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アルタリア大陸編
5話 試験
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医療ギルドの中は薬局の様な雰囲気だ。
入り口から見て正面に受付のカウンターが有り、右手側の壁に作られたクエストボード一面に依頼書が貼り出されている。
左手側には2階と地下への階段と薬草などを取り扱う店、机と椅子が置かれたスペースがあった。
「いらっしゃいませ、本日は当ギルドへどう言ったご用件でしょうか?」
受付に座っていた狐人族の女性が声を掛けてくれた。
「医療ギルドへの登録をお願いします」
「畏まりました。
まずはこちらの書類にご記入下さい」
受付嬢から受け取った書類に必要事項を記入して行く。
「これでいいですか?」
「え~と、ハーフエルフのリンさんですね。
職種は薬師ですか……今までは何を?」
「師と旅をしていました。
経験を積む様に言われて送り出されました」
「成る程、お師匠様のお名前は?」
「すみません、師の名前を出す事は禁じられています」
「そうですか」
受付嬢は何かを納得したように頷くと手元の書類にサラサラと記入して行く。
師の名前を隠すと言うのは往々にしてある事らしい。
特に修行に出した弟子に名前を隠す様に指示する事は多い。
高名な人物の弟子であった場合、師の名前によって優遇されたり、無用なトラブルに巻き込まれたりする事があるからだ。
受付嬢もその辺りは弁えているのか、師についてしつこく聞いてくる事はなかった。
「ではリンさんこちらへ」
受付嬢に連れられて2階へ上がり、階段の側の部屋に入る。
部屋の中には薬鉢や薬硯、フラスコなどの道具が置かれている。
「お掛けになってお待ち下さい」
「はい」
言われた通り、椅子に掛けて待つ。
多分この後は実際に薬を調合させられるのだろう。
『私、薬師です!』と言う奴をみんな医療ギルドに登録させるなんてゆるい事をしていたら、とんでもないことになるのは目に見えている。
確定的に明らかって奴だ。
「お待たせしました」
戻ってきた受付嬢は素材がぎっしり入った箱を抱えていた。
「これより実技試験を始めます。
リンさんに医療ギルドに所属するに足る技量があるかを試させていただきます」
受付嬢は私の目の前に箱を置いた。
中には薬草や魔物の素材、干からびた虫、更には毒草や雑草も混ざっている。
「とは言え、基本的な技能を見せてもらうだけなので緊張しないで下さいね」
受付嬢は悪戯っぽく笑った。
狐耳がひょこひょこしていて可愛い。
「先ずはこの箱をの中の素材を薬効があるもの、薬効が無い物に分別して下さい」
「はい」
音研草、ナヤの実、ミミルの花弁は薬になる。
ゼバ草とレッサースパイダーの毒腺は薬にならない。
薬師スキルを貰った時に得た知識と鑑定スキルで次々と仕分けて行く。
「終わりました」
「はい、え~と……」
受付嬢は手元の資料を見ながら答えを確認して行く。
「はい、問題ありません。
次はこの場にある材料と道具を使って可能な限り多くの種類の薬を調合して下さい」
「わかりました」
とは言え、ここにある材料では5種類の薬しか作ることは出来ない。
それもそれぞれ調合の難易度が違う薬だ。
どの薬を作れるかで大体の実力が測れる様になっているみたいだ。
私は薬を調合するべく薬草に手を伸ばすのだった。
入り口から見て正面に受付のカウンターが有り、右手側の壁に作られたクエストボード一面に依頼書が貼り出されている。
左手側には2階と地下への階段と薬草などを取り扱う店、机と椅子が置かれたスペースがあった。
「いらっしゃいませ、本日は当ギルドへどう言ったご用件でしょうか?」
受付に座っていた狐人族の女性が声を掛けてくれた。
「医療ギルドへの登録をお願いします」
「畏まりました。
まずはこちらの書類にご記入下さい」
受付嬢から受け取った書類に必要事項を記入して行く。
「これでいいですか?」
「え~と、ハーフエルフのリンさんですね。
職種は薬師ですか……今までは何を?」
「師と旅をしていました。
経験を積む様に言われて送り出されました」
「成る程、お師匠様のお名前は?」
「すみません、師の名前を出す事は禁じられています」
「そうですか」
受付嬢は何かを納得したように頷くと手元の書類にサラサラと記入して行く。
師の名前を隠すと言うのは往々にしてある事らしい。
特に修行に出した弟子に名前を隠す様に指示する事は多い。
高名な人物の弟子であった場合、師の名前によって優遇されたり、無用なトラブルに巻き込まれたりする事があるからだ。
受付嬢もその辺りは弁えているのか、師についてしつこく聞いてくる事はなかった。
「ではリンさんこちらへ」
受付嬢に連れられて2階へ上がり、階段の側の部屋に入る。
部屋の中には薬鉢や薬硯、フラスコなどの道具が置かれている。
「お掛けになってお待ち下さい」
「はい」
言われた通り、椅子に掛けて待つ。
多分この後は実際に薬を調合させられるのだろう。
『私、薬師です!』と言う奴をみんな医療ギルドに登録させるなんてゆるい事をしていたら、とんでもないことになるのは目に見えている。
確定的に明らかって奴だ。
「お待たせしました」
戻ってきた受付嬢は素材がぎっしり入った箱を抱えていた。
「これより実技試験を始めます。
リンさんに医療ギルドに所属するに足る技量があるかを試させていただきます」
受付嬢は私の目の前に箱を置いた。
中には薬草や魔物の素材、干からびた虫、更には毒草や雑草も混ざっている。
「とは言え、基本的な技能を見せてもらうだけなので緊張しないで下さいね」
受付嬢は悪戯っぽく笑った。
狐耳がひょこひょこしていて可愛い。
「先ずはこの箱をの中の素材を薬効があるもの、薬効が無い物に分別して下さい」
「はい」
音研草、ナヤの実、ミミルの花弁は薬になる。
ゼバ草とレッサースパイダーの毒腺は薬にならない。
薬師スキルを貰った時に得た知識と鑑定スキルで次々と仕分けて行く。
「終わりました」
「はい、え~と……」
受付嬢は手元の資料を見ながら答えを確認して行く。
「はい、問題ありません。
次はこの場にある材料と道具を使って可能な限り多くの種類の薬を調合して下さい」
「わかりました」
とは言え、ここにある材料では5種類の薬しか作ることは出来ない。
それもそれぞれ調合の難易度が違う薬だ。
どの薬を作れるかで大体の実力が測れる様になっているみたいだ。
私は薬を調合するべく薬草に手を伸ばすのだった。
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