる「災害」であることを看破していた。
「父上、お待ちください。それは呪いではありませぬ。……対処法がわかります」
公衆衛生の確立を皮切りに、マイルズは領地に潜む様々な「病巣」――非効率な農業、停滞する経済、旧態依然としたインフラ――に気づいていく。
前世の知識を総動員し、10歳の少年が領地を豊かに変えていく。
これは、一人の転生貴族が挑む、本格・異世界領地改革(内政)ファンタジー。
転生したら領主の息子だったので快適な暮らしのために知識チートを実践しました
SOU 5月17日10作同時連載開始❗❗
ファンタジー
不摂生が祟ったのか浴槽で溺死したブラック企業務めの社畜は、ステップド騎士家の長男エルに転生する。
不便な異世界で生活環境を改善するためにエルは知恵を絞る。
14万文字執筆済み。2025年8月25日~9月30日まで毎日7:10、12:10の一日二回更新。
最低のEランクと追放されたけど、実はEXランクの無限増殖で最強でした。
MP
ファンタジー
高校2年の夏。
高木華音【男】は夏休みに入る前日のホームルーム中にクラスメイトと共に異世界にある帝国【ゼロムス】に魔王討伐の為に集団転移させれた。
地球人が異世界転移すると必ずDランクからAランクの固有スキルという世界に1人しか持てないレアスキルを授かるのだが、華音だけはEランク・【ムゲン】という存在しない最低ランクの固有スキルを授かったと、帝国により死の森へ捨てられる。
しかし、華音の授かった固有スキルはEXランクの無限増殖という最強のスキルだったが、本人は弱いと思い込み、死の森を生き抜く為に無双する。
霊力ゼロの陰陽師見習い
三科異邦
ファンタジー
「霊力も使えない。術式も出せない。
……西園寺玄弥、お前は本当に陰陽師か?」
その言葉は、もう何度聞いたか分からない。
霊術学院の訓練場で、俺はただ立ち尽くしていた。
周囲では炎が舞い、水がうねり、風が刃のように走る。
同年代の陰陽師たちが、当たり前のように霊を操っている。
――俺だけが、何もできない。
反論したい気持ちはある。
でも、できない事実は変わらない。
そんな俺が、
世界最強クラスの妖怪と契約することになるなんて――
この時は、まだ知る由もなかった。
これは――
妖怪の王を倒すべく、九尾の葛葉や他の仲間達と力を合わせて成長していく陰陽師見習いの物語。
ボクが追放されたら飢餓に陥るけど良いですか?
音爽(ネソウ)
ファンタジー
美味しい果実より食えない石ころが欲しいなんて、人間て変わってますね。
役に立たないから出ていけ?
わかりました、緑の加護はゴッソリ持っていきます!
さようなら!
5月4日、ファンタジー1位!HOTランキング1位獲得!!ありがとうございました!
ユーザ登録のメリット
- 毎日¥0対象作品が毎日1話無料!
- お気に入り登録で最新話を見逃さない!
- しおり機能で小説の続きが読みやすい!
1~3分で完了!
無料でユーザ登録する
すでにユーザの方はログイン
閉じる